なつへのプロポーズ撤回 / なつぞら 第107話

2019年8月2日(金)第18週「なつよ、どうするプロポーズ」

あらすじ

なつが原画担当を任された東洋動画の長編漫画映画『神をつかんだ少年クリフ』が公開されたものの、その興行は大失敗に終わりました。作品が失敗した責任を取るため、坂場は会社に退職願を提出しました。

退出願を出した坂場、なつに告げました。自分はアニメーターとして終わってしまった。なつの才能を一番活かす演出家になる資格を失ってしまった。だから、なつとは結婚出来なくなった。自分のことを忘れてほしいと。

なつの気持ちもおかまいなしに、自分の言いたいことを一方的に話す坂場に対して、なつも坂場への気持ちをすべてぶつました。自分は坂場の才能ではなく、坂場の生きる力を好きになったのだ、と。そしてなつは、坂場の前から立ち去りました。

その翌日、仲と下山は、坂場に退職を考えなおせと説得しました。しかし、坂場は説得には応じませんでした。一方、部屋に引きこもったままになったなつは会社を休みました。なつのことを心配する亜矢美は、咲太郎になつの異変を知らせるのでした。

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予習レビュー

今週、第18週の火曜日の放送で、新作長編映画の監督を任されることになったいっきゅうさんは、なっちゃんにプロポーズしました。

新作の映画が成功したら結婚してほしいと。

そして今回。いっきゅうさんは、そのプロポーズを撤回します。新作の映画の興行成績がふるわなかったのです。

ところでいっきゅうさんは、なっちゃんにプロポーズする前に、こうも言いました。一生、あなたと一緒に作品をつくりたい。

今にして思えば、いっきゅうさんのあの時の言葉もプロポーズでした。

今週の火曜日の「結婚してほしい」が直接的なプロポーズなら、いつぞやの「一生、あなたと一緒に作品をつくりたい」は間接的なプロポーズです。

しかし、いっきゅうさんは「結婚してほいい」という直接的なプロポーズを撤回したばかりか、「一生、あなたと一緒に作品をつくりたい」という言葉まで撤回。

仮に「一生、あなたと一緒に作品をつくりたい」がプロポーズではなかったとしても、東洋動画を退職することで、この言葉も無効になってしまいました。

このあり得ない展開は、次回には回収されるのでしょうか。

感想

新作映画の失敗のその先にある希望

いっきゅうさんの監督作品が大失敗に終わることは事前に知っていましたが、ここまで惨憺たる結果に終わるとは、想定外でした。

予算と時間は大幅にオーバー。その一方で興行成績は東洋動画のワーストワンを記録。

かかわったスタッフたちは全員が昇給と賞与をカットされた上に、部長の井戸原さんは更迭され、親会社から新しい部長=監視役が派遣。

とんでもない事態におちいってしまいました。

でも、こんな事態になってひとつだけホッとしたことがあるんです。ブログ主には。こ子から後は、ちょっとだけネタバレになります。ご注意ください。

さて、麻子さんが間もなく「マコプロダクション」というアニメーション制作会社を設立し、東洋動画の優秀な社員たちを次から次へと引き抜きます。

まるで、そのまま東洋動画を敵対的買収しかねない勢いで。

この麻子さんの行動を知ったとき、ブログ主は思ったものです。ここまでやってしまったらマコさんは魔子さんだなって。

でも、今回、更迭されることが決まった井戸原さんの言葉に寄れば「(東洋動画では)自由に企画することはこれで出来なくなる」とのことです。

そうなんです。東洋動画の才能は、もはや自分たちの才能を発揮する場所を失うわけです。そんな彼ら・彼女らを救うのが麻子さん。

麻子さんは、悪魔ではなく救世主としてドラマの中に再び登場することがわかり、麻子さんが大好きなブログ主は、新作映画の大失敗、それもまた良しと感じた次第です。

コメントへの返信 by 朝蔵

ギリギリまで追いつめられて良いものが生まれて来た(よるは去ったさん:106話)
本当に良いものは追い詰められたその先で完成するということを、ブログ主も一連のエピソードから学びました。

