千遥と電話を通して再会 / なつぞら 第80話

2019年7月2日(火)第14週「なつよ、十勝さ戻って来い」

あらすじ

千遥が十勝の柴田家に来ている。富士子からの電話でそのことを聞かされ喜ぶなつはまた、なつに会いたくないという千遥の言葉を富士子から聞かされ激しく動揺しました。一刻も早く十勝に行って千遥に会おう。そう考えたなつは会社を早退して帰宅。

なつと咲太郎は、風車の電話を借りて十勝にいる千遥に電話をしました。十数年ぶり千遥の声を聞くことができたなつと咲太郎は感激するものの、なぜか千遥は、二人との話の途中で電話を切ってしまいます。

電話を切られて、なつと咲太郎が呆然としているその頃。千遥は柴田家の家族たちに告げました。自分には兄と姉の記憶がわずかしか残っていない。しかし、電話で聞いた声が兄と姉の声であるとすぐにわかり、そのことに動揺してしまったと。

気を取り直した千遥は、自分から東京のなつに電話をかけました。電話を受け取ったなつは、千遥に告げました。十勝で待っていて欲しい。千遥に会いたいと。なつの呼びかけに対して、千遥も兄姉に会いたいと応えるのでした。

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予習レビュー

前回の予習レビューの段階ではまだわからなかった、十勝に姿を現した少女の正体がようやく判明しました。

少女の正体は千遥ちゃんでした。

今回、千遥ちゃんが柴田家に来ていることを知らされたなっちゃんは早速、十勝に電話。電話を通した十数年ぶりの再会を果たします。

しかし、妹との再会を素直に喜ぶなっちゃんや咲太郎くんとは正反対に、千遥ちゃんの心は屈折しているようです。

千遥ちゃんの心が屈折しているとわかる理由は三つあります。

理由の一つ目。

柴田家にやって来た千遥ちゃんが富士子さんに何かを告げるそう。その千遥ちゃんの言葉を、富士子さんから伝えられたなっちゃんが激しく動揺。

なっちゃんを動揺させるほどの言葉を口にする千遥ちゃん。そんな言葉を口にするその胸の奥には何があるのでしょうか。

理由の二つ目。

なっちゃんと咲太郎くんが電話を通した再会を喜ぶものの、どういうわけか通話の途中で電話を切ってしまう。

千遥ちゃんが、兄や姉との再会を素直に喜んでいないことが明らかです。

そして、理由の三つ目。

なっちゃんと咲太郎くんが十勝の柴田家にやって来る前に、十勝を発つと千遥ちゃんは宣言します。

兄と姉に会いたくはないようです。

奥原家の家族はようやく再会を果たし揃いました。しかし、心はバラバラです。

これからなっちゃん、咲太郎くん、そして千遥ちゃんの三人の、家族の再生の物語がはじまるようです。

感想

バラバラになった家族の再生の物語

千遥ちゃんはお兄ちゃんとお姉ちゃんに会いたいのか。会いたくないのか。前回までは、そこがよく見えませんでした。

今回、少しだけ見えてきました。

会いたい気持ち。会いたくない気持ち。相反する二つの気持ちの間で、揺れ動いていると。

しかし、お兄ちゃんとお姉ちゃんに会いたいという気持ちを持っていることがわかったことが救いでした。

お兄ちゃんに会いたい。お姉ちゃんに会いたい。

その気持ちをはっきりと口にしてくれたことが救いでした。戦後、バラバラになった家族は間違いなく再生できると、千遥ちゃんの一言で確信を持つことができました。

しかし、会いたくない。お兄ちゃんとお姉ちゃんに会ったとき、自分はどうなってしまうのかわからない。だから会うのが怖い。

そんな気持ちも強く働いているみたいです。

そんな千遥ちゃんの気持ちが整理されるまで、まだまだ時間を必要としそうです。

なっちゃん、咲太郎くん、そして千遥ちゃん。バラバラになった家族の再生の物語が、ついにはじまりましたね。

『なつぞら』後半。もう目がはなせません。

コメントへの返信 by 朝蔵

最初にそうだと気づいたのはやはりこの人(富士子)でしたか。(よるは去ったさん:79話)
一時期、行方が分からなくなった咲太郎くんを探しに、なっちゃんを連れて遠路はるばる東京まで旅したくらいですからね。

