なつと咲太郎が口論する / なつぞら 第52話

2019年5月30日(木)第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

あらすじ

新宿の歌舞伎町でサンドイッチマンをしている咲太郎が警察に捕まった。信哉に知らせによって、なつは激しく動揺しました。しかし、信哉は続けて、すでに咲太郎は釈放されていること。警察に捕まった理由は、今のところをわからないを、なつに伝えました。

咲太郎を案じるなつは、会うために歌舞伎町へと足を運び、サンドイッチマン姿の咲太郎と会いました。そしてなつは咲太郎に言いました。サンドイッチマン姿の咲太郎が悲しかった。サンドイッチマンが自分の本当にやりたいことなのか、と。

そのあくる日、騒ぎを起こした咲太郎のことを、なつは光子に詫びました。そして自分のために生きようとしない咲太郎への疑問をなつは口にしました。そんななつに光子は言いました。咲太郎は、人のために生きるのが好きなのだ。そういう人もいるのだと。

なつと光子が語り合っているそこへ、亜矢美がやってきました。亜矢美は、咲太郎が描いた絵をなつに見せました。それは、なつと咲太郎の父が描いた家族の絵とそっくりでした。その絵を目にしたなつは、咲太郎の本当の気持ちを理解するのでした。

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予習レビュー

咲太郎くんが再び警察に捕まりました!

前作『まんぷく』の萬平さんも、憲兵やら進駐軍やらに繰り返し捕まりましたが、咲太郎くんも、少年時代に闇市で警察に捕まったのを含めたらこれで3度目です。

今回は、大事には至らなかった模様ですが、警察に捕まったことで、咲太郎くんが何をしているのかが、なっちゃんの知るところになりました。

サンドイッチマン。

肩から下げた看板を、胸と背中に表示し、道ゆく人に店の宣伝する仕事です。あまりカッコいい仕事とは言えません。

その姿になっちゃんは失望。

しかし、長年、咲太郎くんと一緒に時間を過ごした亜矢美さんには、咲太郎くんの気持ちが理解できるようです。

そして、亜矢美さんに諭され、なっちゃんも咲太郎くんの本当の気持ちを理解します。

その、咲太郎くんの本当の気持ちとはどんな気持ちなのでしょうか。

感想

お兄ちゃんの本当の気持ち

なっちゃんと咲太郎くんのお父さんが描いた絵。なっちゃんが大事にしている絵と、そっくりな絵を咲太郎くんは描いていました。

ところで、なっちゃんと咲太郎くんのお父さんは料理人。とても忙しい職業です。

働き方改革などという考え方がなかった時代。しかも、お父さんは雇われ人ではなく、お店のオーナーです。休むヒマなどなかったはずです。

にも関わらず、家族揃ってお出かけして、その時の思い出をわざわざ絵に描き残すなんて、家族思いで、家族に尽くした人だったのでしょう。

そんな父親から愛情をたっぷりと注がれて育った咲太郎くんです。父親と同じように家族思いになるのは同然です。

でも、悲しいかな、咲太郎くんは家族を失いました。

孝行したい父親や母親がいない。その気持ちが亜矢美さんに向かったのでしょう。

そしてなっちゃんや千遥ちゃんに向かった愛情が、他の女性に向かったのでしょう。「女の子に限って」なのは、妹の面影を見ていたのだと信じたいです。

そんな咲太郎くんの愛情と孤独が伝わってくる家族の絵でした。

9年ぶりの再会で、なかなかお兄ちゃんのことを理解できずにいたなっちゃんでしたが、これで少しはお兄ちゃんの本当の気持ちに近づくことができるのでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

亜矢美さんは咲太郎くんには「飴と鞭」だったのがわかりますかね(よるは去ったさん:51話)
亜矢美さんは咲太郎くんにとっては、お母ちゃんだけでなくお父ちゃんのような存在であったのかもしれませんね。

亜矢美さんに拾われなければ、もしかすると咲太郎くんはダークサイドに転落していたかもしれませんね。

咲太郎くんの少年時代は、そんなことが普通にあったであろう時代でしたから。

咲太郎って、いい奴だと思うんです。アニメの大将に対する態度も、強面(こわもて)だったり、丁重だったり。(オペラ座の怪人さん:51話)
女の子に限って愛情と同情の垣根がない咲太郎くんですが、おっしゃる通り、アニメの大将など男性に対しても、しっかりと気づかいされてますね。

しかし、またしても警察のお世話になり、騒ぎが起こる予感が。

これでもかというくらい「逮捕」が繰り返されるところは、前作『まんぷく』の萬平さんに通じるものがありますね。

逮捕暦で、萬平さんを上回るかも(笑)

咲太郎兄さんは、イケメンだけど、コワモテなので、世間に誤解を与えてしまいますね(アーモンドさん:50話)
咲太郎くんは、コワモテでなければ生き抜くことが出来ない過酷な環境の中で少年時代を過ごしたので、どうしてもコワモテを隠しきれないんでしょうね。

咲太郎くんがもう少し大人になって、そして、時代も今よりももっと豊かになってくれば、少しは咲太郎くんにも落ち着きが出てくるのかもしれません。

そのころはきっと、素敵な大人になっていてほしいなと期待しています。

家族思いで責任感の強い、そして思い込みが激しくて時々空回るお兄ちゃんなんです(ともあきさん:51話)
昭和のドラマ、映画、アニメの中でよく見かけたタイプの熱いキャラですね、妹思いの咲太郎くんというキャラクターは。

そんな昔なつかしいタイプのキャラクターを、令和になって早々に楽しめて、毎朝をとても楽しく迎えられています。

風車でお酒を飲む咲太郎の背後に映っていた紫の花は多分クレマチス(あみさん:51話)
花があることまでは気がつきましたが、その花にどのような意味が込められいるのかまでは、考えていませんでした。

