なつが採用されない理由 / なつぞら 第51話

2019年5月29日(水)第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

あらすじ

なつが東洋動画の入社試験に不合格だったことが、どうしても納得のゆかない咲太郎は、なつが採用されなかった理由を仲に問いただしました。しかし、咲太郎に問い詰められた仲は、なつが不合格だったことすら知りませんでした。

実技試験の採点をしたのは仲でした。そして仲は、なつの描いた絵を高く評価し、なつが不合格になるとは思っていなかったのです。仲のその言葉を聞かされた咲太郎はそのとき、大杉社長に対してなつの採用を直談判したことを思い出しました。

一方の仲も、なつが落ちたことが納得できず、なつが採用されなかった理由を探り始めました。ほどなくして、なつが採用されなかった理由はわかりました。咲太郎が、なつの採用を大杉社長に頼み込み、大杉が咲太郎を誤解したことが理由でした。

仲は、不合格の理由をなつに告げました。そして、3ヶ月後に再び採用試験があることを伝えました。再受験を決意したなつはその夜、咲太郎に会いに風車に足を運びました。そして咲太郎が警察に逮捕されたことを信哉に知らされるのでした。

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予習レビュー

なっちゃんが東洋動画に採用されなかった理由が判明しました。

前週の土曜日に描かれた、咲太郎くんが東洋動画の大杉社長に遭遇した際、とっさに妹のことを売り込んだことが影響していました。

売り込んだことそのものが影響したのではなく、咲太郎くんが大杉社長から「不良」とみなされたことが影響したのだとか。

なので、咲太郎くんの売り込みさえなければ、なっちゃんは無事に合格できていたのかもしれません。

落ちる理由はなさそうなので。

咲太郎くん、愛する妹のために良かれと思ってとった行動でしたが、やってしまいました。

ところで、実技試験の仲さんも、なっちゃんの不採用という結果が納得できずに、その真相を探るほどの行動をとっています。

仲さんの目から見ても、きっとなっちゃんは欲しい人材だったはずです。

なっちゃんには東洋動画に採用される理由は十分に揃っていました。にもかかわらず、ちょっとした「事故」が理由の不採用。

かえすがえすも残念でなりません。

感想

安心材料と心配材料

なっちゃんが東洋動画に採用されなかったことを、東洋動画の社員で、しかもそれなりのポジションにいるはずの仲さんも知らなかったことは意外でした。

だから前回。東洋動画に突如乗り込んできた咲太郎くんの血相を変えた表情を見ても、仲さんが要領を得ない顔でいた理由がよくわかりました。

なっちゃんの不採用を知らなければ、咲太郎くんが怒っている理由など知る由もありません。

しかし、仲さんがなっちゃんの不採用を知らなかったことで、視聴者は安心材料を得ることができました。

仲さんは言いました。

今のなっちゃんには技術はないが、その技術は間違いなく伸びる。自分がなっちゃんの技術を責任をもって伸ばすつもりだったと。

なっちゃんを応援してくれる人物の存在が東洋動画にいることがわかり、これほど心強い安心材料はありません。

なっちゃんには、3ヶ月後に再び、採用試験を受験するチャンスがめぐってきました。

このチャンスで、今度こそ試験にパスすれば、その後のなっちゃんは、あとは才能を発揮させるだけです。

でもその前に、まだお騒がせがあるのでしょうか。

自分のしてしまったことに深く落ち込む咲太郎くんが、その落ち込む気持ちに任せて再び暴走してしまったとき、第二、第三のトラブルが発生しそうです。

心配材料ばかりの咲太郎くん。朝ドラ定番の「変なおじさん」のポジションに限りなく近い、残念な親族キャラ確定ですね(笑)

なっちゃん不採用の間接的な理由となった「プロレタリア演劇」とは

なっちゃんが不採用になったのは、暴走キャラ・咲太郎くんの余計なお世話とも言える行動が原因でした。

もっと正確にいうと、咲太郎くんの行動が原因ではなく、咲太郎くんが関わっていた演劇一座がプロレタリア演劇を行なっていたことが理由でした。

プロレタリア演劇という最近あまり聞きなれない言葉。百科事典マイペディアによれば「社会主義の立場による演劇,および演劇運動」

信哉くんのいう通り、咲太郎くんにそんな思想的な背景があるとはとても思えませんが、大杉社長は咲太郎くんのことをよく知るはずもなく。

咲太郎くんのよかれと思ってとった行動。そして大杉社長の誤解。

別の言葉で言うならば咲太郎くんの激しい思い込みによる行動と、大杉社長の思い込みだけですべてを判断してしまった誤解。

二人の思い込みが、なっちゃんの不採用という結果につながってしまったようです。

コメントへの返信 by 朝蔵

おしん:たか「人の仕事を取るぐらいでないと。」(よるは去ったさん:50話)
『おしん』のたかさんの「人の仕事を取るぐらいでないと」という言葉で思い出しました。なっちゃんが高校時代に、逆子の牛を蘇生させた場面を。

人の仕事を取る、というわけではないですが、誰に言われることもなく、自分の仕事をつくり出して価値を生み出す。

たかさんの考え方となっちゃんの行動に、どこか似ているものを感じました。

仲さん(多分)が咲太郎くんに押されて池(噴水?)にバッシャーン!(中略)これも登場人物の‘水落ち’に該当するのでしょうか?(ひるたまさん:50話)
十勝の冬。なっちゃんが天陽くんの家に向かう途中、吹雪にあって遭難したことがありますが、あれが一種の水落ちかなと思ってました。

雪も溶ければ水になりますから。

でも、水落ちそのままの場面がしっかりと準備されていたんですね。きっと、仲さんの池への転落こそが水落ちなのでしょう。

近藤芳正さん、今日は笑顔で、「厳しくやりますよう」みたいな。(オペラ座の怪人さん:50話)
野上さん、この人物は見込みがあるとわかると、途端にいい顔するんですね。やっぱり生粋の仕事人。マダムや先代オーナーから信頼されていただけのことはあります。

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コメント

  1. ひるたま より:

    続きです。
    「誰かタオル持って来いよ!」←咲太郎よ、これアータが言うか!?と、思わずTVの前で突っ込んじゃいました。(^m^;)

    ネット等で検索をかけていると、咲太郎兄ちゃんの評判がどうも芳しくない様子で…確かに実際に傍にいられたら迷惑千万&嫌なキャラクター以外の何物でもないですね。なっちゃんならずとも「お兄ちゃんは、何もしなくていい…」と思うのはごく自然でしょう。しかも本人には決して悪気が無い…故に却ってタチが悪い。(^^;)

    ところで。実際に傍にいられたら嫌なキャラクターといえば…前作『まんぷく』の‘武士の娘’鈴さんもそのような傾向があったように記憶しています。娘夫婦にいちいち文句をタラタラつける母親でしたが、それでも最後は視聴者から大きな人気を得る(当初の予定に変更が加わって生前葬に切り替えられた位の)愛されるキャラクターとなりました。そして似た者同士の世良さんも鈴さんに立ち位置が近いキャラクターでしたね。(塩代金のピンハネの時には、視聴者からいろいろ叩かれて(?^^;)いましたし)
    しかしながらこの2人は、視聴者の気持ちを代弁するツッコミ役でもあったかな?と、個人的には感じています。特に世良さんはお調子者である一方で、同時に徹底したリアリストとしても描かれていたように記憶しています。(鈴さんも一見あのキャラクターでありながら、実は結構リアリストの一面もあったような?)

    現時点での咲太郎くんは、残念ながらトラブルメーカーとしてしか描かれていないイメージがどうしても強いかな?と感じています。一歩間違えれば嫌われキャラになりかねなかった鈴さん&世良さんですが、最終的には愛されキャラとなって大団円を迎える事が出来ました。
    咲太郎くんが「愛されキャラ」になる日は来るのでしょうか…??

    「俺は、バカだ…」咲太郎くんのぼやきに対して「今頃分かったのか、バーカ」
    「バカだなぁ…咲太郎は。余計な事しなけりゃ…」
    亜矢美さんと信哉くんが、それぞれ視聴者の気持ちを代弁してくれていたのでは??(^m^;)

  2. ひるたま より:

    劇団名「赤い星座」‘赤い’という文字を公式サイトで最初に見た時に「ひょっとして、アチラ系の劇団?」と個人的には反応しました。…どうやら案の定だったようです。

    社会主義系の団体の名前を耳にするだけでピリピリと反応する人は現在も少なくないのが実情ですからね…(特にある一定以上の年齢層では)。平成の世の中に育った今のお若い方達にはちょっと想像がつかないかもしれません。
    私自身が大学生だった頃(昭和の終り~平成初頭)は既に大学紛争は過去の出来事となっていましたが、それでも大学時代にキャンパス内で学生団体による立て看板を毎日のように目にして、学生運動の事を何となく肌で感じていた事を記憶しています。現在の大学生だとむしろ、「学生運動(学園紛争)?それって一体何?」と思う方がむしろ多数派なのではないでしょうか。
    ドラマとは直接関係無い内容になってしまいましたが、どうしても反応せずにいられませんでした…。

  3. よるは去った より:

    大杉「あそこは戦前から『プロレタリア演劇』の流れをくむ劇団じゃないか・・・・・。」 だいぶ以前の作品の「おていちゃん」でヒロイン(友里千賀子)がそういう劇団の一員となり、「政治犯」として警察に捕まり、手酷い拷問を受ける件がありましたね。当時私は中学生で「おていちゃん」でその件をオンエアしていたのは夏休み頃だったように記憶してますが。それから、間もなく国語の授業で「蟹工船」の小林多喜二先生がやはり同様の拷問のあげくに落命したという話を聞きました。

  4. にゃんこ より:

    親族が社会主義系の劇団に関わっているとなったらそりゃあ、一般の会社の社長は嫌がるわな・・・

    社長、お兄さんのことを「愚連隊だか太陽族だかわからんような・・・」って言ってましたが、ちょっと意味が「??」なので調べてみました。

    愚連隊はいわゆる不良集団で、太陽族はアロハシャツ着た奔放な青年、とのことなんですね。

    お兄さん~、自分が人にどう見られているか少しは意識したほうがいいのでは・・・

  5. ちゃーちゃん より:

    陽平張りあった!?
    「北海道の幼馴染です」
    信さんに対抗して出てきた言葉だろうけど「北海道の幼馴染の兄です」が正しいのでは?
    結構負けず嫌いなんだなと思っちゃいました。
    すいません。 取るに足らないことを書いてしまって
    結構ツボだったので

  6. あみ より:

    風車でお酒を飲む咲太郎の背後に映っていた紫の花は多分クレマチスだと思いました。「カザグルマ」とも呼ばれます。丁度今頃咲く花で、季節感があって素敵ですね。
    厳密には品種によってテッセンとか呼び方が違うのだと思いますが、私の母はクレマチスが覚えられず昔から全部「カザグルマ」と言ってましたね。

  7. ともあき より:

    やらかしましたね~(笑)
    でも、それが咲太郎なんですよね!
    待遇の悪い孤児院で千遥を親戚の家に預け、柴田家になつを預けてから出奔する。
    自分はどこでつらい思いをしても良い、でも妹たちは不憫な思いをさせたくない。
    家族思いで責任感の強い、そして思い込みが激しくて時々空回るお兄ちゃんなんです。
    個人的にはこういうドタバタ、そしてその回収が朝ドラの醍醐味だと思っています。
    なつよ、咲太郎や柴田家、家族の思いを心に次の試験に臨めよ(ナレーション風)

  8. オペラ座の怪人 より:

    咲太郎って、いい奴だと思うんです。
    アニメの大将に対する態度も、
    強面(こわもて)だったり、
    丁重だったり。

    でも、ほんと、何やってるんでしょう?
    今度は警察かよ!?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    信(のぶ)さんって、
    ほんと、イケメンだし、優しいし、
    ほんと、東京で、なっちゃんの恋の相手?

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    おしまい

  9. よるは去った より:

    亜矢美「だったら、こんなことしている場合じゃないだろ。お前がしょげていて・・・・・。」亜矢美さんは咲太郎くんには「飴と鞭」だったのがわかりますかね。

  10. アーモンド より:

    なつの得点は高得点だったように思います。
    ただお兄さんが、余計なことをしたために不合格になりました。
    2回目で受かるんですね。
    再挑戦、あきらめないその強い意志が合格に導いたのでは?

  11. アーモンド より:

    お兄さんが、社長に直談判、まるで選挙演説のような売り込みでしたが、もしこれで合格させてしまうと、口利きのような不正採用となりそうでしたね。現在の世の中で大きな問題となっていますね。