なっちゃんがお兄ちゃんと妹に再会できることを、ずっと願っていたんでしょう。

私の3つ年下の妹が・・・(オペラ座の怪人さん:79話)
まだお若かったのではないでしょうか。オペラ座の怪人さんの胸中お察しします。ご冥福をお祈り申し上げます。

私はずっと誰にも愛されず苦しんできたのに、姉はこんなにも優しく愛されて今日まで暮らしてきたんだ(もんばびさん:79話)
なっちゃんに会いたがらない千遥ちゃん。その千遥ちゃんを必死に説得し、なっちゃんと再会させたい富士子さん。

この場面、たしかに千遥ちゃんが痛々しかったです。

もんばびさんと同じようなことを泰樹さんは考えたのかもしれませんね。泰樹さんが富士子さんを止めてくれてホッとしました。

千遥ちゃんが消息不明であることが分かった時、私も童謡「赤い靴」を連想してしまいました(もみじさん:79話)
ブログ主は想像力が貧困なので、恥ずかしながら「赤い靴」の「あ」の字も思い出すことができませんでした。

「赤い靴」のような状況なら、少なくとも千遥ちゃんの安全は確保されているので、その点だけは安心ですね。

千遥だと気づいた時の松嶋菜々子さんの演技が素晴らしかったです(靴下さん:79話)
同感です!見知らぬ少女に対して「千遥ちゃん?」と声をかけたときの富士子さん。あの富士子さんの表情を思い出しただけで涙腺崩壊です。

本当に素晴らしい演技。名演中の名演でした。

知らせないでと言われてるのに知らせちゃいましたが、そりゃ知らせますよね。笑(あみさん:79話)
なっちゃんと会いたがらない千遥ちゃんを必死に説得する富士子さんを、泰樹さんは止めました。千遥ちゃんの気持ちを察したのでしょうか。

でも、その直後に泰樹さんが千遥ちゃんを外に連れ出すことで、富士子さんが電話をかけるスキを与えました。

泰樹さんと富士子さん。いいチームワークだなと思いました(笑)

昭和43年は1968年(優音詩美さん:18週)
ありがとうございます!訂正いたしまいた。

照男くんから砂良ちゃんへのプロポーズ…以前の朝ドラ『ごちそうさん』オマージュかな?(ひるたまさん:60話)
「美味しい人生を約束します」というプロポーズの言葉。

1980年代のパルコのコマーシャルのコピー「美味しい生活」を思い出してしまったので、『ごちそうさん』に思いが至りませんでした。

たしかに『ごちそうさん』へのオマージュですね。このプロポーズの言葉は。

ちなみに当ブログは『ごちそうさん』で始まりました。この作品の人間模様がとても面白くて、思い入れのある作品です。

ちはるちゃん、清楚で上品なお嬢さん(まゆゆ結構好きさん:79話)
姉妹でありながら、あか抜けないなっちゃんとは対照的だなと思いました。千遥ちゃんを見た瞬間に。

心に深い傷を負っているとは思いますが、今は恵まれているのかもしれませんね。それがわかって少しだけホッとしました。

砂良ちゃんに向かって呼びかけた「お姉ちゃん?」←このセリフで、千遥ちゃんが本当の姉に決して会いたくない訳では無いと、個人的には感じました(ひるたまさん:79話)
たしかに、それは言えてますね。もし、なっちゃんに会いたくないという気持ちしかなかったら、道に迷ったフリをするとかして、その場をごまかすかもです。

柴田家に千遥ちゃんが姿をあらわしたとき、千遥ちゃんは物かげに隠れてました。

なっちゃんに会いたい気持ち。会うのが怖い気持ち。二つの気持ちの中のどちらを取るか決めかねていたので、身を隠すしかなかったのでしょうね。

『ゲゲゲ…』も録画しながら見ていますが、すっかりはまっています(ひるたまさん:『まんぷく』)
『ゲゲゲの女房』の本放送当時。ブログ主は朝ドラに関心はありませんでしたが、その評判だけはよく耳にしていました。

是非とも観たいところですが、今は残念ながら録画したものを観る時間さえ確保するのが難しく、かえすがえすも残念でなりません。

どこの占いに行っても大器晩成だって言われたから(ひるたまさん:『まんぷく』)
とっても面白いインタビュー記事を教えてくださりありがとうございます。

大器晩成!二人の占い師から同じことを言われる劇中のエピソードは、福田さんご自身の経験だったんですね。

姉に会いたくないなら何故来たのだろう?(ちゃーちゃん:79話)
なっちゃんに会いたかったのか、会いたくなかったのか。千遥ちゃんの本当の気持ちがブログ主もよくわかりませんでした。

でも、ひるたまさんのコメントで納得しました。

千遥ちゃんは砂良ちゃんに対して「お姉ちゃん?」と声をかけました。だから、会いたい気持ちはあったんですね。

でも、会うのが怖くなってしまったのかもしれません。

飾られている賞状に書かれている内容が気になってしまい(はままさん:79話)
室内に飾られている賞状の、9年間の移り変わり。これについては、まだコメントはちょうだいしていません。

柴田家の家族の歴史を物語っている移り変わりですね!興味深い情報をありがとうございました!

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コメント

  1. より:

    亜矢美さんが(昼寝を邪魔された)電話に出る際、「じぇじぇじぇ」と言ったように聞こえました。
    朝蔵さんには、どう聞こえましたか?

  2. よしけん より:

    「まゆゆ結構好き」様もいわれてますが、早退を申し出たなっちゃんに対して、周囲の人びとが暖かく優しいです。
    てっきり、仲さんに許可を得るのかと思ったら、下山さんに。
    なるほど、数日の休暇は、一緒に仕事をしている下山班の皆に一番、影響がありますからね。
    実際の職場なら、仲さんにも許可を得る必要があるはずですが、ドラマだから、それは描かなくても良い。一応そのシーンも撮影したかもですけど。

    なっちゃんに対する下山さんの言葉が素晴らしいです!
    「貴女(なつ)自身の妹じゃないか、どうして店の常連さんの、なんて言ったの?」なんて、デリカシーのないことは、決して言わなかった。
    なっちゃんも、「その先輩(の警官)は、本当は、下山さんでしょ?」とは、あの時に一回言っただけで、その後、二度とは聞いていないはず。
    これも、現実には、しつこく聞いてくる、困った人がどの職場にも必ずいるけど。

    麻子さんも相変わらず、格好いい。
    「短編のことなら、どこにいたって考えられるから」
    仕事熱心ななっちゃんを気遣う、何よりの言葉。

    麻子さんが、すでになっちゃんをアニメーターとして一人前だと認め、彼女の能力・技量、そして熱意を評価している証拠。

    麻子さんは、なっちゃんに対して、ずっと厳しい言動を続けてきたけれど、その都度、正しく評価してきましたかね。

    それから、北海道からの電話の後、同じ都内の「風車」に電話をかけるために、許可を得ようして、許してもらったのも、ホッとしました。

    これも現実には、遠距離電話や私用の電話そのものが、許されなかったりして、慌てて公衆電話のところに走るのでしょうが、そのシーンもなくてもいい。

    ドラマでは、実際の通りに再現する必要はないし、そうしない方がよい場合も結構あるのだと、改めて思いました。

  3. きゅうぽん より:

    なつがこんな温かい家庭で育ったと知り、自分はそうではなかったのにという思いがあったから…とばっかり思っていたのですが、ふと逆に家を飛び出した後、何らかの事情で、ものすごく裕福な家庭などに拾われて、何不自由なく暮らしていたとして、思春期を迎え、うろ覚えでも自分には生き別れた兄と姉がいた…所在の手紙もある…会ってみたい…けど、自分がおばさんに当たられたように、厳しい環境の下、貧しい環境の下で育っていたら申し訳ないと思っている場合もあるのかなと思いました。
    千遥ちゃんがとっても爽やかで、良いお嬢さん、服も含めて育ちが良いような感じに見えたので。
    今なら、舞台やっているんだ!アニメーターやってるんだ!すごいねって、理解してもらえるかもですが、当時からしたら、まだまだ職業として認知が低かったりですよね。

  4. まゆゆ結構好き より:

    なっちゃんの事情を察してあまり追及せずに休暇を認めてくれた下山班のみんな、いい人たちです。

  5. ともあき より:

    いやー、昨日はビックリしました。
    『なつ』の妹がまさかの『ふゆ』だったとは!!
    ここのところ、なつぞらには毎朝泣かされていますが、
    先週は雪月で『ゆきぞら』、今週は『ふゆぞら』で号泣、まいったまいった。
    今日から東京国立近代美術館で開催される「高畑勲展」です。
    音声ガイドナレーターは坂場さん演じる中川大志さん。
    『絵を描かない』高畑監督の演出の詳細が見られます、楽しみです。

  6. もみじ より:

    こんなに明日が待ち遠しいと思う週は初めてです。(^_^;)

    千遥ちゃんの10数年は簡単には語れない
    壮絶な苦労があったと思われますが、
    なっちゃんと咲太郎くんの現状を知り、
    複雑な思いなのでしょうね。

    今なら羽田~帯広の直行便もあり、約1時間半で行けるのに・・・
    昭和34年なら羽田~千歳も飛んでいて、列車を乗り継げば、
    その日のうちに帯広へ着くのに・・・?
    でも、あの当時はごく一部の富裕層しか乗れなかった・・・

    『電話はいいから早く行け!』
    今日はそんなせっかちな気分で観てました。(;^ω^)

  7. オペラ座の怪人 より:

    千遥ちゃんが、
    帰ると言ったり、
    電話を切ったり、
    どうなることかと思ったら、

    「こちらから電話をしてもいいですか?」
    よく言った!

    再度の電話会話、
    私、泣きました。

    (T_T) (T_T) (T_T)

    いそげ、なつ、咲太郎、
    待つと言った千遥だが、
    ドラマの世界は何でもあり、
    いつまでも、そこ(実家)にいるとは限らないぞ。

    まあ、あの当時、
    東京→北海道は、
    すっごく高くて、
    すっごく遠いと思うけど。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  8. よるは去った より:

    千遥「わかりました・・・・・私も会いたい・・・・・。」
    手放しで喜べないも要因は何なのでしょう。
    千遥「ところどころは覚えているのですが・・・・。」という幼い頃の記憶の不完全さか。
    船橋の叔母に辛く当たられた過去が作った心の傷か。
    現在の境遇は・・・・・?
    明らかになるのは明日の回か。

  9. ひるたま より:

    前回(第79話)を見た後に、ふと感じた事。
    既にこちらでも複数指摘されていますが、改めて『アルプスの少女ハイジ』を彷彿とさせますね…本作は。
    ハイジ:なつ。
    クララ:千遥
    …というのは些か強引かもしれませんが。(^^;)
    小綺麗な身なりから、現在はそれなりに裕福なお家で生活していると思しき千遥ちゃん…「裕福なお家」で、思わずクララの実家:ゼーゼマン家を一瞬連想したのは私だけでしょうか。

  10. 晏弱太郎 より:

    いつも楽しく拝見させていただいています。 千遥ちゃんですが、本物ではないのかも。というのが、NHKのホームページの千遥ちゃんの俳優欄がいまだ何も出ていない。宮崎駿さんがモデルであろう染谷さんまだ出てないのにすでにアップされています。なので、その少女は何らかの形で千遥ちゃんが持っていたハガキを手に入れた子、千遥ちゃんを知っている人物ではないでしょうか。 個人的にはあkNHKの公式ホームページにすでに出ている人物が実は千遥ちゃんぢゃないかと妄想していますが。 それも来週分かることですね。 ああ、来週が楽しみです。

  11. ゆきこ より:

    千遙ちゃんも5歳で兄姉と離れてから色々あったんでしょうね特に親戚宅から逃げた後…小さい子が1人でやって行く為にどれだけの事があったことか…誰が悪いとかじゃないのは頭じゃわかっているんだけど心がついて行かないのかもしれませんね北海道に来てからのなっちゃんを知ってる柴田家の頑張りにかけるしかないのかもしれないですね1人でなんとかやってきたかもしれないけどまだ未成年だからとか何でもいいから理由付けて引き止めてあげて欲しいですね

  12. どんギツネ。 より:

    千遥ちゃんを演じるのは清原果耶さんのようですね。
    彼女なら長年離れていた兄姉への千遥ちゃんの屈折した切ない心情を細やかに表現してくれそうで、登場前から期待してしまいます。