天陽一家を救ってほしい / なつぞら 第12話

2019年4月13日(土)第2週「なつよ、夢の扉を開け」

あらすじ

開墾が進まず、営農に行き詰っている十勝の農地を捨て、よその土地に移住することを考えている天陽一家に力を貸してほしい。なつの必死の懇願に心を動かされた泰樹は、天陽一家の畑を見に行くことにしました。

その畑は、土がやせているため、どれほど懸命に耕したところで、作物が育つ見通しの立たない荒地でした。しかし、泰樹は、やせた土を耕し、開墾してきた経験を豊富に持っていました。泰樹は、天陽の親を説得することを約束しました。

その日の夜。泰樹は天陽の家を訪問しました。天陽は、十勝で農業を続けたいと強く望みました。しかし、天陽の父は天陽の気持ちを無視しました。そんな天陽の父を、泰樹は一喝。天陽の父は、十勝で生き続ける決意を固め、開墾に挑むことにしました。

月日は流れ、その9年後。かつては荒地だった天陽一家の土地は、肥沃な畑へと生まれ変わっていました。緑輝くその畑の中を、馬に乗って駆け抜ける少女の姿。それは、18歳に成長したなつの姿でした。

<<前回11話 | 次回13話>>

Sponsored Link

予習レビュー

前の週の、帯広のお菓子屋さん・雪月での、なっちゃんと泰樹さんの名場面での泰樹さんの言葉のひとつを覚えておいででしょうか。

「ちゃんと働けば、必ずいつか、報われる日が来る」

この泰樹さんの言葉が、今回、回収されるようです。

なっちゃんの同級生・天陽くんの家の畑の土はやせていました。作物が実りそうもない荒地でした。

だから、天陽くんの親は、その土地をあきらめていました。どこかよその土地に移住して、農家を一からやり直すことを考えているのかもしれません。

しかし、天陽くんは十勝で農家を営みつづけることにこだわりました。

そして、そんな天陽くんと、彼の一家をなっちゃんは助けてあげたかった。泰樹さんに、力になって欲しかった。

しかし、泰樹さんは、自分のことは自力で解決するという考え方の持ち主です。

天陽くん一家を助ける気など、泰樹さんにはありません。そんな泰樹さんを、なっちゃんは泰樹さんの言葉を使って説得。

なっちゃんが泰樹さんを説得し、泰樹さんの心を動かす場面、またしても涙腺決壊に注意が必要な場面になるような予感がします。

この、涙腺注意報場面を経てリトルなっちゃん時代は終了です。

いよいよ、広瀬すずちゃんの登場です。

感想

「なつの事情を真剣に聞いてやることがなぜ悪い!?」

天陽くんのお父さんは、子供の事情など耳を傾ける価値などないと思い込んでいる。

でも、泰樹さんは、なっちゃんの事情を真剣に聞く姿勢を崩さない。なぜなら、泰樹さんにとって年齢など関係ない。なっちゃんは弟子にして相棒だから。

相棒がたまたま孫娘と同い年だけれど、泰樹さんにとってなっちゃんは大事な相棒です。心を許せる、もしかするとただ一人の相棒です。

そんな、なっちゃんへの信頼が伝わってくる泰樹さんの言葉の一つひとつにしびれました。

天陽くんのお父さんを一喝したときの泰樹さんは頼もしかった。天陽くんのお父さんも、我が子に対する誤った考え方をすぐに改めて素敵な男性です。

なっちゃんの熱意が泰樹さんを動かしました。そして、泰樹さんの情熱が、天陽くんのお父さんの気持ちを動かし、十勝の人々の心をひとつにしました。

美しい、一週間の締めでした。

そして、いよいよ、広瀬すずちゃんが登場しました。

コメントへの返信 by 朝蔵

今回の内容は、丸々「アルプスの少女ハイジ」でしたね(ちーぼーさん:11話)
北海道十勝編のなっちゃんと泰樹さんの関係は、間違いなく『アルプスの少女ハイジ』へのオマージュですね。

アニメ『アルプスの少女ハイジ』では描かれることがなかった、大人になったハイジとアルムおんじの関係=大人になったなっちゃんと泰樹さんの二人の絆がどのように展開するのかがとっても楽しみです。

二人の信頼関係を、見た気がしました(ずんこさん:11話)
なっちゃんが「うそつき!」と言ったとき、周囲の大人たちはかなりハラハラしていた様子でしたが、泰樹さんは、なっちゃんの気持ちのすべてを受け入れてましたね。

周囲の大人たちの理解を超えた、なっちゃんと泰樹さんの絆。素敵です。いつまでも、この二人が一緒でいてほしいです。

でも、そうも行きそうにないですね。残念ながら。

ウン十年前の子役の小林綾子と大人になった小林綾子が同時に見られる(アーモンドさん:11話)
先週も、おしんのお姉ちゃん役で、子役時代の仙道敦子さんが『おしん』で姿を見せてくれてましたね。

その仙道敦子さんは、たしか同じ日に『なつぞら』では、帯広のお菓子屋さん雪月の菓子職人の奥様で登場。100作目の記念イベント満載ですね。

夢の始まりがフライシャー作品とはさすがです!(ともあきさん:11話)
『ポパイ』は、子供の頃、テレビでいつも観ていました。

しかし、宮崎駿さんが、それほど推奨するほどの価値ある作品であるとは、コメントをちょうだいするまで、まったく知りませんでした。

ご教授、ありがとうございます!

