照男と砂良が東京に来る / なつぞら 第61話

2019年6月10日(月)第11週「なつよ、アニメーターは君だ」

あらすじ

昭和32年(1957年)春。なつたち、東洋動画仕上課のスタッフたちは、遅れている『白蛇姫』の完成に向けて残業つづきの日々を過ごしていました。一足早く仕事を完了させた作画課の面々も仕上げを手伝い、ついに最後の一枚のセル画が完成しました。

仕上げの追い込みで残業が続いていたなつが、開放感にひたりながら風車に帰ると、思いがけない客が、なつの帰りを待っていました。その年の冬に結婚した照男と砂良が、新婚旅行で東京を訪問。なつに会うために来ていたのです。

なつは、照男と砂良が語る十勝の柴田家の面々の近況の話を、心ゆくまで楽しみました。そして、泰樹の夢であるバターづくりを、照男と砂良が受け継いだことを、なつは心から嬉しく思いました。

一方、なつも東京で咲太郎や亜矢美と過ごす日々のことを、照男と砂良に語って聞かせました。しかし、なつには心に引っかかっていることがありました。親戚に預けられた妹の千遥の行方がわからないままでいる悩みを、なつは口にするのでした。

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予習レビュー

前週の後半で、なっちゃんは仕上課から作画課に異動し、悲願のアニメーターになるチャンスをつかむための社内試験に挑みました。

しかし今回、なっちゃんはまだ仕上課で仕事をしています。

ということは、なっちゃんの試験の結果は不合格ということだったのですね。なっちゃん、残念。

作画課への異動はできませんでしたが、ある新作漫画映画の完成への追い込みで残業つづきだったなっちゃんに、ようやく日常が戻ってきました。

ところで、なっちゃんを残業つづきの状態にした新作漫画映画とは『白蛇伝』。

朝ドラでは珍しく『白蛇伝』は実在の作品そのままのタイトルです。「カップヌードル」を「まんぷくヌードル」みたいに微妙にズラしたりはしていません。

ちなみに『白蛇伝』は、日本初のカラー長編アニメーション映画として知られる作品で、今年の5月にフランスで開催されたカンヌ映画祭でデジタルリマスター版が上映されました。

日本映画のデジタルリマスター版は、カンヌ映画祭などに出品されることはあっても、日本国内で劇場公開されることはあまりありません。

観客動員が見込めないからでしょう。

でも、『なつぞら』で注目が集まっています。『白蛇伝』は劇場公開されるかもしれませんね。

話を『なつぞら』に戻します。

照男くんと砂良ちゃんが結婚しました。そして新婚旅行で東京にやってきます。

そして照男くんと咲太郎くん。二人の「兄」の初の対面です。

また、咲太郎くんが一時は疑ってかかっていた柴田家の家族。その家族の一員と咲太郎くんの初の対面場面。

どのような描かれ方をするのでしょうか。

感想

[2019/06/10]【ネタバレ注意】千遥ちゃんに関する意外な事実が判明!

新たな千遥ちゃん情報が判明しました。気になる方だけ、リンクをクリックしてお読みください。第12週 >>

心を通い合わせるなっちゃんと泰樹さん

久しぶりに泰樹さんの顔を見ることができて感激です。

しかも、砂良ちゃんがバターづくりを継いだことで、なっちゃんも安心するだろうと、あくまでもなっちゃんの気持ちを案じる泰樹さんの優しさが心に沁みました。

また、なっちゃんが十勝を旅立ったときは、直視できないほど悲しそうな顔を浮かべていた泰樹さん。

今回の穏やかさに満ちた表情が実にいい。

そして今回の最後、夜空に浮かぶ月を眺めながら、心を通い合わせるなっちゃんと泰樹さんの美しいこと。

東京と北海道。この二人の距離は離れていても、心はいつも一つです。

でも、できることなら、なっちゃんと泰樹さんが一緒に暮らす、そんな日々の姿をもう一度見てみたい。それがブログ主の願いです。

コメントへの返信 by 朝蔵

白蛇姫の法海役に山寺宏一さん(Amoさん:60話)
徳川夢声さんを実在モデルにした弁士・豊富遊声。小さな写真だけは何かの雑誌に掲載されていましたが、山寺宏一さんだったんですね。

『半分、青い。』のお医者さん以来となる山寺宏一さんの登場。ブログ主も楽しみです。

美味しい人生を約束しますから(よるは去ったさん:60話)
照男くんの砂良ちゃんへのプロポーズの言葉「美味しい人生」を聞いて、とっさに30年以上も前のパルコのコマーシャルを思い出しました。

ウディ・アレンが出演したそのコマーシャル。コピーは「美味しい生活」。たしか糸井重里さんのコピーだったと記憶しています。

照男「俺と一緒に生きて下さい!お願いします!」と差し出すのが「クマさんのラブレター」(よるは去ったさん:60話)
いつぞや砂良ちゃんが語った、クマさんのラブレターのエピソードへの照男くんなりのオマージュだったのでしょうか。

それにしても照男くん。リスキーな大芝居でした。

もし阿川さんがもっと短気な人だったら。または、クマさんの姿をした照男くんを家の外で見かけたら、本物のクマさんと勘違いして、猟銃を撃っていたかもです。

なつへの気持ちの否定ではなく、昇華、として。荒野を切り開くなつへの応援として。(ぱぽりんさん:60話)
なっちゃんへの気持ちを封印したことによる傷心から立ち直ったとき、一度は真っ赤な絵の具で絵を塗りつぶしかけた絵を、ふたたび完成させてほしいものですね。

そんな場面によって、天陽くんが立ち直ることを確認させてほしいものです。あのままでは、天陽くんがあまりにも気の毒すぎます。

大地に立っていないその佇まい(ぱぽりんさん:60話)
開拓農民の馬を描いたにもかかわらず、その馬は大地を立っていない。なにか狙いがあって天陽くんがそのように描いたのか。

どこかで回収されてほしいものですね。

抜け落ちてしまいました(ぱぽりんさん:60話)
抜け落ちた箇所。修正しておきました。

久々に、セットなどについてあれこれ(ぱぽりんさん:60話)
セットの細部にいたるまでのぱぽりんさんの観察眼のするどさは言うに及ばず、当時の状態を正確に再現できる豊富な知識。

あらためて驚かされました。

時代考証が甘いと言う安易な批判レビューは海岸の砂の数ほども見かけます。

しかし、ではどうすればいいのかという具体的な改善方法をここまで示したレビューは他に見たことがありません。

最後、天陽君、なつの絵を塗りつぶして、涙。かわいそうだけど、本当のお別れ、ですね。(オペラ座の怪人さん:60話)
お母さんから、なっちゃんのことをあきらめた方がいいとほのめかされても、それには応えたなかった天陽くん。

でも、東京で生きてゆく、というなっちゃんの覚悟を知って、ついになっちゃんへの恋心を断ち切りましたね。

あまりにも切なすぎる恋の終わりでした。

十勝から出ることができない天陽くんにとっては別離宣言(にゃんこさん:60話)
本当に切ない別れでした。面と向かって別れを告げることができないところが、切なさを増幅させていたような気がしています。

傷心の天陽くん。失恋の傷心から再生する姿をドラマの中で描いてほしいものですね。

プロポーズに対する弥一郎さんのレスポンス(Morningstarさん:60話)
弥一郎さんが猟銃を構えている姿を見て、北海道が舞台の一部として描かれた数年前の朝ドラ『マッサン』を思い出しました。

あの作品の中で風間杜夫さんが演じた「森のクマさん」も、時おり、猟銃を持っていたと記憶しています。

もし、弥一郎さんが「森のクマさん」みたいな短気な男だったら。照男くんは、プロポーズ直前に落命していたかもしれません(怖)

この作品(『ゲゲゲの女房』)もこちらに加えていただけると(真夜中の太陽さん:『あさが来た』)
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。今現在、何かと忙しい状態が続いており『ゲゲゲの女房』を加えるのは困難です。

楽しみにしてくださっているにもかかわらず、お役に立てず申し訳ないです。

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コメント

  1. ぱぽりん より:

    NHKなつぞらホームページを見ると、プロポーズをした時の照男、<鼻付熊毛マスク?>を付けていたのがわかります。
    でも、毛むくじゃらの口が、鼻と言うより茶色いオシャブリを咥えているように見えてしまい、笑ってしまいます。

    ドラマの設定では砂良より照男の方が年上とのことですが、雰囲気はどう見ても砂良が年上女房、この感じは柴田家の伝統?
    泰樹の亡くなった奥さんも同様な感じだったのではないかと想像します。
    泰樹の奥さんがどのような人物であったのかこれまで触れられていませんが、富士子によく似ていたのではないか。泰樹は富士子に女房の姿を見ているのではないかと感じます。
    だからこそ甘えてしまい、女房の亡き後その役割を引き受け娘として十分に可愛がることのできなかった貧しかった開拓時代の富士子の姿をなつに重ねたのではないか。孫ではなく、なつを娘として見ていたものではないか、そんなふうに思います。

    さて、先にセットについてあれこれとエラソウに書いてしまいましたが、よくぞあれだけしっかり作るものだなと毎度感心する先の我儘なので悪しからず。
    それにしても、セットにあれこれ言えるのも、カラーで高精細の放送を大きな画面で見ることができるようになったからで、美術さん大道具さん小道具さん(そして美人女優さん達)には受難以外の何物でもないでしょうね。
    朝ドラと大河ドラマは記憶の継承みたいな側面を感じてしまうので、だったら、ということで細かく見入ってしまいます。

  2. よるは去った より:

    朝ドラでは「芋たこなんきん」でお馴染みの田辺聖子先生の訃報を先程ニュース速報で知りました。心よりお悔やみ申し上げます。合掌。

  3. オペラ座の怪人 より:

    咲太郎兄ちゃんと照男兄ちゃん、ご対面!
    なかなかの展開でした。

    アニメも完成して、よかったね、なっちゃん。

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    しかし、当時、北海道と東京とは、
    物凄く遠いよね。

    でも、月を見上げれば、
    北海道の泰樹さんと
    東京のなっちゃんとは繋がっている、

    繋がっていないのは、夕見子。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    一昨日、北海道大学の学園祭に
    夕見子がご出演だそうです。

    おしまい

  4. たむ より:

    朝ドラでは”白蛇伝”ではなく”白蛇姫”ですよ