TVCMで売上が伸びる / まんぷく 第119話

2019年2月21日(木)第21週「作戦を考えてください」

あらすじ

まんぷくラーメンの売り上げを伸ばすために福子が提案した、テレビコマーシャルがついに完成しました。大急百貨店の特設売り場での販売が終了する直前のタイミングで「一家に5袋、まんぷくラーメン」というキャッチフレーズとともに放送が開始

そのテレビコマーシャルの反響は大きく、特設売り場には予想を超える来客であふれるほどに。特設売り場での売り上げがこれまでの5倍に伸びるその一方で、問屋からの注文が入ってこないのが残された課題でした。

そんな中、まんぷくラーメンのテレビコマーシャルを見た、敏子とハナが、立花家まで福子に会いにやって来ました。その翌日には、大急百貨店の特設売り場に牧善之助と恵が来訪。福子を喜ばせます。

大急百貨店の特設売り場には相変わらず客が殺到し続けていました。その一方で、ついに問屋からの注文も殺到するようになりました。萬平は、これまで自分について来てくれた福子に感謝し、福子もまた、萬平を支え続けると決意を告げるのでした。

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予習レビュー

大急百貨店の特設売り場でまんぷくラーメンの販売が開始されました。しかし、期待していたほどには売れない・・・

ようやく製品化にまでこぎつけたまんぷくラーメンの新たなピンチ。

このたびのピンチには、二つの危機的な要素が含まれていることに、今回になって気がつきました。

一つ目は、売り上げが伸びない、というそのまんまの危機です。

まんぷくラーメンを販売する準備を整えるにあたっては、池田信用組合から融資を受けています。しかも、決して小さくない金額のはずです。

もう一つの危機。これは、今回になって、はじめて気がつきました。

まんぷくラーメンの販売が行われたのは特設売り場です。常設売り場ではありません。

常設売り場ではないということは、期間限定の売り場ということです。そして、期間限定の売り場ということは、このタイミングで認知が広がらなければ、その先はない。

ない・・・というのは言い過ぎかもしれませんが、また新たに世良さんあたりが売り場を見つけてくれなければ、まんぷくラーメンを世の中に認知させる機会はありません。

ほとんど自転車操業です。

そんな危機を、今回、からくも解決できました。福ちゃん、萬平さん、良かったね。

感想

前回に引きつづき、ただただ楽しい場面ばかりが続く回でした。しかも今回は、なつかしい顔ぶれが次々と登場。

これまでを振り返るような回にもなりました。

ハナちゃんとそのご主人の支えがなければ・・・

敏子ちゃんとハナちゃん、そして福ちゃんの三人が顔を揃えるのは戦争のさなか以来。意外な感じがしましたが、確かに戦争が終わってから三人が揃ったことはありません。

戦争の最中。萬平さんが憲兵につかまってしまい、苦しむ福ちゃんに寄り添い、支えてくれたのは敏子ちゃんとハナちゃんの二人でした。

そして戦後。

製塩事業が軌道に乗るまでの間。あの頃も資金が枯渇し、頼るアテもなく、苦しい時代を乗り越えることができたのは、ハナちゃんとそのご主人の支えがあったからでした。

福ちゃんを助けようと一所懸命だったあの頃のハナちゃんの姿が忘れられません。

そして、そんなハナちゃんの気持ちをすべて受け入れ、いやな顔ひとつ見せずに萬平さんの事業を全面的に応援するハナちゃんのご主人。立派な人でした。

あの時の、ハナちゃんとそのご主人の支えがなければ、製塩事業は行き詰まり、ダネイホンもこの世に誕生することはなかったはず。

福ちゃんと萬平さんは別の人生を歩むことになっていたかと思います。

ハナちゃん夫妻のあの時の支えがあって、今の福ちゃんと萬平さんがあるのだと、しみじみ思う再会場面でした。

福ちゃんの本当の気持ちを見抜いた敏子ちゃんの優しさ

ダネイホンをめぐっては、一時はこれ以上もないほどの苦境に立たされもしましたが、でもその苦境を乗り越えたからこそ池田信用組合の理事長というポストに招かれた萬平さん。

