柴田家の牧場で働きたい / なつぞら 第2話

2019年4月2日(火)第1週「なつよ、ここが十勝だ」

あらすじ

剛男の妻・富士子は、なつを引き取ることを受け入れました。しかし、剛男と富士子の娘で、なつと同い年の夕見子は、なつに対して優しくする両親の姿を見て、自分の親をうばわれたような気持ちすら抱いていました。

夕見子は、自分の服をなつに着せることを泣いて拒みました。その夕見子の様子を見て、見ず知らずの家に引き取られることに負い目を感じるなつは、柴田家の牧場で働かせてほしいと懇願します。

そのなつの言葉を聞いた富士子の父・泰樹は、なつの言葉が本気なのかどうかを確かめるように、翌朝から働くようになつに告げました。富士子が異を唱えても、泰樹は富士子の言葉に耳を貸そうとはしませんでした。

なつが柴田家にやって来た日の翌朝。なつは、夜明けと同時に牛舎で働きはじめました。なつのはじめての仕事は牛に慣れることでした。そして、泰樹が働く姿を、牛舎の隅でずっと見守ることだけでした。

<<前回1話 | 次回3話>>

Sponsored Link

予習レビュー

戦争で両親を失い、東京から連れられてきたヒロイン・なっちゃん。彼女が引き取られることになった北海道十勝の柴田家の家族構成は以下の通りです。

まだ、登場人物を把握しきれていないこのタイミング。整理してみます。

柴田剛男(たけお:演、藤木直人)
柴田富士子(剛男の妻:演、松嶋菜々子)
柴田泰樹(たいじゅ、剛男の義父:演、草刈正雄)
柴田照男(長男:演、清原翔)
柴田夕見子(長女:演、福地桃子)
柴田明美(次女:演、平尾菜々花)

上から順に、なっちゃんを東京から連れて帰ってきたのが剛男さん。柴田家の婿養子です。

剛男さんの奥さんが富士子さん。なっちゃんを柴田家に受け入れることを、誰よりも早く決意します。

その富士子さんの実の父。なっちゃんを連れてきた剛男さんにとって義父にあたるのが泰樹さん。泰樹さんは、なっちゃんを受け入れることに容易に賛成しません。

そして剛男さんと富士子さんの間には一人の男の子と二人の女の子のお子さんがいます。

長男の照男くん。今回、なっちゃんを引き取ることについてどのような反応を示すのか、詳しいところは不明。

照男くんの妹で長女の夕見子ちゃんは、なっちゃんと同い年の9歳。両親を取られたような気持ちになり、複雑な心境です。

次女の明美ちゃん。この子も、照男くんと同様に、どのような反応を示すかは不明。

以上が柴田家の家族。この6人が、これからなっちゃんの「家族」になれるかどうかが、2週まで描かれるリトルなっちゃん時代の見どころになりそうです。

感想

泰樹さんの優しさ

自分を働けせてほしいと懇願するなっちゃんに対する、泰樹さんと富士子さんの正反対の反応。泰樹さんは働かせろと言い、富士子さんは泰樹さんに異を唱える。

この二人の反応の違いを最初に知ったときは、泰樹さんは単なる意地悪なジイさんくらいにしか思いませんでした。実を言うと・・・

でも、ドラマを実際に観て、異なる感想を持ちました。

なっちゃんは、見ず知らずの家に引き取られたことに負い目を感じています。同い年の夕見子ちゃんに拒まれて、負い目がさらに強くなっています。

そんな状態のなっちゃんを、富士子さんの望むとおりに働かせずにいたら、なっちゃんの負い目はさらに強くなってしまうに違いない。

柴田家の中で、孤立感を深めていたかもしれません。

なっちゃんが負い目を感じていること。扱い方次第で、なっちゃんの負い目をさらに強く持たせてしまうことを、泰樹さんはお見通しなのかなと、今回、思いました。

なっちゃんの心を楽にしてあげるために、泰樹さんはなっちゃんを働かせることにした。

そんな泰樹さんの、優しい心が見えたような気がする『なつぞら』第2回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

アニメーションにしたのは正解かな?(よるは去ったさん:1話)
『花子とアン』が東京大空襲の夜からはじまりましたが、『花子とアン』の中で描かれたような実写の空襲だったら・・・

十勝の青空の風景を描く成長したなっちゃんの姿と、実写の空襲。かなり違和感のあるオープニングになったことでしょう。

自分が‘招かれざる客’である事を、なっちゃんが子供心にもすぐに勘付いた(ひるたまさん:1話)
『まんぷく』の永遠の40歳の少年が、子供ながらに大人の本質を見抜く姿は笑えました。平和時の、大人の顔色を読むことができるマセた子供は楽しい。

でも、有事の際の、生き抜くことに必死すぎる子供の、大人の顔色を読んでしまう姿は、あまりにも切なすぎますね。

『風立ちぬ』『火垂るの墓』『アルプスの少女ハイジ』(Amoさん:1話)
既視感全開の『なつぞら』第1回でしたが、その既視感の正体がどうしても思い当たらずにいました。

ちょうだいしたコメントに並んだ名作アニメの数々。『風立ちぬ』『火垂るの墓』『アルプスの少女ハイジ』

まさにこの作品たちです!やっとスッキリしました。ありがとうございました。

2020年は「令和2年」(ひるたまさん:『エール』トップページ)
ご指摘ありがとうございます。早速、訂正しました。

新元号、とっても気に入っています。昭和生まれで、昭和をこよなく愛する昭和世代には、「和」で終わる元号はとてもしっくりきます。

「平成」の改元ときは、実はなかなか馴染めませんでしたが、「令和」はあっという間に馴染むことができそうな気がしています。

「火垂るの墓」や「アルプスの少女ハイジ」との類似、ネットでも話題になっていますね。(まーちゃん:1話)
ブログ主は、ちょうだいしたコメントで、ようやく類似に気がつきました。どこかで見た覚えがあるなと思いながらも、どうしても思い出すことができませんでした。

目の前の映像と記憶の中の映像が、すぐに結びついてさすがですね!

