なつが天陽を映画に誘う / なつぞら 第33話

2019年5月8日(水)第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」

あらすじ

なつの将来についての泰樹の考えを聞かされた剛男と富士子は驚きました。泰樹は、なつを照男と結婚させ、柴田牧場をなつと照男の二人に継がせることを考えていたのです。しかし、泰樹の考えを、なつはまだ知らずにいました。

その数日後。照男からもらった映画のチケットで映画を観ようと、なつは天陽を誘い、帯広の映画館に足を運びました。上映された映画はディズニーの『ファンタジア』でした。小学校の上映会のとき以来の漫画映画の世界に、なつは心をうばわれました。

映画を観ながらなつが思い出していたのは、東京でアニメーション制作の現場を見学した時の様子でした。そして、東洋映画がアニメーション制作を開始したことを宣伝するための宣伝映画の中で、東洋映画の社長が呼びかけました。志のある若者に来てほしいと。

映画館を出たなつと天陽は、雪月に足を運びました。雪月では、なつはあらためて映画の感動を天陽に熱く語りました。なつの感動の言葉を聞かされた天陽は、なつがアニメーションの世界に進みたいと感じ始めていることをするどく察するのでした。

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予習レビュー

なっちゃんと照男くんを結婚させる思惑を、はっきりと口に出す泰樹さん。そのことを、はじめて聞かされて驚く剛男さん。憤慨する富士子さん。

一方で当事者であるなっちゃんは、泰樹さんが考えていることをまだ知りません。

そして、泰樹さんの思惑と正反対ともいえる行動を、今回のなっちゃんはとることになります。

なっちゃんは、天陽くんを誘って映画を観に行きました。天陽くんと言えば、なっちゃんは、泰樹さんから天陽くんから関係を疑われていました。

なっちゃんが天陽くんと、二人だけで一緒に映画を観に行ったことを泰樹さんは知ってしまうのでしょうか。

しかも、二人が一緒に映画を観に行くきっかけをつくったのは、照男くんです。

また、なっちゃんが観に行った映画は、なっちゃんのライフワークにつながる作品、ディズニーの『ファンタジア』です。

泰樹さんの希望。なっちゃんの行動。ズレが生じてきました。このズレは、なっちゃんが大人になりつつことの暗示なのでしょうか。

あるいはこのズレは、泰樹さんと照男くんの考え方に間にズレが生じていることを暗示しているのかもしれません。

なっちゃんが、天陽くんを映画に誘ったのも、なっちゃんのライフワークにつながる作品をチョイスしたのも、照男くんなのですから。

感想

なっちゃんの夢

今週に入ってから、なっちゃんが少しづつ夢に近づく様子が描かれるようになりました。

その一方で、なっちゃんの将来をめぐって、剛男さん、富士子さん、とりわけ大樹さんは、なっちゃんの夢とは正反対のことを考えていました。

このギャップがどこまで拡大してしまうのでしょうか。

しかし、泰樹さん、剛男さん、富士子さんの三人が何を話し合ったのかを、なっちゃんはまだ知りません。

一方、なっちゃんが夢に近づいていることを、なっちゃん自身もまだ気がついてはいません。

気づいてはいないけれど、これまでのなっちゃんの経験が、夢につながってくる様が、なっちゃんの人生が動きはじめたことを暗示しているかのようでした。

ところで、なっちゃんが自分の心の中の夢に気がついたその時。上に述べたギャップが拡大するのかもしれませんね。

そのギャップが、シコリを残さずにキレイに回収されることを願うばかりです。

そんな中、すでになっちゃんの夢に気が付き始めているのが天陽くん。そのなっちゃんの夢を応援するために、天陽くんはちょうど一週間後の放送回で・・・

このことは、まだ、伏せておきます。

コメントへの返信 by 朝蔵

夢の中の警察官たちのタップダンス(よるは去ったさん:32話)
咲太郎くんが少年時代に披露していたタップダンスと、咲太郎くんを捕まえた警察官が夢の中で溶け合う。そして、味方のはずの泰樹さんは敵に。

なっちゃんの混乱ぶりが夢を通してよく伝わってきました。

雪次郎(?)が「夕見子ちゃ~ん!」好きなんだ!(オペラ座の怪人さん:32話)
なっちゃんが9歳の頃、まだ十勝に来たばかりの頃です。泰樹さんが帯広の雪月になっちゃんを連れて行く場面がありました。

その直後に、泰樹さんが再び一家を連れて雪月へ。

この時、リトル雪次郎くんは、リトル夕見子ちゃんのことを、なっちゃんよりめんこいとか、そんな意味の言葉を発したと記憶しています。

リトル雪次郎くん、きっとリトル夕見子ちゃんに一目惚れしたのかと思います。それ以来の恋心なのかもしれません。

夕見子、が正しいのではないでしょうか?(オペラ座の怪人さん:32話)
ご指摘ありがとうございます。以前も、同じ間違いをコメント欄を通して教えていただいたのですが、同じ間違いを繰り返してしまいました。

20箇所以上も間違っていました。早速、訂正させていただきました。ありがとうございました。

動き出す前の予備動作、加減速(ぱぽりんさん:31話)
ジブリのアニメーションの動きに、いつも生々しさすら感じていましたが、その理由を言葉であらわすことができずにいました。

「予備動作」「加減速」

これらの言葉で、ジブリのアニメーションの生々しい動きの秘密が言語化されたことで、やっとすっきりしました。ありがとうございます。

普通、身内が逮捕されたとなると釈放されるように動くものじゃないのかしら?(ちゃーちゃん:32話)
そういえば、前作『まんぷく』では、萬平さんが3度も逮捕され、その度ごとにふくちゃんが必死になって、動いてましたね。

