なつと坂場が口論始める / なつぞら 第71話

2019年6月21日(金)第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」

あらすじ

俳優に実際に演技をさせ動画づくりの参考にするライブアクションが、東洋動画のスタジオで行われました。その場にいた新人の演出助手の青年は、カチンコを上手に鳴らすことができないほで不器用でした。

その数日後、新人の演出助手が、アニメーターたちが忙しく働いている作画課の部屋にやってきました。坂場は、作画課の部屋にやってくるなり、動画の動きにおかしいところがあると、遠慮のない口調で言いはじめました。

坂場が違和感を感じると指摘するその絵は、なつが描いた馬の絵でした。なつは、馬の絵の動きの意図を言葉を尽くして説明するものの、なつの説明を、坂場はことごとく理詰めで論破します。

新人演出助手は、坂場一久という名で、東京大学哲学科を卒業した秀才でした。なつは、酒場に対して良くない第一印象を受けるものの、坂場が口にした言葉のひとつひとつが、なつの動画に対する考え方に小さな影響を与えるのでした。

<<前回70話 | 次回72話>>

第12週 | 第13週 | 第14週

Sponsored Link

予習レビュー

東洋動画の新人の演出助手・坂場一久くんが登場します。演じるのは中川大志さん。前回には彼の名前がクレジットされているので、今回は2回目の登場と思われます。

アニメーションに情熱を燃やし東洋動画に入社したものの絵は描けない。

監督見習いとしてカチンコを鳴らす担当で有りながら、カチンコを上手に鳴らせないほど手先が不器用。

しかも、要領が悪い上に、遠慮会釈なく人に無理難題をふっかけるという、人からは歓迎されないクセを持つ。

残念な面をいくつも持っているその一方で、アニメーションに関する知識の豊かさは誰にも負けないレベル。

企画力、ストーリーの構想力に優れ、新しい試みに対しては人一倍意欲的。

発表されている坂場一久くんのキャラをまとめると、上に述べた通りです。高畑勲さんが実在モデルではないかと指摘する方もいます。

そんな新キャラが、登場して早々に、なっちゃんの激しく対立します。

なっちゃんと対立するキャラの登場は、作画課の先輩・マコちゃん以来です。気になる新キャラが登場しました。

感想

不器用な演出助手・坂場一久と、実在モデル・高畑勲さん

前回のドラマの中ではじめて姿をあらわし、今回が実質的に初登場といえる演出助手の坂場くん。

実在モデルは高畑勲さんとのことですが、今回のドラマの中で語られた坂場くん情報と、高畑勲さんの略歴の一致したところをまとめてみます。

高畑勲さんは、東京大学文学部仏文科を卒業。一方の坂場くんは、東京大学哲学科卒。専攻は異なりますが、東京大学で一致。

そして高畑勲さんは、大学卒業後に演出助手として東映動画に入社。坂場くんも演出助手として東洋動画に入社。この点は完全に一致。

高畑勲さんの演出助手としての最初の仕事は、東映動画の長編アニメ第6作『わんぱく王子の大蛇退治』。

一方の坂場くんは、東洋動画の長編アニメ第2作『わんぱく牛若丸』が初仕事。

ちなみにリアルの東映動画の長編アニメ第2作は『少年猿飛佐助』。ドラマの中の東洋動画の長編アニメ第2作は『わんぱく牛若丸』。

『少年』=『わんぱく』つながりとばかり思い込んでいましたが、高畑勲さんの初仕事となる『わんぱく王子の大蛇退治』にちなんだ『わんぱく牛若丸』だったようです。

高畑勲さんはその後、初の監督として抜てきされた作品の予算やスケジュールの超過の責任を取らされる形で、社内で不遇をかこつことになるそうです。

今後の坂場くんにも、そんな場面が用意されているのでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

茂木「自分で訳すんだ。」(よるは去ったさん:70話)
自分で訳せ、ということで、角筈書店で英和辞典を買わせようという茂木社長の算段なのかなと、ふと思いました。

ちょっと勘ぐりすぎですね(笑)

血は繋がっていなくても、富士子となつは、仲の良い母娘(オペラ座の怪人さん:70話)
千遥ちゃんが家出をしたという事実を聞かされ、なっちゃんが大きなショックを受けていたとき、富士子さんは胸騒ぎで真夜中に目覚めたくらいですからね。

二人は心と心でつながってますね。

東京・有楽町にある国立映画アーカイブの「逝ける映画人を偲んで」で、『白蛇伝』が上映(ともあきさん:70話)
たいへん貴重な情報提供ありがとうございます!