第1週の第5話の記載がだぶってました(みゆさん:『なつぞら』トップページ)
誤記載へのご指摘ありがとうございます!早速、訂正させていただきました。

そんな新選な牛乳は東京で飲んだことないでしょ(よるは去ったさん:2話)
今回の柴田家の食卓を見て思い出したことがあります。

ブログ主の父親は、戦時中から戦後の数年間、某県の農村に疎開していました。そして、疎開先では、食べるものに事欠かなかったという話をよく聞かされました。

終戦直後の様子を描いた映画やドラマを見る限り、父の話はとても想像できないものでしたが、本当のことだったのかとようやく納得できました。

<<前回1話 | 次回3話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. そら豆 より:

    藤木直人さんと松嶋菜々子さん、GTOでの共演以来でしょうか?

  2. キヨコ より:

    朝蔵さん、こちらでもお世話になります(*^^*)

    朝ドラは方言が色々言われがちですが、北海道は広いし、色んな地方から入植してるので、気にしないようにしていました。
    でも、普段何気に使っている言葉を役者の皆さんがさらりと喋っているのを聞くと、やっぱりうれしいものですね。
    時間がある時は字幕で見るのですが、改めて自分のしゃべり言葉を字面で見ると不思議な気持ちになります。
    今のところネイティブなのは、菊介君(28才⁉)

  3. ゆきこ より:

    なつはあいうしかなかったと思うなでも勝手に不幸になったんでしょって言われたらじゃああんたの身ぐるみ脱がせて東京の焼け野原に放り出してやろうか!!って言いたくなったと思いますあの時はみんな好きで親兄弟や住む所働く所全てを失ったわけじゃないはずですからねそれに比べたら食べ物たくさんあって着る物あって寝るとこがあって守ってくれる両親が揃ってる家の子の方が珍しかったんじゃないでしょうかお母さんの言い分も分かるし娘さんの言い分も分かります

  4. きゅうぽん より:

    まんぷくロスもありますが、なつぞら…また東京に人探しとか、漫画家やアニメーターを目指すのか…
    そして、いびり的な人物がいたり…ついつい過去へのオマージュと聞こえは良いけれど、ワンパターン?と思うのもありますが、ついつい気になるのが、剛男が富士子ちゃ〜ん♪と甘えながら呼ぶのが、日本の代表的なアニメの一つ、ルパン三世へのオマージュか?と気になってしまいます(^_^;)

  5. Amo より:

    柴田家の食卓にて じゃがいもの煮物を美味そうに食べる なっちゃん 丁度 私は「おしん」の 大根めし の場面を思い出していました
    まるで 同い年の夕見子が加代に思え なっちゃんが おしん 両親が 八代 清太郎 みの さしずめ 泰樹は 大奥様の くに 夕見子の なっちゃんに洋服を貸す貸さんの 駄々を捏ねるところは そのまま 「お加代さま 」でした BSで「おしん」の再放送をされていますが こういうところも意識されているのでしょうか
    そして「働かせてください」と云う なっちゃん
    ここも ジブリ作品「千と千尋の神隠し」ですね
    夫婦の寝所で 剛男さんの「富士子ちゃ〜ん」
    やっぱり 確信犯ですね!! 「ルパン三世 カリオストロの城」もともと ルパン三世 1stは 大塚康生さんも
    宮崎駿さんも関わりがあります
    なっちゃんは「ずるい」という言葉に反応がありました それは 食うか食わずの非常時に 他人のことなど構ってられないのが当たり前な時に 北林さん演じる老婆の(他人を我が事のように接する)暖かさに触れ 自分の心の貧困さを見透かされたような気がしたことに

    なっちゃんは夕見子ちゃんのする「ずるい」にハッとしたのだと思います ここから人の心を学習していくんですね

  6. 真夜中の太陽 より:

    「なつぞら」始まりましたね。オープニングがアニメーションなのがびっくりしましたが、とても気に入っています。
    朝ドラ100作目ということで、朝ドラゆかりの方々がたくさん出演されるみたいで、楽しみです。今回では、なっちゃんにサツマイモをくれたおばあさんが、朝ドラ1作目のヒロインの北村早苗さんだったとか。これから半年、どこにどんな作品の俳優さん(もしくは小道具など)が出てくるか、探すのも楽しみになってきました。

  7. よるは去った より:

    富士子「そんな新選な牛乳は東京で飲んだことないでしょ。」落語家の五代目・三遊亭圓楽師匠はあの年代(昭和7年生まれ)としては背の高い人でしたが、終戦直後に肺結核にかかり、療養のためもあって牛乳を自分だけ「ガブ飲み」出来た分、背が伸びたと生前言ってましたが、当時は東京などの都心に住む人たちにとっていかに贅沢なものであったか改めて認識させられますね。