二度目の入社試験に挑戦 / なつぞら 第53話

2019年5月31日(金)第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

あらすじ

咲太郎が、今の生き方を選んだのは、どのような気持ちからなのか。咲太郎の秘めた本心を知ったなつは、咲太郎に放った言葉を心から悔やみ、咲太郎が住んでいる風車の2階の部屋に足を運びました。

そのとき、咲太郎は落ち込んだ表情を浮かべていました。そして、咲太郎はなつに詫びはじめました。なつが東洋動画の入社試験に落ちてしまったのは、自分が余計なことをしてしまったことが原因なのだと。

詫びる咲太郎に、なつは応えました。秋に再び、東洋動画の入社試験を受けることができるようになった。そのときに落ちても、自分は決してあきらめないと。そして、家族を思い続けていた咲太郎に、なつは感謝の言葉を述べました。

月日は流れ9月。なつは再び東洋動画の入社試験に挑み、なつはついに採用通知を受け取ることができました。なつの合格の知らせは十勝の柴田家にも伝わり、夕見子もなつを祝福しました。そんな中、なつは亜矢美の家で暮らしたいと願い出るのでした。

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予習レビュー

なっちゃんと咲太郎くんは、9年ぶりに再会できたものの、兄妹そろって思い込みの強さから、すれ違いが続いていました。

しかし今回。なっちゃんは咲太郎くんの本心への理解が足りなかったことを反省し、咲太郎くんもまた、自分の暴走を打ち明けます。

かくして、兄と妹の再会直後のすれ違いの日々は、これで落ち着く見通しです。

兄と妹が、9年の間に生じた心のズレをようやく修復することになる、咲太郎くんの暮らす部屋の場面。

心に沁みる名場面になりそうな予感がします。

これを機に、兄と妹の絆がより深くなりますように。

ただし、思い込みの強い二人ゆえに、この先、ちょっとしたトラブルから、再び心のすれ違いが起こることは十分に考えられますが・・・

それはさておき、なっちゃんが再び東洋動画の入社試験に挑みます。今回のうちに、入社試験の受験とその結果が判明するかもしれません。

以下、ネタバレが含まれます。ご注意ください。

なっちゃん、ついに合格します。東洋動画への就職によって、なっちゃんは川村屋の従業員アパートを出て行くことになります。

そして、咲太郎くんと亜矢美さんのもとで新生活がスタート。

なっちゃん、いいタイミングで咲太郎くんと分かり合えることができました。

感想

実はそっくりだった泰樹さんと夕見子ちゃん

泰樹さんの姿を見ることができて大満足です。

なっちゃんの不採用の知らせを聞いて、泰樹さんは半分はがっかり。でも、半分は嬉しかったのかも。

アニメーターをあきらめて十勝に戻ってくるかもしれないって。

その一瞬の期待を家族に気づかれて、本心を必死に隠そうとする泰樹さんが、今日もお茶目でした。

そして、その泰樹さんと夕見子ちゃんを対比するような描写。これがまた楽しい。

なっちゃんは、再度の採用試験にチャレンジし、今度こそ採用されました。そのことを知った夕見子ちゃんが、なっちゃんのことを祝福しました。

夕見子ちゃんがなっちゃんに贈った言葉。心に沁みました。

1番になれとか。1番にならなければつまらないとか。泰樹さんにそっくりな言葉の数々。そして、いきなり電話を切る照れ隠し。

泰樹さんと夕見子ちゃん。血のつながった祖父と孫娘でありながら、十勝編では、二人の関係はあまり丁寧に描かれていたとは言えませんでした。

そのことに不自然さすら感じていました。

でも、実はそっくりだったんですね。この二人。祖父と孫娘。この二人のそっくりな性格が、いつかどこかで回収されますように。

泰樹さんと夕見子ちゃんの掛け合い。かなり面白そうなので。

コメントへの返信 by 朝蔵

「おていちゃん」でヒロイン(友里千賀子)がそういう劇団の一員となり、「政治犯」として警察に捕まり(よるは去ったさん:51話)
今の『なつぞら』のドラマの中で描かれている頃の10年ほど前。

東洋動画の競合の映画会社で、『べっぴんさん』『まんぷく』で登場した「大急百貨店」系列。『わろてんか』にも出てきた映画会社が、分裂してしまうという騒ぎがありました。

映画の製作本数は半分まで激減し、同社に所属していたスター俳優たちも次々と離脱。

その騒ぎは、ルージュ系の人たちがつくりました。

東洋動画の大杉社長は、もちろんそのことをよくご存知のはずです。そんな事態をなんとしても避けたかったのだと思います。

ひょっとして、アチラ系の劇団?(ひるたまさん:51話)
上にも述べましたが、昭和21年から22年頃。今、『なつぞら』で描かれている10年ほど前のことです。なっちゃんが十勝にやってきた頃のことでしょうか。

東洋動画の競合で、日本映画の最大手で「大急百貨店」系列の映画会社が、真っ二つに分裂し、新大急みたいな会社が設立されるような騒動がありました。

その頃のスター俳優や映画監督の一部が、アチラ系の人たちの騒ぎを嫌って、大急を離脱し新大急に移ってしまったのだとか。

大杉社長は、そんな混乱を何よりもおそれていたのでしょう。

ムキになって懸命に否定している光子さんが可愛かった(よるは去ったさん:52話)
図星を刺されたようで、かなり焦ってましたね。光子さん。

光子さんが咲太郎くんに10万円を貸したこと。10万円でムーランルージュを買い戻せるなどあり得ないのに、咲太郎くんを信じて、光子さんが10万円も貸してしまったこと。

その理由はただ一つ。光子さん、盲目になっていたんですね。咲太郎くんに。

咲太郎くんが「愛されキャラ」になる日は来るのでしょうか…??(ひるたまさん:51話)
咲太郎くんは、もうしばらくの間は余計なお節介を焼いて、まわりの面々に迷惑をかけまくる残念なキャラであり続けるような気がしています。

でも、迷惑をかけまくる失敗を重ねることで、手加減というものを少しづつ学んでゆくのかなと期待しています。

咲太郎くんは情の厚い親父だが、若い頃はアホだった。

そんな述懐ができる日が来るといいですね。最晩年の重鎮感いっぱいの寅さんを見ながら、若い頃はお騒がせキャラだったと述懐したように・・・

サンドイッチマンの咲太郎が嫌だったみたい(オペラ座の怪人さん:52話)
なっちゃんは、十勝で苦労もしましたが、食べ物にも不自由せず、柴田家の人々から可愛がられ、物心ともに豊かな日々。

昭和20年代をかなり恵まれた環境で育ちしました。

一方の咲太郎くんは、戦後の闇市以来、最近まできっと食うや食わずの日々だったはず。そのギャップが露呈した格好になりましたね。

労働争議の際は高畑勲、宮崎駿、奥山玲子の三氏が中心(ふーさんさん:56話)
情報提供ありがとうございます。労働争議の中心人物。まさに麻子さんみたいな性格だったのでしょう。

大杉社長が、「プロレタリア演劇にかかわっている咲太郎くんの妹」ということで、なっちゃんを警戒していましたが、その警戒が現実になってしまったんですね。

あの幼少期から全然人柄が変わってえらいチャラくなって、なつの足を引っ張る、裏目裏目に出るイタイ系(きゅうぽんさん:52話)
もし、咲太郎くんがなっちゃんと一緒に十勝に来ていたら。なっちゃんと一緒に柴田家に引き取られていたなら。

咲太郎くんの性格ならば、泰樹さんからたいそう可愛がられていたはず。「わしの弟子じゃ」と言われていたかもしれません。

夕見子ちゃんと結婚させよう。そこまで考えていたかも。

そんな人生を送っていれば、咲太郎くんは、今の咲太郎くんとはまったく異なる好青年になっていたかもしれませんね。

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コメント

  1. ひるたま より:

    続きです。
    「ムーランルージュを復活させて、あの人(亜矢美さん)を戻してやる事が自分の夢」と言っていた咲太郎くんですが…ムーランルージュは亜矢美さんのみならず、実は咲太郎くん自身の‘居場所’でもあったのでは?と、個人的には感じています…あくまでも私見ですが。

  2. ひるたま より:

    今日のラスト。
    字幕では「いかった」と表示されていましたが、亜矢美さんが発したセリフは明らかに「いがった」。演じている山口智子さんは北関東(栃木県)のご出身…同じ北関東の隣県に住む者の1人としては、妙に親近感がわきました。(^^)

    登場する度にそれぞれ違う衣装で登場する亜矢美さん…少なくとも初登場以来現時点では同じ衣装を2度着ていた事がありませんね。視聴者の1人として密やかな楽しみとなっています。営業時間中はそのお洒落な服装に酒屋(酒造会社?)の名前が入った前掛けを巻いた姿…一歩間違えるとミスマッチないで立ちになりかねませんが、演じる山口さんがサラリと着こなしていて粋だな~と思いながら見ています。(朝ドラデビュー前にモデルをされていた事は大きいかも)

    その亜矢美さんですが、ムーランルージュのダンサー時代から「お客様の笑顔が自分の喜び」でずっと通して来た女性なのでしょう。つまり自分の事よりも先ず他者を喜ばせる事が何よりの生き甲斐となってもおかしくない訳で…そのような亜矢美さんに育てられて来た咲太郎兄ちゃんが、生まれつき持っていた性格に相まって、ますます他者のために生きる&他者の喜びが自分の喜び…と感じる性格に成長したであろう事は想像に難くないですね。
    「本読んでるんだ」「下の母ちゃんが買って来るんだ」咲太郎に勉強させたい‘親心’が大きいのかもしれませんね…きっと。

    おそらく明日あたりから早速、亜矢美さんはなっちゃんにとっての「東京のお母さん」ポジションに入って行く…と見ます。なっちゃんはいよいよ本格的に‘大人への階段’を上り始めるのでしょう。

  3. オペラ座の怪人 より:

    なつ、合格、おめでとう!

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    夕見子も電話で祝福。

    泰樹さん以下、北海道の皆さんも宴会でご祝福。
    泰樹さんの強がりが良かったです。

    おしまい

  4. あさのあさみ より:

    下戸かと思われていた泰樹さんが、柴田家の合格祝の宴で飲んでました! 両方いけるんですね(笑)

  5. アーモンド より:

    今週のタイトルは、元あみんの岡村孝子さんの大ヒット曲が頭に浮かびますね。
    ついに難関突破。
    夢をあきらめないで再挑戦した甲斐がありました。
    今は実家となった北海道の家族も大喜び。
    お兄さんと同居することになったのもよかった。