農協の計画が危機に陥る / なつぞら 第111話

2019年8月7日(水)第19週「なつよ、開拓者の郷へ」

あらすじ

音問別農協の組合長・田辺を中心にして進められていた、乳業メーカー設立と共同で運営する工場の建設計画に国からの横やりが入りました。十勝の各市町村が「集約酪農地域」に指定され、指定後は乳業メーカーの工場を自由に建設できなくなってしまったのです。

工場を建設するには、十勝の各市町村が「集約酪農地域」に指定されるまでに工場新設届を提出しなければなりません。しかし、その期限は翌日でした。田辺は、十勝管内の農協の組合長や、泰樹や天陽などの酪農家たちを集めて会議を開催。

しかし、工場の建設を推し進め者と反対派は激しく対立しました。議論が平行線をたどる中、坂場から言われた言葉を思い出した菊介は、酪農への思いを語りはじめました。牛飼いの喜びを自分たちにも持たせてほしいと。

工場を作ってほしいという酪農家たちの声に押され工場設置が決まりました。田辺をはじめとする組合長たち。そして十勝地区の酪農家たちは全員で支庁に足を運び、工場建設許可を提出。支庁長の大清水により、工場の建設は認められるのでした。

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予習レビュー

音問別農協の組合長・田辺を中心にして進められている乳業メーカーの実在モデルは「北海道協同乳業」。後の「よつ葉乳業」です。

今回のドラマでは、新しい乳業メーカーや工場の建設に対して国からの横やりが入る様子が描かれますが、実際にはドラマの中で描かれる以上の激しい攻防が繰り広げられる中での設立だったようです。

1960年代。北海道の生乳価格は日本国内で最安値となり、酪農家の8割は赤字という危機的な状況でした。

そんな中、士幌農協の組合長・太田寛一氏が、この状況を打破するための方法を見出すために渡欧。

酪農家たちが乳業メーカーに頼らず、自ら工場を建設し乳製品の加工販売までを行っているヨーロッパの酪農を視察した太田氏は、酪農家たちだけで工場を作ることを決意。

その計画。すなわちドラマの中で描かれる計画は「農村ユートピア計画」と名付けられました。

さて、ここからが『なつぞら』以上に激しいドラマが展開します。

太田氏は「農村ユートピア計画」が大手乳業メーカーに知られないよう、8つの農協をたばねて計画を推進。

ドラマの中では、乳業メーカーをあまりにも悪者に仕立てるとまずいという大人の事情があるのでしょうか、「国からの横やり」が入るという展開が描かれます。

しかし実際には、計画が発表されるや、その計画をつぶそうという「大手乳業メーカーによる横やりや妨害工作」がスタート。

酪農振興会の役員を調略して計画をつぶしにかかる。

大手乳業メーカーと取引のあった建設会社が、工場着工の直前になって工場建設の契約を破棄する、などなど。

自社の権益を守ろうとする大手乳業メーカーとの熾烈な戦いの中、「北海道協同乳業」、後の「よつ葉乳業」が設立されたのだそうです。

感想

「なつよ。この人はこういうことが本当好きなんだな。」

前回の内村パパのナレーションの言葉を借りると、「こういうこと」が好きないっきゅうさんが、菊助さんの演説に感極まり涙を流して聞き入るところが可愛い。

本当に「こういうこと」が好きなようです。いっきゅうさん。

そのいっきゅうさんの面倒くさい性格が、素敵な結果をもたらしました。

「牛飼いの喜び」を解くいっきゅうさんの言葉が、その時は理解できなかった菊助さん。

しかし、その時は理解できなかったものの、工場建設をめぐる白熱した議論の中で、「牛飼いの喜び」に覚醒した菊助さんの演説が熱い!

