なつの希望を察する天陽 / なつぞら 第34話

2019年5月9日(木)第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」

あらすじ

帯広の映画館で『ファンタジア』を観たなつと天陽は、映画の後に雪月に足を運びました。雪月にやって来たなつと天陽に、雪之助と雪次郎は、バター煎餅と名付けたバターを使ったお菓子の試作品を試食させました。

雪之助は、そのバター煎餅にかける思いを語りました。雪之助は、地元の食材で作ったその焼き菓子を、地元の銘菓にしたいと抱負を抱いていました。そして、この焼き菓子のためにも、将来はなつに上質なバターをつくってほしいと、雪之助はなつに語りました。

しかし、雪之助から期待をかけられるなつが、酪農家とは異なる道を進みたいと感じはじめていることを、天陽はするどく察していました。そんな中、地元で毎年開催されるスキー大会に、天陽が出場すると宣言します。

それを知った泰樹は、照男に言いました。スキー大会に出場しろ。そして、天陽に負けてはならないと。一方、富士子は心配していました。なつと照男を結婚させてしまっていいものなのかと。そんな中、スキー大会の日を迎えるのでした。

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予習レビュー

前回。映画『ファンタジア』を観て、高校卒業後の進路のことで、自分の中で何かが動きはじめたなっちゃんと、なっちゃんと照男くんを結婚させたいと考えている泰樹さんの小さなギャップが描かれました。

そして今回。別の角度からのギャップが描かれます。

雪月の雪之助さんは、バターを使った焼き菓子を、地元の名産品にまで育て上げるという抱負を胸にいだいていました。

そして、地元の名産品にふさわしいバターを、柴田牧場を継いだなっちゃんに納めてもらいたいと考えていました。

一方で、なっちゃんが、高校卒業後の進路の希望を、自分ではっきりと自覚していたかどうかは定かではありません。

しかし、なっちゃんの心がにわかに揺れはじめていることを天陽くんはするどく察したようです。

なっちゃんへの周囲の面々からの期待と、なっちゃん自身の気持ち。

なっちゃん自身が、まだこのギャップには気がついていないようですが、今週から来週にかけて、ついになっちゃんも、このギャップに気がつくことになるのでしょうか。

感想

泰樹さんの計算間違い

照男くんとなっちゃんを結婚させたい一心の泰樹さんが、照男くんのためにスキー板を買ってきたのには驚きました。

孫に何かを買い与えるようなじいちゃんではなかったのに。

ただ、泰樹さんが照男くんのためにスキー板を買ったことで、ひとつ確信を持ったことがあります。

照男くんがなっちゃんにプレゼントした映画『ファンタジア』のチケット。あれはやっぱり泰樹さんが買ってきたのかなって。

さて、照男くんはスキー板を買ってもらいました。

しかし、なっちゃんは、スキー板を手作りする天陽くんの方がカッコいいとキッパリ言い切りました。

その時の、計算違いをひそかに悔しがる泰樹さんの表情が絶妙でした。泰樹さんにとっては想定外の反応だったはず。

勝ちさえすればいい。勝った方がカッコいいと泰樹さん。泰樹さんの言葉にも一理ありますが、苦しい言い訳にしか聞こえないところが痛い。

そんな泰樹さんが可愛いと思った『なつぞら』第34回でした。

追記:最近、泰樹さんがかなり焦ってますね。でも、焦るほどに、笑わせてくれるのがたまりません。泰樹さん、いいキャラしてます。はじめは怖いじいちゃんでしたが。

六花亭のマルセイバターサンド

帯広のお菓子屋さん「雪月」の実在モデルは、六花亭ではないか。そんな想像をしていましたが、ブログ主としては珍しく、想像が当たったかもしれません。

今回のドラマの中に出てきた「バター煎餅」を収める箱のデザインが、六花亭のマルセイバターサンドの包み紙にそっくり!

しかし、自分の記憶に自信がなかったので、六花亭のオンラインショップで、マルセイバターサンドの包み紙のデザインを確認しようとしたところ・・・

なんと、六花亭のオンラインショップにアクセスが殺到しているようで、ページがまったく表示されません。

ブログ主と同じことを考えている人が大勢いるようです(笑)

ところで『まんぷく』の放送によってカップヌードルの売り上げが急増し、一部の製品の製造を止めてしまったとの由。

『マッサン』の放送後も、ちょうど欧米での日本産ウィスキーの大ブームとタイミング重なり、原酒不足の事態に。

マルセイバターサンドも、早めに手に入れておかないと、しばらく購入するのが難しくなるかもです。

コメントへの返信 by 朝蔵

CGなるものが無いに違いない時代にそれをやっていたのは凄い技術だなと私的には思うんですが(よるは去ったさん:33話)
CGだけでなく、今では当たり前のデジタル機器が皆無の時代に、あれだけのことをやり遂げてしまったのは本当にすごいことです。あらためて思います。

