入退院をくりかえす天陽 / なつぞら 第133話

2019年9月2日(月)第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」

あらすじ

昭和48年(1973年)夏。なつが作画監督を手がける新作テレビ漫画『魔界の番長』の放送がはじまりました。放送がはじまってすぐに、なつはこの作品のことで悩むことになりました。優が、この作品を怖がったのです。

暴力描写がたくさんある『魔界の番長』に失望しているのはなつだけではありませんでした。神地も、日本のテレビ漫画の行く末に不安を感じ、東洋動画を退職。マコプロダクションに移籍する決意を固めていました。

そんな中、坂場はなつに対して思いがけない提案をしました。マコプロダクションに移籍することを坂場はなつに提案したのです。しかし、なつは仲たちを裏切ることになることをするつもりはありませんでした。

同じ頃、北海道の十勝では、一度は退院した天陽がふたたび体調を損ね入院してしまいました。しかし、そんな中、絵を描きたくなった天陽は病院を抜け出してきました。そして、アトリエにこもると、夜を徹して馬の絵を完成させるのでした。

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予習レビュー

『なつぞら』は今週を含めて残り4週間。そして、最後の1ヶ月。今週から最終回に向けてドラマが大きく動きはじめる予感でいっぱいです。

ドラマが大きく動きはじめることの予感をさせるエピソードの一つ。それはカミッチのマコプロダクションへの移籍のオファー。

ついにその時がきました。

これまでも、東洋動画の主要メンバーが麻子さんのもとへ移籍しそうなフラグはちらほらと立っていましたが、ついに誰の目にも明らかなフラグが立ちました。

ちなみに、上のあらすじ欄では省略しましたが、なんとモモッチもマコプロダクションに移籍することになる見通しです。

作画課と仕上課で接点のなかった麻子さんとモモッチでしたが、そのモモッチまで「魔の手」を伸ばすとは、おそるべし!麻子さん。

もっとも麻子さんとしては「魔の手」ではなく「救いの手」のつもりなのかもしれませんが。

そして、ドラマの大きな変動を加速させる要素となるエピソードも登場します。天陽くんの体調不良です。

ちなみに今週のサブタイトルは「なつよ、天陽くんにさよならを」。

このサブタイトルが暗示しているような悲しいエピソードがきっかけとなり、今週からクライマックスにかけて物語が大きく動きはじめます。

感想

なつよ、もうすぐ夏が終わるぞ

入院している天陽くんのもとに、久しぶりにドラマの中で顔を見る陽平くんがお見舞い。

その陽平くんがなっちゃんのことを語るときの意味ありげな憂いを帯びた表情が気になりました。陽平くん、天陽くんにはなっちゃんと一緒になってもらいたかったと思っているのかな。

それとも、天陽くんの青春時代の大切な思い出に触れることに慎重になっているのでしょうか。

なっちゃんという存在が天陽くんの青春時代の宝物であるように、なっちゃんにとっても天陽くんという存在は、青春時代の宝物です。

その青春の夏が終わろうとしています。

「なつよ、もうすぐ夏が終わるぞ」

ドラマの最後になっちゃんの呼びかけるお父さんのナレーション。今回の「夏が終わるぞ」はあまりにも寂しすぎました。

このナレーションだけで涙腺がやられてしまいました。

カミッチを誘う魔子さん

カミッチを誘う麻子さんあらため魔子さんの妄想映像。これは、麻子さん演じる貫地谷しほりさんがヒロインをつとめた『ちりとてちん』へのオマージュなのでしょうか。

『ちりとてちん』のヒロインB子ちゃん。

今回の『なつぞら』の中で描かれたような妄想を、たびたび繰り返していましたからね。

コメントへの返信 by 朝蔵

永井豪先生の「マジンガーZ」、手塚治虫先生の「ミクロイドS」(よるは去ったさん:131話)
奥山玲子さん、こんな作品も手がけられているんですか!?特に『ミクロイドS』は大好きだったので、とっても嬉しいです。

でも『なつぞら』は残り4週間。しかも4週間のうち半分近くの舞台が北海道だったりします。実質2週間にこれらの作品がどこまで収まるか。

せめて『ミクロイドS』は観てみたいです。

絵を売らんと今は農業がままならん(よるは去ったさん:131話)
天陽くんのこの言葉を聞いて思い出したのは『なつぞら』と同じく北海道を舞台にしたドラマ『北の国から』です。

主人公の息子で、少年時代の吉岡秀隆さんが演じた純くんの初恋の女の子の家のジャガイモ畑が大雨で荒廃。

一家揃って夜逃げし、初恋の女の子と離ればなれになる切なすぎる悲恋のエピソードがいまだに忘れられません。

『北の国から』はまた『なつぞら』の泰樹さんが経験した開拓者の艱難辛苦も忘れられません。素晴らしいドラマでした。

ありがとうって言わなくていいんだよ(ゆきこさん:132話)
十勝にやってきたばかりのリトルなっちゃんに対して富士子さんが言ったこの言葉。

たしか東京のお兄ちゃんに手紙を出すのに、切手代を借りたときに富士子さんが言った言葉でしたね。あの時は富士子さんの優しさが心に沁みました。

特にあの頃は、泰樹さんのなっちゃんに対する態度は厳しいものがありましたので。

ももっちが作画科の人間じゃ無いにも関わらす作画科内のイベントにちょいちょい参加(ちゃーちゃん:132話)
東洋動画は、昨今の進歩的な会社みたいに、一週間のうち1〜2日は他の部署の人たちと交流し、視野を広げることを推奨する会社・・・それはなさそうですね。

遠慮という言葉を知らないももっちらしい行動だと思います(笑)

元ネタは雪見だいふく(1013さん:132話)
雪次郎くんが十勝の牛乳でつくったアイスクリームをお餅で包んで、それに息子の名前をつけて新商品を開発!・・・この展開はなさそうですね(笑)

デビルマン大好きでした!(きゅうぽんさん:132話)
『デビルマン』はじめ、きゅうぽんさんがお好きなアニメ作品のほとんどが、ブログ主が夢中になったアニメとかぶってます。

昭和40年代のアニメを楽しんだ世代を狙い撃ちしてますね。

不機嫌ななっちゃんをいっきゅうさんが柔らかく受け止めている(まゆゆ結構好きさん:132話)
いっきゅうさん、思いがけない包容力の持ち主でしたね。不機嫌ななっちゃんを、ありのままに受け入れることができるなんて、独身時代には想像すらできませんでした。

モモっちのモデルの方は長くジブリで高畑さんや宮崎さんのもとで色指定の専門として活躍されていた方(あっきさん:132話)
なんとももっちにも実在モデルがいたんですか?ももっちがマコプロダクションに移籍するには、史実の裏付けがあったんですね。情報提供ありがとうございます!

NHK、筋金入りでした(ひらさわさん:132話)
すごい情報をお知らせいただきありがとうございます!

『キックジャガー』と『三代目カポネ』。それぞれ、実在モデルのリアルのアニメーターが携わっているんですか!?驚きです。

深夜になってなつママが恋しくなった(アーモンドさん:130話)
優ちゃんくらいの年齢のお子さん、あるあるのパターンですね。眠るときは近くにママがいないと寂しくなってしまうのでしょう。

予告編の空想シーンが完全に魔子さん状態(tontonさん:132話)
マコプロダクションが『魔界の番長』を手がけたら、それはそれでリアルになりました。『魔界の女番長』だったら、そのまんま麻子さんです(笑)

坂場家の義家族との絡みの描写(tontonさん:132話)
後半は様々なエピソードてんこ盛りですから、いっきゅうさんのご両親が入る余地がなかったんでしょうね。

もう一度、考古学に夢中にお父上と、まったく関心を示さないいっきゅうさんの図を見てみたかったですが・・・

あの青空の雲は確かに馬に見えました(よるは去ったさん:132話)
よく見ると馬の形に見えるけれど、よく見ないとただの雲。そのあたりのバランス感覚が見事でしたね。本当にSuper good jobでした。

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コメント

  1. にゃんこ より:

    我が家では「デビルマン」より「妖怪人間ベム」のほうが怖かった、という突込みがありました。

  2. tonton より:

    忘れてましたが魔子さんは天陽くんのお兄さんにも手を出すんですよね。もちろん背景担当スタッフとして。

  3. tonton より:

    天陽くんのお兄さんは、なっちゃんが高3の時の東洋スタジオ見学を案内した時に
    他のスタッフに「弟の彼女」と紹介してましたものね。
    お兄さんのもし天陽くんとなっちゃんが結婚していたら・・・。の未練ある表情は
    視聴者の気持ちを代弁したのかな?とも受け取れました。

    ところで、スピンオフの舞台は雪月説がやはり濃厚な気が。
    比嘉愛未さんと安田顕さんのオールアップが打ち上げの翌日8月28日(水)だったんです。
    20日(火)クランクアップ、27日(火)に打ち上げしたのに?と思ったら、
    雪次郎くんレミ子さんの24日土スタ乱入時に坂場家の表札持ってたのを思い出し、あれは
    105スタに出入りできなければ持ち出し不可能な行為だったので、個人的にほぼ確信してます。
    坂場夫妻は先週のセリフにあったように2歳の優ちゃんを連れて店にやってくるかなと。
    夕見子と沙良さんの出産から始まるドタバタコメディになりそう。って予想が外れるかもですが。

  4. ゆきこ より:

    どの会社でもTVアニメに力入れちゃっても仕方ないですよねテレビが普及しちゃったから映画派の神っちも遂につまんなくなってしまいましたか…なっちゃんが入社したら間違いなく喜びますよねどの時代でも怖い系は小さい子にウケがよろしくないですよね優ちゃんママの作ったアニメでも怖いのはどうしても無理でしたか(´;ω;`)まだビデオってこの時普及してないから優ちゃんが産まれる前に手がけてたアニーちゃんを見せてあげたら喜んだかもしれませんね

  5. まゆゆ結構好き より:

    再度失礼します。今朝の日経新聞になつのモデル奥山玲子さんの夫、小田部羊一さんの記事が載っていました。奥山さんはとても負けず嫌いで努力家でいらしたそうです。まるで広瀬すずさんのようだなと思いました。

  6. たいさん より:

    前から思っていたのですが、天陽くんと陽平くんの兄弟、本当の兄弟みたいに顔が似てます。なっちゃんの兄妹も、なんとなく兄妹だなあと感じるようなルックスです。柴田家の次女明美ちゃんも、子役と今の成人役とのルックスがそっくりで全く違和感がありません。改めて、業界には多種多様な役者さんが揃っているんだなあと感心してしまいました。

  7. ともあき より:

    自分も、「なつよもうすぐ夏が終わるぞ」でウルっと来ました。
    漫画映画を作りたいという、かつてのなつの背中を押した天陽くん。
    天陽くんの死はなつに何を語りかけるのでしょうか(ああもう泣きそう)
    そして、「魔界の番長」が出てくるたび、我らが番長門倉くんがちょっと頭に浮かんでニヤりとする忙しい脳内な今週です。

  8. よるは去った より:

    一久「実は今考えている企画があるんだ。」
    ローラ・インガルス・ワイルダー女史の「大草原の小さな家」はTVアニメでは「大草原の少女ローラ」という題で放映していたと思います。
    私はアニメ作品は視てなかったけど、NHK で放映していたマイケル・ランドン氏が中心になって製作していた実写版の「大草原の小さな家」は視てましたね。
    現在NHK BSプレミアムでリマスター版も放映されてますね。

  9. まゆゆ結構好き より:

    なつぞらもあと1カ月ですね。物語序盤で、芋をくれた優しいおばあさんから引ったくるように受け取ったなつの描写を見て、これはすごいヒロインを出してきたなと驚いたことを思い出します。成長してからも本心をなかなか言わなかったり、妙にふてぶてしかったり、決して万人向けのヒロインではないところがとても興味深いです。

  10. オペラ座の怪人 より:

    考えてみれば、
    いっきゅうさんとなつの夫婦って、
    ライバル会社勤務なわけで、

    言ってみれば、
    夫はみずほ銀行、妻は三井住友銀行、
    家で仕事の話をするのは、よろしくないんじゃないかしら?
    まあ、お話ですから。

    さて、私は予習はしないことにしており、
    と言いつつ、ネットのあちこちに、
    「今週のなつぞらは」とか、
    「明日のなつぞらは」とか、書いてあって、
    それらを見ないように努力していますが、

    それにして、天陽君、死んじゃうのかしら?
    心配だあ。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  11. よるは去った より:

    優「恐~い!視たくな~い!」
    TVアニメの「デビルマン」の「変身」場面はもうちょっと「美しさ」「逞しさ」が強調されていた気がするんですがね。「魔界の番長」は原作の「グロさ」も取り込んでしまっているような・・・・・・・。
    それにしても今日の映像と音声のズレはBSプレミアムだけでかな?
    再放送の「おしん」でもあったし。