ふたたび姿を消す咲太郎 / なつぞら 第30話

2019年5月4日(土)第5週「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」

あらすじ

浅草の劇場で、ついに咲太郎との再会を果たしたなつは、その翌日にあらためて咲太郎と会う約束をしました。しかし、あくる日の約束の時間になっても、咲太郎は川村屋に姿をあらわしませんでした。

咲太郎がやって来るのを待ち続けるなつに、光子は言いました。咲太郎は、ここには来ないだろうと。そんな中、川村屋にやってきたのは咲太郎ではなく信哉でした。その信哉は、なつに告げました。咲太郎が警察に捕まったことを。

その翌日、浅草の劇場に再び足を運んだなつは、咲太郎をよく知るダンサーから、咲太郎が無実であることを知らされました。一方、角筈屋書店の茂木が、藤田という名の人物をなつに紹介。藤田は、咲太郎が借金を背負っていることをなつに告げました。

そんな中、咲太郎がなつに宛てた手紙を佐々岡が持ってきました。なつとの再会を喜びつつも、不甲斐ない自分のことは忘れてほしい。それが咲太郎の手紙の中身でした。同じ頃、北海道十勝では、泰樹が照男に告げました。なつと結婚しろと。>

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予習レビュー

前回の予習レビュー欄を書いた段階では、なっちゃんと咲太郎くんが再会を果たしたと断定できずにいました。

しかし、今回は断定できます。

なっちゃんと咲太郎くんがついに再会を果たしました。9歳で十勝に連れて来られてから、ずっと会いたいと思っていたお兄ちゃんと、なっちゃんは再会を果たします。

ただし、その再会のタイミングが前回なのか今回なのかは、まだ不明です。おそらく、前回のうちに再会を果たすものと思われます。

そして、再会を果たした翌日。なっちゃんは、咲太郎くんとあらためて会う約束をするものの、咲太郎くんが姿をあらわすことはありませんでした。

咲太郎くんは何故、せっかく再会できたなっちゃんの前から、ふたたび姿を消してしまったのか。

そんな咲太郎くんのワケありの事情が、今回、ドラマの中で語られるようです。ただし、そのワケありの事情の詳しいところは、伏せておきます。

咲太郎くんとの悲願の再会は果たすことができたものの、なっちゃんと咲太郎くんのドラマの第二幕がはじまりました。

感想

平成最後の週。そして、令和最初の週。佐々岡くんの登場をきっかけに、十勝の暮らしに馴染んで以来、平穏な日々を送っていたなっちゃんの人生が動きはじめました。

そして、なっちゃんにとって大事な大事な咲太郎くんが歩んできた9年間が、明らかにされました。

咲太郎くんの悲劇

なっちゃんが十勝に連れて来られたころ。家出をするほど会いたかったお兄ちゃんに、なっちゃんはやっと会うことができました。

お兄ちゃんこと咲太郎くんも、なっちゃんとの再会を心から喜びました。

このまま何もなければ、咲太郎くんとなっちゃんは、再び、手紙のやりとりを交わすなどして、兄と妹の関係を取り戻すことができたのでしょう。

しかし、咲太郎くんは多額の借金を抱えていました。そして、心にゆとりが足りなかった咲太郎くんは、魔が差してしまいました。

10万円を貸してほしいと頭を下げた咲太郎くんは、その直後に、今度は1万円でもいい。

この金額の落差に、咲太郎くんの焦りがよくあらわれています。

なっちゃんが新宿の川村屋にいることを知った咲太郎くんは、川村屋のなっちゃんのもとに足を運びたかったのでしょう。

そのためにも、光子さんから借りているらしいお金の一部でも調達したかった。光子さんにお金の一部を返済することで、堂々と川村屋に行きたかった。

ただでさえ、お金のことで焦っている咲太郎くん。余計に焦ってしまったんでしょうか。

焦るあまり、芸人さんから差し出された時計が、盗品だと疑いもしなかった咲太郎くん。人生の落とし穴の、さらなる深みにはまってしまって、気の毒すぎます。

しかも、なっちゃんとの再会の直後にこんなことになるなんて・・・

咲太郎くんの今回までの歩み

人生が動きはじめたなっちゃん。東京の新キャラも、今週になって次々と登場してきました。大型連休明けの来週以降、ドラマが急展開しそうな予感がします。

今後の急展開についてゆけるよう、東京の新キャラと咲太郎くんの置かれている状況を整理してみようと思います。

咲太郎くんとなっちゃんが別れて以降のことを、時系列にまとめてみます。一部、憶測が入りますがご容赦願います。

なっちゃんが十勝に行ったあと、咲太郎くんは孤児院を脱走。

ふたたび闇市で、タップダンスなどを披露したり、進駐軍の米兵と付き合いながら生き延びてきたのでしょう(この一文は憶測)