アナログレコードを再生して、楽曲の長さをストップウォッチで計測。楽譜にその時間の長さを落とし込み、その長さから逆算して動画を組み立てのでしょうか。

大変な根気がいる作業ですね。気が遠くなります。

アニメーターとして成功しちゃうのかしら?(オペラ座の怪人さん:33話)
今のところ、アニメーターになれるところまでは判明していますが、その先で、なっちゃんはどこに向かって行くんでしょうね。

一方の夕見子ちゃんの将来。実在モデルらしき人物がいない、夕見子ちゃんの大学卒業後の進路が気になって仕方ありません。

十勝に戻ってくるのか。それとも、自分の住む場所を自分で決めるのか。夕見子ちゃん、どこに向かって歩んでゆくのでしょうか。

其々の関係を示す線(ぱぽりんさん:33話)
ドラマとは人間の悲喜劇を描くもので、人間の悲喜劇の発生源は人間関係。その人間関係をどう料理するかで、脚本家の特徴がはっきりしてくるものなんですね。

いただいたコメントで、そのことがはっきりとわかりました。

混ざり毛糸の色違いでいかにも手編み(ちーぼーさん:33話)
なっちゃんがかぶっている帽子も、同じく混ざり毛糸の色違いで見るからに手編み。

ドラマの中で描かれる時代より10年以上後の昭和40年代半ばのことですが、子供の頃に来ていたセーターやカーディガンはいつも手編みでした。

そんな時代を懐かしく思い出します。

(ハルさん:『なつぞら』トップページ)
はじめまして。コメントありがとうございます。

今月の後半からはじまる東京編でも、朝ドラヒロインを演じた女優さんたちが、多数、出演されるようです。

その頃には、なっちゃんはどんな大人になっているのか。なっちゃんと同世代の若者たちは、その頃、何をしているのか。

楽しみですね。今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

ミッキーは別の権利で使っちゃダメってことですかね(へるるんさん:33話)
おそらく、キャラクターごとに権利が設定されているのでしょう。だから、ミッキーだけは除外されたのかもしれません。

朝ドラはテレビ放送だけでなく、放送後のオンデマンド配信。ブルーレイでの発売などもあり、それらの契約がかなり複雑で、費用も高額なものとなるでしょうから。

『おしん』『なつぞら』対照的な台詞でしたね(よるは去ったさん:34話)
昭和から令和。時代の変化、価値観の変化を感じずにはいられませんね。

昭和のあの頃に、家族のために働くことを否定するようなセリフがあろうものなら、戦前生まれの方々からのクレームが殺到したかと。

一方、おしんの価値観を今どきのドラマに入れたら、いわゆる炎上騒ぎ。

話がそれますが、『ひよっこ』の前半。お父ちゃんが行方不明になったことで、ヒロインが家族のために出稼ぎに出た頃は、視聴率がふるいませんでした。

でも、ヒロインが恋をするなど、自分のための行動に出た頃から視聴率が復活。そんなことを思い出しました。

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コメント

  1. ひるたま より:

    なつ「雪之助さんは、そんな心の狭い人じゃないよ」 菊介「わっかんねーよ」悠吉「(雪之助に)会ったことあんのか?」 菊介「会ったことはねえ」
    …録画で見直していた時に、牛舎でバターせんべいを食べながらのなつ&戸村父子のやり取りで思わず吹き出しちゃいました。菊介(音尾琢真)さんと雪之助(安田顕)さん…確かに現時点ではまだ同一場面に登場していませんね。いつか同一場面での共演は見られるのでしょうか。
    それにしても「会ったことはねえ」←思わず「TEAM NACSのメンバー同士だよね~?」とTVの前でツッコミ入れちゃいました…!(^^;)

  2. へるるん より:

    実際に出てきたものはバターサンドよりバタービスケットに近いもののようでしたね。
    ちなみに六花亭さんのマルセイバターサンド(マルセイバターシリーズ?)のパッケージは
    なつぞらでも名前が出てきている晩成社さんに敬意を表して
    晩成社の「マルセイバタ」(晩成社の「成」の字を○で囲んでマルセイ)の
    パッケージを模したものだそうな

  3. ぱぽりん より:

    天陽、木賊(とくさ)で滑走面を磨いていたようですが、乾かした木賊を平らな板に張り付けて研ぐのでなければ、滑らかでも凸凹の形状になってしまいそうです。
    実際のところどうだったのでしょう。

    それにしても,あんなにきれいに手製のスキーを作れるなんて、絵だけでなく木工の技術も身に付けている、かな?

