即席ラーメンの協会設立 / まんぷく 第127話

2019年3月2日(土)第22週「きれいごとは通りませんか」

あらすじ

ある日、忠彦と克子は、岡と森本の二人を呼び出しました。岡と森本の、吉乃への気持ちを問いただすことにしたのです。岡と森本を問い詰める忠彦に、神部は提案しました。成り行きに任せてみてはどうかと。

一方、まんぷくラーメンの製造法のライセンス契約という提案は、業界で受け入れられずにいました。萬平の願いを叶えたい福子は、世良に協力を要請。福子の強い思いに心を動かされた世良は、衆議院銀の土井垣を萬平に紹介します。

数日後、萬平は世良とともに上京し、神楽坂の料亭で土井垣と面会。即席ラーメンの製造技術を他社にも公開することで、日本の食生活を変えたいと意気込む萬平に対して、土井垣は即席ラーメンの協会を設立することを提案をしました。

それから1ヶ月後。土井垣の協力のもと、萬平は「日本即席ラーメン工業協会」を設立。萬平は会長に就任しました。そして萬平たち一家は、萬平が池田信用組合の理事長時代に住んでいた家を、取り戻すことができるのでした。

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予習レビュー

吉乃ちゃんのハートを射止める、岡くんと森本くんの最終決戦の日が近づいてきたのでしょうか。

克子さん&忠彦さん vs 岡くん&森本くん。吉乃ちゃんをめぐっての、濃密な場面が描かれるようです。

吉乃ちゃんをめぐるこの恋バナ。

吉乃ちゃんのハートを最終的に射止めることに成功するのは、岡くんなのか、それとも森本くんなのかを予想する楽しみもありますが・・・

その楽しみもありますが、僕が何よりも楽しみなのは、もう一人の愛娘を手放す日を迎えてしまうことになる忠彦さんの反応です。

娘のことになると、まともな判断力を失う忠彦さんの迷走が楽しみでなりません。

そして今回。

福ちゃんと萬平さんたち一家が、あの住み慣れた池田の家を取り戻すのだとか。嬉しくて涙が出ます。

一度はすべてを失い、萬平さんの知らないところで、涙を流していた福ちゃん。あの時の涙が、今度は喜びの涙へと変わるのでしょうか。

福ちゃん、よかったね!

感想

第122話(月)
前週は、まんぷくラーメンがなかなか売れないという試練があったものの、後半は順風満帆の展開となりました。

しかし週明けの月曜日から一転して、順風は逆風に。即席ラーメンの粗悪品が出まわり、ついに食中毒事故まで起こる事態となりました。

一方で、決して粗悪ではない模倣品も登場。しかし、その粗悪ではない模倣品の製造元がいちばんのクセモノです。

粗悪ではない模倣品の製造元の社長「悪渡」氏。本作はじまって以来の、最強の悪役になるような気がします。

第123話(火)
『まんぷく』はじまって以来の最強の悪役「悪渡」氏。なかなかしたたかです。萬平さんたちが特許出願を申請すると知って、同じ手を売ってきました。

自分がまんぷくラーメンの真似をした。本家を名乗っていはいるけれど、実質は本家ではないと、一番よくわかっているのは「悪渡」氏自身のはずです。

なのに、萬平さんや真一さんから、どれほど抗議を受けようが、自信満々で開き直る「悪渡」氏。いくら特許を出願したとは言っても、勝算は微妙かと。

萬平さんの言葉を借りると、この「悪渡」氏の自信。いったいどこから来るのでしょうか。根拠があっての自信なのか。それとも単なる強がりに過ぎないのか・・・

第124話(水)
ついに「悪渡」氏を降伏させることに成功しました。まんぷくラーメンの「産業スパイ」をつかまえた岡くんと森本くん、立派です。

萬平さんは、まんぷくラーメンが、名前やポスターまでもが真似されたことに怒り心頭ですが、一方で、野呂さんの夢のお告げは何を意味するのか。

野呂さんの夢のお告げとは、料理人なら、優れた料理の真似をする。自分もまんぷくラーメンの真似をしたと、堂々とカミングアウト。

真似を推奨、とまでは言いませんが、真似を決して否定的にとらえていない野呂さんの夢のお告げの意味するところ。いつか、ドラマの中で回収されるのでしょうか。

第125話(木)
まんぷくラーメンをパクった「悪渡」氏の本家騒動はおさまりました。証拠をつかまれ、訴訟をちらつかされた「悪渡」氏は、意外なほど簡単に降参しました。

