演劇部入部を勧める倉田 / なつぞら 第17話

2019年4月19日(金)第3週「なつよ、これが青春だ」

あらすじ

雪月でなつと会った演劇部顧問の倉田は、泰樹と農協、それぞれの立場を描いた芝居をしたいと言いだし、なつに演劇をはじめるようすすめました。なつが演劇をすることが、泰樹のためになるのだと。

その翌日の放課後。なつは、倉田とともに農協で働く剛男を訪問しました。なつは、倉田を剛男に紹介。農協が抱えている問題を聞かせてほしいと、なつと倉田は、組合長と剛男に、頭を下げました。

なつと倉田の質問に対して、酪農家を救うために農協が取り組んでいることを、組合長と剛男は語りました。農協が目指しているのは、十勝全体の酪農家を成長させることでした。そして、なつは農協が考えていることは正しいと判断しました。

そんな中、柴田家にやって来た乳業メーカーの担当者が、富士子に包み金を渡し、富士子と剛男はそれを拒みました。しかし、富士子と剛男の態度に、泰樹は納得することができません。その晩、泰樹は夕食もとらず、早々に床についてしまうのでした。

<<前回16話 | 次回18話>>

Sponsored Link

予習レビュー

農協を毛嫌いする泰樹さんと、農協で働く剛男さん。柴田家の中での二人の対立が激しくなることに胸を痛めるなっちゃんは、そのことを同級生の雪次郎くんに相談。

相談に乗った雪次郎くんは、演劇部顧問の倉田先生をなっちゃんに紹介し、なっちゃんと倉田先生との出会いから、新しいドラマの展開が動きだしました。

酪農家は誰にも頼ってはいけないとストイックな姿勢を貫く泰樹さん。

乳業メーカーに対して弱い立場に立つ酪農家の救済を目指す農協、そして剛男さん。

この二つの異なる考え方を芝居にして、酪農家が抱えている課題を、泰樹さんに理解してもらおう。

その芝居になっちゃんが出演すれば、泰樹さんも芝居を観にくるだろう。

それが倉田先生の作戦です。そして、その作戦を実行するために、倉田先生はなっちゃんに対して演劇部入部をすすめました。

ところで、なっちゃんは自分を表現する手段として、すでに絵を描くことをしています。

絵画に加えて、芝居への参加によって、これからストーリーが加わります。

このお芝居の体験も、将来のアニメーターの職業のフラグなのでしょうか。

感想

泰樹さんが農協を嫌う理由

泰樹さんが農協を嫌う理由。嫌う、というほどではないですが、農協よりも乳業メーカーとの付き合いに重きを置く理由が見えてきました。

泰樹さんは、乳業メーカーの営業マンから、これまで色々と面倒をみてもらっていたんですね。牛が病気になった際には、獣医を紹介してもらったりして。

きっと泰樹さんと乳業メーカーの営業マンは、個人的な信頼関係ができているはずです。

そんな人と人との付き合いを大切にしたい泰樹さんの気持ち。よ〜くわかります。

そして、そんな営業マンとの信頼関係を損なわずに、泰樹さんが農協に理解を示す展開になってほしいものです。

コメントへの返信 by 朝蔵

泰樹「人間が発情・・・・・。」なっちゃんを実の孫娘同様に思えばこその叱責でしょうけど(よるは去ったさん:16話)
泰樹さんの気持ちはわからないでもないですが、いくらなんでも、表現がストレートすぎますね。それを言ってしまうのかと、かなりびっくりしました。

言葉を選ばず、思ったことを思ったまま口に出す。これが、開拓者が過酷な環境の中で生き延びる道なのかもしれません。

(ぱぽりんさん16:話)
酪農の中長期のシミュレーション、みごとです!深く考えずに、泰樹さんがコツコツと努力して今日の隆盛を見たのだろうくらいに思っていました。

コツコツ努力を積み重ねるのは当たり前。それに加えて、数年後に酪農を発展させる知略にも長けていたんですね、泰樹さんは。

質実剛健一本やりの人かと思ったら、まあ、さばけたところもありそうで、(オペラ座の怪人さん:16話)
男女の仲を疑われることが困るのではなく、疑われないほうが男として困る。泰樹さんみたいな色男が言うだけに説得力がありますね。

このセリフを仮に剛男さんが言っていたとしても、説得力にはちょっとばかり欠けていたかもしれません。

どの酪農農家の牛乳も同一価格で買い上げる農協は、自分の努力を評価しない(ぱぽりんさん:16話)
ぱぽりんさんのコメントのうち、上に引用させてもらった部分を拝読し、思い出したことがあります。

有機農業に取り組んでいる知り合いの農家の話です。

除草剤や殺虫剤を使わないため、想像を絶するような手間暇をかけて、除草を行い害虫駆除の努力を、その農家はしています。

しかし、農協の買い取り価格は、慣行農法の農家からの買い取り価格とまったく同じ。

泰樹さんは、やっぱり、ここが気に食わないのかもしれません。

こんなとき、正規の流通ルートを通さず、高値で売りさばいてしまう『まんぷく』の世良さんみたいな人がいると、心強いですね(笑)

作曲者が 次回作 の朝ドラ「エール」のモデル 古関裕而さんでした(Amoさん:16話)
朝ドラ過去作品のネタの仕込みはよくありがちですが、未来作品のネタまで仕込んでいたとは驚きです。

そして、そんなところまで気づいてしまうAmoさんの観察力にもっと驚きです。

なっちゃんには そのデッサン力が無く ただ躍動的だということ(Amoさん:22話)
生まれついての資質が、なっちゃんには備わっているのでしょう。絵が上手だった、亡きお父さんの遺伝と思われます。

