泰樹がバター作りを宣言 / なつぞら 第10話

2019年4月11日(木)第2週「なつよ、夢の扉を開け」

あらすじ

なつを家に連れて帰った泰樹は、なつを物置に連れて行くとある物を見せました。それは、バターをつくる道具・バターチャンでした。そして、バターをつくることが、十勝に入植して以来の夢であることを、泰樹はなつに打ち明けました。

その翌日、家族の前で泰樹は、これからバターづくりをはじめると宣言。泰樹の夢を聞かされていたなつは、泰樹がつくったバターを食べられる日を楽しみにするその一方で、富士子は、泰樹の宣言に対して難色を示しました。

そして迎えた日曜日。泰樹は、バターづくりをはじめました。なつが、バターづくりを手伝うその一方で、富士子はジャガイモをふかしました。ふかしたジャガイモにバターをつけると、牛乳嫌いの夕見子も、それを喜んで食べました。

泰樹が、自分の夢を家族に宣言したその数日後。なつも、その後の自分の人生の夢となる、あるものとの出会いを経験することになりました。それは漫画映画でした。小学校で、漫画映画の上映会が開かれたのです。

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予習レビュー

なっちゃんを柴田家に引き取ることを、はっきりと口に出してまで拒んでいた泰樹さんは、その後、なっちゃんの最も良き理解者となりました。

なっちゃんもまた、家族の中で泰樹さんの最も良き理解者になったと言えるかもしれません。

祖父と孫娘のような関係でありながら、良き相棒でもある泰樹さんとなっちゃん。

さて、今回。泰樹さんは、良き相棒であるなっちゃんに、自分の夢を語りました。その夢を十勝に入植した18歳の頃から抱き続けていた夢でした。

奇しくも泰樹さんが夢を語った同じ回に、なっちゃんも夢に出会います。もっとも、今回は、なっちゃんはそれをまだ「夢」だと認識はしていないようですが。

なっちゃんが出会った「夢」とは、アニメーション。当時の言葉で言う漫画映画です。

泰樹さんが、おそらく半世紀以上も抱き続けていた夢に向かって行動をはじめたのと同じタイミングで、なっちゃんも人生の夢と出会う。

なっちゃんと泰樹さん。この二人の絆、かなりの太さですね。

感想

泰樹さんの夢となっちゃんの夢

泰樹さんが納屋にしまい込んでいたバターを作る道具・バターチャン。長らく使われないまま、納屋の中に眠っていたようです。

前回、このバターチャンでバターを作ったのは、富士子さんの言葉から考えて、泰樹さんの奥さんが存命の頃でしょうか。

奥さんが存命の頃にはつくっていたバター。

バターづくりの夢。泰樹さんはきっと奥さんと共有していたのでしょう。開拓民として苦楽を共にしてきたはずの奥さんと。

そして、夢を共有してくれる奥さんが亡くなったことでバターづくりの夢を封印してしまったのかもしれません。

実際、富士子さんは、バターと聞いて、はじめは否定的な反応を示していたので。

今回、泰樹さんがなっちゃんに対して、いつになく熱く語ったように、泰樹さんは亡き奥さんにバターづくりの夢を熱く語っていたのでしょう。

しかし、奥さんが亡くなってから、夢を熱く語れる相手を泰樹さんは失ってしまいました。

夢を熱く語れる相手を失った泰樹さんは、夢そのものまで封印してしまったのでしょうか。

その泰樹さんの夢の封印を、なっちゃんが解きました。

奥さん以来となる、夢を共有できる相棒を見出した泰樹さん。なっちゃんのことを「わしの弟子じゃ」と言ったのは、夢を継いでくれる弟子、という意味だったのかな?

泰樹さんが、家族にすら見せたことのない表情で、なっちゃんに夢を語る場面、本当に素敵でした。

なっちゃんを子供扱いしていない泰樹さんの振る舞いも素敵でした。

一方、なっちゃんも夢と出会ってしまいました。泰樹さんの夢となっちゃんの夢。二人の異なる夢の行方は、この先、どのように展開するのでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

ナレーションの内村光良がなっちゃんの亡くなったお父さんだったんですね!(ともあきさん:9話)
ナレーションがお父さんとわかり、安心しました。なっちゃん、ひとりぼっちではないんですね。いつも、お父さんが見守っていてくれているんですね。

初めて「おじいさん おじいさん‥」と言えたのには 感涙いたしましました(Amoさん:9話)
泰樹さんのなっちゃんへの第一声の一つは「それでこそ赤の他人だ」でした。

泰樹さんがそこまで言い切ったなっちゃんが、今では、泰樹さんにとって、もしかすると家族以上になくてはならない存在に。

出会うべくして出会ったんですね。この二人は。

清原果耶さんが桜吹雪の下で天を仰ぎ、空の上のお父さんに語りかけるシーン(キヨコさん:9話)
このテレビコマーシャルはよく知っています。たしか、日曜日のTBSのドラマの時間枠で、このコマーシャルが放映されていたと記憶しています。

今は亡き父親が、娘の成長を見守り続ける。このコマーシャルと同じ世界観ですね『なつぞら』は。

なっちゃんは一人のようでお父さんと一緒(ちゃーちゃん:9話)
ナレーションが、いつになくヒロインを力を込めて応援することを、いつも不思議に思っていました。

ナレーションはお父さんだったんですね。ナレーションがヒロインを応援してきたことに納得です。

そして、なっちゃんはひとりぼっちではないとわかって、視聴者として安心して観ていられます。

訂正箇所がありました(Amoさん:9話)
訂正しました。訂正の仕方が間違っていないかご確認ください。

作り立て30分以内のバターは格別旨い(よるは去ったさん:9話)
何年か前に北海道の富良野に行ったときのこと。作り立て30分以内ではありませんでしたが、新鮮なバターをたっぷりと塗ったジャガイモを食べました。

鮮度の高いバターの風味が、いまだに忘れることができません。

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コメント

  1. ひるたま より:

    ◇前日(第9話)でアニメーションが流れる場面で流れた曲の題名が『私の青空』。⇒『私の青空』(2000年)へのオマージュ演出。
    ◇そして今日、「雪月」で雪之助さんが振舞っていたのがホットケーキ。⇒『とと姉ちゃん』(2016年)へのこれまたオマージュ演出。

    …というのは考え過ぎでしょうか。(朝ドラ100作目の今作ならば可能性は十分にあり得るのでは?と個人的には感じています)

    ふかしたてのジャガイモの上でバターが溶けて行く映像がクローズアップで映った場面を見ながら…夕見子ちゃんの頑なな気持ちが少しずつ溶けて行っているのかな?と思いながら見ていました。

    そして今日登場したバターチャンを見ながら思わず、もし萬平さんがいたならば結構労力&手間がかかるあのバターチャンを見て何を思いつくでしょうね。(「バターだ!福子!」ではないですが…(^^;)

  2. ぱぽりん より:

    ふーじこちゃんに続いてバターチャン、次は何チャンが出るのやら。

    さて、富士子、松嶋菜々子さんに戦後感がない、農民感がないという意見があるようですが、それ以前に、地域の背景に戦後感が無い、と、感じています。
    ドイツや朝鮮半島に見られるように、日本を分割統治する話し合いが決まった後(これは事実)、共産主義勢力の拡大を嫌ったアメリカが終戦を早めるために核兵器を使用(これは考えの一つ)したようで、戦後も北海道にはソビエトの侵攻を恐れる空気が強くあったのではないでしょうか。
    ドラマとしては余計なことで、何もそこを詳しく語る必要はありませんが、ただただ明るく気持ちよいばかりの北海道を描くのは物足りない。ちょっと疑問を感じ自分で調べるタネを蒔いておいてくれたらと思います。

    BSでなつぞらの前に放送されているおしん、あまりに悲惨で見るのが辛いドラマですが、
    「こうした状況が少し前の日本には普通にあったことを伝える義務」のもと製作されたとのことで、いろいろ余計なことを考えてしまいます。