風車の店内に飾られている花の異名が「カザグルマ」。

美術担当の職人さん。こまかいところまでこだわり抜いてますね。そして、そこに気がついてくれるあみさんみたいな視聴者がいて、職人さんも幸せです。

陽平張りあった!?「北海道の幼馴染です」信さんに対抗して出てきた言葉(ちゃーちゃんさん:51話)
信哉くんの「幼馴染」発言に対して、とっさに「北海道の幼馴染です」と返した陽平くんのこの反応。ブログ主にとっても新鮮でした。

いつだったか陽平くんが、弟の天陽くんの絵の才能に対して、嫉妬を感じているみたいな言葉を口にしたと記憶しています。

大人しく見えるようで、意外に負けん気が強いのかもしれませんね。陽平くんは。

愚連隊はいわゆる不良集団で、太陽族はアロハシャツ着た奔放な青年(にゃんこさん:51話)
太陽族といえば石原慎太郎の小説『太陽の季節』の世界観にあこがれた当時の青年たち。

この小説が発表されたのがいつのことだったのか改めて調べてみると、昭和30年に文芸雑誌『文學界』に掲載。

ドラマの中の昭和31年1月。なっちゃんがまだ十勝にいた頃に、芥川賞を受賞。

タイミングから言って「太陽族」という言葉が生まれたばかりの頃のようです。

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コメント

  1. ひるたま より:

    前回(第51話)のコメント欄ではつい咲太郎兄ちゃんのキャラを悪く書いてしまったのですが、今回(第52話)に関しては咲太郎くん以上にむしろ、ヒロイン:なつの方が……だったように思います。(既にオペラ座の怪人さんがコメントで的確に触れられていますが)
    以前、咲太郎くんから何か言われた時になっちゃんが「それって、失礼な事だからね」という内容の事を言い返していた場面があったように記憶しているのですが、今回はなつ自身が兄ちゃんに対してそのような発言をしてしまった(≒ブーメランが返って来てしまった)…としか言い様がないですね。

    少なくとも昨日のエピソードに関しては、咲太郎くんは(無許可で場所を占拠して警察に叱られはしたものの)何も悪い事はしていなかった訳ですし…あれでは咲太郎くんが気の毒です。
    咲太郎の側も本音としては妹に言い返したい事は山ほどあった筈(レミ子さんが代弁してくれましたが)…それをぐっとのみ込んだのは、やはり相手が可愛い妹だったからだとしか思えなくて…あまりにも切ない。既に亜矢美さんや信哉くんからの指摘通りの所はあるものの、根は優しい‘いい奴’なのでしょう…咲太郎くんは。
    光子さんも触れていた通り、9年も離れていて分からない事が山積している事に加えて、なっちゃん自身がまだ自分が考えている事を上手く言葉に表現出来ない「幼さ(青さ)」も、この出来事をひき起こした一因なのかもしれませんね。

    これから、‘東京のお母さん’的な存在になって行くであろう亜矢美さんその他諸々の登場人物と触れ合って揉まれながら成長して行くのでしょうね。(むしろそれを期待したい)

  2. よるは去った より:

    なつ「やった・・・・・やった、やった!」おめでとう!!!なっちゃん!!! この合格無くて世の子供たち、特に女の子クンたちは「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」をテレビアニメで楽しむことは出来たでしょうか!? かく言う男の私も妹たちに付き合って視たけど。

  3. きゅうぽん より:

    サンドウィッチマンの歌、昔、修学旅行で今はなき恩師が歌っていた鶴田浩二の歌かなと思ってビンゴでした(^_^;)

    咲太郎兄ちゃんの胸の内はわかるのですが、あの幼少期から全然人柄が変わってえらいチャラくなって、なつの足を引っ張る、裏目裏目に出るイタイ系になっているのが、なんか見ていられないです(^_^;)そらなつも怒るよ…と思ってしまいます。それだけ過酷な状況で身を置いていたのですが。

    採用試験の面接で、生まれがどこか、家族構成はどうだとか、親の仕事は何かとか、当たり前に行われてきた就職差別の様子が何気に盛り込まれているなと思いました。もちろん、今はそういうのは大問題ですが。戦争孤児→かわいそうと小さい頃は見られて来たけれど、東京が復興していく、色々な人が集まる→別の捉え方、偏見など見られることもある様子が色々盛り込まれているなと思いました。

  4. オペラ座の怪人 より:

    今日のなつには、全く感心しませんでした。
    咲太郎は、基本的には好きでサンドイッチマンをやっていて、
    好きでタップを踏んでいると思うのです。
    それをなつは邪魔しに来て。

    なつ「馬鹿になんかしていない!」と言っていたけど、
    う~ん、サンドイッチマンの咲太郎が嫌だったみたいで、
    やっぱ、サンドイッチマンを悪く思っている、
    これ、やっぱ、馬鹿にしているんじゃないのかしら?
    と思いました。

    山口智子さん(あやみさん)も、
    マダムのところへ謝りに来て、借金を返して、
    までは良かったんだけど、

    あやみ「マダムも咲太郎に恋をして」みたいな。
    こういう余計なことを言っちゃうのが、
    ちょっとどうかと思いました。

    というわけで、今回は、見ていて、苦い回でした。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  5. よるは去った より:

    亜矢美「いくらマダムが咲太郎に恋をされたからといって・・・・・,・。」光子「ちょ、ちょっと待ってください!何かにつけて勘違いしてるようですけど・・・・・・。」ムキになって懸命に否定している光子さんが可愛かった。