この生来の資質に、後天的に磨き上げたスキルが加わったとき。それが、なっちゃんの人生のピークになるのかもしれませんね。

牛に日曜日はない(ぱぽりんさん:16話)
自然を相手にする商売は、人のスケジュールに合わせることができませんから、昨今の働き方改革を取り入れるのはさぞかし難しいことかと思います。

稲作にしても、刈り入れ間近で大型台風が近づいて来てしまった日には、日曜日はおろか、昼も夜も無くなりますからね。

昨年、放送されていた『下町ロケット』の中で描かれた、農家の悲哀が忘れられません。

ひょっとしたら『エール』絡みも狙った演出だったのでしょうか(ひるたまさん:16話)
ご高察のとおり、おそらく来年の朝ドラネタかと思われます。

朝ドラ過去作品のネタを仕込みのは、もはや定番ですが、未来作品ネタを仕込むという発想は新鮮です。

新作発表時期が、従来よりも前倒しになったことで、きっと、こんなこともできるようになったのですね。

泰樹「お茶が欲しい。」(よるは去ったさん:17話)
ヘソを曲げたことを後悔しているらしい泰樹さんの後ろ姿。これは笑えました。こんなお茶目な芝居までできる草刈正雄さん。さすが名優です。

<<前回16話 | 次回18話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. うこちえす より:

    ラスト、饅頭を食べながら、『お茶が欲しい・・・』。
    落語『まんじゅう怖い』を彷彿とさせるオチでしたが、
    草刈さんの声色が、泰樹さんのそれではなく、『美の壺』の時のものになってました。

    『ちょっとやりすぎ?』と思ったのは私だけでしょうか?

  2. よるは去った より:

    悠吉「農協がやってくれたら安心だべさ・・・・・・俺は貧しい開拓民の八男に生まれて奉公に出されて・・・・・・。」現在BS プレミアムで再放送されている「おしん」の時代は、「大地主」から「小作農」と言われた人たちが土地を借りて、出来た農作物のうちなんぼかを「大地主」に納めてその残りで食べていく。凶作の年は「米一俵」と引き換えに幼い子が奉公に出されて・・・・・だったんですからね。そういう格差をおこさないために第二次世界大戦後にGHQ の施策により、農地解放がなされ、「小作農」と言われた人たちは「自作農」となり、そしてその間での公平化のために「農業協同組合」が出来たのでしょうけど、一部からしばしば非難の対象になっていることも否めませんね。どなたかがあげられた「有機栽培農家」に対しての対処の問題もそうですけど。私が知り得ている限りでも過去にあった「グルメ」や「日本酒造り」関連のコミックでも「悪役」扱いとかされるし。その一方でこの平成年間の後期では今まで気づかれてなかった「食品メーカー」の不正・インチキ問題がポロポロと・・・・・。こうなるとこの手の問題も「何が『正義』か?」とマイケル・サンデル教授と語らって見たいですなあ・・・・・と言ったら大袈裟か。(汗)

  3. よるは去った より:

    明美「夕見姉ちゃんの自由はただのワガママ!」なつ「明美ちゃん、上手いこと言う。」
    夕見子「う・る・さ・い。」
    この三人に漫才、コントのトリオ組ませたらどんなだろうとつくづく思いました。「とと姉ちゃん」の三姉妹も笑わせてくれる場面があったし。

  4. オペラ座の怪人 より:

    こういう言い方(っていうか、書き方)は
    どうかとも思うけど、
    でも、書かせてください。

    前作「まんぷく」は正直、
    (実話ベースだから)
    成功が約束された物語なので、
    あんまりドキドキしませんでした。
    この「ファンページ」も1回もアクセスしませんでした。
    すみません。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    前々作「半分、青い」は、
    どうなる?
    どうなる?
    毎回ハラハラ。

    今回の「なつぞら」も
    どうなる?
    どうなる?
    毎回ハラハラ。
    たまりません!

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    おしまい

  5. オペラ座の怪人 より:

    悠吉、菊介親子の、「おやっさん大好き」発言、
    いいですね。

    人生で、そういう大好きな、信頼できる人に出会えることって、
    なかなかなくて、
    私には、そういう出会いは、なかったなあ。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  6. オペラ座の怪人 より:

    泰樹さん「お茶が欲しい、、、」
    って、
    何かの伏線か!?
    単なる台詞か!?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    それはさておき、大好きな草刈さん演じる泰樹さんが、
    農協いらん、と、言うなら、
    泰樹さんの味方をしたくなりますが、

    結局、時代の流れは農協側であり、
    しかし、時代の流れに逆らってこそ、きちんとした議論もあり、
    きちんとした議論があってこそ、より良い解決策もある、のかな、と。

    おしまい

  7. よるは去った より:

    内村N 「その晩のじいちゃんは食欲がないと・・・・。」とドラマが重々しくなった後で泰樹「お茶が欲しい。」と饅頭を。何かニクめなかったなあ。

  8. にゃんこ より:

    ひょっとしたらお芝居体験もアニメの仕事に関するフラグかも、という気がします。

    たしか、なつのモデルになった奥山さんは「白蛇伝」の製作に携わっていた方。
    そして「白蛇伝」は人物を描くときに、実際に俳優さんたちに立ち回ってもらってキャラクターを描いたという話があります。
    佐久間良子さんや松島トモ子さんがモデルになったそうです。

    この話が関係あるかどうか、わからないけど、朝蔵さんの文章を読んで真っ先に浮かんだのがこの話でした。