今週に入ってから、「悪渡」氏に激怒しまくり、人相まで変わってしまった萬平さんも、一人勝ちできたことに快哉を叫びました。

しかし、そんな萬平さんに対して違和感を抱いた福ちゃんの言葉が深い。そして、萬平さんへの敬意がにじみ出ている言葉でした。

まんぷくラーメンを発明しなければ粗悪品も出回らなかった。萬平さんには責任がある。萬平さんの一番痛いところを突く福ちゃん、さすがです。

第126話(金)
これまで福ちゃんは、様々な形で萬平さんを支え続けてきました。時に、萬平さんの夢を見つけることに力を貸し、時に萬平さんの夢を応援してきました。

萬平さんの未来がまったく見えなくなるような苦境におちいっても、福ちゃんは萬平さんをあくまでも信じ続けてきました。

しかし、今回の福ちゃんの萬平さんを支える形は、新タイプです。道に迷いかけた萬平さんを、萬平さんが歩むべき道に軌道修正しました。

そんな記念すべき回で、萬平さんを支え続けてきた福ちゃんを絶賛する世良さんの言葉が、胸に沁みました。心にいつまでも残りそうな、素敵な回でした。

第127話(土)
今回は、二つの場面がとっても新鮮でした。奥田瑛二さんが演じる衆議院議員・土井垣さんの登場場面と、萬平さんをはじめて高く評価した鈴さんの場面です。

土井垣さんの場面。残念ながら福ちゃんとの「親子」の共演はなりませんでしたが、娘の主演作に大御所役者の父親が出てくるとは、思いもよりませんでした。

これまで萬平さんに対してずっと否定的だった鈴さんが、萬平さんを讃え、萬平さんを選んだ福ちゃんを讃える場面も新鮮でした。

「たいしたもんやわ、お前の旦那様は」「私の想像をはるかに超えたすごい人やった」という鈴さんの言葉。これまで鈴さんは辛口だっただけに、余計に心にしみます。

コメントへの返信 by 朝蔵

今に至るも残っている製品は完成度が高い(ぱぽりんさん:126話)
とても詳しい即席ラーメン情報ありがとうございます!そして、ちょうだいしたコメントで「棒状ラーメン」の存在をはじめて知りました。

関東。少なくとも東京の普通のスーパーマーケットは見たことがありません。

そんなわけで、興味津々になって棒状ラーメンをAmazonで調べたところ、ありました!マルタイラーメンが!

「マルタイ 九州 ご当地 棒ラーメン シリーズ 2食 8種 詰め合わせ」というのも、しっかりと売ってました。

ちょっとした凡ミスをドラマ内で発見してクスクス笑っていました(星晶 雷火さん:126話)
よく気がつかれましたね!

違和感なく観てました。朝ドラの過去作品ネタも、なかなか発見することができず、ブログ主の観察眼はかなり低いようです。

インスタントラーメンの歴史(Amoさん:126話)
即席ラーメンの特許にかかわる複雑怪奇な歴史情報をありがとうございました!

今週のドラマのサブタイトルのように、決して「きれいごと」では済まされない、泥沼の戦いを繰り広げた末の、特許の一元化だったんですね。

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コメント

  1. ひるたま より:

    泉大津時代に遡れば…
    ①「たちばな塩業」時代には建物にあった手榴弾によってクーデター疑惑をかけられ、萬平さんそして従業員全員が連行される(入社したばかりの真一さんも巻き込まれた)羽目になった。←建物は世良さんが紹介した物件。
    ②「たちばな栄養食品」時代には、脱税容疑で逮捕され、罰金支払い&複数年の労役に服する羽目になった。←ダネイホンの宣伝(レコード&ポスター作製)の時に世良さんがアイデアを提供した。

    …とまぁ、無論世良さんには一切罪はありませんが、世良さんから紹介や提供を受けた事柄で萬平さんが災難に遭って来た事は確かです。
    そして今回の土井垣氏への陳情も、これまた世良さん経由で紹介を受けたからこそ実現した事。世良さんから紹介を受けた⇒災難に遭った 、というパターンが崩れたのは今回が初めてだったのではないでしょうか。(^^)

    「初めて会った私達に、どうしてここまで?」「それは…まんぷくラーメンが好きだからさ」緊迫感漂ったやり取りの最後の方で、ようやく土井垣氏が破顔一笑!粋な‘先生’ですね。(演じられていた奥田瑛二さん御自身のお父様も確か、市議会議員をされていた筈…余談ですが)
    同一場面での登場はありませんでしたが、親子(父娘)で同じドラマに出演出来た上に、お孫さんの顔も見られて奥田さんも出演を楽しまれたのでは?と個人的には感じました。(^^)

  2. ぷーさん☆ より:

    土曜日の放送、泣かせる場面がいっぱいでした!

    岡さんと森元さん、どうなるんでしょう。
    来週から11年後もいうことは、馴れ初めすっ飛ばしていきなり夫婦なのでしょうか(笑)。
    気になりますー!!!
    (「もう告白してる」というタカちゃんのツッコミ、大好きです!笑)

    そして、鈴さんのセリフ。
    最終回までまだ先があるのに、あんな優しくて素敵な言葉をかけられたら・・・まだまだ何かありそうと思ってしまうのは、鈴さんのキャラクター故でしょうか(笑)。
    とりあえず、穏やかな余生、とはいかなさそうですね!(笑)

    先が気になるのに、予告のカオス具合といったら(笑)。
    ますます楽しみになりました!

  3. ぱぽりん より:

    いえいえいえ、私も関東在住ですが、意識して見ると棒ラーメン、結構置いてありますよ。
    袋ラーメンは四角い、という無意識の先入観が棒ラーメンが目に入っていても解らなくさせている、関東での人気や商品特性の捉え方の違いによる別棚への配置によって姿を隠してしまっている、そんな状況ではなかったかと思います。
    自分の経験では、居住地近隣の大きめの店ならマルタイさんはまず置いてあるし、五木食品さんも良く見かけます。

    油揚げ麺との違い、お湯掛けタイプのノンフライ麺との違い、縮れ麺との違い、等々、棒ラーメンの独自の世界、結構いけると思います。
    未体験の方、是非、チャレンジを!
    どうせチャレンジするなら、これなに?な味を体験することをお勧めします。

    こちらでいくら叫んでもメーカーさんから段ボール箱で棒ラーメンが自分のところへ送られてくるわけではありませんが、棒ラーメン、応援しちゃいます。

  4. ぱぽりん より:

    インスタントラーメンの歴史を調べようと<日本ラーメン工業協会>の流れである<日本即席食品工業協会>のHPを見たのですが、何もわからない、むしろ、肝心なことを語ろうとしていないように感じてしまいました。
    自分がそのHPの担当であったなら、<乾麺である蕎麦饂飩素麺、油揚げ麺の歴史、そしてそれらと即席麺の関係はどうなのか。多くの会社が即席ラーメンの開発にまい進した背景とは、お湯掛けのみから煮込みへの変遷、縮れ麺の系譜と棒状麺の系譜、煮込むタイプのノンフライ麺とお湯掛けのノンフライ麺の違いとは、などなど>、調べたいこと、伝えたいこといっぱいあるところですが、それらがない。当たり障りのない説明でお茶を濁している、そんな雰囲気です。

    「折角手打ちして上手くやっているのだから、今更波風たてないでね」
    なのでしょうか???
    ちょっと勘ぐり過ぎかな。

    むしろ横浜ラーメン博物館HPの方がインスタントラーメン発展の節目となった製品を細かく取り上げていて解り易い。
    こちらのデータで、1959年発売のマルタイ棒ラーメンはチキン味であることが判明しました。

    それにしても、インスタントラーメンの歴史を語る中で、
    どんぶりに入れてお湯をかけるだけで食べられるラーメン(チキンラーメン)から、どんぶりも不要でお湯さえあれば食べられるラーメン(カップヌードル)の進化が評価されるのは当然ですが、お湯さえいらないラーメン(大塚食品:アルキメンデス)が一代で消えてしまったとはいえ全く取り上げられないことに不満を持ちます。
    登山の行動食として重宝したもの。
    是非ともの復活を願って。

  5. アーモンド より:

    奥田瑛二、安藤サクラ父娘共演実現?
    顔を合わすことはあるのでしょうか?

  6. よるは去った より:

    萬平「まだ五十歳じゃないか。」この意気があったから、安藤百福さんも96歳の天寿を全うできたのですかね。

  7. よるは去った より:

    今になって思ったのですが、松坂慶子さんと奥田瑛二さんの共演は山根成之監督「五番町夕霧楼」以来ですか?他に何かありましたかね?

  8. marmite より:

    いつも楽しく読ませて頂いています。
    袋から出してお湯をかけるタイプから、お鍋で煮て粉調味料を加えるタイプにいつどのように進歩したのか、それも日清が最初だったのか、興味がわいているのですが、ご存知ですか?そこからカップラーメンに進化する部分はこれから描かれるのでしょうけれど。。。
    袋から出してお湯をかける本当の元祖が今でも売られているのはすごいですね。
    食べてみたいと思って探したら、イギリスでは、出前一丁などは輸入ルートも確保されておりリーズナブルに買えるのですが、チキンラーメンは5個入りで£12.50、約1800円・・・実家の母に何かのついでに送ってもらう事にしました(笑)