新人アニメーター・神地 / なつぞら 第87話

2019年7月10日(水)第15週「なつよ、ワクワクが止まらない」

あらすじ

なつが提案した企画の短編映画の制作がはじまりました。その作品制作はまた、なつにとって初めての原画担当の仕事でした。演出家の坂場は、脚本なしでアニメーターたちが描いた絵から物語の展開を決めてゆく作品づくりを提案しました。

この坂場の提案に、麻子だけは異を唱えるものの、下山はじめなつや作画課の新人たちによってストーリー検討会が開かれることになりました。活発な議論によってストーリーが作られる中、新人の神地が主張を開始。

神地は、自分が新人であることの遠慮は一切なく、先輩アニメーターたちに対して思ったことをそのまま口にします。神地のアイデアはどれも秀逸でした。なつは、神地の意見の一つひとつに感心しました。

制作は順調にすすむものの麻子だけは不満を持っていました。物語を決めないまま作品づくりをすすめるやり方への違和感をぬぐい切れずにいたのです。そんな麻子の不満をよそに、神地が出す斬新なアイデアによって制作は進んでゆくのでした。

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予習レビュー

実在モデルが宮崎駿さんであるともっぱらの噂の、新人君の登場です。その新人君の名は神地航也。染谷将太さんが演じます。

事前にわかっている、神地くんの情報は以下の通りです。

・芸術家としてのプライドを持っている。
・天才肌のアニメーターの資質を持つ。
・独創的な発想力に秀でている。
・好きなことについては饒舌になる。
・坂場とウマが合う
・先輩たちに対して遠慮がない。
・その場の空気が読めない。

等々、これらの情報からわかること。それは神地くんは、その場の空気をぶち壊すお騒がせタイプのキャラクターであるということ。

ちなみになっちゃんは、彼の持っている才能にいち早く気がつき、注目するのだとか。

坂場くんが登場したときは、坂場くんの「感じの悪さ」がわざわいしたのか、なっちゃんが彼の才能と情熱に気がつくまでに少しだけ時間を必要としました。

しかし、神地くんに関しては、早い時期から彼の才能を察知。これは、なっちゃんのアニメーターとして成長を暗示しているのでしょうか。

感想

神地くんの天才と麻子さんの違和感

実在モデルは宮崎駿さんと言われている新人アニメーター神地くんが登場。

もし神地くんがいなければ、なっちゃんが企画した『ヘンゼルとグレーテル』は、原作に忠実なだけの作品になっていたかもしれません。

しかし、神地くんがこの企画に加わったことで、『ヘンゼルとグレーテル』が冒険活劇に生まれ変わろうとしている、その躍動感。

今週のサブタイトルは「なつよ、ワクワクが止まらない」ですが、いかにも天才らしい神地くんの仕事ぶりに、一視聴者であるブログ主ですらもワクワクしっぱなしでした。

まして、その現場にいるなっちゃんならワクワクでは済まないレベルかと。

でも、その一方で、ワクワクに乗り切れない麻子さんが心配です。坂場くんの仕事の進め方に乗れない気持ちはわかります。

でも、神地くんの斬新なアイデアにも反応を示さない麻子さん。かつて、なっちゃんの才能を誰よりも早く見抜いたというのに、一体どうなってしまったのか。

ところで麻子さんの実在モデルは「東洋動画」から移籍しているとの由。

今、麻子さんが感じている違和感がさらに大きくなって、他社への移籍につながる。そんな展開になってしまうのかなと、ふと思いました。

コメントへの返信 by 朝蔵

なつ「そんな残酷な結末を子供に見せたくないんです。」(よるは去ったさん:86話)
ここ数年「本当は怖い◯◯◯童話」みたいなタイトルの書籍がときおり出版されますが、本当の怖さがこうして消えたのかと納得の場面でした。

『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』が、怖さをオブラートで包まなかった最後の作品といったところでしょうか。

(奥山玲子さんのご主人)小田部洋一さんは健在。このドラマでは誰になるか気になります(アーモンドさん:85話)
本作『なつぞら』は史実に忠実にしたがったドラマではなく、史実を参考にしたドラマなので、ご健在の人物をドラマに登場させるのは微妙なのかもしれません。前例はありますが。

小田部洋一さんをモチーフにしたキャラははたして登場するのか。その人物は、なっちゃんの相手役となるのか。謎に包まれてますね。

松嶋菜々子さん少しは休んでいいんですよ。「やってらんないわよ!」ってブチギレてもいいと思う。(優音詩美さん:18週)
『ひよっこ』に登場した奥茨城村の主婦たちは、定期的に母の会を開催して、主婦たちだけで休息の時間を楽しんでました。

富士子さんには、そんな時間がまったくないのが気の毒ですね。十勝は広すぎて、近所づきあいがないのかなと、たまに富士子さんが気の毒になったりします。

同じ新宿区内では、花街の『神楽坂』がありますから、もしかして繋がるかな?(おこちゃんさん:89話)
はじめまして!

