柴田家の面々、雪月訪問 / なつぞら 第8話

2019年4月9日(火)第2週「なつよ、夢の扉を開け」

あらすじ

柴田家を出て行ったなつを探しすために、泰樹、富士子、剛男たち柴田家の一家は、帯広警察署に足を運びました。しかし、柴田家の面々が到着する直前、なつは帯広警察署から逃げ出していたところでした。

柴田家の面々が、次に向かったのは、帯広にある菓子屋・雪月を親子で営むとよと雪之助のところでした。雪月で、武雄ははじめて、東京の孤児院でなつと出会ったときのことを語りはじめました。

孤児院で剛男は、戦死したなつの父から託された手紙を、なつと咲太郎に手渡しました。そして、なつと咲太郎を、北海道の十勝に誘いました。咲太郎は、なつだけを剛男に託しました。親戚に預けられた千遥のために、咲太郎は東京に残ることにしたのです。

柴田家の面々が、帯広の雪月でなつの話をしているその頃。なつは、河原で釣りをしている天陽と遭遇しました。家出をしたことを隠すなつは、家族との待ち合わせをしていると天陽に告げるのでした。

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予習レビュー

前週までで、なっちゃんは十勝の柴田家での仕事や暮らしにも慣れはじめ、小学校にも通えるようになりました。

なっちゃんは、新しい暮らしに馴染みはじめていました。

しかし、柴田家の面々は、なっちゃんのことをよく知っていたわけではありませんでした。

なっちゃんを孤児院から連れてきた剛男さん。

そして、なっちゃんを帯広の闇市に連れてゆき、なっちゃんのこれまでのことを少しだけ聞かされた泰樹さん。

この二人だけは、なっちゃんのことをある程度、理解していましたが、なっちゃんの孤独の深さを見つめる機会は、これまでの柴田家の面々にはありませんでした。

今回、なっちゃんが家出をしたのを機に、剛男さんが、なっちゃんとの出会いを語りはじめました。

この剛男さんの言葉によって、柴田家の面々は、ようやくなっちゃんを深く理解することになるのかもしれません。

雨降って地固まるといいますが、なっちゃんの家出騒動が、なっちゃんと柴田家の面々の絆を、たしかなものにしてくれますように。

感想

「不幸にしたら絶対に許さないからな!覚えておけ!」

進駐軍から食べ物をもらっても、それを自分たちで食べようとはせずにお金を殖やすための商品として使う。

そして、殖やしたお金は使わず、食べるものといえば池で釣った鯉やザリガニ。

子供とは思えないほど、お金との付き合い方を深く理解している咲太郎くんに心から感心したのが前回のことでした。

そして今回。

剛男さんから北海道に誘われても、下の妹の千遥ちゃんのために、自分だけは東京に残る決心をする咲太郎くん。

ひとまず北海道に行って、それから千遥ちゃんを迎えに行くという方法もあったのに、その選択を拒んだ咲太郎くん。さすがです。

そして、なっちゃんを剛男さんに託した咲太郎くんが、剛男さんに放った一言が忘れられません。まるで、娘を嫁に出す父親が言うようなセリフです。

「不幸にしたら絶対に許さないからな!覚えておけ!」

前回、今回。2回に渡った咲太郎くんの描写によって、ハートをわしづかみされてしまいました。

「もし一人で生きようとするなら水だ!」

家出をし、帯広警察署からも逃亡したなっちゃんの、行き着いた先が河原であることは、事前の情報からわかっていました。

そして、そのことを泰樹さんが察することもわかっていました。

しかし、ただ一つ。わからないことがありました。

なっちゃんは河原にいるに違いないと泰樹さんがわかったのはどうしてなのか。その謎が、明らかになりました。

「あの子は賢い!もし一人で生きようとするなら水だ!」

泰樹さんは、なっちゃんの生き抜く力を見抜いていました。戦後の焼け野原を子供だけで生き抜いてきた力を見抜いていました。

泰樹さんも似たような経験をしたから、それがわかったのでしょう。

そして、なっちゃんを「わしの弟子じゃ」と言って、一目置いているのは、酪農の仕事が手際よくできるとかそんなレベルではない。

なっちゃんの生き抜く力を認めているからなのかもしれません。

泰樹さんとなっちゃんの心の絆の深いところには一体何があるのか。そろそろ、それが見えてくるかもしれませんね。

明日あたり、なっちゃんと泰樹さんは再会することができるでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

両作とも子どもが辛い目に合うハードモード(さん:7話)
とりわけ、4月8日(月)放送の『おしん』で、おしんが奉公先についてからの大人たちの態度は、直視できないレベルでしたね。

きっと、これからますます、苛烈になってゆくのでしょう。昭和の映画やドラマは、描写が強烈な場合があるので、怖いです。

『母をたずねて三千里』『となりのトトロ』(ともあきさん:7話)
新たな名作アニメネタのご提供ありがとうございます!