『白蛇伝』は、カンヌ映画祭でも上映されたデジタル復元版のようですね。これは観に行かないとです。

『白蛇伝』(逝ける映画人を偲んで2017-2018)

場違いな派手な衣装がとても素敵なファッションになりました(よしけんさん:70話)
なっちゃんの派手な衣装の影響を受けて、ももっちも派手になってきたので、なっちゃんの派手さがそれほど気にならなくなってきたといのもあるかもしれませんね。

あと、なっちゃんも最初の頃よりもあか抜けてきたのかもしれません。

最初のうちは亜矢美さんの言われるままに着てましたが、最近は自分の意見も持つようになっているのかもです。

先に俳優に演技させてまんまそれを絵にする(きゅうぽんさん:70話)
『おもひでぽろぽろ』は観ました。しかし、俳優の演技を動画に描き起こしていたこと。それが日本初の制作スタイルであることをはじめて知りました。

内村さんのナレーション。「LIFE!」を感じて笑ったのは、私だけじゃないと思います。(おタカちゃんさん:70話)
「LIFE!」へのオマージュ?と、感じずにはいられないことが、これまでもあったような気がします。

やっぱり、ネタとして仕込みたくなるんでしょうか。

朝ドラ100回記念(落合明人さん:14週)
100回記念で、朝ドラ過去作品のネタ満載ですね。

一つがっかりなのはなつと天陽くんが結婚しそうもない事(tontonさん:14話)
お久しぶりです!

なっちゃんと天陽くんが結婚しそうもないことにがっかり・・・同感です。

ブログ主は、あるところまで、天陽くんがヒロインの相手役になるものとばかり思っていました。

でも、幼馴染の男性がヒロインに対して想いを寄せながらも、結ばれずに終わるというのはいかにも朝ドラらしいパターン。

なっちゃんと天陽くんは、このパターンの二人のようですね。

代用 志那そば 二十圓(ひるたまさん:48話)
そんな貼り紙があったんですか!?まったく気がつきませんでした。

ラーメンといえば『まんぷく』ですが、代用といえば『ごちそうさん』。コーヒーの代用、タンポポコーヒーなど、何種類もの代用メニューが登場したのを覚えています。

ケーキ作りと来れば、『まれ』を彷彿とさせますね(ひるたまさん:77話)
ケーキ作りといえば『まれ』。そして、ブログ主が『まれ』で忘れられないのが、今、再放送中の『おしん』のヒロイン・田中裕子さんです。

田中裕子さんが演じる「魔性の女」は名演でした。

さらにもうひとつ。『まれ』といえば、残念すぎるお父さんを演じた大泉洋さん。ケーキを通じて、TEAM NACSが揃いましたね。

<<前回70話 | 次回72話>>

第12週 | 第13週 | 第14週

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ひるたま より:

    今日の回から本格的に登場した演出助手の坂場くん(演:中川大志さん)…ヒロイン:なつの‘お相手’候補(?)がここにもまた1人‘投入’されました。
    「坂場くんが本命では?」という声も少なくないようですが…個人的に一点引っ掛かっているのが、過去の朝ドラに於いて、途中から登場した男性キャラとヒロインが結ばれたケースはあったのかな?という点です。

