本放送:2019年3月7日(木)
再放送:2024年3月7日(木)
第23週「新商品!?」
あらすじ
福子と萬平は、新商品のためのスープの試作を自宅で繰り返し、ついにコンソメ味のスープを完成させることが出来ました。しかし、新商品開発チームの容器の開発が滞っていました。しかし、萬平は開発を進めるよう、チームの面々に檄を飛ばしました。
一方、容器に入ったラーメンに対して世良は否定的でした。容器に入ったラーメンなど売れないと考えている世良は、よく出来たスープを使って、そのまま即席ラーメンにしてしまえばいいと提案。世良は、萬平の構想がどうしても理解できません。
萬平は、新商品の容器入りラーメンをまんぷくヌードルと命名しました。しかし、萬平だけが新商品の開発に前のめりになる中、スープや容器の開発が遅々として進まない状態に対して、萬平はいら立ちを募らせていました。
そんな中、幸は、万博で知り合った欧米人を自宅に案内。新商品の海外販売を視野に入れる萬平は、その欧米人に即席ラーメンを試食させたたことで、大きな問題に直面しました。欧米人にはラーメンの麺はあまりにも長すぎて、食べるのが困難だったのです。
まんぷく|感想あらすじネタバレトップページ
予習レビュー
新商品の名前がまんぷくヌードルに決定。まだ見ぬ新商品の姿が明らかになってきたところで、今週のここまでの流れをおさらいしてみます。
昭和40年代。まんぷくラーメンの大ヒットから11年が経過。
即席ラーメンの業者が急増し、激しい競争の中で倒産する会社さえ出てくる中、まんぷくラーメンを超える商品がないことに対して萬平さんが危機感を抱いたのが月曜日。
萬平さんの危機感が動機となって、新商品開発が決定。そのためのチームが結成されたのが火曜日。
新商品はカップ入りの即席ラーメンになり、カップ麺と呼ばれるようになったのが水曜日。
そして今回に至ります。
ところで、まんぷくラーメンが大ヒットしてから11年もの間、まんぷく食品は、まんぷくラーメンだけを販売し続けたということでしょうか。
モノがあふれる今なら、たった一つの商品だけで10年以上も商売ができるなど、奇跡に近い話です。
と同時に、まんぷくラーメンは、それほどの大ヒット商品ということでもあるのでしょう。
11年の間、もちろん商品の改善は積み重ねてきたのでしょう。
しかしそれでも、たった一つの商品だけで会社が成り立つほどのモノを開発した萬平さんはすごい人だとあらためて思ったことでした。
感想
鈴さんと世良さんの間に生じた反応のギャップ
かつては似た者同士とまで言われた鈴さんと世良さんの、カップ麺構想への反応の違いが気になっています。
まんぷくラーメンを開発していたころ、鈴さんも世良さんも、萬平さんのアイデアを真っ向から否定していました。
しかし、まんぷくヌードルに対する鈴さんと世良さんの反応。今回はギャップが生じています。
世良さんは相変わらず、そんなものが売れるはずがないと否定的。でも、まんぷくヌードルが完成した時、きっと手のひら返しをするのでしょうが(笑)
一方の鈴さん。
裕福な暮らしを取り戻すことができた満足感からなのか。それとも、失ったすべてを取り戻した萬平さんに対する尊敬の念が芽生えたからなのか。
まんぷくヌードルそのものについては、一切、否定していません。苦情を言っているのは、仕事を家に持ち帰るな、というこの一点。
鈴さんと世良さんの間に生じた小さなギャップ。このギャップも何かの形で回収されるのでしょうか。
コメントへの返信 by 朝蔵
「とと姉ちゃん」の高畑充希さんに微妙に似ている(きゅうぽんさん:130話)
同じことを感じていました。僕は視力が悪いので、パッと見、高畑充希さん?って、真剣に思ったほどです。
『とと姉ちゃん』の常子ちゃんが、「あなたの暮らし」の取材にやってきた?そんな錯覚にとらわれるほど、パッと見が似てました。
よ〜く見ると、全然違いましたが(笑)
ベビースターラーメンは味付中華麺の製造過程で出る 切れ端をおやつにしたもの(Amoさん:131話)
詳しい情報をありがとうございます!
僕もあの後、ベビースターラーメンのサイトを訪問したのですが、60年の歴史が熱く語られたページに引き込まれてしまいました。
歴史をあれだけ詳しく語っているのは、『まんぷく』を観た視聴者がベビースターラーメンを連想して訪問することを想定していたのかもしれませんね。
マルタイ棒ラーメンはラーメンであるにもかかわらずうどん等と一緒に乾麺エリアに配置(1013さん:130話)
情報提供ありがとうございます。
スープ一体型の乾麺と、スープは別途つくる必要がある乾麺。このような分類をしているのかもしれませんね。スーパーマーケットの人は。
<えび、20%増量!>えびを数えると、それまで5尾だったものが6尾に!!(ぱぽりんさん:131話)
えび、20%増量!思わず吹きました(笑)
大量ロットでエビを仕入れている日清食品さんにとっては、これまでよりも20%も増やすということは大変なことだったのでしょうが・・・
作り手目線で、消費者が受けるギャップをまったく考えていなかったのか。それとも数字のインパクトの大きさで、消費者をあっと驚かせる算段だったのか。
真相は定かではありませんが、もしこれが今だったら景品表示法に抵触スレスレのかなり際どい売り方ですね。
今朝の「べっぴんさん」の再放送でヒロインの娘婿(古川雄輝)が会社の自分のデスクでカップ麺(よるは去ったさん:131話)
朝ドラ過去作品のネタをオマージュとして仕込むのは定番ですが、未来の作品のネタを仕込んでいたとは!
