仕事への迷い消えるなつ / なつぞら 第137話

2019年9月6日(金)第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」

あらすじ

なつが描き上げた『大草原の小さな家』のイメージスケッチを見せられた優は、このテレビ漫画を観てみたいと大喜びしました。その優の言葉にはげまされたなつの仕事に対する迷いは消えました。

なつは早速、東京にいる坂場に電話をかけると『大草原の小さな家』を自分の手でアニメーションにしたいと告げました。そんな中、札幌の放送局に就職した明美が、休みをとって十勝の柴田家に帰ってきました。

明美が帰ってくることで、久しぶりに顔を揃えた柴田家の面々の話題は、いつかなつの妹・千遥のことに。そして、なつは思い出しました。千遥に自分のことを見つけてもらうために、今日までアニメーションを続けてきたことを。

同じ頃、坂場は『大草原の小さな家』の企画書をまとめあげると麻子に提出しました。なつがマコプロダクションにやってくることが決まり、麻子たちは興奮を隠せません。そんな中、なつは東京に帰ってくるのでした。

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予習レビュー

なっちゃんが優ちゃんを産んで以降、なっちゃんにとってのアニメーションの仕事は、あわただしさの中で、育児といかに両立させるかという課題になっていました。

さらに直近に手がけた『魔界の番長』を優ちゃんが怖がるという残念な事態に遭遇し、なっちゃんにとってのアニメーションの仕事は、ますますその意義がよくわからないものになりかけていました。

もし、北海道に帰省して自分を振り返る機会がなく、あのまま仕事を続けていたら、きっとなっちゃんはアニメーションの仕事に行き詰まり、やめてしまっていたかもしれません。

しかし、帰省した北海道での数々の体験が、なっちゃんにアニメーションの原点を思い出させたようです。

なっちゃんがアニメーションを続けたきた理由のひとつは、アニメーションを通じて妹の千遥ちゃんに自分のことを見つけてもらうことでした。

そのことを思い出したなっちゃんに、いよいよ大きな転機が訪れようとしています。

その転機は今回描かれるのか、次回描かれるのか。詳しいところはまだわかりません。

この転機以降、『なつぞら』の物語はクライマックスに向けて大きく動きはじめるようです。

『なつぞら』は残すところあと3週。最後まで存分に楽しみたいと思います。

感想

「天陽の描いた少女をどうしても描いてみたくなったのさ」

雪月のお菓子の包装紙のために天陽くんが描いた十勝の風景を見つめる少女の絵。なっちゃんが涙を流したあの作品の中の少女が『大草原の少女ソラ』のきっかけになるとは!

「天陽の描いた少女をどうしても描いてみたくなったのさ」

天陽くんが描いた少女の絵。その絵を動かしてみよ。あの絵には、そんな天陽くんのなっちゃんに対するメッセージが込められていたのかもしれません。

天陽くんからのメッセージを受け取ったなっちゃん。久しぶりに未来への希望を見据える表情を浮かべました。

仕事への行き詰まり感でいっぱいだったここ数週間のなっちゃんでしたが、ようやく何かが動き出す予感でいっぱいです。

なっちゃんが『大草原の小さな家』の企画を手がけたいと言いだす。それはすなわちマコプロダクションへの移籍を意味します。

麻子さんたちマコプロダクションが、なっちゃんの移籍決意にわく場面。

かつて、光り輝いていた往年の東洋動画。なっちゃんが若かった頃の東洋動画の面影が再現されたようでした。

明日から。そして次週から。

新しい物語が動き始めそうです。しかし『なつぞら』は残り3週間。ワクワクするその一方で寂しい気持ちも日増しに大きくなってきました。

コメントへの返信 by 朝蔵

涙、涙の雪月編(オペラ座の怪人さん:136話)
天陽くんの思い出を、同年代の雪次郎くんではなく、円熟した大人の雪之助さんが、天陽くんの気持ちを深くくみ取りながら語るから、なおのこと泣かせてくれましたね。

天陽くんは、山田家の畑の中、靖枝さんの心の中、そして雪月の包装紙と小畑一家の中でも、これからずっと生き続けることになるのでしょう。

あの「帽子姿」は私的にはどうしても「チャールズ父さん」をイメージ(よるは去ったさん:136話)
泰樹さんと過ごした十勝での少女時代の思い出や、泰樹さん自身の開拓時代の思い出。それらが、これからなっちゃんが手がける作品の中で実を結ぶことになるみたいですね。

そして、物語のクライマックスで描かれる『大草原の少女ソラ』の世界観から逆算して、泰樹さんたちと衣装やキャラクターが設計されたみたいですね。

すべては「ソラ」に続く道。なつがソラを創作して『なつぞら』はついに完結。

残された者は素晴らしい思い出に恥じぬよう生きろ(まゆゆ結構好きさん:136話)
朝ドラを観ていていつも思うのですが、朝ドラの中で円熟味たっぷりの老練のキャラクターたちによって、平易な言葉で語られる死生観。

