本放送:2019年3月28日(木)
再放送:2024年3月28日(木)
最終週/第26週「行きましょう!二人で」
あらすじ
鈴が、自分の葬式を挙げたいと言い出しました。鈴は、夢枕に立った咲から、生きている間に家族に感謝を伝えられて良かったと告げられ、自分も同じことをしたくなったのです。鈴は生前葬の前例があることも調べ上げていました。
そして迎えた、鈴の生前葬の日。立花家と香田家をはじめ、鈴をよく知る人たちが、鈴の生前葬に集まってきました。集まってきた面々に対して、白装束の鈴は挨拶をしました。そして、鈴の生前葬がはじまりました。
生前葬に集まった面々は、白装束で棺の中に横たわる鈴に対して、これまでの感謝の気持ちを込めた弔辞を述べました。そして、弔辞を述べる一人ひとりに対して、鈴は、棺の中から言葉を返します。
最後に、福子が弔辞を述べる番がやってきました。福子は、これまで鈴に苦労をかけどおしだったこと。それでも、波乱万丈の福子と萬平の人生を支え続けてくれたことに対して感謝の言葉を述べるのでした。
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予習レビュー
少なくない数の視聴者が心配していた鈴さんは、退院後、元気を回復するようです。
自分が生きている間に、自分の葬式を挙げたい。そして、自分が生きている間に、感謝の言葉を家族に伝えたい。
夢枕に立った咲さんの言葉に背中を押された、鈴さんのまさかの行動。
こんなことを思いつき、そして実行に移せてしまうくらい、鈴さんは元気を回復したということなのでしょう。
ところで、鈴さんと言えば、目立ちたがり屋の性格を持っています。
ダネイホンの看板をつくったときも、まんぷくラーメンのテレビコマーシャルをつくったときも、率先して自分が出演したがりました。
一方で、目立ちたい、自分に注目が集まってほしいと願えば願うほど、周囲から無視されてしまうのも鈴さんです。
目立ちたいのに、なぜかいつでも無視される。
そんなジレンマを抱えつづけてきた鈴さんの晴れ舞台が、最後に最後に登場です。
鈴さんが晴れ舞台を、生きているうちに経験できてよかった。本物の葬儀ではなく、生前葬でよかったと、心から思うブログ主です。
感想
「赤津!」
鈴さんの腹心の部下・赤津くんが出てきたのが何より嬉しい。最終回までに、鈴さんと赤津くんを再会させてあげることが、ブログ主の願いでした。
その願いが実現しました。
ほんの一瞬の登場ではありましたが、かつて母と息子のように息が合っていた二人の再会。最終週を飾る、嬉しい瞬間でした。
コメントへの返信 by 朝蔵
鈴さんは最後まで鈴さんで居続けて欲しいです(ひるたまさん:147話)
ひるたまさんがまとめてくださった、これまでの鈴さん。いつもは、誰からも相手にされない鈴さんが、珍しくその場を仕切る場面。
いずれも、有事ばかりですね。
平常時には役立つ場面はないけれど、有事の際にはとたんに存在感を発揮する。鈴さんというキャラの本質が、最終週にしてようやく見えてきました。
「カップヌードルの自動販売機」も廃れ始めましたかね(よるは去ったさん:148話)
滅多にお目にかからなくなったカップヌードルの自動販売機ですが、調べたところ、新型のマシンが開発されるなど、地道に進化をとげているみたいです。
深夜営業のレストランもない。24時間営業のコンビニもない。そんな場所には、やっぱり熱々のカップヌードルを食べられる自動販売機のニーズがあるんでしょうね。
機動隊員風(⁈)のマトリョーシカがあり 浅間山荘事件のオマージュ(Amoさん:148話)
またしても、観察眼が素晴らしいですね。まったく気がつきませんでした。
浅間山荘事件はさすがに朝ドラのネタとしては重すぎる。でも、カップヌードルが大ブレイクするきっかけでもあったことも事実。
間接的にでも触れられるかなと、必死に観ていたつもりだったんですが・・・今回もまた、何も気づかぬまま、終わってしまいました。
決め台詞が「もう長くは生きられない、かも」(うみがめさん:148話)
誰からも決して無視される心配がない、強力すぎる決めゼリフをついに発見しましたね、鈴さん。
この発見の延長線上にあるのでしょうか。生前葬を挙げたいというまさかの思いつきは。
「死」と自分の存在を結びつければ、自分はヒロインのポジションに立てる。鈴さん、味をしめてしまいましたね(笑)
終了は??2年ですよ。(つとむさん:『スカーレット』)
ご指摘ありがとうございます。早速、訂正させていただきました。
明智光秀繋がり(Yoshinari Hamaさん:『ひよっこ2』2話)
コメントをちょうだいするまで、そこにまったく気がつきませんでした。
ラーメンの売り上げが右肩下がりであることに悩む「明智光秀」が、その原因をつくったインスタントラーメンを発明した「明智光秀」に怒りをあらわにする。
そんなネタでもあったのかもしれません。
「インスタントラーメンをつくったのはどこのどいつだ、出て来い!」の叫びは。
親(特に父親である萬平さん)の偉大さ&有難さを身を以て理解出来るようになった(ひるたまさん:148話)
まんぷくヌードルのスープを家で試作した萬平さんが、それを会社で開発チームの面々に披露したときの、源ちゃんのリアクションが忘れられません。
