紙芝居に没頭する喜美子 / スカーレット 第5話

2019年10月4日(金)第1週「はじめまして信楽」

あらすじ

喜美子は絵を描くのが得意なのを活かして、妹の直子のために紙芝居をつくり始めました。喜美子が描きはじめた絵を見た草間は、その出来栄えを絶賛。喜んだ喜美子は、ますます絵を描くことにのめりこむようになりました。

しかし、あまりにも絵を描くことに夢中になった喜美子は、授業中も絵を描くことに熱中。学校の先生からもっと勉強するように注意されてしまいます。その先生の注意に、喜美子は言い返しました。父の常治から「女子に学問はいらない」と言われたと。

この喜美子の反論によって、思わぬ騒動が起こってしまいました。照子の父から、喜美子の学校での様子を聞かされた常治が激怒してしまったのです。常治は照子の父に頼み込み、喜美子は照子に勉強を教わることにりました。

そんな中、喜美子が留守の間に、草間が川原家を出て行きました。草間は、喜美子に手紙を残して去って行きました。草間からの手紙を受け取った喜美子は、読めない手紙を見つめながら、草間のことを思い涙を流すのでした。


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予習レビュー

喜美子ちゃんが紙芝居をつくりはじめる。そのきっかけとなるエピソードがブログ主は大好きです。

喜美子ちゃんは妹の直子ちゃんを連れて神社の縁日に行くらしい。

縁日では紙芝居屋が来ており、子供たちはみんな「ポンせんべい」をかじりながら紙芝居を見るものの、喜美子ちゃんには「ポンせんべい」を買うようお金はありません。

それが悔しい喜美子ちゃんは、紙芝居なんぞが腹の足しになるわけがないと、紙芝居を見ることを拒否。

この向こうっ気の強さは、いかにも大阪制作の朝ドラヒロインです。そして、ブログ主が大好きだというのはこの点です。

こんなたくましいリトルヒロインを描くことができるのは大阪制作の朝ドラだからこそ。そして、ブログ主が大阪制作の朝ドラが好きな理由がここにあります。

さて、紙芝居を見ることを拒否したものの、直子ちゃんには気の毒なことをしたと考えるのでしょうか。

そこで直子ちゃんのために紙芝居づくりを開始。

そのことで、お父ちゃんを巻き込む大騒動が勃発するのだそうですが、今後もこのお父ちゃんは騒動を繰り返し起こすことになるようです。

朝ドラ名物の「変なおじさん」のポジションを、本作『スカーレット』ではお父ちゃんがとっている模様です。

感想

読めるというのは嘘でした

夜を徹して描き上げた喜美子ちゃんの絵を見つけて、その出来栄えを心から褒める草間さんの柔らかい笑顔。

この草間さんの笑顔にノックアウトされました。草間さんの大ファンになってしまいました。

その一方で、ご自身の結婚式の写真でしょうか。

夜中に結婚式の写真を見つめる草間さん。きっと奥様に思いを馳せているのでしょう。奥様のことに思いを馳せながらも、どうして信楽に滞在したままなのか。

柔らかな笑顔のその奥に、深い心の傷を抱えている様子。

そんな草間さんがついに川原家を出て行きました。喜美子ちゃんに手紙を残して。

欲を言えば、喜美子ちゃんと草間さんの心の交流をもう少しゆっくりと見ていたかったなと思います。

喜美子ちゃんと草間さんの心の交流が、もう少し丹念に描かれていれば、草間さんが喜美子ちゃんに手紙を書いた理由がわかります。

読めない手紙を見つめながら流した喜美子ちゃんの涙も、もっと観るものの心に突き刺さってきたかと。

でも、草間さんの存在の大きさを、草間さんが家にいる間は、喜美子ちゃんは理解できていなかったのかもしれません。

喜美子ちゃんが信楽の土の価値を理解できなかったのと同じように。