もちろん、偶然の一致なのでしょう。
しかし、ドラマの中で描かれている時代のトレンドを表現するために努力している様子が『べっぴんさん』のカップ麺からうかがい知ることができますね。
歴史秘話ヒストリアで安藤百福(アーモンドさん:130話)
安藤百福氏がチキンラーメンを開発した研究室を原寸大に再現した建物が、横浜のカップヌードル博物館の中に建っています。
その建物とそっくりな研究室がドラマの中に出てきたとき、カップヌードル博物館は究極のネタバレだなって思いました(笑)
建物の中の広さや間取り。ドラマの中で、ほぼほぼリアルを再現したものと思われます。
一点異なるのは、カップヌードル博物館の中の研究室の外には自転車が置いてありましたが、ドラマの中では自転車はなし。ちょっとこまかい話ですが・・・
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レオナルド君が利用していた電話ボックス。あの水色の電話機も何か懐かしい感じがしますね。カップ麺が世に出回る前の昭和40年代前半から中頃までは公衆電話と言えば10円玉しか使えないあの水色か赤の電話が普通でしたね。100円玉やテレホンカードが使える緑色の電話機が出てくるのはあの10年ぐらい先でしたかね。
「容器に入ったラーメンなんか」「カップ麺や!」「容器…」「カップ!」世良さん&真一さん、11年の時を経てますます良い漫才(?^^;)コンビになって来ていますね。最早お互いに遠慮無用というか…(^m^;)
真一さんと福ちゃんに対して世良さんが「君らは‘立花教’の信者か?」視聴者の気持ちを代弁する鋭い指摘だわ~と思いながら見ていました。(これまた脚本家の福田先生も確信犯(?)でここまでずーっと書いて来られたのでは?^^;)
周囲がイエスマンばかりになりかねないオーナー社長に対して、外部から物を見て進言出来る世良さんのような立場の人は本当に必要ですね。…と言いつつ、実は世良さん自身もある意味では「立花教」の信者なのかもしれませんが。(^^;)
コンビといえば。世良さんと鈴さんは既に指摘されている通り「菜種油と胡麻油」の‘似た者同士’。似た者同士が近づくとより共鳴し合うのかな~と思いながら個人的には見ていますが、果たしてどうなのでしょうか。
方や、世良さんと真一さんは…似た者同士という訳では必ずしも言えないかな(似ているとすれば、両者共「立花教」の信者である事位?^^;)。
もう少し観察しながら見てみたいと思います。
野呂さんのお店の、絵。
みんな、缶詰の絵なのですね。
野呂さんの後ろにデカデカと飾ってあった絵のツナ缶は、かつて野呂さんが福ちゃんにプレゼントし続けた、あのツナ缶でしょうか?
確か野呂さんが戦後オーナーとして興したお店に福ちゃんが初めて行った時、テーブルに花を入れて飾られていたのも、あのツナ缶だったように思います。
野呂さんと缶詰は、切っても切れない仲なのですね。
缶詰の絵と言えば、アンディ・ウォーホルの「キャンベルスープの缶」。
あの缶詰の絵は、そのイメージ゛なのでしょうか。
今朝の「べっぴんさん」の再放送でヒロインの娘婿(古川雄輝)が会社の自分のデスクでカップ麺を啜っている場面がありました。例によって狙ったかな?
カップヌードルで思い出すのが
<えび、20%増量!>
思わず買ってみたものの、ふたを剥がして???
見た目、それまでと何も変わらず。
ふと、えびを数えると、それまで5尾だったものが6尾に!!
確かにえびは20%増量していたのでした。
いろいろなカップ麺がありますが、無性に<カップヌードル>を食べたくなる時があります。
そう、謎肉、ダイスミートを口が欲するんですね。
カップヌードルをカップヌードルたらしめる謎肉!
ちなみに、謎肉マシマシは満足度UPしたのですが、調子に乗って購入した謎肉丼はゴニョゴニョゴニョ・・・
やはり、適正なボリューム、そして素材の組み合わせ、大事です。
朝蔵さんの疑問を受けて さっそく調べてみました
仰る通り ベビースターラーメンは味付中華麺の製造過程で出る 切れ端をおやつにしたものだそうです
1948年9月3日に松田産業有限会社として設立
1955年に初のインスタントラーメン 味付中華麺 を発売 とありました なんとチキンラーメンよりも3年早く発売していたのですね
1959年にベビーラーメン として発売 前述の切れ端を おやつにしたのが発端だったそうです
1973年「おやつの星に」の意味を込めて ベビースターラーメンに改名
初めて知りました^ ^
ベビースターラーメンにバターピーナッツを混ぜておつまみにするとビールが良く捗ります(爆笑)
ところで忠彦さんの弟子 名木君は 泣き虫からきてるのかな
実際はグラフィックデザイナーの大高猛さんで大阪万博のシンボルマークをデザインされた方です
日清食品の現行会社ロゴもそうですよ
ただ名木君と大高猛氏はイコールではなさそうなので 実際の事を踏まえた上での創作キャラではないかと思います