バタークリームのケーキ / なつぞら 第77話

2019年6月28日(金)第13週「なつよ、「雪月」が大ピンチ」

あらすじ

なつは、雪之助から聞かされました。雪之助が、どうして雪次郎に雪月を継がせたいと思っているのかを。雪之助の言葉に応えて、なつも、雪次郎が家族に対していだいている気持ちを、雪之助に告げました。

雪次郎は家族のことを真剣に考えている。雪次郎は、どこにいようと何をしていようと、雪之助のような生き方をするはずだと。なつの言葉を雪之助は受け止めました。同じ頃、妙子は、雪次郎の夢を応援すると、雪次郎に告げていました。

二日後の朝。呼び出された雪次郎が風車に足を運ぶと、雪次郎の家族となつたちが待ち構えていました。姿をあらわした雪次郎に、雪之助は告げました。皆の前でバタークリームケーキをつくってみよと。

菓子職人としての修行の二年間。雪次郎がどれほど真剣に仕事に取り組んだかを、雪之助は試そうとしたのです。集まった面々は雪次郎のバタークリームケーキを絶賛。雪之助も、雪次郎の二年間の努力を認め、雪次郎の夢を受け入れるのでした。

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予習レビュー

今週は雪次郎くんのエピソードがメインの週ですが、前回は雪次郎くんエピソードは小休止で、なっちゃんのエピソーにフォーカス。

今回、ふたたび雪次郎くんのエピソードに戻ってきました。

そして、いよいよ雪次郎くんのエピソードのクライマックスです。

雪之助さんが雪次郎くんにミッションを与えます。雪次郎くんがつくったバタークリームの出来栄えが、なっちゃんたちを満足させれば、修行の成果を認める。

そして、雪次郎くんの好きにしていいと。

雪次郎くんの夢がかかったバタークリームケーキづくりという戦いがはじまります。

ところで話が前後しますが、雪之助さんには雪次郎くんに雪月を継いでもらいたいというれっきとした理由があるようです。

息子なのだから継いで当たり前。そんな安直な考えではなさそうです。

雪次郎くんに雪月を継がせたいという気持ちを持ちながらも、その気持ちは一旦封印して、雪次郎くんに腕だめしの機会を与える雪之助さん、素敵です。

父と子のドラマ、今回もまた見応えがありそうです。

感想

「負けるのも人生の味だ」

雪次郎くんの二年間の努力を認め、雪次郎くんが自分の夢を追うことを受け入れたその瞬間の雪之助さんの言葉が心にしみました。

「何をするにもこれくらいやれ。これくらい努力しろ。これくらい一所懸命頑張れ」

雪次郎くんが決して努力を怠っていなかったこと。そこをしっかりと認める。雪次郎くんにとっては、これ以上望めないほどの褒め言葉だったのではないでしょうか。

ケーキづくりのテクニックではなく、努力そのものを評価する。そして、それくらいの努力をすれば何をやってもうまくゆくだろう。

そんな遠回りな言い方で、雪次郎くんの夢を応援する雪之助さんの親心に、朝から涙が止まりません。こんな感涙回、土曜日にしてほしかった。

そして、雪之助さんがつづけて口にした言葉が優しすぎて、さらに号泣です。

「お前がこれからやることは、いくらでも諦めていいことだ。お前には生まれた場所がある。いつでも帰ってこい」

この一言で雪次郎くんは、いつでも心は家族とつながっていられます。雪之助さん、これほど立派な父親だったとは!