ところでブログ主は菊助さんの土着感が大好きでした。大地に根付いて暮らしている感じが生なましく伝わってくるのは名演だなと思ってました。

でも、悲しいかな、菊助さんにはこれまで、これといった見せ場がなかった。

そんな菊助さんがヒーローになれる場面が用意されていて、ブログ主は大満足です。いっきゅうさん同様、目頭が熱くなりました。

「第五の男」

お待ちかねの「第四の男」が大清水洋というまさかの役名で登場しました。この役名をもって「第五の男」の登場もかねるのかな?と思っていたところ・・・

「第五の男」大泉洋さんの登場。あるかもしれないという情報があります。

大清水洋演じる森崎博之さんが「第五の男」の出演の可能性をたずねられ「どこかで出てくるかもしれない」と発言。その発言が雑誌で紹介されていました。

また森崎博之さんはブログでも「まあ、こうなったら揃いたいよね~」とも。

というわけで、登場の可能性はまだ残されていそうです。

追伸:大清水洋という役名の読み方は「おおしみずひろし」。「おおしみずよう」ではありません。

コメントへの返信 by 朝蔵

東洋動画ではしょっちゅう火花を散らせていたけど、音間別農協の工場建設問題でも同じような火花を散らすのでしょうか(よるは去ったさん:110話)
ある環境ではやっかいな性格も、異なる環境ではそれが大いに役立つ場合がある。そんな好例ですね。いっきゅうさんの面倒くさい性格は(笑)

なっちゃんが『うん』って言ったのが親子の会話(リキちゃんママさん:110話)
目に見えない世界からのお父さんの語りかけ。かれこれ20年近く続いているので、なっちゃんの耳が慣れてきたのかもしれません・・・そんなことはないですね(笑)

雪次郎はいい味出していました(オペラ座の怪人さん:110話)
雪次郎くんは、役者よりも職人の方が性に合ってるみたいなことを口にしてましたが、その言葉どおり、職人姿が本当に似合ってました。

よっちゃん、なんだかんだで番長と幸せそう(まゆゆ結構好きさん:110話)
よっちゃん、すでに二人の子供がいて三人目がお腹の中にいるということなので、結婚はかなり早かったんですね。二人の馴れ初めを知りたいです。

もう会えないと思っていた倉田先生の再登場(tontonさん:110話)
再登場してくれた上に、何かを絶賛するときに「魂がこもっている!」というおなじみの口ぐせも健在でしたね。

意外なカップルの結婚ラッシュ(アーモンドさん:116話)
ヒロインの結婚からして、ブログ主にとっては意外でした。予想から大きくハズれました。まだまだ予想外の展開はあるのでしょうか。

「しずか」の「産みの母」の女子高生(蒔田彩珠)の名前「千絵」から一文字とって「千夏」(よるは去ったさん:110話)
そういう経緯を経て、最終的に名前が「千夏」になったんですか。一度は自分がつけた名前が取り消される気持ち。切ないものがありますね。

『なつぞら』のコメント欄なのについ他作品のコメント(ひるたまさん:110話)
他作品とは言いながら『透明なゆりかご』は、赤ちゃんの名前などさりげなく『なつぞら』とリンクしているみたいですね。

大泉洋は「ステキな金縛り」の様な出方(道産子さん:110話)
『ステキな金縛り』みたいにほんの一瞬の登場でも、ファンは大喜びですね。

「透明なゆりかご」の赤ちゃんは清原さんがつけた仮の名はしずかちゃん(ちょこみんとさん:110話)
仮の名前だったんですね。「しずか」という名前は。本名が「千夏」になったことで、『なつぞら』とつながりましたね。

あかね荘(ひよっこ)でも見た商品(はままさん:110話)
まったく気がつきませんでした。どんな商品が並んでましたか?

あと、これは商品ではないですが薬局の店先にの「イチコ」も登場させてもらいたいです。

でも多分、亜矢美さんのことだから、そんな気持ち見せず、豪快に笑って祝福するんでしょうね(美都さん:116話)
豪快に笑いつつも、これからの亜矢美さんの展開。せつないものがありそうですね。涙腺崩壊の準備が必要になるかもしれません。

待機児童問題って、この頃からあったのか(美都さん:21週)
少なくとも子供の数は、今よりも当時の方が圧倒的に多かったはずですからね。

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コメント

  1. キヨコ より:

    今日は「道産子サービスデー」でした!
    チームナックスの森崎さん演ずる、十勝支庁長に
    「リーダーである私」と言わせたのには、家族一同吹きました。
    「大泉~!お前の分までやったぜー‼」
    という森崎リーダーの心の叫びが聞こえてきそうな、暑い芝居。
    (10日連続30℃超えの記録的猛暑が続く北海道。ここではあえて、暑い、と書く)

    菊介さんの「それでも道産子かぁ⁉」の叫びに、一瞬、出演者が凍りついたように見えたのですが、まさかあれはアドリブだったのでしょうか?