決して抽象的、観念的にならず、それでいて実に深い。いつも思います。よく、こんな言葉を見つけられるものだなって。

まだご健在でした(落合明人さん:137話)
ドラマの中で描かれている人物が、ドラマの裏方としてもご活躍されていて、とってもぜいたくな作品ですね。『なつぞら』という作品は。

年齢的に三人の子どもの母親役が似合うとなれば、杏さん(美都さん:25週)
杏さんだと、厨房に立つときの割烹着姿が、彼女がヒロインを演じた『ごちそうさん』のオマージュにもなっていいですね。

ブログ主にとって『ごちそうさん』は大好きな作品の一つなので、もし杏さん演じる奥原三兄妹のお母さんが実現したら感激です。

好きでも一緒には生きられないこともある。でも、好きのことが一緒だったら一緒に生きられる。(ふみりんさん:136話)
ふみりんさん、お久しぶりです!

なっちゃんのこの言葉、すっかり忘れていました。なっちゃん、こんな言葉を口にしていましたね。そしてなっちゃんも天陽くんも、この言葉の通りの人生を歩みました。

その昔、天陽くんはなっちゃんのことが好きだったし、なっちゃんも高校時代は自覚がなかったけれど、天陽くんのことが明らかに好きでした。

でも「一緒に生きられない」二人でした。

でも、なっちゃんも天陽くんも「好きなことが一緒」の相手と結婚し、それによって二人とも幸せになることができました。

なっちゃんのこの言葉、深いですね。

「生きて」いれば「生きている」なんて言わない(オペラ座の怪人さん:136話)
するどいですね!たしかにおっしゃる通りです。

生きていないからこそ「生きている」価値がわかり、死期が近いことを悟ったからこそ、それまでは当たり前に存在していた家族や畑が、命をかけてでも再会したいくらいに尊く感じることができたのだと思います。

物事に行き詰ったら居場所を変えてみるって気分がリフレッシュされたり新しい発想が生まれたりするんですよね(tontonさん:136話)
素敵な動画を教えてくださりありがとうございます。

どなたの言葉だったか忘れてしまいましたが、人生を変えたければ住む場所を変えること、みたいな意味の言葉を記憶しています。

創作活動の行き詰まりと人生の行き詰まり。根っこは同じことなのかもしれませんね。

天陽くんの自画像(中略)やっぱりあの赤く塗りつぶしたなつの絵の上に描いてた(匿名さん:136話)
お互いに好きだったのに一緒になれなかった二人の切ない恋のシンボルになったんですね。天陽くんの自画像は。あまりにも美しすぎる叶わぬ恋の物語。泣けますね。

モモッチが含まれていますように!(もんばびさん:140話)
モモッチは、なっちゃんにとっては同年代の東洋動画の社員たちの中では一番長い付き合いですからね。連れて行ってあげて欲しいですね。モモッチを十勝へ。

50代、60代になっても華のあるいい役者になっていくんでしょうね(みいちゃん命さん:25週)
おっしゃる通り、広瀬すずさんは将来、年齢を重ねても年齢相応に華やいだオーラを持ち続ける女優さんになるような気がします。

小さな家というイメージではありませんが(アーモンドさん:135話)
とりわけ柴田家は、大きな家。それもかなり大きな家。牛舎なども含めたら、相当な規模になるのではないでしょうか。

なつぞらスピンオフ、11月2日にBSで放映が決定(美都さん:136話)
スピンオフが2作品とも小畑家の人々を描いたものになるのだそうですね。雪次郎くんが主役のスピンオフを望んでいたブログ主として、嬉しい発表になりました。

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コメント

  1. tonton より:

    事務職をテーマにしたドラマなら2009年AK朝ドラ「つばさ」のヒロイン多部未華子さん主演の
    今年7月期NHKドラマ10「これは経費で落ちません」が断然おすすめです。
    https://www.nhk.or.jp/drama/drama10/keihi/
    本当に近年の春夏ドラマは当たりを探すのは至難の業ですが、今年夏クールの当たりドラマで
    個人的にはNo.1です。

  2. ぱぽりん より:

    大草原の小さな家、録画するものの、毎度見ずに消去してしまいます。
    だって、見るのが辛い。
    初めて放送された時見ていたのですが、涙なしに見終わることが無い。
    そんな記憶が甦り、どうしても再生のスイッチを押すことができません。

    ローラが書いたとされるこの物語、いつだったか記憶が定かではありませんが、30年くらい前?でしょうか、実際の執筆はローラの子供だか孫だか出版関係の仕事をしている娘が、ローラから聞いた話をもとに書いたとの記事を読んだ記憶があります。

    そうだとしてこの物語の価値が失われることはないと思うのですが、今、ちょっと見たところではその辺りのことを伝える記事を見つけることが出来ませんでした。
    できれば詳しいところをしっかりと確認したいものです。

    その物語が事実かどうかではなく、そういう現実があったかどうか、そうした記憶の伝達はとっても大事なことだと思うのです、これに限らず、様々なところで。

  3. ぱぽりん より:

    NHKなつぞらホームページで、東洋動画アニメ作品一覧がアップされ、楽しませてもらいました。

    この中で気になることが一つ。
    「魔法少女アニー」
    足首の無い絵と、足首のある絵。
    何故かというと、以下を思い出してしまったから。

    鉄腕アトムのアニメでは全話通じて同じ絵柄であったと思いますが、雑誌に掲載された漫画ではアトムには大きく二つのタイプがありました。
    一つは少年。
    もう一つは、少女。

    <少年アトム>は長靴ですが、<少女アトム>は長靴でなく、しいて言えば赤いパンプス、そして、足首が無い。
    絵のタッチも柔らかく、ツノの様な髪の中ほどが少しふっくらとして、動くと風になびく。
    ガキンチョの目にもなんともセクシーで、正直に言うと<少女アトム>が好きでした。

    セクシー?なロボットのことをついでに書いてしまうと、これはもう<鋼鉄人間シグマ>
    横山光輝原作、塚本光治(宇宙少年ソランを描いた宮腰氏)画
    解り易くいってしまうとパンツを履いていないアトム、といった感じ。
    見た目ロボット感がなく、いかにもの少年がパンツを履かずに暴れまわるのだから、何とも言いようのない違和感。
    ただ、キャラクターのデザインなど、結構気に入っていたのを覚えています。

  4. みいちゃん命 より:

    モモっちの格好がサイケというかヒッピー風でしたね。なつが結婚して地味になったのに対して、30代半ばでモモっちはさらにイケイケに。マコさんも派手な色を着るようになったのが面白い。

  5. ぱぽりん より:

    以前、柴田家での食卓の並び順について書きましたが、今回、見事に予想を裏切られました。

    画面に向かって右側、むさくるしい+砂良
    左側、美女+将来美女
    そして中央が、将来むさくるしい

    さすがに中央に照男の子供二人が座るとは、まったく考えもしませんでした。

    完敗!  完敗!  完敗!  完敗!  ・・・・
    エコーまでかかっちゃいます。

  6. ぱぽりん より:

    なつは天陽を愛しているし、天陽はなつを愛している。そしてそれは、他の誰かに替わることのできない特別な愛情。
    一久も靖枝もそのことは重々承知で、その上で一久はなつを、靖枝は天陽を愛している。
    しかし、一久となつの愛情は天陽に替わることのできないものであるし、靖枝と天養の愛情もまた同様である。
    彼ら皆がそれらを隠そうとしないし隠せるものでもないし、隠す必要のないモノであって、彼らを知る誰もがそれを当然のこととして見守っている。

    嫉妬や憎悪の生まれる隙もなく、お互いの世界を大事にし尊重し合う、そしてそのための努力を続ける、こういう愛の世界観、とても気持ち良く見ていました。

  7. tonton より:

    今回の「なつぞら」は視聴者から賛否両論の意見が分かれたにせよ、他の方がおっしゃってた事に加えて
    過去のヒロインに多大な敬意を払いながら、広瀬さんに限らず多くの若手役者を育てていこうという
    NHKの方針からいつもの作品よりも多くの人数をオーディションで選考されましたけど、
    番組終了後も今後のブレイクが期待できそうな人達が本当にたくさん登場しました。
    久々に、あさが来た以来のロスが来そうな感じです。

    マコプロを通して久々の活気ある制作現場が見れましたが、それは終わりに近いサインだと思うと
    寂しくて・・・。でもフィギュアスケート観戦の季節が始まるので来週からはそちらに関心が
    行きそうですが。

  8. 捨吉 より:

    マコプロで東洋動画を悪く言うかみっちに、古巣を悪く言うなと言う下山さん。
    純粋にそういう心意気って良いな、と思いましたが、改めて考えると協力してくれた東映動画(アニメーション)への配慮だったのかな?

  9. よるは去った より:

    一久「舞台は日本・・・・・・北海道にする・・・・・。」
    新しい企画は「大草原の小さな家」をベースに「アルプスの少女ハイジ」「北の国から」に近い要素も取り込まれた作品になっていくってところですかね。

  10. まゆゆ結構好き より:

    従来の朝ドラヒロインの職業は自営業か自営業者を支える専業主婦が多かったと思いますが、なつぞらでは会社員ヒロインにしてくれてとても嬉しいです。会社勤めをしながら結婚・出産・子育てをなんとかこなしていくヒロインを見たいと思っていましたので。世の中の大多数の女性は勤め人ですし、これまでの職業設定に少し飽きていたので良かったです。近い将来は事務職やエンジニアなど、より身近な職種の会社員を取り上げてくれるといいなと思っています。

  11. オペラ座の怪人 より:

    ジブリのことはほとんど知らないので、
    なつぞらと現実の類似点・相違点は分かりませんが、

    それにしても、東洋動画を辞めて、
    マコプロに移籍する人が多いですなあ。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい

  12. 落合明人 より:

    朝見ての感想雪月おばあちゃんの話には私も感動しました昨日なつちゃんの天陽君会話には私も泣きました
    ところで初めの出演欄でアニメーター監週に小田さんがでてきますけれども私はネットで調べましたけれども
    まだご健在でした小田さんモデルは坂場ですから私は驚きました