天陽の近況を聞かされる / なつぞら 第78話

2019年6月29日(土)第13週「なつよ、「雪月」が大ピンチ」

あらすじ

昭和33年(1958年)春。東洋動画の新作漫画映画『わんぱく牛若丸』の仕上げ作業が完了しました。なつや仲、麻子たち作画課のメンバーたちによって行われた打ち上げには、演出家の露木なども参加。

打ち上げの席で何か歌を歌うように露木から指名を受けたなつは、十勝農業高校で繰り返し歌っていた歌を披露。その直後、陽平からある話を聞かされたなつは、驚きを禁じえませんでした。

陽平から聞かされたある話。それは天陽のことでした。天陽はその年の冬に結婚することが決まったのです。陽平の前では気丈に振る舞うなつでしたが、天陽が結婚するという知らせに対するショックは、決して小さくはありませんでした。

その日の夜。信哉が風車を訪ねて来ました。信哉は帯広への転勤を、なつに知らせに来たのです。その一年後の昭和34年(1959年)5月。富士子からの電話を受けたなつが久しぶりの帰省を決断したその頃、柴田牧場に見知らぬ少女が姿をあらわすのでした。

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予習レビュー

前回は描かれた雪之助さんと雪次郎くんの父と子の物語から一転。今回のドラマの舞台は、東洋動画に戻ってきます。

ということは、雪次郎くんの一件は前回のうちに決着がついたのでしょう。

それはさておき、東洋動画の最新作の仕上げ作業が終了しました。今回もまた、仕事の完了直前まで残業つづきの日々だったのでしょうか。

そんな多忙な日々から解放された面々が打ち上げを開催。

その打ち上げの席で、天陽くんに関するある事実を、陽平くんから知らされたなっちゃんは驚きを禁じえない・・・

天陽くんに関する驚くような話とは、良いことなのか、それとも悲しいことなのか。その事実がなんのかは今のところ不明です。

ここで、ブログ主がよくはずれる予想をしてみました。

仮に悲しい出来事であれば、その出来事のその後が来週、悲嘆にくれるなっちゃんの様子などとともに丹念に描かれるはずです。

しかし、来週は時間が一年以上スキップして、今週の昭和33年(1958年)春から、昭和34年(1959年)初夏へ。

また、次週は、とっても気になるエピソードが含まれています。

十勝の柴田家に見知らぬ少女が訪ねてくる。そして、週のサブタイトルは「なつよ、十勝さ戻って来い」

十勝に戻らずにはいられないような事態。もしかすると、柴田家にやってくるという少女は妹の千遥ちゃんなのかもしれません。

だとしたら、天陽くんの悲劇などという重すぎるテーマを次週に入れ込む余裕などない。だから、天陽くんに関するある事実とは、悲しいことではなく喜びごとである。

と、ブログ主は予想しました。

感想

天陽くんの近況報告

天陽くんの結婚が確定。その事実を知らされたなっちゃんの、ショックを隠しきれない表情が痛々しくて直視できないレベルでした。

なっちゃんは気丈に振る舞ってはいましたが、陽平くんはなっちゃんの本当の気持ちを察したのでしょうか。

陽平くん、心なしか涙目になっていたような気がします。

あるいは、なっちゃんへの気持ちを封印したこと弟のことを思っていたのかもしれませんね。陽平くんは。

ちなみに一週間後の土曜日。天陽くんの奥様がドラマの中に登場し、天陽くんの馴れ初めもそのときに語られるようです。

その馴れ初めが語られる場面。一点だけとても気になるところがあるのですが、ここでは伏せておきます。

雪次郎くんの魂のロールケーキが雪月のヒット商品に!

小畑家の家族の物語。昨日ですべて完結したものとばかり思っていましたが、まだ続きがあったんですね。

しかも、こんな素敵なつづきのエピソードが。

雪次郎くんの魂のロールケーキが雪月のヒット商品に。しかも、お店の前に行列ができるほどの人気商品に!

夢破れた雪次郎くんが、故郷に戻り、そして人気パティシエになることの暗示でしょうか。

ところで、雪次郎くんの魂のロールケーキをつくりながら、親としての喜びと寂しさが混じった雪之助さんの表情。名演でした。あの表情、忘れることができません。

そして、謎の少女が柴田牧場に

柴田牧場に姿をあらわす謎の少女。今回、いきなりその姿をあらわすとは意外でした。

今週は、小畑家の波乱が描かれましたが、次週は奥原家の波乱が描かれそうですね。

追伸:なっちゃんが帰省を決断したときの、泰樹さんの嬉しそうな顔と言ったら、照れ隠しでなっちゃんとの電話での通話には加わりませんでしたが、家族の中で一番嬉しそうな表情を浮かべていて、安定の可愛いさが健在の泰樹さんでした。

コメントへの返信 by 朝蔵

市販の生クリームを密閉容器に入れて、カクテルをシェイクするみたいに根気よく振り続けてバターを造る(よるは去ったさん:77話)
牛乳とバターを混ぜてかき混ぜて生クリームの代用品をつくるというレシピがよく知られていますが、その代用品をかき混ぜつづけると、再びバターになってしまうのか。

時間が許せば実験をしたいところです。そして、泰樹さんがリトルなっちゃんに「わしの夢じゃ」と言って披露した、倉庫に眠いっていたバターづくりの機械。

あの機械の仕組みがやっと腑に落ちました。

人生にムダな時間はないですね(通りすがりさん:77話)
まだ若い雪次郎くんにはちょっと気の毒ですが、雪次郎くんの夢は、見果てぬ夢で終わってしまいそうですね。

でも、夢の挫折というほろ苦い青春の経験が、お菓子職人としての器を大きくしてくれるのでしょう。とよさんの言葉を借りるなら、失敗は人生の味。

大人になって、雪月に戻ったときの雪次郎くん。人の気持ちの痛みがわかる、心優しい立派な大人になっていることでしょう。

そのときの雪次郎くんが楽しみでなりませんね。

最後、お父さんの、「いつでも帰って来い」には、涙が出ました。(オペラ座の怪人さん:77話)
雪次郎くんの修行の成果を、雪之助さんが認めるだろうとは予想していました。さすがに、このタイミングで「まだ修行が足りない!」はないだろうと。

でも、雪之助パパは息子の修行の成果を認めたとして、息子の雪次郎くんはその修行の経験を活かせない道に進むわけです。

このギャップをどうやって乗り越えるのかなと思っていたら・・・

修行で身につけた菓子づくりの技術ではなく、修行で積んだ努力の経験。努力そのものを、雪之助パパは評価。これにはうならされました。

そして、オペラ座の怪人さん同様に泣かされました。

今週は小畑家物語でしたね(キヨコさん:77話)
今週の小畑家物語。ブログ主は心から堪能しました。

なっちゃんには気の毒ですが、やはり血のつながった親と子の、遠慮のない情愛の物語は胸に迫ります。心に響きます。

見ず知らずのなっちゃんと実の娘と同然のように育て上げ、泰樹さんにいたっては「わしの弟子じゃ」宣言までしましたが、やはり小畑家の情愛の濃さにはかなわない。

というのがブログ主の正直な感想です。

なっちゃんが発明した斬新な動画(馬の滑降シーンで、動きのための後 前足の残像を足して四本描いてスピード感を強調した)(のらくろさん:77話)
アニメーションはこれまで、単なる一鑑賞者としてしか観ていませんでした。単なる一鑑賞者には想像もできないような努力が、制作現場では積み重ねられていたんですね。

しかも、その努力を微塵も感じさせないところに、アニメーションの世界の作り手の人たちの心意気を感じます。

みねこちゃんの北茨城弁とにている(落合明人さん:78話)
『なつぞら』の中でよく使われる方言の一つ「いがった」は、そのまんま『ひよっこ』のみね子ちゃんはじめ、北茨城村の面々がいつも使ってましたね。

卒業試験は『まれ』と同じロールケーキ(1013さん:77話)
そういえば『まれ』のヒロインも、夢に向かう第一歩がロールケーキでしたね。でも、まれちゃんはロールケーキ甲子園で惨敗。

一度は夢をあきらめ、公務員の道に進むという極めて堅実な道を選びつつ、その後、やっぱり夢を忘れられないという展開になりました。

雪次郎くんは、ロールケーキ甲子園とでも言うべきお父上の試験にパスし、自分の夢をあきらめずに済みました。

まれちゃんと正反対の展開となりましたが、その後も正反対の道をたどるのかもしれません。その後とは、まれちゃんが夢を再び追いかける展開と正反対の道のことです。

架空の土地を楽しみましょう(相澤隆幸さん:82話)
ありがとうございます。東京の地名も、実在する地名から微妙にずらしてあったりします。例えば、ドラマの中に出て来た新宿8丁目。実在の新宿は7丁目どまりです。