「白蛇伝」は人物を描くときに、実際に俳優さんたちに立ち回ってもらってキャラクターを描いた(にゃんこさん:17話)
にゃんこさんが教えてくださった、俳優さんたちが実際に立ち回って、その姿をもとに作画したという実話。

この実話が、ドラマの中で描かれる演劇のエピソードのモチーフになっているのかもしれませんね。

だとすると、ご高察のとおり、お芝居はきっと、その後のアニメーターとしての活躍のフラグなのでしょう。

太田寛一のことを調べてみたらびっくりです、マッサンや萬平に勝るとも劣らぬ人物(ぱぽりんさん:11話)
剛男さん、頼りなげなキャラとして描かれてますが、実はそれほどの大物だったんですか!?

「熱い心を持って北海道の農業、酪農の改革に取り組み、それを変えた」

たしかに、これほどの人物と、その人物を支えた奥様・富士子ちゃんの物語。間違いなく、朝ドラネタとしては、申し分ないですね。

令和生まれの子達から見れば、昭和は遥か遠い時代の昔話(ひるたまさん:『あさが来た』103話)
千代ちゃんの「徳川さまって、どちらさま?」。このセリフ、ブログ主も吹きました。ジェネレーションギャップの歴史は繰り返されるのかって。

令和生まれの子たちから見た昭和。それは、昭和生まれの我々から見た明治に等しいのかもしれませんね。

「子は親の背中を見て育つ」と言いますけれどね。(ひるたまさん:『あさが来た』104話)
千代ちゃんが幼い頃のこと。普通の家庭とはちょっと異なる夫のポジション、妻のポジションをしっかりと「おままごと」に再現していたところ、なかなか利発だなと思いました。

そして、面食い。

ベイビー千代ちゃんが、五代さまの顔を食い入るように見つめていたのを懐かしく思い出します。その一方で、商工会のコワモテのおっちゃんの顔が怖くて大泣きしたり(笑)

<<前回11話 | 次回13話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. tonko より:

    2度目のコメント失礼します\(__)
    今週の食事情で気になった事があったので…

    小麦粉が手に入らない…という会話
    今までの朝ドラは、戦時中
    東京か大阪が多かったので
    米が無く、小麦粉ばかり…
    というのが多かったですよね

    私の両親は戦時中生まれなのですが
    父は、米処新潟の農家育ち…
    だからなのか大人になっても
    すいとんが苦手なようでした
    対して母は、東京軽井沢埼玉と
    移動し、粉ものも米も食べていたよう…
    でも、お粥に必ず南瓜やサツマイモが
    入っていたらしく、そのせいで今は苦手

    地域性が出ていますよね
    でも今は、国産小麦と書いてある物は
    殆どが北海道産…不思議です

    長々失礼しました_(..)_

  2. まーちゃん より:

    近年の朝ドラには珍しく子役時代が丸々2週間あり子役ちゃんたちのみずみずしい演技を存分に堪能することができました^^子役時代の最後を告げるようにちびなっちゃんが泰樹さんにひしと抱きついたシーンは感涙ものでしたね;;

    そして満を持しての広瀬すずちゃんと吉沢亮君登場です!すずちゃんの安定のキラキラ感もさりながら「麗しのイケメン王子」吉沢亮君登場に「キャー!まぶしい!!」と叫んだのは我が家だけではありますまい(笑)国宝級とも称される美貌の吉沢君=天陽君の出番が美人(美男)薄命などということにならないようにとただ願うばかりです…

  3. ぱぽりん より:

    リアル剛男、太田寛一のことを知ったおかげで、第3週からの話しのベースが理解できました。そして、そのために今回、剛男に牛飼いのことを話させた理由も。
    リアル天陽、リアル倉田(次週から)のことも考えると、戦後の緊張状態まで組み入れるのは重過ぎるしキャパシティーオーバー。先の自分の書き込みは、読みが甘すぎました、ごめんなさい、ということで撤回させて下さい。
    十勝編(?)があと数週で終わってしまうのが余りにもったいないと思うばかりです。

    広瀬すずさんを見たいけれど、粟野咲莉さんをもっと見たい気持ちも含めて。

  4. tonko より:

    天陽くん、どこかで見たことがあるような…
    と、ずっと思っていて、やっと思い出しました
    「とと姉ちゃん」の大樹君だったんですね~
    相変わらず、いい子らしさが滲み出ています

    ナレーションの「なつよ…」が
    気になっていたので、
    お父さん目線と分かって納得です
    なつの感情も段々表されてきて
    凍っていた心が溶けてきたようですね

    それにしても、
    台詞にディズニーが出てきてビックリしました

  5. よるは去った より:

    なつN 「 開拓者の力強い歌が聞こえて来るようでした。」 ジョージ・スティーヴンス監督「シェーン」で何日もかかって大きな切株を取り除くシーンを想い出しました。あの映画で主人公たちが格闘した切株は今回のドラマの切株よりも数倍大きかったかな?

  6. ちゃーちゃん より:

    今回はとても重要な回になりました。
    『おじいさん』から『おじいちゃん』に呼び方が変わりました。
    農協的考えのタケオさんが後に農協職員になるであろう小さなフラグ。
    音尾さんと戸次さんが同じシーンに!
    願わくばここには安田さんも加わってくれて、大泉さんがゲストで4ショットが観れたらもう興奮ものです。

  7. 真夜中の太陽 より:

    今日も泰樹さんのセリフに泣かされました。「大人の事情で、よく考えずに子どもの気持ちを最初から深く向き合おうとしないのはダメ。」私はちゃんと自分の子どもたちに向き合えてたかしらと、反省しきりです。
    また、なっちゃんが「おじいさん!」と河原で泣いていたのに、今日は「おじいちゃん大好き!」と抱きついていました。泰樹さんの嬉しそうな顔も印象的でしたが、「おじいさん」ではなく「おじいちゃん」と呼べるようになったなっちゃんの変化が嬉しい回でした。