草間が柔道教室を始める / スカーレット 第9話

2019年10月9日(水)第2週「意地と誇りの旅立ち」

あらすじ

大阪から信楽に戻ってきた草間が柔道教室を開くことになりました。柔道教室は、たちまち子供たちの人気を集め、喜美子や照子、そして信作たちも草間流柔道を夢中になって習いはじめました。

そんな中、照子は婦人警官になる夢を喜美子と信作に打ち明けました。照子が夢を持っていることを知り、喜美子はショックを受けました。喜美子は家事に忙しく、将来の夢を持つことなど考えたこともなかったのです。

一方、信楽に居続けてほしい。そう懇願する喜美子に対して、草間は打ち明けました。満州で生き別れになった妻を探しに東京に行くつもりでいることを。そのことを聞かされた喜美子は、妻を探しに行くよう草間の背中を押しました。

同じ頃、草津方面で人さらい事件が発生しました。地元の警察が警戒を呼びかける中、照子の母親が柔道教室に血相を変えて飛び込んできました。照子が姿を消したというのです。その頃、山道を行く照子に怪しい人影が忍び寄るのでした。

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予習レビュー

心に栄養が不足している男としてドラマの中に登場した草間さんの、とても切ない物語がはじまりました。

戦時中、草間さんは満州にいたのだそうです。

そして、満州から日本に戻ってくるときに、草間さんは愛する奥さんと生き別れになってしまいました。

その生き別れになった奥さんの行方を捜すため、大阪で働いてお金を貯めた草間さんは東京に向かうその途中。信楽に立ち寄ったのだとか。

家族の離散という戦争の爪あと。前作『なつぞら』は、ヒロイン本人がその悲劇を体験していましたが、本作『スカーレット』ではヒロインに影響を与える人物が悲劇の渦中にいます。

以下、ネタバレが含まれます。

前作『なつぞら』のヒロインのバラバラになった家族は、最後に再会を果たし、もとどおりになることができました。

しかし草間さんには、切ない展開が待っています。生き別れになった奥さんの行方は見つかるものの、その時、奥さんは・・・・

これ以上は伏せておきます。

感想

草間さんの奥様の生存を信じる喜美子ちゃん

喜美子ちゃんと草間さんが森の中で会話をする美しい場面が心に沁みました。

喜美子ちゃんは、草間さんの奥さんが生きているものと思っています。死んでいるなどとは夢にも思っていない。

そんな喜美子ちゃんの無邪気な気持ちに癒される、草間さんの表情が素敵でした。

喜美子ちゃんの才能を見抜く直子ちゃん

草間さんに次いで、直子ちゃんが喜美子ちゃんの隠れた才能を発見。しかも、画家になれるとまで言い切る。

空襲のトラウマによって心が不安定なところがある直子ちゃんですが、意外にもお姉ちゃんのことを本人以上に理解しているのかもしれません。

直子ちゃんは空襲のトラウマを抱えている。そんな直子ちゃんの手を、戦火の中で離してしまったことを喜美子ちゃんは悔いている。

二人の心の屈折が、将来どんな形で出てくるのかをこれまで心配していましたが、もしかするとそんな心配は杞憂に終わるかもしれません。

それよりも、直子ちゃんが喜美子ちゃんの背中を押す役割を演じるのかも。そして、今回の直子ちゃんの言葉は、その時のフラグかな?と、思ったブログ主でした。

直子ちゃんのことを見直しました。

コメントへの返信 by 朝蔵

よっぽど、きみちゃんが好きなのか!?(オペラ座の怪人さん:8話)
『スカーレット』の放送が開始される前の特番で、成長後の照子ちゃんを演じる大島優子ちゃんが、照子ちゃんというキャラクターについて次のようなことを述べていました。

「照子は喜美子の大ファン」

オペラ座の怪人さんのお察しの通り、照子ちゃんは喜美子ちゃんのことがよっぽど好きみたいです。

これまでは、喜美子ちゃんに対する照子ちゃんの一方的な「片想い」でしたが、柔道を一緒にやることで「両想い」とまではゆかなくても、仲良しになることはできるのではないでしょうか。

この二人が大人になった時の関係が今から楽しみですね。

経費を抑えるために、以前の朝ドラのセットの一部を使い回していると言っていました(アーモンドさん:3週)
『マッサン』の中で使われていた鴨居の大将の社長室のセットが『あさが来た』では、大阪商工会の会議室で登場した、なんていうこともありました。

セットの使い回しを見つけるのも、朝ドラの楽しみの一つですね。

話がそれますが『スターウォーズ』シリーズと『インディジョーンズ』シリーズ。二つのシリーズ作品の間でも小道具の使い回しがされていたことが有名です。

朝ドラとは比べものにならないくらいに予算が潤沢にありそうなハリウッドの超大作ですらも、経費節減の努力をしているみたいです。

草間さん、心に栄養がなかったから、柔道なんてできなかったのだと思います(いちさん:8話)
柔道の達人であるはずの草間さんが暴漢たちにいとも簡単にやっつけられてしまったのは、自分を守るために人一倍の力を使うのは良しとしなかったこと。

それに加えて、心の栄養不足から、反撃する気力すらなかったのかも知れませんね。

生きる気力すら失い、暴漢に襲われても自己防衛本能が満足に働かなかった。そんなところかも知れないと、いちさんのコメントを拝読して思いました。

黙ってしっかり雑巾がけを始めるって偉いな(丹善人さん:8話)
この時代の子供たちは、大人の言うことに対して素直だったのか。それとも、教室の清掃などを通じて、雑巾がけをすんなりと受け入れることができたのか。

または、草間さんの感化力。それが、子供たちを動かしたのか。

少なくとも、一番柔道を教わりたいと思っている喜美子ちゃんが、一番率先して雑巾がけに取り組んだのは、草間さんの感化力によるものかなと思います。

喜美子ちゃん、草間さんのことを心から尊敬しているみたいですからね。

戸田恵梨香ちゃんと大島優子ちゃんの「柔道着姿」を拝めるなんて(よるは去ったさん:8話)
よるは去ったさんが期待されている場面がドラマの中に登場するかも知れませんよ。

『スカーレット』の放送がはじまる前。3月下旬に放送された特番で戸田恵梨香ちゃんと大島優子ちゃんの二人が柔道の稽古をしているらしい場面のメイキング映像が紹介されていましたので。

ちなみにお二人とも、かなり本気で技をかけ合ってました。

喜美子が叩かれるのを見て黙っている(ぱぽりんさん:8話)
父親が子供に手を上げることが今とは違ってデフォルトに近かった時代。それでも、喜美子ちゃんが頬を打たれた理由はあまりにも理不尽。

あの場面、お母ちゃんには喜美子ちゃんをかばって欲しかった。お父ちゃんに対して猛然と抗議する母親の愛情を見せて欲しかったと思います。

喜美子ちゃんが叩かれるのを見て見ぬ振りをした、とまでは言いませんが、ほぼほぼ無反応に近かったですからね。

マツさんは、常治さんが怖くて何も言えないと言うわけでもなさそうなのに。

手袋を買い取らせた(50円)(はままさん:8話)
850円のうちの50円が切なすぎますね。

喜美子ちゃんと直子ちゃんが喜ぶ顔を想像しながら、嬉しそうに商店街を歩いていたときのお父ちゃんの顔が忘れられません。

娘の喜ぶ顔を見ることができなかったお父ちゃんの気持ちを思うと胸が張り裂けそうです。

マッサンが自分でウイスキー造りを始めるにあたって資金調達に絡んでの鴨居の大将とのやり取り(ぱぽりんさん:8話)
鴨居の大将が、マッサンに対して経営者としての覚悟の不足をなじる場面ですね。10万円を貸してくれと土下座してでも言ってみろと、マッサンを責め立てる鴨居の大将。

まっさんが土下座することを拒み続ける「意地」を折ると、鴨居の大将は10万円の小切手をその場で切り、これは退職金だ。返す必要はない。

朝ドラでは極めて珍しい男のドラマでした。あの場面は。

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コメント

  1. よるは去った より:

    リトル喜美子ちゃんを演じている川島夕空ちゃんは何かで見た子だなぁと思っていたら、Eテレのキッズ番組の「みいつけた」の三代目・スイちゃんでしたか。
    子役ちゃんの割には声がハスキーだけど歌とダンスが達者だなとというイメージが強いですね。
    「♪スイっとね~スイっとね~ かなり陽気な女の子~。」
    「スカーレット」で視ると改めて「陽気な女の子」ですね。

  2. 璃織 より:

    なつぞらの最終回を録画で見たものの、仕事が混んでコメントできず(泣)。どの場面を取っても素晴らしい最終回に感動し、また、なつぞらの世界を何倍にも楽しめたのは、朝蔵様のお蔭と、遅ればせながら感謝申し上げます。コメントはできなかったものの、引き続きスカーレットも毎日楽しみに視聴、こちらのブログも楽しく拝見しています。キャストには、富田靖子さん(あさが来た)、マギーさん(あまちゃん←オペラ座の怪人さんもご指摘)、財前直見さん(ごちそうさん)と、それぞれ良い演技をされた俳優さん、それぞれのシーンを思い出し、ワクワクして見始めましたが、何しろリトル喜美ちゃん=ゆあちゃんの存在感が凄い!目や声の表情も豊かで、将来凄い女優さんになるのでは?と思わせます。ちょっと「濃い」南国系の顔立ちは、大人になったら、エールのヒロインに決定した二階堂ふみさんに似ていると思うのは私だけでしょうか?また全然タイプは違いますが、リトル照ちゃん=菜帆ちゃんは、義母と娘のブルースの子役ちゃん!私が大好きだったドラマで、子役時代が終わってしまいちょっとロスになったものでした。なので、彼女のツンデレな中に実は亡き兄への悲しみを秘めている風情は、上手いなぁと思いながら見ています。気弱で賢そうな信作くんも含め、正直、子役ちゃん時代がもう少し続いて欲しいなぁ……子役ちゃんロス確実です。(泣) さて、始まったばかりのスカーレットも、毎日本当に楽しみ!朝蔵様、これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

  3. ぱぽりん より:

    手袋をおまわりさんが先に拾ったこと、なにより喜美子が物に頓着しない子だったので救われた訳ですが、

    「いいもん落ちてたな、もっていきや」

    この脚本は酷いよね。
    素直に笑って見ていられる、気持ちの良い脚本、セリフのアイデアが望まれます。

  4. オペラ座の怪人 より:

    柔道一直線のような朝ドラ?
    佐藤隆太さんは東京へ行っちゃうとすると
    ここで降板なのかしら?

    マギーさんと財前さんのご夫婦は、
    なかなか微笑ましくてよろしい。

    マギーさんは、あまちゃんで、
    「小っちゃい方の何とかさん」で
    これまた、いい味出していました。
    ま、おっきい方はいないんだけどね、
    と自分でもおっしゃっていました。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい