なつと雪次郎が観劇する / なつぞら 第62話

2019年6月11日(火)第11週「なつよ、アニメーターは君だ」

あらすじ

劇団「赤い星座」の公演、イプセンの『人形の家』がはじまり、裏方の仕事をしている咲太郎は、なつと雪次郎を招待。その舞台に立つ主演女優・亀山蘭子の迫真の演技は、なつと雪次郎を圧倒しました。

舞台が終わり、なつと雪次郎の二人は、咲太郎のはからいにより、蘭子を紹介してもらえることになりました。その舞台にすっかり夢中になったなつは、その感激を言葉を尽くして亜矢美に語ります。

雪次郎もまた、芝居の感激を蘭子に語りました。一方、雪次郎が高校時代に演劇部にいたことを聞かされた蘭子は、芝居を断念した雪次郎の気持ちを鋭く見抜きました。そして雪次郎の本心を察した蘭子の言葉に、雪次郎はショックを受けます。

そんな中、なつは、アニメーションの仕上げの仕事のうちでも難易度の高い、トレースの練習にはじめて挑みました。そして、その練習をすることで、なつは自分の技術の未熟さを思い知るのでした。

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予習レビュー

咲太郎くんが裏方をつとめている劇団「赤い星座」の看板女優・亀山蘭子さんが、今回あたりから物語の真ん中近くに入ってきます。

今後、蘭子さんが物語にどのように関わってくるのかはこの記事を投稿した時点では不明です。

しかし、なっちゃんが仕上げを手がけた『白蛇伝』の声優に起用されるなど、間違いなくこれから出番が多くなる見通しです。

さらに、蘭子さんは、思いがけないキャラクターに大きな影響を与えることになることが予想されます。

まさかの人物が、蘭子さんの影響を受けて・・・

以下、ネタバレが含まれます。

今回のドラマの中で描かれる劇団「赤い星座」の新作公演を鑑賞した雪次郎くんは、あくまでに冷静に、その感想を語ります。

芝居に夢中になって、興奮気味にその感激を語るなっちゃんとは対照的です。

しかし、なっちゃんとは異なり芝居を冷静に受け止めていたかに見えた雪次郎くんは、この観劇を機に人生が思わぬ方向に動き出すことになるようです。

雪次郎くんの人生が動き出すのは、亀山蘭子が雪次郎くんにかけたある一言も大きいようですが、詳しくはまだ伏せておきます。

今回は、なっちゃんよりも雪次郎くんの人生の転機が描かれます。

雪次郎くんの表情の変化、言葉の一つ一つ。そして、亀山蘭子さんの言葉に対する雪次郎くんの反応。要注目です。

感想

雪次郎くんのドラマはじまる?

蘭子さんがさりげなく放った一言が、雪次郎くんの胸を撃ち抜いたみたいです。

「それでよく芝居をやめられたわね」

十勝農業高校で一緒に演劇部に在籍していたなっちゃんですらも見抜くことができずにいた雪次郎くんの演劇への情熱。

演劇にかかわる仕事をしているにもかかわらず、咲太郎くんが見抜くことができなかった、雪次郎くんの感想の言葉に込められた演劇への情熱。

一視聴者のブログ主もまた、雪次郎くんの演劇への情熱がどれほどのものなのか、これまで想像すらしたことがありません。

そんな雪次郎くんの演劇への情熱を、蘭子さんは一瞬にして見抜きました。さすがプロです。人を見る目、情熱のありかを見抜く目が、普通の人とは違います。

蘭子さんの言葉でよ〜くわかりました。雪次郎くんの秘めた情熱が。

雪次郎くんが高校を卒業したとき。演劇を続けられなくなることに、かなりの葛藤を感じていたのでしょう。

葛藤を感じながら、その気持ちに封印をすることで、自分でも葛藤に気がつかなかったのかもしれません。

しかし、蘭子さんが封印を解いてしまいました。雪次郎くんは、演劇をやめた心の葛藤に気がついてしまったみたいです。

今回は、雪次郎くんにすべてを持ってゆかれてしまいました。

コメントへの返信 by 朝蔵

月を見上げれば、北海道の泰樹さんと東京のなっちゃんとは繋がっている、繋がっていないのは、夕見子。(オペラ座の怪人さん:61話)
札幌の夕見子ちゃんとは、一度、電話でつながっただけですね。今のところ。もう少し、夕見子ちゃんの出番がほしいところです。

北海道大学での夕見子ちゃんの日々。そろそろ見せてくれてもいいのではないかと思いますが・・・

伏せられたままになっている夕見子ちゃんが再登場するとき、一体、夕見子ちゃんはどんな風になっているのでしょうか。

「白蛇伝」の声優は森繁久彌さん、宮城まり子さんのお二人のみ・・・(のらくろさん:64話)
情報提供ありがとうございます!

