麻子の言葉になつが憤慨 / なつぞら 第57話

2019年6月5日(水)第10週「なつよ、絵に命を与えよ」

あらすじ

なつが亜矢美から借りて着ている派手な服を、麻子が誤解しました。麻子は、なつが派手な服を着ているのは男目当てで働いていると思い込んでいたのです。麻子の一方的で理不尽なものの言い方になつは納得ができません。

帰宅したなつは、そのことを亜矢美に訴えました。すると、風車に客として来ていた角筈書店社長の茂木が、怒るなつに対して、麻子の言葉の裏にある本当の意図を、なつに語って聞かせました。

そんな中でも、なつは作画の練習を怠りませんでした。作画課の部屋に行ったときに拾った原画を参考にして、なつは一心不乱に絵を描き上げました。その翌日の昼休み、なつは描き上げた絵を会社の自分の机の上に置き、昼食を買いに行きました。

なつが会社の中庭で昼食を食べている間、なつの机の上に置いてあるなつの絵に、麻子が目をとめました。その絵がなつによって書かれた絵であること知らない麻子は、その絵の出来栄えに目をみはるのでした。

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予習レビュー

前回、なっちゃんと麻子さんが正面衝突しました。今回は、その衝突の続きです。

東洋動画に入社してくれる女子社員のうち、一定数は生活に困っていないお嬢さんで、入社の目的の半分は結婚相手を探すことにあるのだとか。

東洋動画に限らず、当時の企業では珍しいことではありませんでした。実際、ドラマの中の時代から30年以上経過したバブルの頃も、似たような状況だったと記憶しています。

そんな中で麻子さんは、当時としては珍しいキャリア志向の女性でした。

だから、結婚相手探しが裏目的の、中途半端な仕事をする女性社員が許せなかったのかもしれません。

そして、亜矢美さんの派手すぎる服を着て出勤してくるなっちゃんは、麻子さんから完全に誤解されました。

結婚相手を探すために入社してきたお嬢さんの極め付けみたいに誤解されました。

そんな誤解が生じた中で、なっちゃんが、作画課の部屋で偶然拾った絵を模写するのでしょうか。

絵の技術はまだ未熟かもしれませんが、アニメーターとしての資質を備えたなっちゃんの絵。それが、なっちゃんを完全に誤解している麻子さんの目にとまりました。

明日あたり、なっちゃんと麻子さんの関係に変化が生じるのでしょうか。

感想

マコちゃんの焦りと秘めた本音

今週からはじまった、なっちゃんとマコちゃん(麻子さん)の関係が楽しすぎます。

月曜日:作画課を見学させてもらったなっちゃんが、作画課の部屋の中の様子に夢中になるあまり、マコちゃんにぶつかったのが始まりでした。

このとき、マコちゃんの中には、なっちゃんへのかなり悪い第一印象ができたものと思われます。

火曜日:マコちゃんが、なっちゃんの着ているド派手な服を、男目当てに会社に来ていると勘違いし、イチャモンをつけました。

しかし、マコちゃんの言葉は、なっちゃんにとっては単なる言いがかりにすぎません。なぜ、そこまで言われなければならないのか、怒るなっちゃん。

水曜日:マコちゃんの理不尽な物言いの奥にあるマコちゃんの本音を洞察する茂木社長。鋭い指摘だなと思いました。

マコちゃんは仕事はできますが、あの性格では、男性はなかなか寄って来ないかと。

そして、マコちゃんはそのことを顔には決して出しませんが、男性が寄って来ないことを、心のどこかで気に病んでいるのだと思います。

そのマコちゃんの焦りが、なっちゃんのド派手な服に寄ってあぶり出されたのでしょう。自分の秘めた本音を、なっちゃんの服によって見せつけられたような気がして。

本当は、マコちゃんも男性に振り向いて欲しいんでしょう。そして、なっちゃんほどではないにせよ、なっちゃんに近いことをやりたいに違いない。でも、できない。

そんな葛藤を見抜いてしまう女心を知り尽くした茂木社長。素敵です。

というわけで、マコちゃんというちょっとおっかないキャラがますます気になってきました。いつかマコちゃんも幸せをつかめますように。

コメントへの返信 by 朝蔵

咲太郎「タヌキか・・・・・?」(よるは去ったさん:56話)
ジャイアントパンダのイメージが頭の中にインプットされていなければ、あの動物の絵はたしかにタヌキ以外の何物でもないですね。

ドラマの中で、実物のジャイアントパンダを、なっちゃんが自分の目で見る日は、はたしてやって来るのでしょうか。

落語家の師匠が言っていた「抜け雀」という噺(よるは去ったさん:56話)
「抜け雀」。『一休さん』の、虎の絵のトンチにも通じるものがありますね。絵に描かれた虎を退治するから、虎を絵から出してくれ、というトンチです。

『一休さん』も、東洋動画の実在モデルである東映動画の作品です。このヒット作も、ドラマの中に出て来るのでしょうか。

誤解が解けて、親友・戦友になるか?(オペラ座の怪人さん:56話)
仕事に対してストイックな麻子さん。こんな人を味方にできたら、これ以上望めないほどの親友、または戦友になってくれることでしょう。

そんな展開を心から希望します。

なっちゃんと麻子さんの関係の今後の展開がどうなるかは、今のところ、まったく先が見通せませんので。

岡田さん、そして「麻子さん」=貫地谷しほりさん、お2人とも落語が絡む(重要な役割を果たす)作品に出演経験がある(ひるたまさん:56話)
『ちりとてちん』をこよなく愛するブログ主は、貫地谷しほりさんといえば反射的に落語を思い出すくらいです。

しかし、岡田さんについては忘れていました。

それにしても咲太郎くん。噺家の師匠にまで名前が知られていて、裏方の仕事をしながらもなかなか顔が広いですね。

この顔の広さを暗示するような師匠の一言。咲太郎くんの未来に関する何かのフラグなのかと考えるのは、うがち過ぎというものでしょうか。

岡田将生さん、ドラマ「昭和元禄落語心中」で落語家有楽亭八雲役(中略)落語監修が柳家喬太郎師匠(中略)なっちゃんのアニメーションに掛けて「ぬけ雀」の話(かえでさん:56話)
はじめまして!とても興味深いコメントをありがとうございます。

なるほど、柳家喬太郎師匠の登場場面。ほんの一瞬の場面ながらも、そこまで念入りにネタが仕込まれていたんですね。

そこに鋭く気づいてしまうかえでさんもさすがです。

風車のお客さんが咲太郎にいちゃんに「落語を勧めたい」と言った(にゃんこさん:56話)
風車の場面は、意味ありげですね。いろんな解釈ができて楽し過ぎます。

『昭和元禄落語心中』へのオマージュをネタとして仕込んだのかも知れないし、もしかすると咲太郎くんの将来を暗示した場面なのかも知れないし。

物語の後半になって、この意味深なエピソードが何かの形で回収されますように。

光子さん(中略)『半分、青い。』の菱本さん(演:井川遥さん)に近いような雰囲気かな?(ひるたまさん:54話)
たしかに『半分、青い。』の菱本さんに通じるものがありますね!

はじめの印象はちょっと怖そうだけど、実は優しい。優しいけれど、いわゆる女性らしい優しさとは異なる優しさ。

また、美人なのにもかかわらず、男の影がみじんも感じられない。かといって、麻子さんみたいに男性とは無縁というキャラでもない。

こういう不思議なキャラは大好きなので、光子さんにお目にかかる機会が少なくなって、ブログ主もちょっと寂しく思っています。

息子たちの出身中学も古関裕而さん作曲(ちゃーちゃん:『エール』話)
それは、ぜいたく過ぎる校歌ですね。『エール』の放送がはじまったら、生徒たち、先生方の学校への愛情がますます強くなるのではないでしょうか。

また、古関裕而さんの同郷のみなさんも、地元愛がさらにあつくなるかと思います。

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コメント

  1. アーモンド より:

    半分、青いは、ヒロインは秋風羽織の漫画を見て、憧れてその漫画家の事務所に就職したんですよね。
    なつぞらは、アニメ映画を見て、憧れてアニメ製作会社に就職したんですよね。
    ここまでは、そっくりですね。

  2. よるは去った より:

    なつ「いっちゃってください。」「負けませんから。」 なっちゃんの真剣さと服装の派手さのアンマッチさに気づく人がどれだけ出てくるか。先崎に気づくのはマコさんかな?いやトミコさんやモモッチさんも薄々は・・・・・・?

  3. アーモンド より:

    麻子は、お局様?

  4. ぱぽりん より:

    これをいうと後出しジャンケンになってしまうのですが、なつの描いた中割、全く予想どうりでした。
    ただ、あまりにもの既視感、いったいなぜだろうと考えたところ、人形浄瑠璃と同じだからではないかと思い至りました。

    外国のアニメと一線を画す日本アニメの文学性、そうしたところに大きな要因があるのではないか。
    そもそも人形浄瑠璃他の表現手段が替わっただけで、表現技法などがそのまま使われているように思えます。
    それを意識しているのかいないのかはわかりませんが、少なくとも日本文化のベースの部分で無意識にあるモノに乗っかっている、だからこそあまりにもすんなりと納まりそれを共有できるような気がします。

  5. ぱぽりん より:

    白蛇姫のモデルにしている白蛇伝の絵がどのようなものであったのか気になってネットで見たのですが、パンダのキャラクターで、ややや!

    しっぽが黒い!

    目の周りはさておいて、耳、鼻、手足と、出っ張っているところが黒いので何となくしっぽも黒いと思いがちなパンダ。クイズにも「パンダのしっぽの色は?」はありがちな問題の様ですが、間違いの原点は白蛇伝だったのかもしれません。

    と、当然、巨匠、宮崎駿氏のパンダコパンダはどうなのか、知りたくなります。

    調べました。
    さすが、巨匠の巨匠たるところ。
    間違っていません。
    間違っている以前に、しっぽがありません。

  6. ぱぽりん より:

    なつの絵、これまでは<とにかく描く>だったものが、白娘を描くに、あたりを付け、軸の向きや角度を明確に意識しての画に変わっています。そうしたところが技術の進歩、ということなのでしょうか。
    短期間で、模写はともかく、手本の絵に自分の思う表情そしてポーズを付けての作画ができるなんて、劇的進歩としか言いようがありません。

    才能があろうが無かろうが、とにかく絵は描けば描くだけ上手くなれると思うのですが、それにおいて、なつにはとんでもないアドバンテージがあります。

    <小さな時から搾乳で鍛えに鍛えた握力>

    仲間の多くが悩まされるであろう腱鞘炎、なつには縁の無いものと想像します。

  7. ひるたま より:

    続きです。
    「下山さんから見て大沢さんって怖いですか?」「怖くないよ、ちっとも」警察官の世界を知っている下山さんから見れば、相対的に麻子さんを怖いと感じる事は無さそうですね…きっと。(^^;)

    ところで、主人公のモデルとされている奥山玲子さんは、給与・労働条件etc.に関して会社と沢山やり合った経歴をお持ちでいらっしゃるようです。麻子さんならば会社とやり合ってもおかしくなさそうなキャラクターに見受けられるので、ひょっとしたら麻子さんが将来的に会社とやり合う場面が挿入されても不自然ではないのでは?と個人的には感じました。(『まんぷく』の時にモデルとなった安藤百福さんが複数のキャラクターに分けて描かれていたのと同様に、奥山さんもヒロイン:なっちゃんと麻子さん、その他のキャラクターに分けて描かれるかもしれませんね)

    「マコちゃん」「トミさん」なっちゃんの上司でもある仕上課の富子さんの方が、麻子さんよりも年上&先輩に当たるのでしょうか?
    ところで…富子さん役の俳優さんが目を惹き、気になって調べてみたら梅舟惟永(うめふね・ありえい)さんという女優さんで、朝ドラでは『梅ちゃん先生』に出演された経歴をお持ちの方なのですね。(梅舟さんご自身は舞台中心の活動でいらっしゃるようですが)

  8. ひるたま より:

    「社長、この子口説いたらこの店出入り禁止!」←前作『まんぷく』での鈴さんのセリフ(泉大津に手伝いに来た姪:タカちゃんを紹介しながら)「手ぇを出したら承知しないわよ!」を思い出しました。亜矢美さんにとってはやはり、なっちゃんも子供のような存在なのでしょうね。毎朝のコーディネート(着せ替えごっこ?^^;)も結構ノリノリで楽しんでいる様子ですし。

    「大丈夫、可愛いぞ~」←リリー・フランキーさんのアドリブかな?と思いながら見ていました。
    (これまた『まんぷく』で、「パーラー白薔薇」で立花家の悪口を言っていたおばちゃん3人組を店から撃退した場面でマスター:アキラさんが言った「恐ろしいのはお前の顔じゃ!」を思い出してしまいました…このセリフ、加藤雅也さんのアドリブだったそうな。御本人はカットされるかも?と思いつつ発したら、ちゃんと本編に採用されていたとの事^^)

  9. 夏蜜柑 より:

    麻子さん、なっちゃんが気に入らないのは仕方ないとして、挨拶されて返事しないのは社会人としてどうなのかとも思ってしまいました。
    男性とわちゃわちゃしてるより(なっちゃんはそのつもりなくてもそう見る人はいる)、職場の気に入らない子を無視する方が、職場の空気悪くしてるような気がします。

  10. オペラ座の怪人 より:

    今日の最後、まこちゃんがなっちゃんの絵を見て、
    割とビックリした顔をしていて、

    A案:なっちゃんの才能を認めて、なっちゃんを好きになって、
    「ごめん、私が間違っていた。
     あなたって凄いのね。
     これから、一緒にがんばりましょう!」

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    B案:なっちゃんの才能を認めつつ、ここは厳しく、
    「まあまあだけど、まだまだね。
     これから、私がしごいてあげるわ。」

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    C案:なっちゃんの才能を認め、恐れ、つぶしにかかる。

    ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ

    D案:なっちゃんの絵は全然だめ。
    服に気をつかうばっかりのお馬鹿さん、と考える。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    さあ、どうなる、なつよ。
    今日の救いは、現場監督っぽい女性の、
    絵を描く人は皆、変わり者、みたいな発言。
    こういう人を大事にしろよ、なつ。

    おしまい

  11. よるは去った より:

    また、ふと思ったのですが貫地谷しおりちゃんの役名が大沢麻子さん、愛称「マコちゃん」。私の記憶に間違いなければ「ひみつのアッコちゃん」の後ぐらいの作品が「魔法のマコちゃん」。まーそこまで意識してネーミングしているとは思えないけど。