若手たちのプレッシャーによって、仲さんは一つ上のステージに立つことができたのでしょうか。

お蔵入りになった(今も?)のに比べれば、公開されただけでも良いのかも?(オペラ座の怪人さん:106話)
そういえばお蔵入りにされてしまった『ヘンゼルとグレーテル』のその後がどうなったのかの情報がまったくありませんね。

東洋動画を含む東洋映画グループは、アニメから実写映画までたくさんの映画が公開されていることが考えられるので、いずれかの作品の付録として公開してあげればいいのにと思うのは素人考えなのでしょうか。

亜矢美さんが、本当にうれしそうで、優しいお母さんか叔母さんのよう(まゆゆ結構好きさん:106話)
十勝のお父さん、お母さん、そしてじいちゃんたちと遠く離れて暮らしているなっちゃん。家族みたいに喜んでくれる人が身近にいて本当に良かったです。

こんなめでたいことのその瞬間に、心から喜んでくれる人がいないのは寂しいものですからね。

仲さんへの坂場君の誤解を認めるシーンがドラマチックに演出できて(のらくろさん:106話)
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と言いますが、仲さんへのネガティブな感情が募りすぎてしまって、さすがのいっきゅうさんの目利き力も曇ってしまったのかもしれませんね。

いずれにせよ、仲さんの才能に言葉を失うほどに感服するいっきゅうさんの姿を見て、いっきゅうさんの才能の豊かさを感じずにはいられませんでした。

大泉洋さんのキャラからして、本編と関係ない登場も十分あり得ますね(おたかちゃんさん:110話)
今から、物語に深く関わるキャラを入れるのは難しいので、本編とは関係なさそうですね。それか、本編とは関係ないながらも、それなりに重要なポジションのサプライズ出演かもしれませんね。

ちょうど『マッサン』の最終週にエリーちゃんの主治医として登場した天海祐希さんみたいに。

夕美子ちゃんを大好きな なっちゃんが一久さんを好きになるのは必然(スムさん:107話)
なるほど!そこにはまったく気がつきませんでした!

夕見子ちゃんといっきゅうさんはたしかに通じるものがあります。だから、なっちゃんはいっきゅうさんみたいなちょっと面倒な性格には慣れっこのはずですね。

はね駒の斉藤由貴。あまちゃんの能年玲奈。(百式さん:25週)
『はね駒』の頃は、朝ドラは観ていなかったのですが、当時、歌手としての斉藤由貴さんの大ファンでした。

ちなみに、なっちゃんたちのお母さんが亡くなったのはかなり若い頃のはずなので、そういう意味では能年玲奈さんが、年齢的にも最適なのかもしれませんね。

世の中能力だけでは解決できな事って多々あります(tontonさん:106話)
たった一人で何かをつくる世界であれば、能力が何よりも重視されますが、チームで何かつくる分野では、能力だけが突出すると逆にチームが崩壊しかねないですからね。

いっきゅうさんも、今よりも大人になったとき、そのことに気がつくことになるのでしょうか。それともいつまでもいっきゅうさんはいつまで経ってもいっきゅうさんのままなのかな?いっきゅうさんの将来が気になります。

茜ちゃんの結婚相手を知った時の第一声が、「そっち?!」でした(美都さん:104話)
ブログ主もあれには驚きました。

そしてあの回で、茜ちゃんの電撃結婚を発表したのは失敗だったかもしれません。いっきゅうさんのプロポーズが、完全に茜ちゃんの電撃結婚に持ってゆかれてしまいました。

実際にキアラを描いたのは小田部さんだった(ちゃーちゃんさん:106話)
キアラを描いたのは、なんと小田部さんだったんですか!?はじめて知りました。説得力があるキアラに納得です。

情報提供ありがとうございました。

この説得力をもたせるには私には無理だってなつぞらのアニメーション監修の舘野さんが言って、小田部さんを紹介(へるるんさん:106話)
なるほど、小田部さんがキアラを描くことになるまでに、裏ではそんなことがあったんですね。

ドラマの中でとっても重要な場面で使われる「小道具」に説得力を持たせるための努力。作り手たちの方々のいっきゅうさんレベルの強いこだわりに感激しています。

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コメント

  1. ひるたま より:

    さらに続きです。
    先ずは訂正。「「海に浮かぶ」目に遭わなければ良い」⇒「「海に浮かぶ」目に遭わされなければ良い」かな、と思われます。(大変失礼しました…)

    今でこそ、日本に於ける漫画映画(アニメーション)は日本文化の一翼を担う存在ですが、劇中当時はまだ「漫画(映画)は子供が見る物」という認識だったのではないでしょうか。漫画映画を上映している映画館に大人が足を運ぶのは、映画を見る目的ではなく、あくまでも子供の付き添いのためだったでしょうし。仮に劇中で「大人も楽しめる漫画映画」と宣伝文句を打っていても、見る大人はどの程度いたのかな?とふと感じました。
    今の様にアニメーションが一般に膾炙しているのは、親世代が普通に漫画を見て育っている ⇒子供に見せる事に抵抗感を感じない、という地盤が出来上がっている点が非常に大きいのではないでしょうか。(余談ながら…私の実父(昭和10年代生まれ)はいまだに「漫画なんて子供が見るモノだ」という認識を崩していない人です…^^;)

    『…クリフ』のモデルとされている『…ホルス』、現在でこそ高評価を得ている作品との事ですが(個人的には未見なので)、未だ受容する側の地盤が出来ていなかった(≒アニメーションに関しては見る側も作る側も揺籃期だった)当時では制作&公開される時代が早過ぎた…とでもいう所でしょうか。

  2. tonton より:

    あれだけ仲さんの前では頑な態度だった坂場くんが、彼と下山さんの前で
    「大事な人(なっちゃん)を無くしました」と涙をこぼすシーン
    その直後アップになる仲さんの意味深な表情。明日土曜はどういうきっかけで坂場くんは
    風車へ向かうのか興味しんしんです。

    それと今週になって初めて気づいたのですが、中庭の池が無くなってたんですね。
    やはり咲太郎の仲さん突き落とし事件がきっかけとなって会社は水を無くしたのでしょうか?

  3. ひるたま より:

    続きです。
    先日『なつぞら』ガイドブックのPart2なるモノを立ち読みして来ました。少なくともあとお二方、過去の「朝ドラヒロイン」枠で出演される俳優さんがいらっしゃるようで…ここでは敢えてお名前を伏せておきますが。(こちらで既に話題に上っている、ヒロインの実母もおそらく過去のヒロイン経験者の方がキャスティングされているのかな?と、個人的には睨んでいます。もう少し様子見ですね)

  4. ひるたま より:

    率直に申し上げて…坂場くん&ヒロイン:なつ、いつの間にか恋愛関係になっていたの…?(^m^;)
    数週間前の坂場くんの「一生かけて貴方と作って行きたい」⇒あくまでも、ビジネス上の関係で推移する(≒超えない)関係なのかな?とばかり個人的には思い込んでいました。
    あれで、恋愛まで行くのか…? 個人的には?????ばかりが並びます。唐突としか思えません。俳優さんの演技のせい?とばかりも思えないのが正直な気持ちです。(;^_^A

    坂場くん、次話で咲太郎兄ちゃんから「海に浮かぶ」目に遭わなければ良いのですが。(そちらの方ばかりが心配になっちゃいますね^^;)
    その咲太郎兄ちゃん、すっかり落ち着いた兄の姿の方が最近では目に入りますが、個人的にはもうひと暴れ(?^^;)して欲しいな~などとも思っている自分がいます。なっちゃんと再会したばかりの頃の、空回りばかりしていた咲太郎くんの姿が何故か懐かしく感じられます。

  5. ふーさん より:

    「神をつかんだ少年クリフ」は史実の「太陽の王子ホルスの大冒険」と同様に興行収入は惨憺たるものになったようですね。
    「クリフ」は子供が喜ぶような内容ではなかったとドラマ中に言われていました。