    今日は雪之助さんがいなかったので、ナックス5人が揃うまで楽しみを取っておいてくれているのかな?
    と密かに期待しています。

  2. ひるたま より:

    率直に申し上げて…工場建設問題(騒動)の件、「…え!?…こんなにあっさりと解決させちゃうの??」としか個人的には見えず、うー……ん…(以下自粛。感動しながら視聴されている方達には大変申し訳ないのですが。現実問題としては、問題がもっと入り組んでいる&ごねる方がむしろ自然でしょうから)。

    恥ずかしながら私、『TEAM NACS』(以下NACS)を本作で初めて知りました(ファンの方達からは大いに笑われそうですが(^^;)。劇団として全員一緒に舞台で活動する一方で、皆さん個人でもそれぞれ俳優として活動されているとの事ですね。NACSを知らなくても、大泉洋さんや安田顕さんならば知っている…という方達は結構多いのでは? (それだけお二方は個人での出演作品が多い、という事になりますが。なお今日出演された‘リーダー’森崎博之さんは住居も活動拠点も北海道内をベースにされているとの事)

    今日の十勝支庁での場面では、「これはNACSメンバーの3ショット(森崎さん・音尾琢真さん・戸次重幸さん)が絶対に映るな~!」と思いながら見ていましたが…案の定。さすがに「雪之助さん」安田さんまで入れての4ショット…という訳には行かなかったようですが。(雪之介さんまであの場に居合わせる、という展開にするには相当な力技が必要な筈だったでしょうし。^^;)

    NACSファンの方達にとっては嬉しいサービスショットとなったのではないでしょうか。

  3. ぱぽりん より:

    本日の拘り
    「工場建設届? の様式がB5版」(多分)

    はい~、B5版の様式には苦労しました。
    必要なことを書き込むにスペースがないし、図面があると図面はA1版かA2版なのでそれをB5版サイズに折りたたまなければならない。
    図面が数十枚あり、書類を4部も5部も作らなければならないとなるとそれはもう地獄。
    図面も今のようにプリンターでスイスイ作れるわけではなく、青焼きで1枚1枚原図と感光紙を重ねて焼くわけでしたし、書類もケント紙のような厚手のものだとカーボン使うわけにいかない。
    搾乳で鍛えていない自分、当然、腱鞘炎となりました。

  4. tonton より:

    土曜に授業がある、土曜の午前中までなら役所に書類が出せる半ドン。懐かしいですね。

    ちなみに北海道でのメジャーな乳製品会社は雪印と四つ葉で、あとは明治の製品がちょこっと
    片隅にある位で森永は殆ど存在感が無いです。
    その理由が朝蔵さんが今日アップしたレビューを見てなるほどと思いました。
    決起の場面が激しいのと対照に、泰樹じいちゃんと悠吉さんが農協設立の時とは違って静か。
    今週のもう1つのトピックは時の経過と世代交代なのかな?

    高校時代のなっちゃんの友人たち、昨日から天陽くんと将来の坂場夫妻を会わせないよう必死で可愛いです。

  5. よしけん より:

    一久さんは、熱い人であることはわかっていましたが、理屈っぽいだけではなくて、情に厚く涙もろい人だったのですね。
    信哉さん推し(だった)私ですが、
    好感度が一挙に増しました。

    天陽くんも登場して、よかったです。
    天陽くんこと、吉沢亮さんが格好良すぎて、
    『ひよっこ』の島谷さんこと、竹内涼真さんに対する気持ちと同じで、(嫉妬から?)正直、あまり好きではなかったですが、
    天陽くんが亡くなるシーンでは、短いけれど充実した幸福な人生だったと納得できるような描き方をして欲しいです。

    『ひよっこ』の島谷さんは、ヒロインみね子と一緒に生きていくという人生にはならなかったけれど、故郷に戻り、父親の後継者として、それなりの幸福な人生のようでした。

    天陽くんの人生も、同様であって欲しいです。

  6. オペラ座の怪人 より:

    支庁長大清水さんも、なかなかの人物でした!

    !( ̄- ̄)ゞ (ロ_ロ)ゞ (`◇´)ゞ

    おしまい

  7. よるは去った より:

    夕見子「酪農民の誇りをかけて作ろうとしてるんじゃないですか!」
    田辺「私の、いや十勝の使命だ!」
    菊介「俺たちの手で人に喜んでもらうことをするのになして迷うことがあるんだ。」
    大清水「この十勝を必ず酪農王国にして見せます!」

    「よつばバター」は北海道からだいぶ離れた私の地元のスーパーでも見ますけど、今回のドラマを視ると「ブランド」のような重みを感じざるを得ませんね。