萬平さんが新たにはじめるすべてに異を唱える鈴さんが、池田信用組合の理事長への就任のチャンス到来というあの時ばかりは、全面賛成でした。

萬平さんにとって畑違いの仕事ゆえに、萬平さんは自分の人生に悩む中年の危機にもおちいりはしましたが、一家は安寧な暮らしを手に入れ、幸せそうでした。

萬平さんが池田信用組合の理事長に就任することで手に入れた安定した暮らし。

いくら萬平さんのすべてを信じる。すべてを支えるとは言っても、それまでアップダウンが激し過ぎる人生を歩んできた福ちゃんにとって、心やすらぐ尊い時間だったはず。

その尊さが奪われてしまった時の失意。二人の子供たちが育った住み慣れた家を手放さなければならなった時の福ちゃんの失意。

察するに余りあります。

それでも歯を食いしばり気丈に振る舞う福ちゃんの本当の気持ちを見抜き、静かに支えてくれた敏子ちゃんの優しさもまた忘れられません。

それまで辛さに耐えていた福ちゃんが、敏子ちゃんの優しさに触れて気持ちが緩んだのか、はじめて見せる涙。

福ちゃんが、涙をはじめて見せた裏庭は、その後、萬平さんが研究所を建て、そこから新しい夢がはじまりました。

クライマックスに向けて動き出す宣言の回

敏子ちゃんとハナちゃんの二人に、一番苦しい時を支えられてここまでやって来れた、福ちゃんと萬平さんの、夜中の語らいの場面がいつまでも心に残っています。

萬平さんが言いました。
「こんな年になってゼロからラーメンを作ろうなんて男によくついて来てくれた」

萬平さんのこの言葉に福ちゃんは応えます。
「すべてひっくるめて楽しい人生でした、そやけど、まだまだこれからですよ」

これまでのことを総括するような萬平さんの言葉と、ここを折り返し地点にして、まだまだ先があると語る福ちゃん。

5ヶ月続いて来た『まんぷく』の物語が、クライマックスに向けて動き出す宣言の回、のような印象を受ける『まんぷく』119回でした。

そして、鈴さんは今日もまた鈴さんでした

鈴さんが今日もやってくれました(笑)

「二つ目はつくらないの?」
「二つ目をつくるなら私を!」
「私もテレビに出たい!」

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コメント

  1. ひるたま より:

    「真一おじちゃんが言うんやったら大丈夫」「僕が言うとんねん」「はい、お任せします」「真一さんを信じて」「僕を信じろ」「あんたはまだまだ信用でけへん」「何でやねん!どこ行くねん!」
    この世良さんを交えての立花家での会話場面(コント?^^;)が可笑しかったです。
    おそらく、泉大津時代に塩の代金を中抜き(ピンハネ)された前科を関係者は決して忘れていないのでしょうね。(その時に居合わせたのは萬平&福子夫妻・鈴さん・神部くんだった筈…真一さんや吉乃ちゃんは関係者からのまた聞きで知っている可能性大という事で(^^;)。
    そうそう、あの場に居合わせた中で世良さんだけが唯一他人でした…もっとも最早ここまで来れば親族と変わりないレベルではありますが。

    鈴さんと世良さんが同一場面に入ると面白さ最強!ですね。『白薔薇』で2人同時に休憩と銘打って油を売っていた場面(第116話)も然り。「菜種油と胡麻油」…マスターは言い得て妙ですね。(^^;)
    (余談ながら…ネット上で2人を指して「カツオブシコンビ」という呼称を見かけた時には思わず笑ったと同時に、膝を打ちました^^)

    ところで牧善之介先生&恵さん夫妻が開店前の売場に何故いたのか?個人的に最初は疑問でしたが…おそらく、御自宅に大急百貨店外商部門の担当者(それも、専任の担当者)がしばしば出入りしているレベルの‘お得意様’なのでしょうね。加えて一気に20個もお買い上げ…牧家の裕福ぶりが窺えました。(^^)

  2. うこちえす より:

    鈴さん、みんなに無視され続けて可哀想なはずなのですが、
    彼女役の松阪慶子さんの演技が上手すぎて全然そう見えない。

    昨日の放送で、福子さんが丼にお湯を注ぐシーンでは、鈴さんも同じ様に手拭いを被り、
    その後の子供たちが食べるシーンでは(福子さんと同じ様に)手拭いを脱いでいました。

    『自分でもCMに出たい』という意欲満々です(というより、自分では出た気になってる?)。

    松阪さん、ノリノリの演技が楽しすぎ!!

