千遥の住む住所を訪ねる / なつぞら 第67話

2019年6月17日(月)第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」

あらすじ

昭和32年(1957年)8月15日。戦災孤児が収容されている孤児院で生き別れになった妹・千遥の居どころが判明。信哉からのその知らせを受けたなつと咲太郎は、千遥が住んでいるという千葉県船橋市の住所に足を運びました。

なつと咲太郎が、そのアパートを見守っていると、千遥と同じくらいの年齢の17歳くらい少女が、アパートの一室から姿をあらわしました。なつは、とっさに「千遥!」と声をかけてしまうものの、その少女は千遥ではありませんでした。

さらになつと咲太郎は、衝撃の事実を聞かされました。千遥は家出をしていたのです。千遥を預かった叔母は、いつも千遥にきつく当たっていました。そんな暮らしに耐えかねた千遥は、なつの住所が書かれた手紙を持ったまま、十年近くも前に家出をしていたのです。

咲太郎は、千遥が生きていると信じようとしました。しかし、なつには千遥が今もどこかで生きていることが信じられませんでした。千遥の不遇を知らないで、これまで幸せに暮らしてきたなつは、そんな自分を責めるのでした。

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予習レビュー

前週の最後に信哉くんが千遥ちゃんの居どころを突き止めました。そしていよいよ、今週から千遥ちゃんの物語がはじまります。

しかし・・・

そう簡単には千遥ちゃんとの再会を果たすことはできないようです。

なっちゃんと咲太郎くんが足を運んだ、千葉県船橋市の住所。信哉くんが教えてくれた住所には千遥ちゃんは住んではいなかったようです。

ところで、今回、なっちゃんが妹の千遥ちゃんと勘違いした少女が登場します。

そして、その少女からある話を聞かされたなっちゃんは、その話の内容に衝撃を受け、その少女が住む部屋から飛び出してしまうとか。

部屋から飛び出してしまうほどの衝撃。その詳細はまだわかりません。

その少女が千遥ちゃんでなかったことの衝撃なのか。それとも、それ以外にもっとショッキングな事実を、なっちゃんが知ることになるのか。

なっちゃんがアニメーターになるという夢をつかんだその直後から、千遥ちゃんの物語、波乱含みの幕開けです。

感想

再会のドラマ始まる

前週の土曜日の最後に放送された予告映像。その中で、これまで見せたことがないほどの絶望的な表情を浮かべていたなっちゃん。

土曜日の放送の最後に思わず「千遥!」と声をかけた女の子が、千遥ちゃんではないことは事前に分かっていました。

そのことになっちゃんが落胆するのもわかっていました。

そして、千遥ちゃんがとても不幸せな状況に置かれていたことをなっちゃんが知り、激しいショックを受けることもわかっていました。

しかし、予告映像の中で出てきた、なっちゃんの深い絶望の表情の理由。

これだけはわかりませんでした。夢も希望も失ったような表情。これまで一度も見せたことがなかった表情の理由がわかりませんでした。

今回、その表情の理由がよくわかりました。痛いほどわかりました。

千遥ちゃんがまさか家出をしていたとは!想像をおもいっきり超えてました。まさか、こんなことになっているとは!

というわけで、「千遥ちゃんとの再会」という心を揺さぶられるドラマがはじまりました。

咲太郎くんとの再会が、意外なほどにすんなりと実現し、しかも再開後は、咲太郎くんの残念な行動の連発で、再会の感動も相殺消去(笑)

なっちゃんが、十勝の柴田家に預けられてから、あれほど会いたがっていたお兄ちゃんとの再会が、それほどの感動をともなわずに描かれた理由もよくわかりました。

「再会の物語」は、千遥ちゃんのときのために取ってあったんですね。

さて、ナレーションのお父さんが言いました。千遥ちゃんが今どこにいるのかはまだ言えないと。

ということは生きていることだけは確定です。

でも、なっちゃんは今のところ、千遥ちゃんが生きていることを信じることができません。

深い絶望の淵に立たされたなっちゃんの心の再生のドラマ。そして、千遥ちゃんとの再会が実現し、家族が揃うまでのドラマがはじまりました。

コメントへの返信 by 朝蔵

ももっちとのからみは少なくなるのでしょうか?(アーモンドさん:65話)
ブログ主もももっちロスを心配している視聴者の一人です。際立つスキルなどなく、強烈な個性があるわけでもなく、それでいて妙に存在感がある。

不思議なキャラだと思います。

ちなみに、先々の展開の中で、なっちゃんをいじる場面が用意されています。出番はもしかすると減るかもしれませんが、それなりのポジションには居続けるかもしれません。

ちはる!って、声、かけちまったかあ。(オペラ座の怪人さん:66話)
「ちはる!」って、声をかけてしまいましたが、お父さんの「あわてるな」みたいなナレーションが意味深でしたね。

予告映像を見るかぎり、「ちはる!」以降は、波乱の展開になる予感しかしません。

しかも彼(演出助手の坂場くん)のシーンだけ「なつの運命を大きく動かす出会いが」というナレーション入り。(どんギツネ。さん:72話)
情報提供ありがとうございます!