細部にまでアニメネタを仕込むにあたり、脚本家の先生はかなり研究されたのでしょう。頭が下がります。

一説によると 山田天陽のモデルが 画家の神田日勝(Amoさん:4週)
神田日勝という名の画家の存在をはじめて知りました。略歴を調べてみると、たしかに、なっちゃんや天陽くん本人と、同じ年齢ですね。

馬を描くというところも共通します。

ただし、一つだけ心配なことが。神田日勝氏、若くして亡くなっていますね。この史実が反映されると切ない展開となりそうです。

母を訪ねて三千里のペッピーノ一座(地方都市住民Y.M.さん:7話)
なっちゃんがお兄ちゃんに手紙を書き続け、会いたい気持ちに耐えきれなくなり家を飛び出すくだりが『母を訪ねて三千里』へのオマージュとのコメントもちょうだいしています。

名作アニメネタ、満載ですね。アニメの知識が豊富な人は、本作『なつぞら』を、より一層楽しむことができてうらやましいです。

草原の中に立っている信哉くんが最も気になる存在です(ひるたまさん:7話)
ブログ主も、信哉くんの存在がとても気になっています。

第1回のタイトルバックのアニメだけ、なっちゃんの手を引く信哉くんの姿もアニメ化され、なっちゃんとの関係を暗示しているかのようだったから。

第2回以降のタイトルバックのアニメには一度も登場しない信哉くん。

第1回のタイトルバックのアニメの冒頭に登場した彼の姿は何だったのでしょうか。

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コメント

  1. よるは去った より:

    「最上川舟唄」(おしん)「私の青空」(なつ)それぞれに家族を思い出すありですな。なっちゃんは泰樹「もっと怒れ!」と言ってくれる人がいる分恵まれているんだろうけど。

  2. ひるたま より:

    今回(第8話)で、奥原家の兄弟について、そして亡くなった兄弟の父親の人物像の一部(かな?)が紹介されました。奥原兄弟の父親に関して、

    ◇剛男さんから兄弟に渡された父親の手紙の中に「一緒にまた浅草に行かう」「一緒に神田祭」「うちは商売(賣)をしてゐたから、お祭にみんな(で?)行くなんてなかったものな」等の文面が確認出来ました。←おそらく奥原家が立地していたのは東京の下町界隈~浅草と神田の途中辺り?~かな?と推測出来ます。(ひょっとしたら、土地勘に関しては私以上に朝蔵さんの方がお詳しい&容易に想像出来るかもしれませんね)
    ◇絵(似顔絵)が上手だった。←昔は絵を描く事を生業としていたか、さもなくば浅草界隈の芸能界で似顔絵絡みの芸(上手く表現出来ずに申し訳ないのですが…)を披露する芸人として仕事をしていたが、やがてそちらは廃業(引退)して商売の道に進んだのかな?と推測しました。

    画面に映り込んだ手紙…ヒントが隠されている事も含めてなかなか重要アイテムかなと思われます。にも関らず画面に映った時間は1分未満(多分)…こういう小道具もちゃんと手抜きしないで作り込んでいるのですね。もうちょっと長く映してくれても良かった位に。(^^)

    そして手紙には父親が家族5人の幸せそうな様子を描いた絵が。それこそ戦争が全てを引き裂き、台無しにしてしまった訳で…。
    今はまだ絵を描いて表現する術を知らないなっちゃんですが、成長したらお父さんから受け継いでいるであろうDNAが目覚めるのでしょうね…きっと。

  3. ゆきこ より:

    照夫くん完全に搾乳させて貰えなくてなっちゃんに僻んでますよねそんな事しなくてもなっちゃんみたいに早起きしてお手伝いしていたらその内教えて貰えるのに…ゆみこちゃんもなっちゃんの事が心配なんですよねでも寄っていきたいのになっちゃんの方が本音話してくれないから面白くないんだろうなあけみちゃんは…まだ小さいからわかんないけど優しくしてもらってるのは分かるだろうからこれからでしょうね落ち着くとこで落ち着いて欲しいですよね

  4. sarasa より:

    あらすじに「武雄」と書いてありますが、「剛男」の間違いでは?