    ヒロインが結ばれる相手が話中でなかなか判明しなかった(≒いろいろな憶測が流れた^^;)という点では『ひよっこ』が本作と似た傾向のように感じられます。その『ひよっこ』では、ヒロインの結婚相手は最初の方から登場していた⇒途中からはヒロインの職場の先輩となった秀俊くん(演:磯村勇斗さん)でした…この場合は「灯台下暗し」でしたね。(個人的には、最初から秀ちゃんでは?と睨んでいました…これまた後出しジャンケンですが^^;)
    その他の近作で私が実際に見た作品は、制作発表の段階で既に相手役がアナウンスされていたケースが殆どでしたし。(『わろてんか』『まんぷく』etc.)
    案外大穴で下山さん?とまで想像したりもしましたが(^^;)…さて一体、どのように展開して行くのでしょうね。(^^)

  2. あみ より:

    坂場くんが読んでいた洋書、シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」でした。馬つながりで仕込みに余念がないですね。
    今日の討論、アニメの黎明期らしくてとてもよかったです。みんな方向性に迷いがあることがよく伝わりました。

  3. あさのあさみ より:

    幼馴染みがヒロインに片思い…確かに朝ドラあるあるですね。
    でも、その場合、演じる俳優さんは失礼ながら2.5目が多いです。「わろてんか」濱田岳さん、「花子とアン」窪田正孝さん、「ごちそうさん」和田正人さん(完全3枚目の「おひさま」柄本時生さん)…このポジションに国宝級イケメンを配するなんて、「なつぞら」なんて贅沢なんでしょう!さすが、100作記念作品!
    ちなみに、なっちゃんのお相手、私の個人的予想では信さんです。坂場くんも候補でしたが、今日のウッチャンパパの語り「アニメーターとしてのなつに影響を与えそう」で、逆にアニメーターでないなつには影響ないのかな?と思いました。

  4. さや より:

    坂場さんは、高畑勲さんなんですか……。なっちゃんの旦那様だと思っていたのに……。なっちゃんの結婚相手は誰になるんでしょうか……。

  5. まゆゆ結構好き より:

    朝蔵様こんにちは
    半年ぶりに朝ドラを視聴しています。
    今日はアニメの表現について、かなり突っ込んだ議論をしていて、見応えがありました。
    それから坂場くんは朝ドラ名物、東大トンチキ枠になりそうな予感がします。

  6. オペラ座の怪人 より:

    なつは、工藤あすかさん演じる信(のぶ)さんと
    ラブラブになる、と思っていたのに、

    うん?
    東大卒のカチンコ君とラブラブか?

    負けるな!信さん!

    ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ

    おしまい

  7. よるは去った より:

    麻子「それから奥原さん、あなたまさか『鵯越の逆落とし』が何なのか、そんなことも知らないわけじゃないわよね。」 なつ「え・・・・知ってますよ、そのくらい・・・・・。」
    「牛若丸」が成長して「源九郎判官義経」となり「平家」と戦している時の話ですからね。
     私は「源義経」の伝記を読んでいたらか知っていたけど「歴史」の教科書には載ってませんからね。
     戦前の教育を受けた私の亡父は当たり前に知っていたけど。
     余談ながら初代・林家三平師匠の落語「源平盛衰記」ではこの場に「(この崖は)馬はわかりませぬが鹿は下ります。」「しか(鹿)とさようか。
    上手(馬)くいけば良い。」というオチをつけてました。

  8. おみや より:

    こんばんは。
    この坂場さんとなつのディスカッション(討論)シーンですが
    実はある雑誌でネタバレ情報が出ています。
    その雑誌の名前は「月刊アニメディア7月号」
    若者やアニメファン向けのアニメ雑誌です。

    そこで収録現場レポートと題して
    白黒2頁のレポート漫画が掲載されています。
    問題のディスカッションシーンですが、
    牛若丸が急な崖を馬で駆け降りるシーンで、
    「アニメーションにしかできない表現」をめぐっての討論になります。

    レポートマンガより
    なつ「アニメーションのリアリティって実際の人間や動物の動きとそっくり同じに描くってことですか? それで子どもは楽しいんでしょうか?」
    坂場「子どもが見るものだからリアリティは無視していいということですか?」
    なつ「そんなことは言ってません!」

    おそらく71話はこのシーンじゃないかと思いますが
    レポート通りなのか、編集などで変わってくるのか
    それとも全く別のやりとりになるのか、ドキドキ楽しみです。