また、新宿が新宿に見えないなど種々ありますが、『スターウォーズ』の惑星タトゥイーンと同じく架空の街という設定で楽しもうと思います。(極端すぎますね・笑)

雪次郎くんも、とよさん&雪之助さんの体質を受け継いでいたら同じ様な酔い方になるのかな?などと、ふと想像しちゃいました(ひるたまさん:77話)
夢の第一歩を踏み出したばかりの雪次郎くんにこんなことを言うのは気の毒ですが、雪次郎くんの夢は、見果てぬ夢に終わってしまう予感しかしません。

雪次郎くんが大きな挫折を経験したそのとき、とよさん&雪之助さんの体質を受け継いだ泥酔姿を披露することになるのかもしれませんね。

この回(第83話)に原日出子さんの名前があるのを見つけました(ひるたまさん:83話)
あらためてこの回の番組表を見てみたら、たしかにありました。原日出子さんのお名前が。

どのような役で出演されるのかはまだわかりませんが、千遥ちゃんが語るこれまでの日々の中に登場するのかもしれませんね。

千遥ちゃんが家出した後の育ての母みたいなポジションが原日出子さんの役だとしたら、優しい「お母さん」に恵まれたことが考えられるので、安心です。

話がそれますが、ブログ主にとって原日出子さんといえば映画『Shall we ダンス?』の、役所広司さん演じる主役の奥様役が大好きでした。

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コメント

  1. へるるん より:

    天陽くんの結婚と千遥ちゃんの登場でみなさんその話題ですが

    伊原六花さん(あのダンシング・ヒーローの登美丘高校ダンス部部長の)が
    ももっちって知ったときからいつか機会がないかなーと思ってたので
    打ち上げで踊ってるのみてとっても嬉しかったです!

  2. よるは去った より:

    内村N「この一年で変わった事と言えば・・・・・これでした。」
    電話交換手「北海道音問別4141からです。」
    昭和34年5月になるまで北海道と東京の電話は繋がってなかったのですね。

    最後の場面で「しばた牧場」を訪れた後ろ姿だけの謎(?)の少女。
    録画見直してもオープニングのテロップに何も表示無かったし、制作側としては来週の月曜日以降に期待持たせたいが為の演出だったんでしょうね。
    でもどんな役で誰が演じるかある程度知れ渡っているようだし。
    最初に明らかにしたらしい「週刊〇春」を悪者扱いする人もいておかしくないですね。
    かく言う私はこういう時はかなりギリギリのところで抑えているつもりではいるのですが。

  3. ちゃーちゃん より:

    十勝の砂良さんのお腹が大きくなってる! 
    アニメ牛若丸の声がルフィ田中真弓さん(NHKではハニ丸の声)だ! 
    藤木さんのアニメだ!
    びっくり❕

  4. ぱぽりん より:

    次週予告で、ちょっとだけ映った千遥。
    現在の暮らし向きは良いようで、だとすればこれまで夏休みなどを利用して柴田家を訪ねることはできたはず。それが果たせなかった理由を考えると、
    <進駐軍、あるいは米国の宣教師などに保護され、その後アメリカで暮らしていた>
    ということなのでしょうか。
    帰りを急ぐのも、一時の訪日に無理をして十勝に足を運んだからだと想像します。

    童謡「赤い靴」をちょっと思い浮かべてしまいました。
    赤い靴のモデルとなった岩崎きみさんは、渡米を前にして結核にかかり、静養していた麻布の孤児院で亡くなった(赤い靴はいてた女の子の像が横浜、きみちゃん像が麻布十番にある)とのことですが、きみさんの北海道開拓時代の一部をなつがにない、渡米の夢を千遥が叶えたようで、ちょっとうるうるしてしまいます。

    はたしてドラマではどうなるのでしょうか。

  5. ときわごぜん より:

    今週はなっちゃんのアニメーターの仕事と雪次郎君の問題と、何やら混乱してるなぁと思ってたけど、最後の天陽君の結婚で腑に落ちました。今週は夢の始まりと終わりの週だったんですね。なっちゃんは自分の夢に邁進していますが、その影で泰樹さんの夢、天陽君は儚い夢を諦めました。彼が絵を塗りつぶしだ時がそうでしたね。やすばあちゃんは自分の夢を雪之助さんや雪次郎に押し付けたと謝ってました。雪次郎の夢は2人が夢を諦めた上で実現するものですね。切ないなあ。
    天陽君の結婚はなっちゃんの淡い夢の終わりですが、彼にとっては新たな夢の始まりです。祝福してあげましよう。
    それはそうと朝蔵さんも他の方々も雪次郎君が将来役者を諦めて戻って来るみたいな方向に行ってますが、それは雪次郎くんの対していくらなんでもあんまりだと思います。

  6. ともあき より:

    本日のアニメーション、藤木直人さんでしたよね⁉️
    来週の千遥ちゃんがぶっ飛びました‼️

  7. 1013 より:

    なんだかなっちゃんの周りに少々酒癖の宜しくない酔っ払いが増えてきましたね(笑)
    まさか主要キャラクターほぼ全員が酒乱の『はいからさんんが通る』ネタじゃないですよ・・・ね?

  8. ぱぽりん より:

    <アニメーションでしかできない表現>
    まさにそこのところが、先に書いた本で教えられたことでした。

    リアルに描くと
    「車椅子に乗ったクララが寂しいから」
    低い位置にあるクララの頭と、車椅子を押す高い位置にあるハイジの頭の距離(高さ)を近づけた。

    アニメを見ている者が感じることだけではなく、作中人物の心情にも配慮した演出。
    更に言えば、描かれた人物同士での息遣いや体温の伝達を想像させることが、見る者の感情を更に動かす。アニメって、こんなところまで考えて作られているのか、と、製作者たちの思いに気付かされ、打ちのめされたのでした。

    とはいえ、ただ、M巨匠をアゲアゲするわけではありません。
    だって<紅の豚>で、

    「捻り込みだ、奴はあの技でアドリア海のエースになった」(だったと記憶)

    というセリフがありますが、その肝心のシーンを描いていない、いや、描きようがない。
    だってポルコのサヴォイアで捻り込みができるわけがない。
    小型軽量で重心が前方にある、機体中心軸とエンジン中心軸が重なる機体でないと捻り込みは不可能(あくまで自分の想像、です、あしからず)。
    縦旋回の上昇過程の翼に揚力がかからない状態で、左右軸に対して機体を180°以上回転させる、そのためには翼が風圧を受けないよう前後軸に対して90°回転させなければならない。そしてこれらの動作は、プロペラを回すエンジンの反力と慣性を利用しているわけで、敵であるカーチスの機体(当然、零戦)にこそ可能ですがサヴォイアでは不可能。
    さすがにウソがウソにしか見えない映像は映せない、これもまた、アニメーターの良識、なのでしょうか。
    (勝手な思い込みかもね、だから、先に、ゴメンナサイ)

  9. キヨコ より:

    今日のエンディングのアニメーションは、
    「東京都 藤木直人さん」でしたね!

    久々に音問別の皆さんが勢揃い、そして砂良さんのお腹も・・・

    「来週に続けよ」
    の後の沈黙の中に、ひとりの少女。

    来週から新しい月、本編も折り返し。
    なつたち家族にも素敵な物語がやってきますように・・・

    余談ですが
    先週は夏至でした。
    これからはどんどん日が短くなります。
    道産子は、ああ、これから季節は冬に向かっていくんだなぁ、
    と、ちょっぴり憂鬱な気持ちになるのです。
    それくらい夏が短い北海道ですが、今年は「なつぞら」が道産子の心を癒してくれています。

  10. マッサンから朝ドラファン より:

    6月29日(土)放送回のエンディングのアニメに藤木直人さんの名前がクレジットされましたが、柴田剛男役の藤木直人さんが 製作し、投稿されたものでしょうか?同姓同名の方かペンネーム等で藤木直人さんを名乗られたのか気になるところです。

  11. アーモンド より:

    なつの将来のパートナー、天陽消えた。
    天陽の相手は?
    では、なつの生涯のパートナーさて、だれか?
    ドジな新米か?
    雪次郎か?
    信さんか?帯広転勤が何かの暗示?
    他の会社の同僚か?
    あるいはどんでん返しあるか。

  12. 落合明人 より:

    今まで見てきた感想ですけれどもなんだか北海道弁はあまちゃんの北三陸弁みねこちゃんの北茨城弁とにているかんじかしていました゜
    雪次郎お父さんの風車で洋菓子試験で認められて夢である演劇の道頭かれましたね
    やつぱりどこの世界も跡継ぎは太平ですね

  13. FYL より:

    披露が疲労してますよ〜 朝蔵さまもお疲れでしょうか