喜美子の初めての給料日 / スカーレット 第17話

2019年10月18日(金)第3週「ビバ!大阪新生活」

あらすじ

喜美子が大阪の荒木荘に来て一ヶ月が経過しました。そのころ、ようやく女中の仕事に慣れてきた喜美子は、仕事の合間をつかって、荒木荘の中を飾り付ける工夫をするほどの余裕が生まれてきました。

そんな喜美子に対して大久保は言いました。こんなことをするヒマがあるなら、他にまだやることはたくさんあると。そして大久保は、美子に対してある仕事を押し付けました。それは、破れた大量のストッキングを補修する仕事でした。

大久保からその仕事を仕上げるよう言い渡された喜美子は再び仕事に追われるようになり、寝る間も惜しんでその内職仕事に取り組みました。来る日も来る日も、大量のストッキングの補修を続ける喜美子は寝不足気味となり、ついに不満が爆発してしまいました。

喜美子は、枕に対して柔道の技を仕掛け、感情を発散。そんな中、ついに迎えた初めての給料日。待ちに待った給料の金額を知った喜美子は言葉を失いました。見習いの喜美子の給料は、意外なほどわずかな金額だったのです。

<<前回16話 | 次回18話>>

第3週 | 第4週 | 第5週
第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週
第11週

Sponsored Link

予習レビュー

喜美子ちゃんに対して女中の仕事は無理だと言い切った元女中の大久保さんでしたが、大久保さんにとっては意外なほど、喜美子ちゃんの女中の仕事は上達しました。

きっと、これまで実家で家事をしてきた経験が生かされたのでしょう。

しかし、仕事に余裕ができた喜美子ちゃんの様子を見た大久保さんは、喜美子ちゃんにさらなる試練を与えます。

ある日、段ボール箱に詰め込まれた大量のストッキングを渡すと、そのストッキングの破れをすべて繕えと無理難題。

またしても喜美子ちゃんは余裕を失い、仕事に追われる日々が再開。

一度は喜美子ちゃんを荒木荘から追い返そうとした大久保さん。またしても、喜美子ちゃんを追い出そうとでもするかのような行動に出ます。

大久保さんは喜美子ちゃんのことがそんなに嫌いなのか。

以下、ちょっとだけネタバレです。

大久保さんが喜美子ちゃんに対して大量の仕事を押し付けたのは、喜美子ちゃんを追い出したいからではありません。

それは喜美子ちゃんのことを思ってのことですが、ここではこれ以上のことは伏せておきます。

感想

「大久保っ!」

ストッキングの補修を押し付けられ、これは荒木荘の仕事ですか?と喜美子ちゃん。

しかし、その喜美子ちゃんの質問にはまったく耳を貸さず、やれるのかやれないのかと迫る大久保さん。

有無を言わせず仕事を押し付ける大久保さんの、押しの強さが強烈です。こんなパンチの効いたキャラが登場するのは、大阪の朝ドラならではの醍醐味。

一方、そんな大久保さんの強烈なキャラに負けない強さが喜美子ちゃんにあるので、喜美子ちゃんと大久保さんのエピソードは見ていて楽しい。

大久保さんの喜美子ちゃんへの態度は、イケズではないということはわかってきましたが、それでも大久保さんの厳しすぎる表情は見ていてつらいものがありました。前回まで。

しかし、喜美子ちゃんの「大久保っ!」への反撃によって、一気に楽しくなりました。

こんな日々がいつまでも続きますようにと言いたいところですが、残念ながら大久保さんの出番はそれほど長くはなさそうです。

コメントへの返信 by 朝蔵

私は関西弁を始め、他の地方の言葉に凄く憧れがあって(璃織さん:15話)
朝ドラは日本各地の情感豊かな言葉を聞くことができるのが楽しみの一つですね。

ブログ主はとりわけ『ちりとてちん』の福井の言葉が大好きです。「ほや」とか「ほやさけ」とか、ほやほやと柔らかな語感が好きでした。

それから『ひよっこ』の奥茨城の言葉。「いがった」とか「やっぺよ」とか、今でもうっかり使ってしまいます(笑)