いつか喜美子ちゃんにも信楽の土の価値をわかる時が来るはずです。それと同じように、喜美子ちゃんが草間さんという存在の大きさに気がつく時が来るのかもしれませんね。

または、草間さんがいなくなって、喜美子ちゃんは初めて草間さんの存在の大切さに気がついたのかもしれません。

読めない手紙を見つめながら流した喜美子ちゃんの涙が、笑顔で回収される日が一日も早くきますよいうに。

コメントへの返信 by 朝蔵

芸術という点では、なつと共通するのがありますね(アーモンドさん:4話)
そうですね。共通するキーワードは「芸術」。

一方、相違点は、喜美子ちゃんは芸術家になるまでの間に職人(陶工)としての下積み期間が長く描かれること。

そして、芸術家(陶芸家)になってからは、会社から独立して自分の名前で生きてゆくところが『なつぞら』のなっちゃんと大きく異なってきそうですね。

きみちゃん、絵が得意なの?(オペラ座の怪人さん:4話)
喜美子ちゃんはもともと絵を描くことが好きだったのか。それとも、直子ちゃんに紙芝居を見せてあげたい一心から絵を描きはじめたのか。

家事のお手伝いで忙しくて学校にも満足に行けなかったくらいなので、これまでお絵描きが好きだったとは考えにくい。

今回の一件が、喜美子ちゃんの才能が開花するきっかけになるのでしょうか。

何万年いや何千億年もの年月の間、眠っていた「土」(よるは去ったさん:3話)
味わい深い焼き物が出来上がる良質の土を最初に見つけた人はたいしたものですね。どうやって良質の土を発見したのか、そのプロセスに興味があります。

ところで、『美味しんぼ』の主人公の実在モデルは北大路魯山人と聞いたことがあります。氏は陶芸家としても活躍したので、『美味しんぼ』にも焼き物の話が出てきたのでしょうか。

草間役佐藤隆太も出演で、信楽焼の特集(アーモンドさん:4話)
作り手に対する敬意を示す大切さを喜美子ちゃんに説いた草間さんが、信楽焼の特集で登場ですか!?『あさイチ』は、残念ながら観ることが出来ないんです。

「空襲」のトラウマを抱えて、時々泣き出す幼い妹君にそんなもん見せたら(よるは去ったさん:4話)
おっしゃる通りですね。『恐怖のフランケン』などという、いかにも怖そうなタイトルの紙芝居を、直子ちゃんが見ようものなら・・・

また、真夜中に大泣きして大変なことになっていたかもしれませんね。

喜美子ちゃんが紙芝居屋の前から立ち去ったのは別の理由からでしたが、結果として最良の判断となりました。

喜美子ちゃん、照子ちゃん、信作君のやり取りが楽しいです(まーちゃん:4話)
ブログ主もこの三人の関係が楽しくてしかたありません。この三人が本格的に顔を合わせたのは、教室の場面を除いたら第4回が初めてのことでしょうか。

照子ちゃんは、ジャガイモみたいな男の子ばかりの中で、たった一人、育ちが良さげな信作くんに興味がある。

一方の信作くんは、自分に迫ってくる照子ちゃんがちょっと怖い。

また、照子ちゃんは喜美子ちゃんに興味があるが、他の同級生たちと違って、喜美子ちゃんを自分の好きなようにコントロールできない。

喜美子ちゃんは、おとなしい信作くんをいじることに喜びを見出しているらしい。

この子たちのこの楽しい関係が、成長後も続きますように。

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コメント

  1. ひるたま より:

    【100作目から101作目への“リレー”(?)】
    理科の教科書に出て来た「じゃがいもの育て方」。
    じゃがいもといえば…前作『なつぞら』で天陽くん(山田一家)が畑で育てていた事を思い出しました。
    前作へのオマージュ演出だったのでしょうか。(他には、ヒロインが絵を描いていた事…これまた前作と被りますね)

  2. よるは去った より:

    「美味しんぼ」の中で「陶器」の話はよく語られますが、私が記した「備前焼」の話は「日米コメン戦争」の中で、「米の自由化」を推進する米国の上院議員に対して、主人公たちが「日本人」と「米」の関係について語るときに出て来ました。
    また、「年越し牡蠣どんぶり」でも「嵐」の被害を自分の「水田」に受けて絶望的になっている青年がいた。しかしその「水田」の底には素晴らしい「宝物」があった、「宝物」とは北大路魯山人氏がモデルとされる海原雄山氏が求めていた「焼き締め」を作製するのに最適な「土」があったという話になっていました。

  3. ぱぽりん より:

    んん~~・・・・
    ん~・・・・

    例えば、道にバナナの皮が落ちていたとします。

    1 その皮を何としてでも踏む、どう転ぶかを考える
    2 皮の脇を通れるのだから、踏まない
    3 皮を踏んでも転ばない

    スカーレット、良い俳優さん達がキャラの立った人物を演じているところは期待するのですが、これまで見たところ、ドラマが1のパターンで進行しているように感じます。
    自分としては1のパターンでは笑えない、思い入れが持てないので、2か3のパターンでドラマを展開してほしいなと、思うところです。

  4. よるは去った より:

    宗一郎`「よく描けている・・・・・上手だね。」
    最終的に草間さんに「心に栄養」与えたのは「紙芝居見たかった。」と喚く妹のために懸命に描いた喜美ちゃんの描いた絵だったということですね。 
    マツ「『喜美子の紙芝居の代金や。』って・・・・・『給食費』も払える・・・・良かったな・・・・・。」まで行ってわけですからね。
    喜美ちゃんが抱えていた「給食費」の悩みも解決。
    宗一郎「上手だね。」って誉められて見せた喜美ちゃんの満面の笑顔も「心の栄養」ですな。

  5. みいちゃん命 より:

    照子役の横溝菜帆ちゃんいいですね。昨年TBSで放映された「義母と娘のブルース」で、父の葬式の時の綾瀬はるかさんとの演技には感動して、本当に涙が止まらなかったな。今でも、火葬の際の見送るシーンで、綾瀬さんと菜帆ちゃんが手をつないだ後姿が目に浮かんでくるもの。
    10月2日にテレ東で放送された「最上の命医」でも、菜帆ちゃん、チョークを齧りながらいい演技してます。(今なら、まだTVerで見れますよ)

  6. ともあき より:

    スカーレットに号泣の初日が出ました。
    草間さんの手紙みながらボロボロ泣くスイちゃん…。
    じゃなくてきみちゃんの涙見てたらもうダメですね。
    漢字は読めなくても『さやうなら』はわかったはずですよね。
    自分を子ども扱いせず、きちんと理由を話して叱ってくれた。
    そんな草間さんに褒められたこと本当に嬉しかったはずです。
    やっと笑顔の草間さんが見られたのに、お別れとは切ないです。

  7. 丹善人 より:

    信楽という、ある意味で閉ざされた田舎にいれば、幼い頃から身分格差が身について、わんぱく小僧でも町のお嬢様にはへいこらしてしまうというのが友情の感覚。そこに突然登場するまったく地域習慣など知らない、いわゆる忖度しない子どもの出現は、お嬢様にとっても異世界人を見るようなそんな感覚なのでしょう。ある意味それは照子にとって、唯一無二な存在として主人公が映ったのでしょうね。

  8. オペラ座の怪人 より:

    北村さんは、悪い人ではなさそうだけど、
    親としては、全く失格だなあ。
    飲んだくれで、
    言うこと、コロコロ変わって、
    子供を褒めない。

    親に褒められない子供は
    おかしな育ち方をするよ。
    私も、人生で一度も親に褒められなかったよ。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    救いは照子かな?

    おしまい