『白蛇伝』の声優はお二人だけだったんですか!?二人が声色を変えて、男女それぞれすべてのキャラクターを演じられていたとは驚きです。

『マンガ日本昔話』のスタイルが、この時すでに出来上がっていたんですね。

朝ドラでは「芋たこなんきん」でお馴染みの田辺聖子先生の訃報(よるは去ったさん:61話)
朝ドラ100作目のタイミングで偉大な才能がまた一つ逝きました。ご冥福をお祈り申し上げます。

北海道の兄、実の兄。両方の幼馴染。みにしみた挨拶の言葉でした。(優音詩美さん:11週)
なっちゃん、そして優音詩美さんのような立場の方でなければ、その真の価値、真の優しさはわからない言葉なのだと思います。

そのような言葉を見つけることができる脚本家の先生の才能が、ブログ主の心にしみました。

泰樹は富士子に女房の姿を見ているのではないかと感じます。だからこそ甘えてしまい、女房の亡き後その役割を引き受け娘として十分に可愛がることのできなかった(ぱぽりんさん:61話)
富士子さんの泰樹さんに対する口のききかたが、ときに、娘の父親に対する口のききかたというより、妻の夫に対する口のききかたに限りなく近い感じを受けていました。

母親を早くに亡くした富士子さんは、母親の代わりに家事の一切を引き受け、かつて、家庭内で母親がいたポジションに立った。

そのポジションに立ったことで、泰樹さんの娘というよりは半ば妻みたいになった。

だから、泰樹さんも娘として可愛がることを忘れてしまった。そんなところでしょうか。

個人的には『ひよっこ』でのヒロインと父親の再会場面をふと思い出しました。(ひるたまさん:12週)
ブログ主も『ひよっこ』の、ヒロインと父親の再会の場面を思い出していました。

ヒロインは、やっと父親の消息をつかんだ。そこに足を運んだ。そして、そこには紛れもない父親がいた。しかし、父は娘を娘として認識できない。再会のようで再会ではない。

千遥ちゃんとの再会を果たせず、さらに千遥ちゃんの境遇を知ってショックを受け、外に飛び出すなっちゃん。そのとき、外は土砂降りの雨?

田辺聖子さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます(ひるたまさん:全作品リスト)
BK作品は、ずいぶん古くからチャレンジングだったわかけですね。

チャレンジングな作品群の中でもひときわ異彩を放つ『芋たこなんきん』を遺された田辺聖子さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。

99作目『まんぷく』がまだ加わっていないようですが…?(ひるたまさん:全作品リスト)
『まんぷく』以降、このページの存在を失念していました。

私の予想では、なっちゃんの結婚相手の大本命は坂場さん(どんギツネ。さん:12週)
坂場さんは、それほどの大物キャラなんですか!?登場早々になっちゃんとも衝突するみたいですし、これは注目して鑑賞する必要ありですね。

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コメント

  1. ひるたま より:

    「牛だって、叩いちゃダメだ」「うんだ、うんだ」(字幕表記はこうなっていました) ←亜矢美さんの相槌が「んだ、んだ」に聞こえてしまい…またまた北関東人の1人として親近感を覚えちゃいました。(山口智子さん、今日もありがとうございます。仮に山口さんがここを御覧になったら一体どう思われるのかは???ですが…^^;)
    一昨年の『ひよっこ』でも「んだ」「んだんだ」「んだんだんだ」…覚えていらっしゃる視聴者の方達も少なからずいらっしゃるのでは??(^^)

    「そう…それで、よく芝居をやめられたわね」←雪次郎くん、明らかにスイッチが入っちゃいましたね…! 「ふた山、三山」のうちのまだほんの序章に過ぎないのでしょうけれども。

  2. ともあき より:

    風車でも人形の家を見て興奮冷めやらぬ雪次郎くんの熱意を受け、なっちゃんは
    「人間の模写。私もあんな演劇を絵に描きたいな」
    と言いました。
    以前、宮崎駿監督がNHKプロフェッショナルで
    「日本のアニメーションはね。観察によって基づいてない、
     ほとんど。人間観察が嫌いな人間がやってんだよ、だからオタクの巣になるんだ」
    と、言っていました。
    最後のオタクうんちゃらはともかく、なっちゃんは作画の本質をちゃんとわかってるんですね。

  3. ななしです より:

    雪次郎くんが北海道に帰らない設定だと六花亭がなくなってしまうw

  4. オペラ座の怪人 より:

    雪次郎!
    お菓子作りを忘れ、
    夕見子を忘れ、
    演劇に身をささげるのか!?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    なつ!
    10枚も描かされて、バッチリ、天才!
    かと思ったら。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    おしまい

  5. よるは去った より:

    蘭子「そう・・・・それで良く芝居をやめられたわねえ・・・・・・。」
    妙なフラグ・・・・・というか、雪次郎君の心の扉へのノック・・・・・いやいや既に「鍵」を開けられてしまったか・・・・・・。
    咲太郎「『目覚めること』がこの芝居の『テーマ』なんだから。」
    う~ん、蘭子さんの言葉だけでなく、「人形の家」という芝居自体も雪次郎君の心の扉をノックしていたか・・・・・・。
    雪次郎君絡みで新宿と帯広で一悶着ありそう。
    帯広では一悶着だけで済むかしらん・・・・・・。