  3. より:

    私は、海外在住組ですので、朝蔵さんの書いてくださる「あらすじ・予習レビュー・感想」と、インスタグラムの「連続マンガ小説・漫画deまんぷく」のみで、朝ドラを楽しんでいます。
    (以前は違法サイトでコソコソ視聴していたのですが、違法であることを自覚し、きっぱりやめました)

    いよいよ完成、販売され始めたまんぷくラーメン!記憶の中の味を呼び起こしてしたら、居ても立ってもおられなくなり、とうとう…スーパーで「Nissin Top Ramen Chicken Flavor」(チキンラーメンは見つかりませんでした)を69セントで購入しちゃいました!
    福ちゃんや萬平さんの「出来た!」という感動の場面を再現すべく、素ラーメンで(笑)、美味しくいただきました。
    朝蔵さんのお住まいの国でも、Top Ramenは売られていますか?

  4. PayPay! より:

    直販価格20円の「まんぷくラーメン」
    注文が殺到しだした問屋に対して、いくらで卸す設定なのでしょうか?

    小売業者のマージンも考慮したら、問屋16円で小売業者18円くらいかなと・・・。

    だったらお世話になった「白薔薇」には、テーブルチャージとサービス料を考慮したら16円くらいで
    卸すのが妥当では・・・。

    等と勝手に想像して楽しんでいます。(笑)

  5. Amo より:

    大急百貨店の酒類販売の偽小山さんが 酒瓶を拭きながら まんぷくラーメンの人だかりに唖然としていたのが可笑しくて^ ^ 大急ですからぁ の決め台詞は 何処へ行ったの⁈

    TVの宣伝の効果てきめん 懐かしい友達にも会え 牧夫妻も駆けつけての嬉しい場面 福ちゃんのロイド・メガネが ずり落ちる所がありますが 思わず 大村崑さんのコピー 「うれしいとメガネが落ちるんですぅ」を連想しました 但しこのCMは65年からなので
    ひょっとして 演者の方が考えられたのかな?

    前出のJR大阪駅南口改札内のポスターには 世良商事の広告もあり 大豆からラーメンまで のコピーもまた楽しい 世良商事のモデルは いろいろ混ざってるみたいで よく解りませんが 当時のチキンラーメンの袋には 三菱商事 東食 伊藤忠商事 の3社の名前
    があり ラーメンからミサイルまで のコピーは三菱商事が有名です
    (今はミサイルではなく航空機となっています)

  6. よるは去った より:

    鈴「私もテレビに出たい。」松坂慶子さんが「🎵行ったつもりで北海道~北海道~」と日清食品さんのCM に出演したのはあれからン十年後後・・・・・。

  7. Asami より:

    初めまして。いつも楽しんで読ませていています。

    https://www.youtube.com/watch?v=X7Sh_FcWmoY
    アカウント名がJapanese Entertainment News
    で、まるっきり同じ文章が動画でアップされていますので、ご報告させたいただきました。他にもコピーされてしまっているみたいですので、対処されたほうがいいと思います。
    他の人が一生懸命書いたものを、こんなことする人がいるのは、本当に悲しくて腹立たしいことですね・・・

  8. ぷーさん☆ より:

    福子の昔の仲間たち・・・久しぶりに、牧夫妻にも会えるでしょうか?
    あ、加地谷さんも。
    (人生をやり直した加地谷さんと、萬平さんはまだ再会していないですもんね!)

    放送が楽しみです♪