坂場くんをそんな風に紹介していたんですか!?

彼だけ、念入りに映像を見せただけでなく、運命を大きく動かすとまで言い切るとは。

そんな重要なキャラクターが登場して、ドラマもいよいよ本格的に動きはじめることになりそうですね。

父:二郎、長男:三郎みたいなネーミングを、リアルでも他のドラマか小説でもみたことがあります。(あさのあさみさん:66話)
名前のナンバリング。兄弟でなく、代々継ぐパターンなんてあるんですか!?はじめて聞きました。とっても新鮮です。

雪次郎くん。父親は雪之助なので、祖父が雪太郎で、隔世遺伝ならぬ隔世名前ナンバリング・・・というのはさすがにあり得ないですね(苦笑)

雪次郎くんと同じく自営業の跡取り息子で、三代目だから「三」(1013さん:66話)
三代目だから「三」。たしかに、そういう名前の付け方は考えられますね!

「三代目⚪︎⚪︎」みたいに、名前の世襲ができない世界で、しかも家業をしっかりと継いで欲しいという願いを込めて、そんな名前をつける親心。わかる気がします。

スタッフさん疲れているのでしょうか?絵が繋がっていません。(ちゃーちゃん:66話)
きっと、お疲れなんでしょうね。あまりにもハードスケジュールですからね、朝ドラのスタッフさんたちは。

放送日が一日減ることで、余裕を持って丁寧な仕事ができる環境がそろそろ整います。安心してお仕事をしてほしいものです。

「お盆にしよう。8月15日。」(佑梨さん:66話)
なっちゃんが、妹に会いに行く日を8月15日に設定したのは、その日は終戦の日だから、千遥ちゃんも自分のことを思い出してくれるに違いない。

そう考えたからかなと思います。

なので、「終戦の日にしよう。8月15日。」と言うことで、その日を選んだ理由がよりクリアになった上に、東京のお盆問題も回避できたかもしれませんね。

なつちゃんがたどり着いたアパートはどっかみたとおもいましたが、ひょつこにででくるあかね荘ににているかんじがしました(落合明人さん:『なつぞら』トップページ)
ブログ主も同じことを感じていました。なつかしのあかね荘にそっくりだなって。

時代は、みね子ちゃんたちが暮らしはじめる十年ほど前なので、管理人の富さんはその分だけ若いはず。

そのころの富さんを見てみたい気がします。

「牛若丸」の「鞍馬山での修行」の件で「修行」を終えた「牛若丸」に「大天狗」が「卒業証書」を渡していて(よるは去ったさん:67話)
いつ頃の作品なのでしょうか。『仰げば尊し』が出てくるくらいなので、それなりに古い時代の作品かなと思います。

古い時代の作品といえば、その昔『桃太郎 海の神兵』という昭和20年、終戦の数ヶ月前に公開された映画を映画館に観に行きました。

ディズニーのアニメーションレベルのなめらかな動き。キャラクターの喜怒哀楽の表情の繊細がいまだに忘れられません。

雪次郎の名前の件は、第17話で解決済みかも知れませんね。(はままさん:66話)
コメントありがとうございます!

夕見子ちゃん得意の毒舌とともに、何らかのヒントが隠されているかもしれません。情報提供ありがとうございました。

‘宙吊り’状態に置かれた視聴者の1人としては…率直に申し上げて複雑な気持ちですね(ひるたまさん:66話)
とりわけ大河の「宙吊り」は、一週間も待たされる上に、安否にかかわることなので、なおさらのこと頭と心臓に負担がかかりますね。

一方の『なつぞら』は、「千遥!」をきっかけに、小さな「宙吊り」が頻発するような気がしています。

ひよっこ2でなくて朝のひよっこ(はままさん:66話)
訂正しておきました!

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コメント

  1. よるは去った より:

    のらくろさん、ありがとうございました。1939年やはり戦前の作品でしたね。ネット検索したら短編映画ということもあってか、You tube で恐らく視ることができました。「大天狗」が「牛若丸」に渡していたのは「卒業証書」ではなく、「極意の一巻」という「巻物」でした。その背後で小さな「烏天狗」たちが「仰げば尊し」を斉唱しているのが可愛らしかったですね。
    私がこの作品を視たNHK のドキュメント番組では同年代かそれ以前のアニメ作品で「のんきな父さん」を紹介してました。主人公が「亀」に連れられて「竜宮城」へ遊びに行く夢を見る話でした。

  2. ひるたま より:

    こちらで予習して分かっていた事ではあるものの…やはりタイトル通りのスカッとした「夏空」という訳には行きませんでしたね。白状すると…幸子ちゃんが実は千遥ちゃんで、諸事情により別名(幸子)に変えて生活しているのでは?…などと見る前には妄想していたのですが、今日の放送を見た印象からそれは無いな…と感じました。(養子に迎えられた子供が、引き取られた先で別の名前を付けられた…という話を以前何かで見聞した事があった故かもしれません)