また同じ意味の言葉でも言い方がまったく異なるところも楽しいです。

標準語で「いってらっしゃい」が、広島では「行って帰り(マッサン)」。江戸時代の大阪では「おはようお帰りやす(あさが来た)」。

本作『スカーレット』でも、大久保さんが「おはようお帰り」と言ってます。

帰ってほしいという気持ちがこもっていて、気に入ってました。

正確な年数調べないままコメント(いちさん:14話)
朝ドラを観つづけていると、様々な時代が描かれるので、頭の中が大混乱におちいってしまいますね。特に、前作と時代がかぶるとなおさらです。

今、ドラマの中では何年なのか。そしてヒロインは何歳なのか。ときおり、ブログ主もまったくわからなくなることがあります。

こんなに大変で報われない仕事にわざわざ就かなくても、まだ若いのだからほかの道を探しなさい(おたかちゃん:15話)
優しさに満ちたご高察ですね!そして、深く納得できます。

大久保さんは、女中は誰でもできる仕事だとみなされている。だから、誰も女中の仕事になど注目はしないとまで言い切りました。

女中という職業へのあきらめに近いような感情を持った大久保さんです。大久保さんが若い頃とは違って仕事を選ぶことができる時代なのだから、若いうちは仕事を選びなさい。

そんな風に大久保さんが考えることは、十分にありえますね。

女性新聞記者さん、眼鏡を取れば良いのに。なつぞらの、アニメーター女子も、眼鏡を外したら美人だった(オペラ座の怪人さん:16話)
男顔負けのハードワークをこなす新聞記者のちや子ちゃん。今のところ、素敵な男性との出会いに恵まれる気配がありません。

でも、いつかメガネをはずしたら素顔は美人だった!という瞬間から、人生が変わる。そんな展開があるといいですね。

事前情報から、ちや子ちゃんはもっとキツイ性格。ヒロインの天敵になりかねない性格なのかと思っていたら、意外にもヒロインに対して優しいキャラクターなので、彼女のことをとても気に入っています。

大阪弁で、”早くしなさい”という意味(23号さん:15話)
「ちゃっちゃとしなはれ」は普通に使われている大阪弁なんですね。

標準語と似ても似つかぬ言葉。外国語くらいに感じてしまうくらいの言葉だと、本当にこんな言葉を使ってるんだろうか?という気になります。

「ぼとぼと」なんかもそうですね。この「ぼとぼと」を初めて聞いたときは、この言葉を口にした人の独自の口グセとすら思いました。

イケズに感じるのは,15才の娘をアラサの女優が演じているから(humidukiさん:14話)
なるほど、するどい指摘ですね。言われてみればたしかに、もし喜美子ちゃんが15歳に見える女の子が相手なら。あるいは子役ちゃん時代のリトル喜美子ちゃんが相手であれば。

大久保さんは、あんまり愛想の良くないきびしいおばちゃんに過ぎなくなりそうです。

子供に基本的なことを厳しく指導しても、それは叱ること。でも、同じ基本的なことを大人に対して口うるさく言ったら、それは「こんなこともできないのか?」ということになってしまいますね。

いずれにせよ、次週には大久保さんが実は人情の厚い素敵なおばちゃんであることが判明するエピソードが描かれるようです。

その日を楽しみに待っていようと思います。

実家や同級生たちと手紙のやりとり。当時は何日かかかったでしょうね(アーモンドさん:16話)
ドラマの中で描かれている時代。ブログ主はまだ生まれていませんが、ブログ主が子供だった頃の昭和40年代。

写真を撮影したフィルムを現像し、プリントが仕上がるまでに約一週間。郵便も今よりも時間がかかったと記憶しています。

インスタグラムやLineで、今なら一瞬で送ることができる「高校生活のリア充アピール」も、ドラマの中の時代なら十日以上はかかっていたかもしれませんね。

<<前回16話 | 次回18話>>

第3週 | 第4週 | 第5週
第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週
第11週

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. みいちゃん命 より:

    技の最後のブリッジの形からすれば、レスリングの神様カール・ゴッチの「ジャーマン・スープレックス」が正しいのかも。バックドロップも裏投げもブリッジ姿勢を保たないから。でも初披露は1961年だから、時代考証的には間違い??????

