まんぷく

萬平の怒りが収まらない / まんぷく 第124話

本放送:2019年2月27日(水)
再放送:2024年2月28日(水)
第22週「きれいごとは通りませんか」

あらすじ

まんぷくラーメン製造法の特許が、萬平たちの会社に認定されることになりました。しかし、その後も、テイコー食品の猿渡は、本家まんぷくラーメンの販売をやめようとはしませんでした。

そこで、萬平はふたたび、テイコー食品に乗り込みました。萬平は、まんぷくラーメンのマネをした製品の製造と販売の中止をあらためて求めるものの、テイコー食品の猿渡は、先使用権を理由にして萬平の要請を拒絶します。

一方、常に怒りに震え、萬平らしさを失った萬平さんのことが福子は心配でした。そんな中、福子は咲と野呂の夢を見ました。野呂は料理人として真似をしたくなる気持ちを告げ、咲は萬平らしさを取り戻せるのは福子しかないと、福子に言いました。

一方、テイコー食品の前で偵察を続けていた岡たちは、まんぷく食品をやめた坂部を取り抑えました。萬平が詰め寄ると、坂部は買収されたことを白状。萬平は、猿渡に対して訴訟を予告し、猿渡はようやく本家まんぷくラーメンの販売を断念するのでした。

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予習レビュー

特許申請をめぐってテイコー食品と争う形となってしまった即席ラーメン製造法の特許は、萬平さんの会社に認められることになりました。

テイコー食品は、あの「本家まんぷくラーメン」を製造する会社です。

特許を手中に収めたことで、テイコー食品は「本家」を名乗ったパクリ商品の製造販売をやめるだろうと、萬平さんは考えたのでしょう。

私が同じ立場だったら、きっと、そのように考えると思います。

しかし、テイコー食品の社長は「本家まんぷくラーメン」の製造販売をやめようとはしませんでした。萬平さんの抗議をきっぱり拒否。開き直りに近い態度に出てきました。

特許は萬平さんたちが持っているかもしれないが、即席ラーメンを先に製造しはじめたのは自分たちだ、というのがテイコー食品の言い分です。

しかも、テイコー食品は、自分たちが先に製造をはじめたと言い切る証拠を出そうともしない。

かつて、自分を裏切り窮地におとしいれた加地谷さんをすら許したあの萬平さんが、あたかも人が変わってしまったかのように怒りを収めることができない。

そんな萬平さんの姿を見るのは怖いですが、怒りに震える萬平さんの姿は今週の見どころの一つかもしれません。

そんな中、萬平さんのことが心配でならない福ちゃんが二つの夢を見ます。一つは咲さんの夢。咲さん、また何かアドバイスをくれるのでしょうか。

もう一つの夢は、まさかの野呂さん。そして夢の中で野呂さんは、福ちゃんに缶詰をくれるのだとか。

この缶詰の謎、野呂さんの夢の謎。ここが気になって仕方ありません。

感想

コメントへの返信 by 朝蔵

野呂缶演じる藤山扇治郎さんの 何とも頼りな気でモジモジするあたり(Amoさん:124話)
野呂缶さんの年齢はおそらく40代前半か半ばといったところでしょうか。そんな年齢になっても独身なのは、当時の男性としてはかなり残念な部類に入るはず。

牧善之助先生から、そのあたりのことも突っ込まれていましたが、その点も含めていかにも頼りなげなところ。いい味出してますね。名演です。

すみません 訂正です(Amoさん:124話)
訂正しておきました!

ここに来て「ブラック萬平さん」登場! (ひるたまさん:123話)
これまで、悪役といえども、自分の職業に忠実だったからこそ、萬平さんの利害と対立してしまう場合がほとんどでした。

例外といえば、ダネイホンの模倣品をつくった会社の社長さん。でも、彼の方も世良さんの脅し(の演技)に、あっさりと屈してしまうような小心者。

その点で「悪渡さん」は、前例にないレベルの極悪人。

萬平さんがダークサイドに転落してしまうのも。そんな、これまで見たことがなかったような萬平さんの姿を見て、福ちゃんが動揺しまくるのも、納得の展開ですね。

追伸:本作はじまって以来の極悪人「悪渡さん」は、救いがなくてもいいや、と思いますが、見るからに事情がありそうな坂部くんだけは、救いを用意しておいてほしいですね。

最終回までに、坂部くんのことを許してあげられるような機会がほしいです。

神部(茂&タカ)夫妻は、かつての萬福夫妻をなぞっている姿(ひるたまさん:123話)
思い起こせば、福ちゃんと萬平さんが結婚したばかりの頃。鈴さんと萬平さんは、まるで水と油。

この義母と義理の息子の関係は一体全体どうなってしまうのだろうかと、心配でなりませんでした。

でも、萬平さんが成熟するにつれて、ギクシャクしたところがなくなってきました。

少しづつ成長していたんですね。

ということは、今は何かとお騒がせなタカちゃんと神部くんの夫婦も、あと10年もしたら少しは落ち着きを見せてくれるのでしょうか。

風呂のシーンで二度、アップで出てきた謎の鳥。何かあるのでしょうか??(サトミさん:123話)
鳥といえば、忠彦さんが登場したての頃によく描いていた画題。あの頃に忠彦さんが好んで描いていた「鳥」を思い出していました。

一方で神部くんの「だしを取られている鳥」のことはすっかり忘れていました。

一体あの鳥、何を意味しているんでしょうね。というか、義理の父と義理の息子が一緒にお風呂に入るの図。なんだか笑えました。

由乃ちゃんがあの二人のどちらかを選ぶとは思われず(ときわごぜんさん:124話)
ときわごぜんさんの妄想、とっても理にかなっているというか、十分にあり得る妄想だと思います。

吉乃ちゃんは、雇われ人ではなく独立して働くお父上に育てされました。だから、同じような男性の方が居心地がいいのではないかと。

福ちゃんや克子さんもそうであるように。ちなみに咲さんがサラリーマンである真一さんと結婚したのは、鈴さんの希望を受け入れたのかなと。

また、吉乃ちゃんは、忠彦さんが売れない画家だった時代が長く続いたことを、子供の頃から聞かされているはず。

だから、今の野呂缶さんがちょっとばかり残念でも、彼の将来を信じてあげることができるような気がします。

わたしが始めてカップヌードルを知ったのは(もんばびさん:最終週)
僕の場合は、父親が新し物好きだったということもあり、カップヌードルってどんな味なんだろうって想像をひろげる前に、食べることができました。

だから、最初に食べたときの記憶が定かではありません。

ただし、カップヌードルが登場したころ。カップにお湯を注ぐと、裸の女の人が出てくるという、今でいう親父ギャグが大流行したことを、よく覚えています(笑)

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POSTED COMMENT

  1. ひるたま より:

    さらに続きです。
    「強くなれ」これは些か高圧的ですね。せめて「‘お父さん’=茂さんはお仕事が忙しいのだから、貴女もその点は理解してあげなさい」とでも諭せばそれほど高圧的な印象でも無いかな。
    (今朝アップして頂いたコメントを読み直したら、我ながら高圧的な印象を感じてしまったものでして…他者を叱る(怒る、ではない)事が難しいのは人間の常ですね^^;)

  2. ひるたま より:

    続きです。
    今日は何と言っても「岡&森本コンビ」が本当に格好良かった! あのまま2人一緒に活躍する刑事ドラマを制作して欲しいな~と思った位です。(^^)
    そして『白薔薇』での坂部くんに対する‘尋問’場面は、正に往年の刑事ドラマを見ているかのようでした(皆さん格好良かったですし^^)。ひょっとしてその方面へのオマージュ演出も入っていたのかな?と個人的には感じました。複数の男達が閉鎖空間に集まると何故か絵になるな~と、今作を見ながらしばしば感じています。(以前の雑居房での場面も然り)

    坂部くんが歩いていた傍の木造の建物に「職業斡旋所」の看板が見えたのですが…ひょっとして、テイコー食品から切られて斡旋所に行こうとしていたのかな?と一瞬感じてしまいました。(考え過ぎかもしれませんが)

    ところで「本家ラーメンはもうやめる。これからは分家いう事で…」往生際が悪い猿渡社長のセリフを聞きながら…数日前の「本家を分家にしてもらうのは駄目なの?」鈴さんのセリフを思い出してしまい、笑う場面では無かった筈だろうに、何故か大笑いしてしまいました。(^o^;)

  3. ひるたま より:

    昨日差し上げたコメントでも触れたのですが…タカちゃんに対して、世間(ネット)が賛否両論割れていますね。弁護するコメントもある一方で、辛口のコメント(私もそうなのですが^^;)もかなり多数見受けられます。弁護派に女性が多いのはごく自然な事として、‘バッシング’派にもこれまた女性が多い様子で…女性の目は怖いな~と女ながら思います。(;^_^A
    で、私がタカちゃんに対して何故違和感を感じるのか、自分なりに考えてみました。そして今日分かりました。

