東洋動画の初めての仕事 / なつぞら 第55話

2019年6月3日(月)第10週「なつよ、絵に命を与えよ」

あらすじ

昭和31年(1956年)10月。願いがかなって東洋動画に入社したなつの、出社初日を迎えました。入社早々、即戦力としての働きが求められたなつは、仕上課に配属され、セル画に色を塗る作業を任されることになりました。

彩色作業に不慣れななつに、仕上課の先輩・桃代が、仕事を教えてくれました。しかし、すべてが初めての体験のなつは、緊張して手が震えてしまい、セル画に色を塗ることがなかなかできません。

あっという間に昼休みとなりました。なつは、食事もとらずに絵コンテを見ていました。そこに、仲と陽平が顔を出しました。絵コンテに興味を示すなつに対して、仲と陽平は、仕上課の仕事が終わったら、作画課を見学するようにすすめました。

そして、その日のなつの仕事が終わりました。なつは、仲と陽平のすすめに従い、なつは、作画課の部屋に足を運びました。作画課の仕事ぶりに夢中になり過ぎるなつは、作画課の女性スタッフとぶつかってしまうのでした。

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予習レビュー

なっちゃんの東洋動画での日々が今週からはじまります。

小学校のときに開かれた上映会で観た漫画映画の思い出。高校三年のときに天陽くんと観にいった『ファンタジア』の感激。

他にも、なっちゃんがこの道に進むフラグがいたるところに立ちましたが、いよいよそれらのフラグが回収されました。

フラグが回収された・・・と、言い切るのはまだ早すぎるかもしれませんね。

なっちゃんはスタートラインに立ったばかり。

これからなっちゃんの資質が開花するところが描かれて、はじめてフラグが回収されたと言うべきなのかもしれません。

でも、ようやくここまでたどり着くことができました。

ここまで来るのに、いろんなことがありました。そして、これからも、さらにいろんなことがあるのでしょう。

その、いろんなことの先には、何がなっちゃんを待ちかまえているのでしょうか。

感想

ヒロインのライフワークの描写

ようやく、ヒロインのライフワークの描写がはじまりました。この日が来るのを、ずっと待ち続けていました。

ライフワークの描写とはいっても、なっちゃんの配属は仕上課です。ライフワークに直結する作画課ではありません。

だから、ライフワークの玄関先。否。ライフワークの門の前に立ったところ、と言ったところでしょうか。

なので、なっちゃんの周囲には、なっちゃんと夢や情熱を共有できるような人物はまだいません。

先輩(同僚?)の桃代ちゃんにしても、他の就職先よりも仕事が楽しそうだったから、というそれだけの理由で働いています。

漫画映画=アニメーションへの夢と情熱を共有できる面々と、なっちゃんが心を一つにして一心不乱に働く日々の描写。

早くそんな日が見たいものです。『なつぞら』放送期間の半分を消化した7月くらいにはそんな日々を見ることができるのでしょうか。

追伸:アニメーションの分業の仕組みを『なつぞら』で初めて知りました。作画と仕上げ。それぞれの仕事の性質がまったく異なることを。

なっちゃんの天敵・麻子さんの今後の展開

朝ドラ定番の「ヒロインの天敵」がついに登場しました。しかも、その天敵は、ブログ主が大好きな朝ドラ『ちりとてちん』のヒロインだった・・・

『ちりとてちん』のネガティブ思考で残念なヒロインからは想像もつかない、デキる女オーラを全身から発散している麻子さんが登場しました(嬉)

ヒロインの天敵・麻子さん。朝ドラ定番のストーリー展開となるならば、いつかきっとなっちゃんの味方になるのかもしれません。

しかし、6月3日の時点では、麻子さんの今後の立ち位置がどうなるのかは、まったく不明です。

わかっているのは、なっちゃんの描いたスケッチを、それをなっちゃんが描いたものとは知らずに大絶賛。

そんな場面が用意されているのみ。

麻子さんは、仕事一筋の人みたいなので、なっちゃんの才能を認め、なっちゃんへの誤解が解ければ、なっちゃんの味方にはなるのでしょう。

そして、なっちゃんの才能を認めるフラグはすでに準備されていることがわかっています。

あとは、なっちゃんに対する誤解がどのように解けてゆくのか。そもそも、なっちゃんに対する誤解は解けるのか。

ちなみに、なっちゃんに対する誤解とは・・・

今のところ、ここでは詳細は伏せておきます。ちょっとだけネタバレすると、今週の一週間で麻子さんのなっちゃんに対する誤解が、かなり強固なものになる見通しです。

コメントへの返信 by 朝蔵

ムーランルージュは亜矢美さんのみならず、実は咲太郎くん自身の‘居場所’でもあったのでは?(ひるたまさん:53話)
咲太郎くんが復活を望んだムーランルージュ。そしてお父上が営んでいた料理屋。ともに、咲太郎くんが心を許せる家族と過ごす居場所でした。

咲太郎くんが復活させようとしたムーランルージュとお父上の料理屋に共通するのは「家族と過ごす居場所」。

そのような居場所を咲太郎くんはすでに手に入れるかと思います。風車になっちゃんが住むことになったので。

咲太郎くんの欠乏感はこれで埋まり、咲太郎くんもそろそろ、自分の夢を追うことになるのでしょうか。

自分の夢を追う過程で、またしても様々なお騒がせを引き起こしそうですが(笑)

亜矢美「初日だからねえ。程々に『派手』で良いんじゃない(よるは去ったさん:54話)
初日だからほどほどに派手。たしかに初日はほどほどでした。

しかし、雑誌などに掲載されている、なっちゃんの出勤時の服を見ると、ほどほどは日に日にヒートアップして・・・

麻子さんでなくても、この子は一体何をしに会社に来ているんだろうと思わずにはいられない、ドがつく派手な色合いの服の数々。

麻子さんが、いちいちどのような反応を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。

光子は、雪之助が17才で川倉屋に修行出来た時「こんなに小さかった」ので、その当時7才~10才くらいだったとすると、30代前半。(ぱぽりんさん:54話)
ブログ主は、光子さんの年齢がこれまでずっと気になっていました。なるほど、雪之助さんの言葉からだいたいの年齢は推定できますね。

ぱぽりんさんの考察でようやくスッキリしました。

安政六年のこの日に横浜港の開港とともに日本に初めて「カレー」が伝わった日(よるは去ったさん:55話)
安政六年。西暦では1859年。明治元年が1868年。

一方、新宿中村屋のカリー誕生のきっかけとなるインドの独立運動家・ラス・ビハリ・ボースは1886年生まれ。日本に亡命したのが1915年。

日本に来て3ヶ月半ほど中村屋の裏手にあるアトリエで匿われたのだそうです。なっちゃんが暮らした、川村屋従業員アパートの実在モデルでしょうか。

そして、ボースは中村屋のご令嬢・俊子さんと結婚。しかし、1925年に俊子さん死去。

その2年後の1927年。ボースは中村屋に喫茶部を開設し、純印度式カリーの提供を開始。

当時の他の洋食屋のカレーの価格が10銭から12銭くらいの中、中村屋の純印度式カリーは80銭という高価なメニューでありながら大ヒットしたのだそうです。

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コメント

  1. あみ より:

    作画課へ向かうなっちゃんを階段のところで珍しそうに見ていた男性二人がいましたが、私はてっきり「えっ可愛い!」と興味を持ったのだろうと思いました。しかし上のコメント返信欄を読んで、多分「えっ派手!」という軽い驚きのほうだと思い直しました。よく考えたら、可愛いから興味を持つなんてちょっと唐突ですもんね。

  2. よるは去った より:

    今ふと思ったのですが、なっちゃんのモデルの奥村玲子さんのアニメ作品の一つの「魔法使いサリー」の親友の名前が「ヨシコちゃん」愛称「ヨッちゃん」。確かなっちゃんの北海道の親友に同じ名前の娘がいたような・・・・・。奥村さんの他の作品の「ひみつのアッコちゃん」の親友の名前が確か「モコちゃん」。東洋映画の同い年齢の先輩が「モモヨ」ちゃん愛称「モモッチ」。う~ん、こちらはイニシャルだけ同じか・・・・・・?

  3. にゃんこ より:

    このドラマのおかげでアニメーションがどのように作られているのかが少しわかってきたのがうれしいです。おかげで昨夜NHKで放送していた「進撃の巨人」のエンディングを見る時、スタッフ紹介をじっくり見てしまいました。作画、仕上はもちろん絵コンテや色指定など、さまざまな役割があり、ほんとにたくさんの人たちがアニメづくりに関わっているのだなぁと改めて思いました。

    しかし、仕上課は人海戦術というか、とにかくたくさんの即戦力を、という感じですね。作画課の採用面接では社長が来ていましたが、仕上課の時には社長不在、というのに扱いの差を感じます。まぁ社長が来なかったおかげでなっちゃんは採用されてラッキーだったのですが。。

    あとどうでもいい話ですが、筆についている絵具(ポスターカラーはもうこの頃にはあったのかな?)が多めでけっこうぼてっとしているのが気になりました。あの小さいスペースにその筆で色塗ったらはみ出ないのかな?そこはプロの腕なのかな。。。

  4. オペラ座の怪人 より:

    予習をせず、いきなり見ることにしているので、
    今日の仕事初日、職場でどうなることか?
    と思っていました。

    嫌な先輩にしごかれるのかなあ、
    嫌だなあ、と思ったら、
    モモッチ先輩、なかなかいい人?
    一安心、の仕上課、

    と思ったら、
    作画課に行ったら、
    ちと、感じの悪い女性?
    嫌な予感が、、、

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  5. アーモンド より:

    先輩には新入社員にやさしい人もいれば、厳しい、いけずな人もいる。ももっちは仲良くなれそうだが、麻子(朝ドラヒロインの先輩でもある貫地谷しおりさん)は厳しくいけずそう。

  6. よるは去った より:

    なつ「クマなんですか?いるんですか実際にこういうのが?」
    「ジャイアントパンダ」なる動物が中国から送られて我々日本人がナマで目にするのは昭和47年の田中角栄政権時代ですからね。
    あの頃は「『動物図鑑』で見たことがある。」が大部分だったんじゃないですかね。中国に行ったことがある人は勿論別でしょうけど。

  7. よるは去った より:

    昨日、民放番組の「笑点」で林家たい平師匠が6月2日は「横浜カレー記念日」だと言ってました。
    安政六年のこの日に横浜港の開港とともに日本に初めて「カレー」が伝わった日だそうですね。  江戸時代に「カレー」が伝わったわけですね。
    川村屋のモデルの中村屋で「カリー」を始めたのもその頃からですかね。
    以前に記した「まんがはじめて物語」で「マグロと長葱のカレー」を「ちょんまげ」を結った江戸っ子たちが食べている場面があったと記憶してます。