  2. おたかちゃん より:

    後ろに投げるのは、プロレスのバックドロップではなく、柔道の「裏投げ」だと思います。

  3. アーモンド より:

    喜美子の初任給、1000円。
    全額実家に送るのは偉い。
    今なら少なすぎる給料は大問題。パワハラ、ブラック企業とか言われる。
    喜美子の初めて?のスカート、女の子らしい出で立ち。
    隣人の記者ちやこが働くマスコミ会社の社長?辻本茂雄ですね。
    下着のファッションショー楽しめましたね。
    さて、喜美子の行動にマスコミ会社の評価があがったのかな?給料増えるチャンスだか。

  4. 璃織 より:

    大久保さんがもしイケズだとしたら、「雨が降りそうやで(だから洗濯物を取り込んだ方がいいよ)」とは言いませんよね。喜美ちゃんが繕い物に夢中なのを良いことに、洗濯物がびしょびしょになるまで黙っているか、「猫がじゃれて引っ掛けた」とか言って、洗濯物をぶち落としておくか……こちらのブログのお蔭で、大久保さんが喜美ちゃんに繕い物をさせる事のオチを知っていますので、安心して見ています。(^^)

  5. ぱぽりん より:

    喜美子のバックドロップ、ネットで随分と話題になっている様です。
    が、はっきり言いましょう。
    あれでは後頭部打って自滅、です。

    しかし、しかしなんですね、これが。
    喜美子の足を見ると、し~かり、踵があがっているじゃありませんか。

    ブリッジができない人、ベタッと足の裏全体を地面につけています。
    ブリッジの上手い人、踵がグッと上がります。

    戸田さん、素ではブリッジ上手なのではないか。
    実際のバックドロップのようにおでこから地面につけるように体をそらすと絵づらが良くないので崩したのではないか、どうもそのように思います。

  6. 1013 より:

    「ぅおおくっぶぉおおお!」の声と共に投げられる、絞められる、叩きつけられる不幸な枕。
    喜美子ちゃん、破れたら自分で繕うんだよ~(笑)
    そういや亜矢美かーちゃんも民放ドラマですだれ相手にやってました。
    しかも最期はズタズタにしてました。
    枕の無事を祈ります(笑)

  7. よるは去った より:

    喜美子「大久保ォォッ!!!」
    と最後の場面で喜美ちゃんが枕に喰らわせていたのはひょっとして「バックドロップ」?
    戸田恵梨香ちゃんって身体が柔らかいなあと思う一方で、こうも思いました。
    「あの頃はもう『史上最強の鉄人 ルー・テ-ズ氏』が活躍していたのだろうか?『力道山光浩氏』は?」と。
     喜美子ちゃんが大阪での仕事が決まった回で
    直子「『テレビジョン』が欲しい。」と言う台詞がありましたけど。
     「テレビジョン」の普及には力道山氏もタイアップしていたらしいからですね。
     「空手チョップ」でルー・テ-ズ氏にもう勝っていた頃かな?

  8. みいちゃん命 より:

    大久保さんに見立てた枕に、少ない給料の不満をぶつける喜美子。驚いたのは枕にバックドロップをかけて、きれいにブリッジを決めたこと。体が柔軟で背筋力がよっぽどなければ、こんなの無理でしょう。普通の女子であれば、腰が畳に着き崩れるはず。戸田恵梨香、スゴイ!

  9. 丹善人 より:

    「ほんまや!」って、さんまさんが使い始めた言葉だと思ってたんですけれど。

  10. オペラ座の怪人 より:

    先輩女中さん(大久保さん?)の
    真意がサッパリ分かりませんなあ。

    あんだけ嫌われといて、
    最後、ホロリとくるようなこと、
    言ってくれるのかしら?

    花子とアン、だったけど、
    仲間さんがお嫁入した青年の、
    お母さんが結構厳しかったけど、
    最後、キチンとお礼を言っていたのを
    思い出しました。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい