東洋動画の入社試験の日 / なつぞら 第49話

2019年5月27日(月)第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

あらすじ

昭和31年(1956年)6月。泰樹がなつの健闘を祈る中、アニメーターを目指すなつが、東洋動画の入社試験を受ける日を迎えました。絵の実技試験は、馬が走る姿を数枚の絵に描き分けて表現することでした。

つづけてなつは、面接試験になつは挑みました。面接試験では、なつが帯広の映画館で上映された宣伝映画の中で見た、東洋動画の大杉社長が姿をあらわしました。家族のことなどを尋ねられたなつは、自分のこれまでの歩みを語りました。

一方で「奥原なつ」の名前を聞いた大杉は、その名前に聞き覚えがあるのもの、その場で思い出すことができません。試験がすべて終えたなつは、川村屋に戻ると、光子に試験の出来ばえを報告しました。

なつは、試験の結果に自信がありませんでした。面接で余計なことを口にしてしまったことを気に病んでいたのです。そして、試験から1ヶ月が経ったある日。東洋動画から一通の封書が届きました。なつの入社試験の結果は、不採用でした。

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予習レビュー

東京編の二週目。いよいよ東京でのなっちゃんの活動が本格的に描かれます。その第一歩が東洋動画の入社試験です。

さて、入社試験の当日。

絵を描く実技試験を経て、大杉社長による面接試験を受けるなっちゃん。

なっちゃんから「奥原なつ」という名前を聞かされた大杉社長は、なっちゃんの名前に聞き覚えがありました。

しかし、その聞き覚えのある名前をどこで聞いたのか、大杉社長はすぐに思い出すことはできません。

ちょっとだけネタバレになりますが、この大杉社長の「聞き覚え」が、その後、騒動というか悲劇を招くことになるとは、この時のなっちゃんは夢にも思ってはいません。

この「聞き覚え」の正体。おそらく前週の土曜日のあるエピソードかと思われます。

前週の土曜日のあるエピソードとは、咲太郎くんが仕事現場で大杉社長と遭遇。

東洋動画の入社試験をなっちゃんが受けることを聞かされていた咲太郎くんは、大杉社長に対して、なっちゃんの採用を願い出ました。

このエピソードのことです。

咲太郎くんから妹の採用を願い出られた大杉社長。そんなことはきっと良くあることなのでしょう。

だから、咲太郎くんから「奥原なつ」という名前を聞かされても、記憶に留めてはおこなかった。けれど、記憶の片隅に残っていた。

その記憶の断片が・・・これ以上は伏せておくことにします。

感想

まさかの不採用

入社試験当日の、実技試験と面接試験。そして入社試験の合否を告げる通知が到着するまでの1ヶ月間が、わずか15分間に凝縮された回でした。

そして、そのわずか15分間で、なっちゃんの焦りがヒリヒリするほど伝わってきました。

そして、ヒリヒリの末のまさかの不採用。

今回のうちに、不採用がはっきりと示されるのは想定外でした。結果は次回に引っ張るものとばかり思っていました。想像を超えた急展開です。

もっとも、不採用の結果は、事前に知ってはいましたが。

さて、なっちゃんは実技試験には自信があったのでしょう。プレゼントされた、動物の動きを描写する洋書も役に立ったはず。

実際、東洋動画の仲さんと井戸原さんは、絵の技術は未熟と言うものの、なっちゃんが持っている動画の資質を見抜き、他の誰よりも高い点数をつけていたくらいです。

しかし、面接がまずかった。

『半分、青い。』のヒロイン鈴愛ちゃんのように、面接官の目の前で転倒するようなポカはありませんでしたが、面接官となっちゃんの会話が、どこか歯車が噛み合わない。

「あんな」という失言もまずかった。

でも、その程度のことをくつがえすことができるほどの高得点を、なっちゃんは実技試験で獲得しています。

実技試験では、他の受験生を圧倒するほどの高得点を獲得しながら、まさかの不採用となったその真相。

数日中に、明らかにされるのでしょうか。

そのときにふたたび始まるであろう、思い込みの激しい咲太郎くんの暴走が、今から楽しみでなりません。

コメントへの返信 by 朝蔵

まるで選挙演説のような売り込み(アーモンドさん:51話)
咲太郎くんと大杉社長は、初対面だったので問題がないといえばないですが、これが仕事上でのつながりがあり、その上で、なっちゃんの採用が決まったりしたら。

しかも、咲太郎くんがなっちゃんを売り込む現場を、東洋動画の関係者が目撃していたとしたら。

きっと縁故採用疑惑で、ドラマは別の方向に進んでしまったかもしれません。

生きる希望なんて何もなかったからねえ・・・・あの頃は(よるは去ったさん:48話)
亜矢美さんの「生きる希望なんてなかった、あの頃は」というセリフが、ドラマを観て以来、頭の中をずっとかけめぐっています。

生きる希望を失っていた亜矢美さんが、再び希望を見出し生きる力をよみがえらせるまでの物語。

この手の「再生の物語」が大好きなので、亜矢美さんの立ち直りが気になって仕方ありません。いつの日か、亜矢美さんのこの頃の話がドラマの中で語られますように。

雪次郎「チェーホフですか?」(よるは去ったさん:48話)
咲太郎くんが、『櫻の園』のことなんて雪次郎くんは知らないだろうと、たかをくくっていたら、雪次郎くんのまさかの返答。

「チェーホフですか?」

雪次郎くん、物知りだなと最初の瞬間思いましたが、知ってて当然かもしれませんね。何しろ十勝農業高の名門の演劇部員。

しかも、なっちゃんなどとは異なり、自分から好きで入部したくらいなので。

咲太郎は「ムーラン・ルージュ」を復活させる事だと言ってたけどリトル咲ちゃんは「お父さんのお店」を復活(ちゃーちゃんさん:48話)
言われてみれば、咲太郎くんの夢とリトル咲太郎くんの夢。変わってますね。規模が壮大になっているとも言えます。

ただ、一つだけ共通しているところがありますね。

大切な人の夢を取り戻すこと。自分の夢というよりも、大切な人の夢が自分の夢になってしまうのが、咲太郎くんの思考パターンのようです。

いつか、誰の夢でもない、自分の夢を見る日は来るのでしょうか。咲太郎くんは。

仮に、お父さんのお店を復活させ、ムーランルージュを復活させることも成功したならば、そのときこそは、自分の夢に向き合うことになるのかもしれません。

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コメント

  1. オペラ座の怪人 より:

    なつ、不合格でしたな。
    残念、無念。

    先のストーリーは読まないようにしているのですが、
    どうしても、目に入っちゃって、
    例えば、このホームページの、見出し、

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    なつが不合格ということは分かっていたけど、
    ひょっとして、ひょっとして、
    やっぱ合格か!?
    とも思っていただけに、残念、無念。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    あと、ちと、気になって点を書きますが、
    絵の採点をしている時、
    受験者の絵と氏名が明らかになっていて、
    これって、どうなんでしょ?

    公平を期するために、
    絵と受験番号だけが採点者には明らかにされる、
    氏名は採点者には明らかにされない、のが、
    正しいのかな、と。

    おしまい

  2. よるは去った より:

    いやはや、昨日は帯広で38,8℃ですか。十勝はどのくらいだったのでしょう?なっちゃんが吹雪の中で倒れた場面が信じられないくらい。熱中症に気を付けましょう。