家で、こんなすごいものをつくっていたのか!って、真剣に驚いていました。あのときの源ちゃんは。
父親が家で何やらつくっている姿は、源ちゃんには当たり前すぎる姿です。
でも、その当たり前の行動から、とてつもないものが生み出されていたと、源ちゃんがはじめて理解した瞬間だったのかもしれません。
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度々の投稿失礼します。
今日ネットでニュースを読んでいたら、同作の制作統括を担当されたチーフプロデューサー:真鍋斎さんのインタビューが掲載されていました。インタビューによると…当初、鈴さんに関しては‘途中退場’=亡くなる前提でドラマが制作されていたとか。しかしながら、ネットも含めたあまりの鈴さん人気に押されて(?)制作サイドも‘仕切り直し’…その結果として生前葬という方式を採用したようです。
(その代わり(?)生前葬の前には‘退場’一歩手前までの危機一髪の場面を入れたのかもしれませんね…これはあくまでも私見ですが)
そして全話放送終了後のNHK上層部の方による会見でも、「鈴さん」=松坂慶子さんに触れられて絶賛されていたとの事。個人的にはかなり前にこちらでのコメントでも触れたように記憶していますが、脚本(設定)にまで変更が加えられた位(しかも、後で言われて初めて分かった位無理感のない変更の仕方でしたし)、本当に松坂慶子さんは今作のMVPですね。(^^)
続きです。
今日の生前葬の場面をふと思い返すと…ドラマ後半のクライマックスにしては過去の回想シーンがほぼ無かったな~と感じました。例えが適切か否かは???ですが、例えば『ひよっこ』あたりの作品ならば生前葬の間中回想シーンがかなり挿入された可能性は高いと思います(少なくとも個人的にはそのように感じる)。実際問題として今日最終回だった『ひよっこ2』には本編の回想シーンがふんだんに挿入されていました…これはこれで、一種の視聴者サービスなのかもしれませんね。
作品によっては、これでもか!と言わんばかりに回想シーンが多く挿入されるケースが往々にして見られますが(いわゆる‘尺稼ぎ’の可能性も考えられる^^;)、今作は回想シーンの使い方(挿入するタイミング)が絶妙だな~と思いながら見ています。
視聴者サービスといえば…先述したまさかの(?)赤津くん再登場もまた一種の視聴者サービス…今まで見てくれた視聴者へのご褒美(ボーナス)ですね。(^^)
既に撮影終了&花束を手にした写真がアップされていた故に半ば諦めていたのですが、その実心の中では密やかに期待していました。
そして目を皿のようにして見ていた今日のオープニングクレジットで「赤津裕次郎:永沼伊久也」の名前を見つけた時には「やった~~!!」思わずTVの前で拳を突き上げ、叫び声を上げちゃいました。(家族からは「うるさい!」と怒鳴られましたが…^^;)
おそらく視聴者のラブコールに応えて下さったであろうドラマ制作チーム・脚本家の福田さん・そして演者の永沼伊久也さん…皆様に対して本当にありがとうございました、と申し上げたいです。
本音をいえば、塩軍団全員で参列して欲しかったな~とも思いますが、塩軍団代表で赤津、という事で…おそらく伊久也さんも全員の気持ちを背負って撮影に臨まれたのでは?
とにかく今日はまさかの(?)「赤津!」再登場場面に全てを持って行かれました。(^^)
ところで、このドラマの法則(?)の一つが「鈴さんが反対する事は必ず成功する」。よくよく考え、思い出すと萬平さん&福ちゃんの結婚に対して鈴さんは猛反対していました。2人の結婚に関しても、あの法則はちゃんと当たった事になりますね(^^)。
鈴さんと赤津さんの再会、本当に嬉しかったです!
そして、赤津くんが今度は腕を骨折している模様で笑いました。
チラっと三角巾が見えているのは恐らくそうではないかと。
「あなた(=お義母さん)がいなかったらまんぷくヌードルも、これまでの発明や成功もありませんでした。」
「福子を産んでくださってありがとうございます」って言うのは、訳すと、こういうことですよね。
「お義母さん、これはまんぷくヌードル以上の大発明ですよ。」
「生前葬の舞台を作ったことで、お義母さんは死なずにすんだ。そして、さらに初めて主役の回ができたんです。」
「これは脚本家さんの大発明ですよ。」
「僕も見習わなくては。」
数十年にわたる時代を描写するドラマですし、史実との整合、ストーリー展開の都合など、大事な人が亡くなるシーンがあるのは仕方ないとはいえ、今回、鈴さんには絶対死んでほしくなかったので、すごく嬉しいです。
そういえば、ひよっこでは、鈴子さんもみね子のおじいちゃんもご健在で2に出演されてますね。
昨日たまたま夕方のワイドショーで、90歳のハイパー自撮りおばあちゃんの話が出ていて、お仏壇の横に幽霊姿のご自分という作品を思い出しました。お年柄いつお迎えがきてもおかしくないですが、それを払拭するようなパワーを感じました!鈴さんもある意味そんな感じかなと。
皆が それぞれに感謝を述べて楽しく笑いあえる生前葬 一瞬 不思議な感覚ですが このギャップ感が鈴さんの持ち味なんでしょうか 生前葬を機に今までに出会った鈴さんゆかりの懐かしい人達の再登場が見たいです
理創工作社の 竹ノ原君
塩メンズの 板前見習い 赤津君
刑務所の囚人 稲村大悟さん…などなど