特に、最初の憲兵による逮捕のときは結婚前。まだ身内というわけではありませんでした。しかし、憲兵から暴力を振るわれてまで萬平さんの無実を訴えるふくちゃんの姿。忘れられません。

なっちゃんと天陽くんは結ばれないと思います(どんギツネ。さん:38話)
天陽くんというキャラには、北海道で絵画の制作活動を続けた実在の画家のモデルが存在するらしいのです。

その画家というのが若くして亡くなっています。

もしこの画家が天陽くんのモデルであれば、もしかすると天陽くんは自分の気持ちをなっちゃんに打ち明けることなく早逝。そんな展開もあるかもしれませんね。

開始原画(斧が頭上)~終了原画(斧が薪を割り終わったところ)の間(へるるんさん:31話)
ブログ主は、まったくの素人のレベルをはるかに超えた超がつくような素人なので、へるるんさんの分析に、ただただ感心するばかりです。

アニメーションの動画がどのように成り立っているのか。優れた動きと稚拙な動きの差はどこから生じてくるのか。

それが、ようやく理解できました。ありがとうございました。

六花亭のマルセイバターサンド!?(へるるんさん:34話)
おそらく六花亭のマルセイバターサンドが「バターをたっぷり使った」お菓子ではないかとブログ主も考えています。

そういえば、『なつぞら』ゆかりの地(?)新宿で、北海道物産展が開催中。六花亭のマルセイバターサンドも、しっかりと販売されていました。

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コメント

  1. へるるん より:

    ファンタジアは何度も観た映画ですが
    有名なのはやはりミッキーの「魔法使いの弟子」のシーン
    (魔法使いの弟子となったミッキーマウスが見よう見まねの魔法をかけて
    箒に勝手に掃除をさせようするも箒がどんどん暴走して大変・・・って話)
    ですが
    さすがに放送の許可が降りなかったのでしょうか
    他のシーンは使われてるんだからミッキーだけダメってこともないような
    あ、1940年だからもう著作権切れてるのか!
    ミッキーは別の権利で使っちゃダメってことですかね。

  2. ちーぼー より:

    本筋とは全く関係ないのですが、なっちゃんと夕見子ちゃんの毛糸のカーディガンが、混ざり毛糸の色違いでいかにも手編み。きっとこの撮影のために編まれたものなのでしょうね、とっても素敵でした。明美ちゃんは、もう少し大きくなったら両方を譲り受けるんだろうな。

  3. ぱぽりん より:

    権利に厳しいディズニーの映像、よくぞ使用許諾を取ったものだとびっくり。
    もっとも、ディズニーにしてみればいい宣伝、何も損はないからなのかな。

    昨日の警官のタップ、てるてる家族の雰囲気で大森氏、遊んだ様子。
    シュークリームをどう分けるかで大森氏があの後何か入れるだろうけれどどういうシーンになるかが解らなかったのですが、スキー大会に照男となつを誘う菊介を見てようやく

    悠吉、菊介、シュークリームを頬張ると、照男の方を向き、目を剝いていかにもの顔で
    悠吉  「うまい!」
    菊介  「うまいべ!!」
    照男、それを見て笑う

    あくまで、<おしん><ひよっこ><なつぞら><半分、青い。>を見ての自分の感じた印象ですが、
    大きな板に登場人物の名前がたくさん書いてあって、其々の関係を示す線、そしてそれを断ち切るような、ヒエラルキー等に基づく線をまず前提としてイメージ。
    で、後者の扱いが脚本家さんによって違う。
    橋田氏だと、その線がくっきりはっきり、そして揺るがない。関係が変わり新たに線が引き直されたとしても以前の線がそのまま残る。その線との格闘がドラマになる感じ。
    岡田氏だと、線があるけれど、その線をどう淡い物に見せるか、無いように振舞うかの態度がドラマになる感じ。
    大森氏だと、時々線をヒョイと飛び越えてしまう。
    北川氏だと、線は引かれているのではなく置かれている感じ。板をゆすると線がどこかに動いて行ってしまう。もっとも板は鉄板の様で、ところどころマグネットでできた線が貼り付いている。

    といったところでしょうか。

    最後に、訂正を。
    ×「私、ひとりじゃない」 → ○「私一人、じゃない」
    ×「流れる線を描く」 → ○「線が走る」

  4. オペラ座の怪人 より:

    泰樹さん「なつ、折り入って話がある。」
    富士子さん「ない、今はない。」
    泰樹さん「ない。」
    大爆笑。
    泰樹さんも、悩みが尽きませんなあ。

    さて、なつが上京して、アニメーターになるのは、
    これは、もう、決まったシナリオ。
    ファンタジアを見て、感化されちゃっちゃあ、
    仕方ないかも。
    アニメーターとして成功しちゃうのかしら?
    なつよ、十勝を見捨てないでくれえ。

    しかし、なつの上京に合わせて、
    夕見子ちゃんも上京ならば、それもいいかも?

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    おしまい

  5. よるは去った より:

    しかし、思い出してみるとディズニー映画作品は「ファンタジア」もそうですけど、「『昔からのクラシック音楽』のリズムに合わせたハチャメチャなアクション」が展開される場面がありますね。アニメーションを作った後にBGM を作曲してつけるのではなく、元からある曲のリズムに合わせてアニメーションを作り上げるんですからね。CG なるものが無いに違いない時代にそれをやっていたのは凄い技術だなと私的には思うんですが。