ブログ主も新宿には何かと縁があるので、往年の新宿界隈の様子を想像しながらドラマの世界を楽しんでいます。

神楽坂で千遥ちゃんとの接点!新宿区内、しかも新宿からすぐ近くにそんなところがありましたね!千遥ちゃんは意外に近いところにいるのかもしれません。

亜矢美さんの心温まる励ましを深読みすると、千遥ちゃんはまた北海道に来るのでは?!(もみじさん:86話)
亜矢美さんの励ましの言葉。十勝での、泰樹さんや富士子さんたちによる、千遥ちゃんに関する言葉の数々。十勝を去るなっちゃんの、千遥ちゃんを想って浮かべた優しい表情。

そして、なっちゃんが想像した、千遥ちゃんが手を振る姿。そして、千遥ちゃんが柴田家に残していった洋服。

これらを考え合わせると、千遥ちゃんはいつかきっと北海道にやってきますね。

写真を撮らせる為に信さんの帯広への転勤をはめ込んだのでは・・・その写真の存在がなければ、なつが千遥と出会っても、気がつくことが出来ません(いけないジョニーさん:15週)
いけないジョニーさんのおっしゃる通り、写真を壁に貼ることで、千遥ちゃんの顔がなっちゃんの脳裏に刻みつけられるので、それが再会のきっかけになるのかもしれません。

千遥ちゃんが結婚によって姓が変わり、しかも過去を封印してしまったら、顔のわからない千遥ちゃんと再会するのは、ほぼほぼできなくなりますからね。

そして、再会の鍵となるかもしれない写真を撮らせるための信哉くんの異動というご高察にも深く納得できます。

千遥ちゃんの結婚相手の男性は由緒ある家柄とのことなので、ひょっとしたら坂場君のお父さんの大学の教え子か、大学の同僚、又は同じ研究室の師匠と弟子の関係などで、つながっている可能性(キノピーさん:86話)
坂場くんのお父上が大学教授と聞かされたとき、だから息子はこんな性格なのかとは思いましたが、千遥ちゃんを見そめた立派な家柄の青年にまでは考えが及びませんでした。

世間は広いようで狭い。とくに、立派な家柄の方々の世界は狭いですから、どこかでつながってくるかもしれませんね。

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コメント

  1. クラコット より:

    「バベルの塔」はアドリブ?
    染谷さんの奥様の出演された映画の題名ですよね(^^)

  2. はる より:

    新人なのに、いきなり絵コンテ(アニメーションの設計図!)を作ってしまう。55年若返った宮崎駿は、当時は「天才少年」だったのでしょう。

  3. リキちゃんママ より:

    お久しぶりです。リキちゃんママです。
    今日気づいたんですが、奥山玲子さんの旦那様の小田部羊一さんは、なつぞらでアニメ時代考証をされています。

  4. にゃんこ より:

    今日の放送は15分がとても短く感じられました。
    アイデアが飛び出す絶妙のテンポと神地くんのアイデアの面白さはもちろんですが、魔女が裏切る設定が飛び出したきっかけが麻子さんが描いた魔女のキャラクター・・・才能が化学反応を起こしたみたいで、見ているほうもワクワクしました。
    ラストのお父さんのナレーションがいかにも恋の始まりっぽい言い方していたのがかえって違和感に聞こえました。確かに恋になりそうな気もしますが、今日のなつのワクワクはどう考えても面白い作品ができそうなワクワクだろ・・って思ってしまいました。

  5. ふーさん より:

    高畑さんってずっとソファで寝ているそうで、宮崎さんが「いい加減に脚本あげてくださいよ!」と、怒鳴りこみにいく。高畑さんがうわごとみたいにストーリーとアイデアを話し出すとその場で宮崎さんがコンテにしていく。鈴木敏夫氏のインタビューにこうありましたが、小田部羊一さん監修のドラマだけによく再現されていましたね。

  6. のらくろ より:

    まず脚本ありきではなく、イメージボードから作品の本質及びストーリー展開、背景、キャラクター、レイアウト、照明、等々を徹底的にチームでブラッシュアップして、良い結果だけを汲み取り絵コンテに落とし込み
    そこからやっと製作スタートと言う方法は、少しでも作品の質を上げるためにディズニーが考案した有名な手法ですが、このドラマでは坂場君と神地くんの発明になっているのですね・・・・驚きました!!
    史実では、東映動画はこのディズニー手法は、膨大な時間と人件費が掛かりすぎるので「白蛇伝」の前の幻の作品「夢見童子」「かっぱのぱぁ太郎」で大失敗し、「白蛇伝」からは脚本主導の方法を選んだみたいですがね・・・。

  7. ともあき より:

    なっちゃんがアニメーターを極めようと思ったのは、千遥ちゃんに自分の名前の入った漫画映画のポスターを見てほしいという一心でした。
    時間が経って、何らかの形で責任者として『奥原なつ』の名が世間に出て、かつ千遥ちゃんのお子さんがなっちゃんの作った映画やアニメの大ファンになった時に物語がもう一度動かないかな?
    と、ここ数日妄想しております。
    出自を隠しているとしても、お孫さんやお子さんが大好きなアニメを作った物凄いお姉さんとなれば、もしかして!?なんて妄想も…。
    孫バカで親バカの千遥ちゃんを大切にしてくれる嫁ぎ先なら本当に嬉しいですしね、是非涙の再会を期待しています、こちらも涙腺をしっかり築いてお待ちしてますよ!

  8. まゆゆ結構好き より:

    神地くん登場。子供のようなキラキラ感とスピードあふれる画力が魅力的です。ヤバイ感じの天才ですね。

  9. オペラ座の怪人 より:

    物凄い才能を持った新人が現れましたね。
    これは実在の人物がモデルであって、
    その実在の人物とは、やっぱ、あの人でしょうか?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい

  10. よるは去った より:

    下山「これからは神地君のような絵も話も作るかのが得意なアニメーターが現れても不思議じゃないよね。」
    一久「これからの日本の漫画映画にはいつどんな才能が現れるかわからないんです。」
    どんギツネさんのご指摘通り、神地航也君のモデルはかの大監督のM・H氏・・・・・?

  11. どんギツネ。 より:

    脚本を書かずに絵コンテでストーリー作りを進めていく・・正に宮崎駿さんの手法ですね。