そんな中、たった一人で生きている咲太郎少年を、ムーランルージュというレビュー劇場で働く踊り子・岸川亜矢美が助けました。

岸川亜矢美は、本日、一瞬だけ出てきたダンサー。山口智子さんが演じます。ブログ主は山口智子さんが大好きなので、彼女の出演に感激しています。

さて、踊り子・岸川亜矢美は、咲太郎くんにとっての母親のような存在になりました。

そして、母親代わりの岸川亜矢美が働いているムーランルージュは、咲太郎くんにとって、心の拠り所でした。あたかもそれは家庭でした。

しかし、ムーランルージュは倒産。

家庭を失った咲太郎くんは、家庭を取り戻すため、岸川亜矢美と一緒に暮らせる場所を取り戻すため、ムーランルージュを買い戻そうと決意。

そんな中、ムーランルージュが10万円で売りに出されているという話が、咲太郎くんのもとに舞い込んできました。

自力では10万円を調達することができない咲太郎くんは、腹黒いようでいて「お人好しでバカ」の、光子さんから借金。

しかし、この光子さんから借りた10万円を持ち逃げされ、光子さんに合わせる顔を失ってしまった。

これが、咲太郎くんが孤児院を脱走してから今回までのざっくりとした経緯です。

追伸:腹黒すぎる光子さんのブラックな印象が、「お人好しでバカ」の一言で、一発で解消されてしまいましたね。

光子さん、実は天然キャラなのかも(笑)

コメントへの返信 by 朝蔵

感動の再会、しかし、ストリップ小屋の舞台かい!?(オペラ座の怪人さん:29話)
感動の再会の場面設定がエグいですね。ストリップ劇場。しかも、観衆たちの罵声を浴びる中での再会。

観衆が拍手をしたのは、なっちゃんと咲太郎くんの再会を祝福したというよりは、なっちゃんを踊り子の一人として、観衆が認識したのかと思います。

なっちゃんと咲太郎くんの二人による演目が始まるとでも思ったのかもです。

「『天(丼)』の助け」といったところか(よるは去ったさん:29話)
うまいことおっしゃいますね。

相手がまだまだ子供のなっちゃんと、ちょっと天然が入っているらしい富士子さんだったので、その場を切り抜けましたが・・・

もしあの席に泰樹さんが同席していたら。泰樹さんだったら、咲太郎くんが何やら隠し事をしているようだと、するどく察したでしょうね。

しかも、咲太郎くんの隠し事を察しながらも、そのことを決して顔色に出さないしたたかを見せながら。

富士子、信哉、なつの順に割り箸を渡す咲太郎(ぱぽりんさん:29話)
さすが、細かいところをしっかりと観察しておられますね。ブログ主は、そこまで気がつくことができませんでした。

終戦直後の混乱期にあっては進駐軍の米兵たちに可愛がられ、その後は、新宿の暗黒街(?)の大人たちに目をかけられる。

そんな咲太郎くんの人となりを、天丼の場面でするどく見抜くなんて、本当に素晴らしい鑑賞眼、洞察力です。

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コメント

  1. ぱぽりん より:

    <新宿南口>の電柱広告

    「ソルトイン軟膏」

    傷口に塩を擦り込む、って、なんて恐ろしい軟膏でしょうか。
    スタッフさん達、遊んでますね。

    本日の川村屋マダム、光子の衣装、ちょっとナウシカを思い出しました。

  2. ぱぽりん より:

    咲太郎はなぜ施設から逃げ出したのか。

    STEP1
    親戚「千遥一人なら引き取れる」
    =自分までなつと一緒に面倒を見てもらうわけにはいかない
     ならば自分は千遥となつとに連絡を取れるよう施設に残る

    STEP2
    親戚「もう千遥と連絡を取らないでくれ」
    =なつの預け先も同じだろうから、千遥にもなつにも連絡を取ることができない
     ならば自分はもうここにいる必要が無い
     (連絡を取るわけにいかないのになつからの手紙が辛い)

    といったところだったのでしょうか。
    咲太郎が信哉と同じ施設、あるいは同じような考えの指導者のいる施設に収容されたなら、その人生は随分違ったものになったのでしょう。

  3. ぱぽりん より:

    早苗 「白黒川村屋問題は、重い話か、軽い話か?」

    と言うところであっさり解決、ホワイト川村屋になったところで、
    「なつよ、安心して泊まれよ」

    角筈屋社長茂木、ウサンクサイのかと思いきや好人物で、そのくせ藤田親分を川村屋に連れてくるなど相当に力があるところも見せた。これからまだまださりげなく活躍する場面がありそうで楽しみです。

    そうそう、土間レミ子、ドレミ、ということで、この先サウンド・オブ・ミュージックネタが仕込まれているのでしょうか?
    でも、映画公開はドラマの時間で10年先だし、歌手としてのダジャレネームで終わってしまうのか。

  4. オペラ座の怪人 より:

    予習をしない私としては、
    山口智子さんのご出演も、
    今日見て、始めて知って、びっくり!?
    重要な役なのかしら?
    ちょい役なのかしら?

    おしまい

  5. オペラ座の怪人 より:

    川村屋のマダムも、咲太郎に騙された、と誤解していたんだ。
    リリーさんに「お馬鹿」呼ばわりされた後で、
    そのお馬鹿は私、とばかりに名乗り出るのも、
    恥ずかしかったと思うけど、
    正直に言ってくれて、マダムのことが好きになりました。
    比嘉愛未さん?
    前の、朝ドラのヒロインだそうで、
    このマダムのことが好きになりました。
    大事なことなので、2回、書きました。

    あと、もっと大好きな泰樹さん。
    てるお兄ちゃんに、言いました!
    「なつと結婚しろ」

    どうなる、なつ?
    どうする、なつ?

    おしまい