    一方の「ホルス」は子供にとっては冒険活劇でありながら、裏のテーマが「万国の労働者よ、団結せよ」であることが大人ならすぐ分かってしまうような作品でしたから、当時、労働組合と争っていた東映動画の経営者側からの印象は最悪だったようです。

    しかしながら、作品自体は本当に面白いです。30年以上前ですが「太陽の王子ホルスの大冒険」と「風の谷のナウシカ」の2本立てリバイバル上映が新宿コマでやっていたので、久しぶりに見たくなり、友人と見に行ったのですが、友人の感想は「ホルスの方が面白かった」でした。僕もそう思います。

    「太陽の王子ホルスの大冒険」はアイヌのユーカラを題材にした人形劇「チキサニの太陽」と、アンデルセン原作の「雪の女王」をソ連のレフ・アタマーノフ監督がアニメ化した「雪の女王」が元になっていると言われています。(短編映画の題材がグリム兄弟のヘンゼルトグレーテルだったのは、アンデルセンの雪の女王から題材をもってきたホルスへのオマージュだと思われます)。

    このレフ・アタマーノフの「雪の女王」は「アナと雪の女王」の原案の一つと言われているものです。
    従来の雪の女王とは全く違うストーリー、ディズニーアニメとは真逆のテーストの作品ですので、機会があれば一度見て下さい(ジブリがDVDを発売しているそうです)。また、ヒロインのゲルダが宮崎駿の少女キャラの原点だという説もありますよ。

    「なつぞら」で「太陽の王子ホルスの大冒険」のような歴史的作品を表現するのは至難の業だったと思います。
    ただ、歴史的金字塔なのに、高畑さんや宮崎さんの映画は長い間、全く売れなかったですね。テレビでは成功するのに。
    宮崎さんの「ルパン三世カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」も「もう宮崎には二度と映画など作らせない」とプロデューサーが怒りだすほどコケましたから。

  6. ゆきこ より:

    これは一久が悪い!なっちゃんは戦時中に一番大事な両親を奪われて戦後も兄と妹と離れ離れになって辛い思いもしたけど北海道でもう1つの家族と出会えてちょっとずつでも家族を失った心の傷を癒していってたんじゃないかなそっから東京に出てきて一久さんと出会えてプロポーズして貰えてもう1回自分だけの家族を作っていこうって思ってたんじゃないかななっちゃんの言う通り仕事と家庭はまた別…とは言いきれないけど今とは感覚が違うのかな結婚したら退職の考えだし…奥さんが仕事を出来ていたら取り敢えずはもつ筈だと思いますが…ねなっちゃんとしては嬉しかったのに何でそんな事言うの!でしょうね

  7. まゆゆ結構好き より:

    たびたび失礼します。制作側は満足のいく作品を作ったと自負しているけれど、興行成績が不振だったということですね。大河ドラマいだてんにも共通する難しい問題ですよね。大勢の人を惹きつけることも大事ですから。

  8. たいさん より:

    「さようなら」と席を立ち喫茶店を去っていくなっちゃん、視聴していた私は思わず「なっちゃん、無銭飲食。。。」と呟いてしまいました。すいません、変なツッコミを入れてしまって・・・

  9. まゆゆ結構好き より:

    心の奥を見せないなっちゃんが、初めて今まで思ってきたことをすべてぶちまけましたね。一休さんはそれだけ、なっちゃんにとって大きな存在になっていたんですね。

  10. オペラ座の怪人 より:

    映画、大失敗だったかあ。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    責任は取らなきゃなあ。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    いっきゅうも、かわいそうだけど、
    映画部長の任を解かれる、ってのも、
    かわいそうだ。

    (T_T) (T_T) (T_T)

    おしまい

  11. スム より:

    一久さんは、嘘やごまかしを言わないですよね。
    そういう不器用そうなところは夕美子ちゃんに似ているような気がします。
    だから、夕美子ちゃんを大好きな なっちゃんが一久さんを好きになるのは必然であるのかもしれません。