なつが家族に夢を告げる / なつぞら 第41話

2019年5月17日(金)第7週「なつよ、今が決断のとき」

あらすじ

なつを傷つけてしまったと深く後悔していた泰樹は、雪之助に頼み込み、なつが東京に行き、川村屋で働かせてもらえるよう手配をしました。一方、そのことを雪之助から聞かされたなつは、東京に行きたい真の理由を、いまだに家族に打ち明けられずにいました。

泰樹が、自分のためを思って、東京に行くための準備をすすめてくれている。そう思うとなつは、東京に行く本当の理由を、ますます言い出せなくなってしまいます。しかし、困り果てたなつの気持ちを、雪月のとよは察しました。

なつは泰樹や柴田家の家族を裏切ったと思い詰めていました。そんななつに対してとよは言いました。自分の気持ちをそのまま泰樹に伝えろ。なつと泰樹は、なんでも言い合える仲になれたのではないかと。

とよたち小畑一家に背中を押されたなつは、ようやく自分の気持ちを、泰樹に告げることができました。漫画映画をつくることが東京に行きたい本当の目的なのだと。なつの本当の気持ちを聞かされた泰樹は、なつが東京に行くことを受け入れるのでした。

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予習レビュー

照男くんと結婚してほしい。照男くんと結婚することで、ようやく柴田なつを名乗り、家族になれる。

なっちゃんが泰樹さんから、このように言われたとき、なっちゃんは自分が家族の一員ではないとみなされた気持ちになって傷つきました。

しかし、その一方で、自分はいつかこの家を出て行かなければならない日が来ると、なっちゃんは幼い頃からずっと思い続けていたようです。

そんな気持ちを抱き続けながら、その気持ちを隠していた心苦しさがあったからこそ、泰樹さんの言葉がこたえたのかもしれません。

そして、ますます東京の行きたい本当の理由を言い出せなくなったようです。

自分をここまで養ってくれたにも関わらず、泰樹さんが望んでいる酪農を継ぐことを拒み、恩返しができないことがつらかったようです。

そんな、なっちゃんの苦しい胸の内が語られ、そのなっちゃんを、周囲の面々が応援する今回は、涙腺があやうくなる場面が続出するかもしれません。

そして、なっちゃんの本心を知った泰樹さんがある言葉を贈る場面。今のところ詳しいところは伏せておきますが『なつぞら』全編を通して忘れられない場面になりそうです。

感想

「何が裏切りじゃ、ふざけるな!」

泰樹さんのことを知り尽くしているとよさんの、なっちゃんに対して言った言葉が心に響きました。

「なっちゃんとじいちゃんは何でも言い合える中になったんだべさ」

なっちゃんは泰樹さんから認められた泰樹さんの弟子でした。なっちゃん自身にもその自覚があったと思います。

泰樹さんの弟子にして孫。なっちゃんは自分のことをそんな風に考えていたのでしょう。

でも、その一方で、なっちゃんはいつか自分は柴田家を出て行かなければならない身だとも考えていた。

その「いつか」がついに来てしまい、自分の中のギャップに耐えきれなくなってしまったなっちゃんの気持ち。観ていて胸がヒリヒリするような思いでした。

だからこそ、とよさんの言葉が心に響きました。

とよさんと泰樹さんはなんでも言い合える仲です。喧嘩スレスレのところまでお互いに毒舌をはきまくっても、お互いに何のわだかまりも残らない仲です。

だから、とよさんは泰樹さんのことをよ〜くわかっているはず。

だからとよさんはわかったのでしょう。なっちゃんが自分の中で感じているギャップを、泰樹さんはそのまま受け入れるだろうと。

孫にして弟子。一方でいつか柴田家を出て行かなければならない身。

このなっちゃんのギャップを、泰樹さんならギャップとは思わずに、受け止めるはずだ。

そして、とよさんの推測はやっぱり当たっていました。

じいちゃんを裏切ったと言うなっちゃんを、泰樹さんは「何が裏切りじゃ、ふざけるな!」と一喝。

なっちゃんの言う裏切りとは、なっちゃんの心の中で抱え込んでいたギャップです。

そのギャップを、泰樹さんは「ふざけるな!」の一言で一蹴してくれました。

とよさんがいてくれてよかった。もし、とよさんがいなければ、東京に行ったなっちゃんは、きっと泰樹さんに合わせる顔がなかったはず。

泰樹さんも、なっちゃんが心の中のギャップを解消できなかったことに傷ついて、なっちゃんと再会できなくなっていたかもしれません。

とよさんに救われました。

コメントへの返信 by 朝蔵

なつ「私は馬鹿だ。」夕見「知ってる。」(オペラ座の怪人さん:40話)
なっちゃんと夕見子ちゃん「バカ」「知ってる」の会話で、数年前の朝ドラ『ごちそうさん』を思い出しました。

「自分はバカ」だと嘆き悲しむヒロインに対して、ヒロインの弟が一言「やっとわかってよかったね」みたいな返事。

ポジティブなんだかネガティブなんだかよくわからない、ヒロインの弟の返事が今だに忘れられません。

それはさておき、夕見子ちゃんはなっちゃんに対して多少の対抗心はあっても、対抗心以上に親しみを感じている様子。

だから将来、ダークサイドに転落する心配はなさそうですね。

夕見子ちゃんの将来で気になるのは、夕見子ちゃんのことがどうやら好きらしい雪次郎くんが、夕見子ちゃんを射とめることができるかどうか。

この一点ですね。

2011年東京局の「おひさま」は信州だけが舞台でした。(あさのあさみさん:40話)
地方に踏みとどまった朝ドラ作品が過去にしっかりとあったんですね。しかも、あの『ひよっこ』の岡田惠和さんの作品だとは!

さらにさらに、朝ドラ常連の名優たちが、たくさん出演されてるんですね。安藤サクラさんの名前を見つけたときは驚きました。

教えてくださりありがとうございます。

いつの日か『おひさま』の再放送がありますようにと願うばかりです。

「千葉の親戚宅」と説明があった建物(キヨコさん:46話)
千遥ちゃんが預けられているのが千葉にある親戚の家の設定なので、そのセットはきっと、千遥ちゃんが住んでいる家と思われます。

なっちゃんと咲太郎くんが、妹に再会できる日も近そうですね。千遥ちゃんのキャスティングが発表されるのも、もうそろそろかもしれません。

再会した千遥ちゃんが、なっちゃんや咲太郎くんと、どうやって家族関係を再生してゆくのか楽しみでなりません。

お兄ちゃん、お姉ちゃんと別れたとき、千遥ちゃんは幼かったので、二人の顔をよく覚えていないかもしれません。

記憶がないところからの家族の再生の物語。『ひよっこ』に通じるものがありますね。

ただし『ひよっこ』で記憶を失った実お父ちゃんは大人でしたが、千遥ちゃんはまだまだ子供。

失われた時間を取り戻すのは大変なことかもしれません。

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コメント

  1. 1013 より:

    ぱぽりんさんの「柴田家食卓配置図予想」を読みながらふと思いましたが、
    祖父:泰樹=木
    母:富士子=山
    子供:照男、夕見子、明美=太陽
    と段々名前のスケールが大きくなっているのです(婿養子と養女分は除く)。
    まだ見ぬ照男君の子供の名前はどこまでひろがるんでしょうね(笑)

  2. 浩二 より:

    「それでこそ赤の他人じゃ」から「れでこそわしの孫じゃ」

    やられました

  3. オペラ座の怪人 より:

    今日は2回、泣いちゃいました。

    1回目、雪月で、高畑さんが、
    「よく分からんけど、なっちゃん、東京へ行きな。」
    みたいな感じで、熱く語っていて、

    でも、仙道さんが、
    「お母さんの体験、なっちゃんには当てはまらない。」
    みたいに言ったら、
    高畑さん「そうかい?」

    ああ、雪月の人々は、み~んないい人。

    で、途中、高畑さんが、
    「じいちゃんとなっちゃんは、何でも言えるんだろ。」
    みたいに言った時、私、泣いちゃいました。
    (T_T)

    2回目、なっちゃんが、なぜ東京に行きたいのかを自白して、
    じいちゃんが「ふざけるな!」
    ι(`ロ´)ノ

    ビンタでもするのかと思ったら、
    じいちゃん「よく言った!」
    私、泣いちゃいました。
    (T_T)

    でも、でも、最後の、内村さんのナレーション、
    そう、天陽君に別れを告げているのよね。

    おしまい

  4. よるは去った より:

    なつ「私はじいちゃんみたいになりたい・・・・・。」泰樹「それでこそわしの孫じゃ。東京を開拓してこい。」なつちゃんがしっかり自分の背中を見て育ってくれてた。泰樹じいちゃんには何よりも嬉しかったでしょうね。

  5. よるは去った より:

    とよ「なっちゃんとおじいちゃんは何でも言い合える中になったんだべさ。」やはりこういう時は「年の功」ですかね。