    (義父として、という側面もあったでしょうけれども)同じ男性の人生の先輩として神部くんに忠告していた忠彦さんに対し、一方的にお婿さんだけを叱った克子さん。
    克子さん&忠彦さん夫妻が実の娘であるタカちゃんに「もっと強くなれ」等と叱りつけた上で(そもそも昭和時代の男性は、育児も含めて家の事は妻に任せきりなどという事は至極普通でしたし)、婿である茂さんに対して今日のような場面になったのならば、まださほど違和感を持たなかったかな?と思うのですね(あくまでも私見ですが)。なのに婿さんだけを一方的に叱るとは…! 女性の私ですが、神部くんが気の毒に感じてしまいました。
    「喧嘩両成敗」かな?と、個人的には思います。双方の言い分を聞いた上で叱るべき所はビシッと双方を叱る…と。現在の展開のままでは香田夫妻が娘を甘やかしている、と思われても仕方が無いでしょうね。

    すみません。本筋から離れてしまったのですが…どうしても個人的にはモヤモヤが晴れない香田家パートについてどうしてもコメントせずにいられなかった次第です。

  4. ちゃーちゃん より:

    忠彦さんと茂さんの入浴シーンで「僕の心も温泡です」なんて言うのかな?なんて笑ってしまいました。絶対娘への愛を確かめるあのCMをなぞってますよね。

  5. にゃんこ より:

    私も吉乃ちゃんはどちらも選ばないような気がします。
    私の妄想では、ある日突然、東京から東先生が現れて、双方ひとめぼれで結婚するとか?なーんて。

    あと、以前福ちゃんの服の色の話を書きこんだのですが。
    あれから公式サイトを見ると、緑と薄いオレンジが福ちゃんのテーマカラーだったそうで、「なぁんだ」と思っていましたが、今回、バッタもんが現れ始めてからまたグリーンの服で過ごしていて、特許が認められたら薄オレンジの服に変わっていたので、ひょっとしたら、萬平さんがピンチの時はグリーン、ひと波越えたら薄オレンジの服、、、という演出なのかもしれませんね。しらんけど(←関西人がよく言うセリフ)

  6. ちーぼー より:

    皆さんから大変な悪人扱いされている猿渡社長、もちろん悪人扱いで良いのですが、私は演じている田中さんが楽しそうで何だかニコニコしてしまいました。俳優としては演じるのに楽しい役なのではないかな。
    それにしても、咲ねえちゃんと一緒に夢に出てきた野呂さん、亡くなってしまった訳ではないですよね。缶詰めになったラーメンが、カップヌードルのヒントとなるのでしょうか。

  7. よるは去った より:

    現在「まんぷく」とBS で二本立てで再放送している「べっぴんさん」の今朝のオープニングで大阪万博の曲が流れ、終わりの歌詞が「🎵まんぷくだ~」だったんですけど、この二本立ての意図はここにあり・・・・・?

  8. おっさん より:

    まぁぁねぇぇ、一件落着して良かったですよ。悪渡は意地おっさん丸出し、ちょっと物足りなさもありま
    すが。
    それにしても菅原大吉さんといい田中哲司さんといい、今後のドラマ作りで時代劇でも現代劇でも超悪役
    が揃い踏みしましたね、楽しみですわ。

  9. ときわごぜん より:

    ここに至って野呂缶さんがクローズアップしてきましたね❗️私の妄想ではよしのちゃんの旦那様って野呂缶さんかな⁉︎と、理由は由乃ちゃんがあの二人のどちらかを選ぶとは思われず、全くの第三者かもしくは独身のキャリアウーマンになるのかなぁと思ってましたが、彼は無骨で何時も一緒にいられると言う点では彼女の理想にピッタリ合致します。年は福ちゃんと同じ位ですよね。由乃ちゃんとは一回りくらい違うかと思いますが。ちょっと楽しみです。

  10. Amo より:

    すみません 訂正です
    予告の野呂缶さんの台詞 正しくは 「僕もマネしてしもうた」です 「知らんと〜」は間違いです
    ごめんなさい

  11. Amo より:

    かつてはホテルの料理人 今や一国一城の洋食屋のシェフとなった野呂缶さん けれども スープの味の違いがわからない どっちが本家か本物か 牧先生に突っ込まれて気落ちする野呂缶演じる藤山扇治郎さんの 何とも頼りな気でモジモジするあたりは 本当に藤山寛美さん そのもので とても懐かしい感じがします 声まで良く似てますよ
    缶詰を持って登場だそうで 予告で「僕もマネしてしもうた」と云ってましたが まさかの商標の パチもん ですか?

  12. きゅうぽん より:

    生霊か。困ったときの神いや野呂頼み→シェフなので、潜在的に何かヒントを編み出したいと思ったら、野呂さんにいきついたのか…でも缶詰持っていましたね(^_^;)

  13. にゃんこ より:

    ひょっとして野呂缶さん、この世の人ではないとか?
    それだったらいやだなぁ。

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