天陽の自画像と向き合う / なつぞら 第135話

2019年9月4日(水)第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」

あらすじ

天陽のアトリエで、遺作になった馬の絵を見た優は、本物の馬だと感激しました。その絵を見て天陽のことを思い出したなつはその場で泣き崩れてしまいました。一方、なつと優を迎えた天陽の両親・正治とタミは、天陽の亡くなった日のことをなつに告げました。

病院から抜け出した日の翌週に退院できるようになったという天陽の言葉は嘘でした。天陽は退院どころか回復の見込みすらありませんでした。そして、自分の死期を悟った天陽は、もう一度家族に会いたい一心で家に帰って来たのです。

その頃、正治は、農家をやめることを考えはじめていました。生活のために農家をやめることはしかたがない。陽平は、山田の考えに賛成でした。しかし、靖枝だけは反対でした。靖枝は、天陽が耕し続けてきたこの土地から離れたくないと家族に訴えました。

一方、天陽のアトリエで一人になったなったなつは、天陽の自画像と向き合いました。すると天陽の自画像がなつに語りかけてきました。天陽はなつを励ましました。なつは天陽の言葉に背中を押され、アニメーターの仕事への決意をあらたにするのでした。

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予習レビュー

今回は、悲しすぎる北海道編です。

なっちゃんは天陽くんがいなくなった山田家に足を運びます。

その頃、天陽くんの父・正治さんは離農を考えていました。そもそも天陽くんが亡くなったのは過労が原因。

そして過労の原因は、農業だけでは苦しい生活を支えるために、農業のかたわら絵を描き、無理をし過ぎたことにあります。

正治さんは農業をやめることを考え、タミさんや陽平くんも、正治さんの考えに異論はないようです。

しかし、靖枝さんだけは違いました。

天陽くんが病院を抜け出して馬の絵を完成させた後、畑を見に行ったことを知っている靖枝さん、天陽くんの畑への愛着をよく知っていました。

思えば正治さんは、天陽くんが少年時代にも離農を考えたことがありました。その時、天陽くんの反対によって、正治さんは考えを改めました。

今回、靖枝さんが離農に反対するのは、亡き天陽くんの気持ちを代弁しているのでしょう。

そして、十勝の土地を愛し、絵を描くことを愛した天陽くんが遺した似顔絵に向き合ったなっちゃんは、自分のこれから進むべき道を知ることになるようです。

感想

「天陽はここにおる」

一歩間違えると悲しいだけの回になりかねなかった今回。思いがけない泰樹さんの登場が、前を向いて歩く力を与えてくれました。

離農をするつもりでいる家族に、靖枝さんは声を荒げて反対しました。

死期を悟った天陽くんが戻ってきたこの土地から離れたくない。天陽くんが愛したこの土地を守り抜きたい。

靖枝さんにはわかっていたのでしょう。天陽くんが土に還ったことを。

その靖枝さんの気持ちを察し、靖枝さんを励ます泰樹さんの力強い言葉が心に沁みましたブログ主にとって、今回は神回でした。

「天陽に会いに来た。天陽はここにおる。そのことをあんたが忘れなければ、天陽はいつまでも生きていられるべ。わしの中にも天陽はおる」

泰樹さんのセリフはわずかこれだけです。

しかし、わずかこれだけのセリフだけで、ようやくブログ主は天陽の死のショックから立ち直ることができました。

靖枝さんが、喪失感から立ち直るにはまだまだ時間がかかるものと思われます。

しかし、泰樹さんの言葉を胸に刻み、前を向いて力強く生きていってほしいと思ったことでした。

コメントへの返信 by 朝蔵

今日は、まだ火曜日なのに、朝っぱらから涙、涙だよ~(オペラ座の怪人さん:134話)
涙腺が崩壊する場面が登場するのは金曜日の回が定番。一週間の前半、こんな早いタイミングでの悲しい別れ。つらすぎましたね。

話がそれますが、来年から朝ドラの放送は月曜日から金曜日まで。金曜日は、ますます涙の回になってしまいそうですね。

ブログ主様の文章中に、誤字があります(オペラ座の怪人さん:134話)
ご指摘ありがとうございます!助かりました。さっそく、ご指摘いただいた箇所を訂正いたしました。

天陽くんは大地に還っていったのね(Amoさん:134話)
天陽くんが最期に口にした言葉が、土に手に触れて「あったかいな・・・」。この、いかにも天陽くんらしい言葉は救いでした。

土のあたたかさに包まれながら、逝くことができたんですね。悲しいけれど、天陽くんらしい亡くなり方でした。

アニメ版は「大草原の少女ローラ」ではなく「草原の少女ローラ」(文月さん:134話)
ご指摘ありがとうございます!