  4. ちゃーちゃん より:

    天陽『だったら行くなよ。』
    列車の中での天陽の言葉の後音楽が流れる。
    アレ?なんだか「フランケンシュタインの恋」を見ているような…
    調べたら「なつぞら」も「フランケンシュタインの恋」も作は大森寿美男さん。
    演出は別な人だろうに似てしまうものなのか?悲恋(?)になるかもしれない、しかも純愛を表現したいのか?
    東京に出てアニメーターになるなっちゃんのモデルになった人は同業の人と結婚するみたいだし天陽君は子供時代から北海道に根を下ろす決心しているみたいだし。

  5. オペラ座の怪人 より:

    天陽君は、なつに、
    東京に行って欲しいのか?
    東京に行かず、北海道に残って欲しいのか?
    これは、シナリオの展開上、
    なつは、東京に行くということですが、

    天陽君も東京に行くのか?
    お兄さんのツテで、アニメーターになるのか?
    疑問。

    あ!
    ブログ主様!
    ご存知でも、教えないでください。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  6. ぱぽりん より:

    夕見子推しの皆さん、失礼しました、自分もここのところ<夕美子>となっていました。

    夕見子だと、夕を見るだけでなく夕に見る(会う)、産まれてきてくれた喜び、初めての娘との出会いの気持ちも感じる名前になりますね。
    うまい字を当てたなと思います。

  7. よるは去った より:

    「おしん」 くに「おしん、女は自分のために働くんでねえ。家族のために働くんだ。」
    「なつぞら」 富士子「なつが私たち家族のために・・・・・だとしたら残酷よねえ。」

    対照的な台詞でしたね。

  8. へるるん より:

    バターをたっぷり使った北海道のお菓子

    雪月のモデルは六花亭か柳月かということらしいですが
    バターをたっぷり使ったというと六花亭のマルセイバターサンド!?

  9. ぱぽりん より:

    すみません、先のコメント、28話に入れるつもりが1週間違えてしまいました。移動できるようでしたらお願いしたいのですが

  10. ぱぽりん より:

    朝、BSで、おしんとなつぞらを見ていると、なつぞらが「おなつ」になっちゃいます。
    橋田脚本だとどんなナレーションが付くのか想像すると、少し見えるものが違ってきます。
    (もちろん、なつの呼び方は<おなつ>ではなく<なつ>ですが)

    そんなわけで、長くなるので結論だけ書くと
    牧場に帰った夕美子が上機嫌なのは、雪之助の言葉に自信を得たからではないか。
    土産のシュークリームが三つなのは、考えを同じにする、これからの展開を同じにする「雪之助、雪次郎、夕美子」の、仲間三人の暗喩であって、確信的に三つにしているのではないか、ということ。
    (ただし、雪次郎に恋心があるのではなく、気難しい自分を気にすることなく接してくれる雪次郎が嬉しい、というところかと)
    「私、一人じゃない」

    橋田脚本の勝手なイメージだと、いつものような棘が無い夕美子が、弾むように、それでいてしっかりとした足取りで作業小屋へ入り、少し嬉しそうに土産を差しだす、といった、もっと抑えた演出かな。
    悠吉、菊介の言葉も
    「夕美子ちゃん、今日は随分とおだやかだねー」
    みたいなものかと想像。

    美代子 「で、問題はここから、ここからなのよ」
    というわけで、二つのシュークリームを三人でどう分けるか、だ。

    大森脚本のイメージ
    照男、笑いながら
    照男  「オレはいっから」
    悠吉、菊介、申し訳なさそうにシュークリームを受け取る

    橋田脚本のイメージ
    悠吉  「わしはいいから」
    照男、菊介、シュークリームを受け取る
    菊介、シュークリームを二つに割る
    菊介  「おやじ」
    菊介、片方のシュークリームを悠吉に渡す

    岡田脚本のイメージ
    照男  「おれはいっから。それに、二度とないかもしれんし」
    照男、笑いながら言う
    悠吉、菊介、シュークリームを受け取る
    菊介、シュークリームを二つに割ると、笑いながら
    菊介  「二度とないかもしれんし」
    照男、笑いながら菊介からシュークリームを受け取る

    北川脚本のイメージ
    照男、シュークリームを各3切れ、計6切れにする
    照男、悠吉、菊介、其々2切れずつ食べる
    脚本家 「凄いアイデア、思いついちゃいました、神回です!!」