そして、雪之助さんの言葉を汲んだとよさんの言葉。これが、ブログ主にとって、今回の最大ヒットの言葉でした。

「負けるのも人生の味だ」

これから第一歩を踏み出す雪次郎くんに、こんなことを言うのは酷ですが、失敗や挫折という酸味も経験しより大きくなった雪次郎くんが、いつの日か、ただ甘いだけではない雪月の味わい深いお菓子をつくる。

そんな日が来るのかもしれませんね。

追伸:泥酔したとよさんが雪之助さんに言った言葉にも泣かされました。

「あんたには、私の夢まで背負わせて苦労をかけた」

コメントへの返信 by 朝蔵

東洋動画にはディズニーのような、予算や時間や人手もありません。あるのは『若い情熱』だけです(よるは去ったさん:76話)
上に引用した仲さんの言葉はしびれました。日本のアニメの制作現場は、お金もない。時間もない。スタッフの数も限られている。

ディズニーと勝負できるのは「若い情熱」だけ。お金も時間もスタッフの数がなくても、それらを必要としない「若い情熱」だけ。

日本のアニメは世界の壁を越えることができましたが、今でも「若い情熱」が、最大の原動力ですね。

今週の火曜日に更新された来週火曜分の登場人物欄には「清原果耶」とクレジットされていて(中略)でも翌日更新された来週水曜日分には彼女の名前はなく(どんギツネ。さん:76話)
そんな貴重な一瞬をご覧になったんですか!?その貴重な瞬間の情報のご提供、ありがとうございます!

まだ出してはいけない情報をうっかり出してしまいあわてて消したのか。

それとも、一瞬だけ見せる思わせぶりな情報の出し方で、ソーシャルメディア上での拡散をねらったのか。

真相はわかりませんが、どんギツネ。の目撃情報で、千遥ちゃんのキャスティングはほぼほぼ確定ですね。

みんな中高年で、長年生きてきて、その経験を、若者が引き継いでいくのね(オペラ座の怪人さん:76話)
なっちゃんや雪次郎くん世代より長く生きた分だけ経験が豊富な、大人の世代の面々の人生の知恵の数々。

これらの知恵を引き継いだ若者たちが何十年かして大人になったとき、次の世代の若者たちの承継することになるのでしょうね。

大人になった若者世代。その日が来るのが楽しみですが、その日の到来は『なつぞら』の物語の終わりが近いころでもあります。今からロスが心配です。

CSになりますが CS東映チャンネルで なつぞら にちなみ 名作アニメ の特集がありますよ(Amoさん:76話)
情報提供ありがとうございます!

あの『白蛇伝』も、特集の中に含まれているのですね!

▼『白蛇伝』放送日時
・2019年7月6日(土)15:00~16:20
・2019年7月20日(土)15:00~16:20

帯広から十勝へ行くというのはかなりおかしいわけです。帯広に着いたということはすでに十勝にいるわけですから(つるさん:82話)
コメントありがとうございます。地理と地名を正しく理解しないまま、これまで記事を書いていました。

記述を、帯広から柴田家に行く、とあらためました。ご教示をありがとうございました。助かりました。

小畑家の家族それぞれを思う気持ちに触れた咲太郎くん、前々話に川村屋で雪次郎くんの母である妙子さんをじっと見つめて謝りました(ともあきさん:76話)
子を思う親の気持ちというものに、十年以上も触れずにきましたからね、咲太郎くんは。

だから、親の気持ちを忘れていたときは「雪次郎の人生」と言い切りましたが、小畑家の家族の気持ちを知り、雪次郎の人生は雪次郎だけのものではないと気がついたんですね。

咲太郎くん、ここでまたひとつ大人になりました。

ゲゲゲの鬼太郎がテレビアニメになったのは、昭和38年ではないと思います(どんギツネ。さん:18週)
ご指摘ありがとうございます。調べた上で記述はしたのですが、別の作品と勘違いしていたようです。

『ゲゲゲの鬼太郎』の放送開始は昭和43年(1968年)でした。誤った情報はそのまま残し、正しい情報を追記しました。

ご教示ありがとうございました!

<アニメージュ特別編集 天空の城ラピュタ>(中略)購入した動機が、巻末にある「宮崎駿レイアウトコレクション」(中略)自分のアニメの見方が決定的に変わった一冊(ぱぽりんさん:話)
頭脳明晰なぱぽりんさんのアニメの見方を変えてしまうなんて、よほど濃い内容なんですね。

ひどく気になり調べたところ、ヤフオクで一冊だけ出品されていました。宮崎アニメをこよなく愛する人ならば、是非とも手にしたい一冊ですね。

映画『天空の城ラピュタ』GUIDEBOOK アニメージュ特別編集昭和61年発行

とよ婆ちゃん役の高畑淳子さんは、以前の作品の「つばさ」では、埼玉県川越市の和菓子屋の「女将」の道と夫(中村梅雀)や家族を捨てるように家出する役(よるは去ったさん:77話)
とよさん自身も、かなりヤンチャと思われるご主人に苦労させられたみたいなことが少しだけ語られたことがあります。

そんなご主人と結婚するにあたっては、ご両親から猛烈な反対に遭ったかもしれませんね。

前作『まんぷく』で、福ちゃんが萬平さんとの結婚を望んだときに、鈴さんが猛烈に反対して、結婚後も何年間かは文句を言いつづけたみたいに。

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コメント

  1. あさのあさみ より:

    とよさんが雪之助さんに謝る場面、今週一番の名シーン、号泣ポイントでした。
    孫も可愛いけど、むさ苦しい中年になったって、やはり息子は心配。毒舌ばあさんになったって、やはり大好きな母を喜ばせたい。
    何歳になっても親子は親子だなあは、「ゲゲゲの女房」のヒロインの祖母(故・野際陽子さん)が亡くなった回を思い出しました。いつもは家長として威張りちらしてる父親(故・大杉漣さん)が、「おばばさま」ではなく「おかあちゃん」と子供のように号泣した場面が忘れられません。

  2. ひるたま より:

    以前雪之助さんが泥酔した『風車』で、今度は母親であるとよさんが泥酔。(^^;)
    (絡み系ではあるものの、とよさんの方がもう少し陽気な酔っ払い方だったかも?)
    雪之助さんととよさん、やはり同じDNAが流れている親子ですね。(そしてこれは余談ですが…二十歳となってお酒解禁になった雪次郎くんも、とよさん&雪之助さんの体質を受け継いでいたら同じ様な酔い方になるのかな?などと、ふと想像しちゃいました(^m^;)
    帯広のお店を(多分)臨時休業にして、両親+とよ婆ちゃんまで上京。結果的にはとよ婆ちゃんが一緒に来てくれて本当に良かった。北海道⇔東京間の移動時間、片道だけでも当時は半端じゃなかった筈ですね。とよさんの「疲れた…座らせて欲しい」は結構リアルだったのでは?
    今回は安田顕さん、そして加えて高畑淳子さんの演技に持って行かれました。

    ところで今日の『あさイチ』プレミアムトークには「妙子さん」=仙道敦子さんが出演されていました。結婚&出産で休業し、昨年23年ぶりに俳優業に復帰された仙道さん…お歳を重ねた現在の方が大変魅力的に映りました。(余談ながら…私、実は仙道さんと同い年、しかも誕生日が僅か4日しか違わないんです(^^;)。お歳を重ねてますます魅力的になられている点では、『わろてんか』に出演されていた鈴木保奈美さんも共通していますね)

  3. 1013 より:

    「バタークリームのロールケーキです」
    卒業試験は『まれ』と同じロールケーキでしたね。

  4. のらくろ より:

    ぱぽりんさんご推薦の「天空の城ラピュタGUIDEBOOK アニメージュ特別編集」、自分も大変感銘を受けました。
    それに併せて「風の谷のナウシカ―絵コンテ (1) (アニメージュ文庫) 」「風の谷のナウシカ―絵コンテ (2) (アニメージュ文庫) 」も宮崎アニメの秘密を惜しげもなく大公開、しかも廉価でお勧めです。
    なっちゃんがドラマ内で勉強していたディズニーのアニメ技術本もジブリ翻訳で「生命を吹き込む魔法」として出版されてます、こちらは大変高価ですがディズニークラシックスのフルアニメ-ションのノウハウを大開帳、東洋動画のアニメーターが何を目指したか一目瞭然です。
    先日放送された、なっちゃんが発明した斬新な動画(馬の滑降シーンで、動きのための後 前足の残像を足して四本描いてスピード感を強調した)も、この本の120~121ページに流線、ぶれ、バイブレーションと言われる1930年代のドタバタ短編アニメで多く用いられたテクニックと紹介されています。
    有名なところでは、「バックス・バニーシリーズ」のひよこのトゥイーティーと猫のシルベスターの追いかけっこや、ロードランナーとワイリー・コヨーテのギャグで多用されていますね。

  5. キヨコ より:

    今週は小畑家物語でしたね。今朝の「あさイチ」は仙道敦子さんが出演されました。

    雪次郎の魂のロールケーキ、思わず「三方六(さんぽうろく)」が思い浮かびました。
    六花亭と並ぶ十勝地方の菓子会社「柳月(りゅうげつ)」のお菓子で、白樺の幹をイメージしたバームクーヘンです。
    十勝に戻った雪之助さんが、雪月の新しいお菓子として販売してくれないかな。

    雪次郎といえば、以前なつと言い合っていた時の北海道弁がとってもナチュラルでびっくりしました。
    近所のお兄ちゃんがしゃべっているみたいで、さすがだなぁと感心!

  6. オペラ座の怪人 より:

    雪次郎の奮闘は成功が約束されているから、
    正直、奮闘中の5分くらいは、
    つまんないシーンだな、と思って、
    見ていました。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    でも、最後、お父さんの、
    「いつでも帰って来い」には、
    涙が出ました。

    (T_T) (T_T) (T_T)

    おしまい

  7. 通りすがり より:

    ネタバレを読んだらやっぱり、今回のエピソードでいつか雪次郎は雪月を継ぐのだなと分かりました
    人生にムダな時間はないですね

  8. よるは去った より:

    ひるたまさん
    >生クリームを泡立て続けるとやがて水分と脂肪分に分解し、最終的にはバターが出来るのですが。
    この原理を利用した「バターの手造り」がテレビやネット等でも紹介されてますね。市販の生クリームを密閉容器に入れて、カクテルをシェイクするみたいに根気よく振り続けてバターを造るやり方。NHK ではE テレの「キッチン戦隊クックルン」でも紹介されていたのを視たことがあります。
    話はホイップに戻りますけど菓子造りに使う生クリームのホイップは7分ぐらいが目安と、うえやまとち先生の「クッキングパパ」にあったのを読んだことがあります。

  9. よるは去った より:

    雪之助「『雪月』にはお袋の想いが・・・・・。」確かとよ婆ちゃん役の高畑淳子さんは、以前の作品の「つばさ」では、埼玉県川越市の和菓子屋の「女将」の道と夫(中村梅雀)や家族を捨てるように家出する役だったような。そして「女将」の地位が母(吉行和子)から自分の娘(多部未華子)に譲られることが内定した頃に、ひょっこり戻って来て一悶着以上の事をおこす役だったんじゃないかな。今回の役とは正反対だったような。

  10. ひるたま より:

    ケーキ作りと来れば、『まれ』を彷彿とさせますね(個人的には最初の1週間だけ見て……と感じてしまって呆気なくリタイアしてしまいましたが^^;)。『まれ』へのオマージュも込めたエピソードになるのでしょうか。

    バタークリーム…今ではすっかり生(ホイップ)クリームが定着して殆どお目にかからなくなりましたが、昭和の時代には結構普通にありましたね。(クリスマス用に家族が買って来たケーキもバタークリームでした。正直に申し上げると子供心にも少し重たかった…というのが率直な感想でした。その後生クリームのケーキに代わり、「クリームでこんなにケーキが変わる(食べやすくなる)んだ!」と驚いた事を記憶しています)
    まぁ生クリームを泡立て続けるとやがて水分と脂肪分に分解し、最終的にはバターが出来るのですが。(故に生クリームは泡立てすぎ注意!なのですよね…(^^;)