実写版の『大草原の小さな家』は観ていましたが、アニメ版はおそらくその時間帯に他の番組を観ていたのでしょう。記憶がほとんどありません。

話が大きくそれませんが、麻子さんを演じている貫地谷しほりさんがヒロインだった朝ドラ『ちりとてちん』。

最終週の前の週。クライマックス週のサブタイトルが「大草若の小さな家」でした。

坂場家での麻子さんを挟んだ会話は,いささか問題(文月さん:134話)
それぞれライバル会社につとめいるなっちゃんと坂場くん。そこまでは良しとしても、その夫婦の家に、麻子さんや下山さんがよくたずねて来ていることが東洋動画に知れたら。

ただでさえ、東洋動画は優秀なスタッフが次から次へと麻子さんに引き抜かれているので、大問題になりかねないですね。

仮に騒ぎになったとしても、少なくとも麻子さんに関しては、どこ吹く風かもしれません。

そんなに天陽くん一家は困窮していたのか(きゅうぽんさん:134話)
北海道を舞台にした昭和の名作テレビドラマ『北の国から』。この作品の時代背景は、『なつぞら』の約十年後の昭和50年時代でした。

そんな時代ですらも、北海道の厳しい天候で畑の作物が全滅し、一家揃って夜逃げを余儀なくされたなんていう場面がありました。

天陽くんの家もきっと厳しい状況だったんでしょうね。

魔界の番長はデビルマン(丸谷茂美さん:24週)
『魔界の番長』の絵を見る限り、明らかにデビルマンですね。タイトルだけ見ると『妖怪人間ベム』を感じさせるものがありましたが、絵は明らかに異なります。

「デビルマン」より「妖怪人間ベム」のほうが怖かった(にゃんこさん:133話)
妖気ただよう世界観は『妖怪人間ベム』の方がはるかに濃厚でしたね。『デビルマン』はアクション漫画の要素が強かったので、その分だけおどろおどろしさが薄くなっていたと記憶しています。

東洋動画はまた新人アニメーターお養成します(落合明人さん:139話)
ももっちが籍を置いていた仕上課はたしか人が余っていたはずなので、そこのスタッフを育てるという手もありますしね。

なっちゃんがちょっと疲れちゃったのは色んな事の積み重ねですよね(ゆきこさん:134話)
好きな仕事だけやっていたら、疲れもすぐにとれるけれど、自分の納得の行かない仕事や、ストレスの多い職場環境などなど。疲れないわけがないですよね。

天陽君は「温かい」と感じたのでしょうか?それとも「暖かい」と?(よるは去ったさん:134話)
手をかけて育てた畑の土は実際に温かいので、土を手に触れた瞬間は「温かい」。そして、大地に上に倒れ土に身をゆだねたときに「暖かい」になったのかもしれません。

天陽くんは美しく逝きました(tontonさん:134話)
本当に美しい最期でした。悲しいけれど美しい姿で亡くなったことが救いになりましたね。

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コメント

  1. アーモンド より:

    なつは、多忙で、晩年の生前の天陽に逢うことも、葬儀に出ることもできなかったのは、残念だったに違いありません。身内の天陽の兄でさえ葬儀に出れなかったみたいですね。他界してすぐには知らされなかったみたいですね。
    なつが天陽の自画像と話していたのは、夢ではなく、なつの頭の中の想像だったのでしょうか。
    ここは、なつが天陽の自画像の前で眠ってしまい、夢の中で話したり、抱擁するようにした方がよかったと思います。

  2. アーモンド より:

    大草原の小さな家、まさに北海道のイメージ。
    柴田家、山田家は、小さな家というイメージではありませんが。

  3. ひるたま より:

    今日の回は、“やっちゃん”「靖枝さん」=大原櫻子さんに全てを持って行かれました。
    「嫌です!」このひと言で場面(物語)の空気が一変した、といっても決して大袈裟では無かったかと思います。

    ドラマが始まってから、そしてヒロイン:なつが上京した後も「なつと天陽くんが結ばれて欲しい」という声が多々あったようですが…個人的には、天陽くんの奥さんが靖枝さんで本当に良かったと心の底から感じています(『半分、青い。』のより子さん(演:石橋静河さん)みたくいわゆる“悪役”扱いにされなくて本当に良かった~!(^^;)。
    2人一緒の出演場面こそ多くなかったものの、天陽くんと靖枝さんが本当に心の底からお互いに愛し合う夫婦である事は、TVのこちら側にもきちんと伝わって来ました。靖枝さん(&天陽くん夫妻)が主人公のドラマを見てみたい…と一瞬思った位です。

    ところで、靖枝さん役の大原櫻子さんは来年5月からミュージカル『ミス・サイゴン』にキム役での出演が決まっているとの事。ちょうどその時期は次々回作『エール』放送中の筈…先日二階堂ふみさんに決まった『エール』ヒロイン役が大原櫻子さんだったならば?という悪戯心(?^^;)が一瞬湧きました。歌手役という事で…歌と演技の二刀流で活動されている大原さんならばヒロイン役の条件を満たしていらっしゃるように感じられるので。

  4. Anne より:

    じいちゃんの言葉になんだか涙が止まりませんでした。なつのところじゃなく、靖枝さんのところ(天陽くんの大好きな畑)だったのも良かったなぁと思いました。なっちゃんにも天陽くんの思いが伝わってたらいいなと思いました(T_T)

  5. ちゃーちゃん より:

    ニ投です。
    天陽君となっちゃんの場面の演出を私は好きでしたが、優ちゃんの言葉は納得がいきません。
    「ママ、本物だ。」「本物のお馬さんがいるよ」「ねぇママ、これが本物でしょ」
    未就学児がこの言葉は無理。
    せめて「本物のお馬さんみたい。ねぇママ動かして。」じゃないだろうか?
    幼いながらも絵に命を感じそして母親の仕事も理解しているにとしても無理がありすぎた。
    演出としては良くても年齢と合ってなかった。
    明ちゃんより年下でも優の方が背が高いとのはおマセ感を出す為?

  6. ちゃーちゃん より:

    なつと天陽は ソウルメイト だった。
    男女を超え場所や時間を超え二人は繋がっていた元々は二人で一人だったのかもしれない。
    肖像画との対峙は自分自身との対峙。
    今後のなっちゃんは色々と吹っ切れるでしょう。

  7. tonton より:

    天陽くんが昨日亡くなった時、余りに美しい去り方だったので五代様の時のようなダメージ(爆)は
    無くて、不謹慎ながらむしろうっとりしてしまいました。
    成人役の吉沢亮くんが初登場した時は土から起き上がって、この世の中を去る時は土に還る演出に溜息。

    そして脚本の大森さんが「なつと天陽は初めから結ばれない」意向に固執してた理由が
    今日放送された、1月ロケの回想シーンも含めた、なつと天陽くんの絡みのシーンで分かりました。
    あくまで彼はなっちゃんに気付きを与えてくれる存在であり、それが2人にとってベストな関係だったのだと。

    今日の放送で来週以降の残り3週間の展開が凄く楽しみになってきました♪

  8. ともあき より:

    土に還った天陽くんに寄り添い、同じ場所に横たわる靖枝さんの姿に号泣でした。
    「畑仕事は生きることで、絵を描くことは排泄だ。」
    と、言いました。
    だから、病院でもアトリエでもなく、自分が生きた畑で最期を迎えたいと思ったのかもしれません。
    じゃがいもの花言葉は「慈愛」だそうです、天陽くんにぴったりだな~と。

  9. 麻絵洋志 より:

    はじめまして、天陽君の最期を視ていて象の最期を思い浮かべました。愛する家族に最期まで絵と愛を遺してから、大好きな畑で誰にも最期を看せずに土に還った天陽君に改めて哀悼の意を捧げます。

  10. オペラ座の怪人 より:

    天陽、ほんとに、なぜ死んだんだ~
    病気だったのか~
    からだ、弱かったのか~

    (T_T) (T_T) (T_T)

    やすえさんが畑の固執するのも、
    気持ちは分かるけど、と思ったけど、
    いいところで、じいちゃんが出てきて、
    涙腺が崩壊したよ~

    (T_T) (T_T) (T_T)

    おしまい

  11. よるは去った より:

    優「絵を動かすのはママのお仕事でしょ・・・・・・・?」
    なっちゃんと一緒に涙腺が緩みました。
    天陽君の魂があの「馬」の絵を通じて優ちゃんからなっちゃんに「迷わず『アニメーター』の仕事を続けなさい。」言わせているのかなとすら想いました。

    そんな意味でも
    泰樹「天陽は・・・・・・ここにおる・・・・・・。」

  12. 落合明人 より:

    朝見ての感想今週の北海道編は悲しいといいましようか残酷北海道編になりますね
    どうしてこう二年続けて前半朝ドラは死某社おだすんですか裕子ちゃん天陽君の家族がかわいそうですよね
    先日の夕見子ちゃんが東京に売り込みに来た三角牛乳パックは懐かしかったね
    多分夕見子ちゃんは北海道から飛行機で東京に来たん餌ないのかな
    確か来週は明美ちゃんが北海道の放送局に勤めるありましたけれどもたぶんまたNHKか民放STVかHIBだとおもいますよ