    千遥ちゃんが家出とは…やはり奥原兄妹は揃って同じ事をしていた訳ですね。これは間違いなく千遥ちゃんも兄(咲太郎くん)&姉(なっちゃん)思い込みが激しい性格に成長している筈。
    家出した時、なっちゃんには自分を探してくれた柴田家の家族がいた。咲太郎くんには藤正親分そして亜矢美さんがいた。千遥ちゃんには残念ながら柴田家や亜矢美さんのような人達との出会いが無かった訳で…。

    ところで再度脱線しますが、昨日放送された『いだてん』―朝蔵さんが以前ページ(ブログ)を作成しようとされたものの、諸事情あって……という経緯があったように記憶しています。もし仮に『いだてん』のページが作成されていたならば、昨日の回に関してはコメントが殺到して大変な事になっていた(?)かもしれませんね。
    個人的には『いだてん』そして本作の現時点での展開に、些かショックを感じているのが正直な心境です。(それもあってか、本日から夕方の再放送が始まった『ゲゲゲの女房』を見てホッとした気持ちになった事もまた本音です)

    本筋から離れたコメントで申し訳ありません…。

  3. あみ より:

    そうあっさりと千遥ちゃんと再会してよかったよかったとはなりませんよね…予想はしていましたが、やはりショックです。千遥ちゃんの人生のほうも一本の朝ドラになるような波乱続きの日々だったことでしょうね。ひとり取り残される戦争孤児の少女と言えば、朝蔵さんも自己紹介ページで触れていらっしゃる『鳩子の海』を思い起こさずにいられません。私にとってもあれが朝ドラとの最初の出会いでした。でも全然話を覚えてないんですけどね。話が逸れましたが、千遥ちゃんがどうか無事でありますように心から願っています。
    今日はアニメに関する描写はなく残念でした。『わんぱく牛若丸』キャラクター設定の件がとても楽しみです。

  4. きゅうぽん より:

    今日の放送は切なかったです。ちはるちゃん、いつか再会できればと願いつつ、この時にはスタートしていたのかはググっていませんが、「それは秘密です」という桂小金治さんの当時特に戦争などで生き別れた家族を探し、再会する番組を祖母と良く見ていたので、それに応募してほしいなと思いました。
    それと、松嶋菜々子さんも出ていた「火垂るの墓」のおばさんも、当時の食糧難なら、自分の家族だけでもしんどいのに、わかっていても当たらなければならなかった(火垂るの墓の方は意固地になって働かなかったし)ちはるちゃんのおばさんも、おじさんが怪我していなければと思うと。

    でも、シナリオに少し物言いをつけると、単に農家でおじさんが働けずで田畑を手放すのはおかしいと思いました。たいがいそういうときは、当時の多くの奥さんが一人でも何とか農地を守っていたので(戦争があるなしに関わらず、私の祖母もそうでしたし、ご近所でも多かったので)。
    それなりの家ならば、農地改革で小作人たちに分配されたのか…などと色々推測しましたが、売るにしてもそれなりのお金は入るだろうし、男の子もいたのだから人ではあったから、耕せないわけではないし…。時代考証が甘いかな???

  5. のらくろ より:

    多分ですが,よるは去ったさんがご覧になったのは、日本動画の父として有名な政岡憲三監督の『べんけい対ウシワカ 弁慶対牛若』(1939)だと思います。
    「わんぱく牛若丸」の牛若丸仮キャラデザインは東映動画三作目「安寿と厨子王」の厨子王丸とほぼ同じなのもご愛嬌です。

  6. オペラ座の怪人 より:

    なつ「ちはるなの?」
    女子「違います。」

    なーんだ、ま~だ引っ張るのか?
    と思ったら、
    全く衝撃的な展開!

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    これからは、ちはる探しも、
    番組のテーマになってくるのかしら?

    それにしても、なつは、
    未知の北海道に行って、
    仕事がきつかったり、
    寒かったりしたんだろうけど、

    基本的には裕福な、
    基本的には良い人ばっかりの大家族で、
    幸せに育ったんだね。
    これも奇跡だね。

    おしまい

  7. よるは去った より:

    幸子「母から逃げたんだと思います・・・・。」
    亜矢美さんや富士子さんがいかに良い人だったか今になって思いますね。

  8. よるは去った より:

    井戸原「次回作の長編映画は『わんぱく牛若丸』に決定しました。」
    以前、NHK のドキュメント番組で「アニメーションの歴史」を取り上げているのを視た時、その中で正確な題名は覚えてないのですが「牛若丸」を題材にした作品の一部分を流していました。「牛若丸」の「鞍馬山での修行」の件で「修行」を終えた「牛若丸」に「大天狗」が「卒業証書」を渡していて、せの側で5、6人の「小天狗」たちが可愛らしい子供の声で「仰げば尊し」を斉唱している場面でした。
    何とも心和む場面でしたね。「わんぱく牛若丸」という題名を見た時、「あの作品かな?」なんて勝手に思ってしまったのですが、どうやら違うようですね(-_-;)。
    想い出してみると「モノクロ」で、「白蛇伝」よりもうちょっと以前の作品みたいだったような気がします。