咲太郎の東京での数年間 / なつぞら 第48話

2019年5月25日(土)第8週「なつよ、東京には気をつけろ」

あらすじ

仕事中の咲太郎は、仕事現場で偶然にすれ違った東洋動画の社長・大杉に、とっさに話しかけました。自分の妹が、東洋動画の入社試験を受ける予定だ。妹の漫画映画に命をかけている。だから、妹を採用してほしいと。

同じ頃、なつは信哉を風車の亜矢美のもとに案内しました。なつの訪問を受けた亜矢美は、なつに語りました。亜矢美が知っている、咲太郎が東京で体験していたことや、咲太郎がこれまで取ってきた行動の数々を。

新宿の闇市で袋だたきにあっている咲太郎を救ったのは亜矢美でした。その頃の咲太郎は、なつを北海道に行かせたことを悔やんでいました。そのことを亜矢美から聞かされたなつは、咲太郎が自分を捨てたわけではないと理解しました。

そんな中、なつは東洋動画の採用試験のための絵の練習をはじめていました。東洋動画の仲と、天陽の兄・陽平が、なつの指導に当たりました。そして、東京での生活が2ヶ月経過したころ。なつは東洋動画の採用試験の日を迎えるのでした。

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予習レビュー

なっちゃんと天陽くんが、帯広の映画館で『ファンタジア』を観に行ったとき、映画本編の上映後に上映された東洋動画という映画会社の宣伝映画。

あの宣伝映画の中に出ていた東洋動画の社長・大杉さんが、今回、リアルで登場します。

咲太郎くんが大杉さんと偶然にすれ違うというその状況から考えて、大杉さんの登場場面は一瞬のことかと思います。

しかし、帯広ではスクリーンの向こう側の人だった人物が、なっちゃんに限りなく近いところで登場することで、なっちゃんの人生が大きく動き始める予感でいっぱいです。

でも、ちょっとだけネタバレすると、今回のドラマの中で描かれる、咲太郎くんがとっさにとった行動が、のちになっちゃんに取って残念な結果をもたらすことになるようです。

咲太郎くん、ちょっとばかり前のめりになり過ぎたかもしれません。

というわけで、東京編の最初の一週間はこれでおしまいです。

東京での新生活が描かれた最初の週に、なっちゃんの人生にとってとても重要な人物がちょっと顔を出し、続きは次週。

次週から、いよいよなっちゃんが自分の人生を歩き始めるのでしょうか。

感想

9年ぶりの再会のギャップ

東京編に入って、なっちゃんは咲太郎くんとの二度目の再会をはたしましたが、9年という長い歳月の間に生じた兄妹のギャップはあまりにも大きなものでした。

そのギャップが誤解を生み、その誤解がまた新たな誤解を生む。

誤解に次ぐ誤解で、兄妹関係、そしてその周辺の人間関係までもが空回りをはじめた今週の『なつぞら』。

空回りは、そのほとんどが回収されたと言ってもいいのかもしれません。

なっちゃんが北海道でひどい目にあっていたという咲太郎くんの誤解は、その誤解の発信源である雪之助さんが「責任を持って(笑)」解いてくれました。

お兄ちゃんは、東京で一人楽しく暮らしてゆくために自分を捨てたのではなかろうか。そんな誤解をしていたなっちゃんの誤解は亜矢美さんが解いてくれました。

9年ぶりの再会のギャップはほぼほぼ埋まり、なっちゃんは仕事と絵の勉強に没頭する日々を過ごして、ドラマの中では2ヶ月スキップ。

ついに東洋動画の採用試験を迎えましたが、その一方で、今回の冒頭で描かれた咲太郎くんの暴走が心配です。

お兄ちゃんがこんな暴走キャラだとは、なっちゃんはまだ知らないはず。

なっちゃんがお兄ちゃんのことを深く理解するには、もう少し時間が必要なようです。

コメントへの返信 by 朝蔵

咲太郎が社長に対して、余計なことをしそうで、こわい。(オペラ座の怪人さん:47話)
思い込みの激しい暴走キャラの咲太郎くん。予測不能の彼の行動は今後もヒヤヒヤさせられるかもしれませんね。

せっかく話し合いをして誤解が解けても、咲太郎くんの暴走が、新たな誤解を生じさせる。そんな繰り返しになるような気がしないでもありません。

でも、咲太郎くんみたいなキャラが40歳、50歳になったとき、情に厚い素敵な大人になるかもしれません。

そのときにはきっと、若かった咲太郎くんの暴走の日々も、なつかしい思い出になっていることでしょう。

今の泰樹さんは、好々爺そのもの(よしけんさん:47話)
泰樹さんは、なかなかのガンコ者ですが、その一方で自分の誤りを若者に対してすら素直に認める柔軟さと謙虚さも持ち合わせています。

だから、この歳になっても常に人としてのバージョンアップが続いているような気がします。

なっちゃんが高校三年生になり、東京で咲太郎くんとの一度目の再会をはたした後、泰樹さんはずっと焦っていました。

なっちゃんが去ってゆくことを恐れていました。

だから、なっちゃんとの間で失敗を繰り返しました。しかし、その失敗を糧にして、泰樹さんは人としてさらにバージョンアップしたなって思います。

こんなバージョンアップを続ける素敵な老人にブログ主もなりたい。そう思わずにはいられない好々爺の泰樹さんでした。

蘭子さんが雪次郎君に影響を?(よるは去ったさん:47話)
雪次郎くんの人生が思いがけない方向に進んでゆくそのヒントは、よくよく考えてみると彼の高校時代のあることに隠されています。

隠されている、というより、そのヒントはハッキリと描かれていると言った方が適切なくらいに描かれています。

しかし、高校時代の雪次郎くんのあの姿がこんな展開になろうとは・・・

そして、もうひとつ気になること。

それは、大好きだった夕見子ちゃんとの関係です。思いがけない方向に歩み出すことで、雪次郎くんと夕見子ちゃんの間にある距離は広がりかねない。

雪次郎くん、その行く末が注目のキャラになるかもしれません。

「女の子に限って」の言い回しが、内村さんが演じるライフの三津谷寛治に似ている(道産子さん:47話)
おっしゃる通り、たしかによく似てました。間違いなく狙ってますね。

「女の子に限って」の部分に限って(笑)

泰樹じいちゃんがやけ酒とか飲んで荒れている場面は見たことありません(よるは去ったさん:47話)
同じことを考えていました。家族とケンカして部屋に閉じこもったとき、あんな場面ではお酒を浴びるような展開になるものです。

しかしあのときの泰樹さんは、まさかのおまんじゅう。しかもお茶が欲しい!

第47回では、クリームソーダを心からお気に召したらしい泰樹さんが、クリームソーダのおかわりを所望。

この瞬間、泰樹さんは下戸に違いないと確信しました。

お兄ちゃんはあんまり優しくしないほうがいいと思う(よるは去ったさん:47話)
亜矢美さんを舞台に戻してやりたという咲太郎くんの優しさは、ブログ主にとっても感涙ものでした。

でも、この同じ優しさが、騒動の元になりかねないようですね。女の子に限って(笑)

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コメント

  1. ひるたま より:

    先程まで録画を見直していました。
    この回の回想シーンで、藤正親分がリトル咲太郎くんにラーメンを食べさせていた場面を見ながら…思わず前作『まんぷく』へのオマージュ場面か?と思ったのは私だけでしょうか。やはりラーメン繋がりで。

    奥の方にチラリと見えた貼り紙に「代用 志那そば 二十圓」という記載がありました。
    代用?…そういえばラーメンの麺の色としては気のせいか白っぽかったような印象を感じたので、すいとんの生地をアレンジして細長く伸ばして作った物を「ラーメン(志那そば)」として販売していたのでしょうか。なお、前作で同じ時代の大阪で萬平&福子夫妻が食べていたのは具が載っていない‘素ラーメン’でしたが、リトル咲太郎くんが(多分)東京で食べていたラーメンにはネギやメンマ等の具が載っていた…という違いはありましたね。

    「あ、あと…この人は佐々岡信哉さんです」「信?って…信よね?信?」最初は訝し気だった亜矢美さんの態度が良い方向に崩れた(?)のは‘信さん’信哉くんが居合わせた事も大きかったのでは? 亜矢美さん、きっと咲太郎くんから話で聞いていたのでしょう。なっちゃんは信さんに一緒に行ってもらって正解でしたね。(^^)

  2. ちゃーちゃん より:

    雪次郎君の本当の夢は役者?
    『劇』に対するあの食い付きもしや役者になりたいのではないだろうか?
    「雪月」に生まれ跡を継ぐのが当然それが自分の意志だと思ったら実は芝居が心底好きだった。
    そんな展開になる予感。

    夢といえば咲太郎は「ムーラン・ルージュ」を復活させる事だと言ってたけどリトル咲ちゃんは「お父さんのお店」を復活させると言ってたと思うのですが…

    「風車」のおでんの具材に(ナルト風?)丸く白い練り物に赤い風車の絵が書いてある。特注品だとしたら結構荒れているのか?はたまた単なるスタッフさんの遊び心?

  3. よるは去った より:

    咲太郎「『櫻の園』ってんだがな。知らないだろうけど。」雪次郎「チェーホフですか?」なるほどこの辺でですね。大杉社長によると「脇役でいい味出している」のが女優・亀山蘭子さんらしいけど。後が楽しみです。

  4. よるは去った より:

    亜矢美「助けられたのは私の方。生きる希望なんて何もなかったからねえ・・・・あの頃は。」
    皆帰った後の観客席の隅でリトル咲太郎くんが踏み鳴らしていたタップが、孤独なダンサーの心に灯をともしたというところですかね。