圭介が荒木荘を出て行く / スカーレット 第27話

2019年10月30日(水)第5週「ときめきは甘く苦く」

あらすじ

圭介とあき子が交際することになりました。圭介の頼みで、喜美子は圭介のデートの練習に付き合わされることになりました。それがきっかけとなって、喜美子と圭介の二人の距離は縮まる一方でした。

喜美子は圭介に対する淡い恋心を必死に隠し、つねに笑顔を絶やさず圭介の頼みを聞き入れ続けました。しかし次第に、喜美子と圭介の仲が良いことを、あき子が嫉妬するようになりました。

喜美子と圭介の仲への不満を募らせるあき子は、ついに圭介に懇願しました。荒木荘を出て欲しいと。悩み抜いた末に、圭介はあき子の願いを受け入れることにしました。荒木荘を出て大学の寮に入ることにしたのです。

決意を固めた圭介は、その決意に迷いが生じる前に荒木荘を出て行くことになりました。圭介が荒木荘を出ると喜美子に告げた翌週、圭介は引っ越しました。圭介が引っ越すと同時に、あき子は散歩のコースを変え、荒木荘の前に姿をあらわさなくなるのでした。

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予習レビュー

前回、ちや子ちゃんからのするどい指摘によって、自分の心の内にある圭介くんへの恋心に気がつかされた喜美子ちゃん。

その恋心が早くも実らないまま終わりを迎えてしまいます。

今回は、喜美子ちゃんの試練回です。

圭介くんはあき子さんとの交際を開始。それだけでも喜美子ちゃんにしてみれば切なすぎる状況ですが、これだけでは終わりません。

デートの練習と称してあき子さんの代わりをし、あき子さん本人に度々顔を合わせることになり、ついにはあき子さんから嫉妬される。

そして、ついに圭介くんは荒木荘を出てゆくことになってしまいます。嫉妬するあき子さんに泣きつかれて。

昨年の朝ドラ『半分、青い。』とそっくりな状況になってきました。

つらい展開ですが、ある意味でわずか一回でこのつらい状況が終わってしまうのは不幸中の幸いなのかもしれません。

恋の試練の中の喜美子ちゃんを一週間近くも観つづけるのは、あまりにもつらすぎますからね。

感想

「大切な妹」と思う気持ちの本心

荒木荘を出てゆく決意を喜美子ちゃんに告げたときの、火鉢を磨く喜美子ちゃんの姿を見つめる圭介くんの後ろ姿に泣かされました。

喜美子ちゃんが、ちや子ちゃんに言われてはじめて自分の気持ちが恋だと気がついたように、圭介くんも気がついたのかもしれません。

喜美子ちゃんを「大切な妹」だと思っていた気持ちが実は恋だったのだと。

圭介くんが喜美子ちゃんに対して「大好きや」と言ったのは恋の告白。その後に「妹として」と付け加えたのは、自分に言い聞かせることで恋心を断ち切るためだった。

ブログ主はそのように解釈しました。

あまりにも切なすぎる恋の終わりでした。幻に終わった恋がもし実っていたら、喜美子ちゃんと圭介くんの人生はどう変わっていたのかな。

そんなことを想像してしまう『スカーレット』第27回でした。

追伸:圭介くんがあき子さんに言い放った「(喜美子ちゃんは)大切な妹や!見下したような言い方はやめてくれないかな」に心が震えました。

この瞬間、圭介くんは自分の喜美子ちゃんへの気持ちに気がついたのかもしれません。

コメントへの返信 by 朝蔵

平成生まれの人たちにはそれが何かはわからないだろうなと(丹善人さん:26話)
たしかにハタキをほとんど見なくなりましたね。掃除機の進歩に加えて、ハウスダストのアレルギーの方なども増えたこともあり、使う場面が減っているのでしょうか。

ハタキを持つ主婦の姿は、昔のテレビドラマの主婦キャラの定番でしたが・・・

「ハンバーグ・・・・・?そやけど・・・・・そんなハイカラなもんは・・・・・・・。」の時代(よるは去ったさん:25話)
『ひよっこ』もそんな時代でしたね。ハヤシライスをはじめて食べたお父ちゃんがその味に感激し「なんですかこれは!?」と真剣にビックリした顔が忘れられません。

ハンバーガーが定着しはじめ、カップラーメンが若者の間で人気になったのも同じ時代。そして同じ銀座の歩行者天国でした。

荒木家の女中であった大久保の<失業対策>として始めたことのように思われる(ぱぽりんさん:26話)
ブログ主も同じように考えています。長年、自分の両親に仕えてくれて、自分自身も可愛がってくれた大久保さんへの恩に応えようと。

それで、大久保さんのリタイアも近くなったので、そろそろ女中もいらないかなと思ったところで常治さんに頭を下げられ、しかたなく喜美子ちゃんを雇うことになった。

さらに、さださんは下着の会社を売却したので、お金はいっぱい持っている。しかもデザイナーとして収入もある。

だから、荒木荘の経営はなかば道楽みたいなものなのかもしれません。

お金持ちのお嬢様臭さプンプン(オペラ座の怪人さん:26話)
お金持ちのお嬢様臭さという点で、あき子さんは照子ちゃんと通じるところがありますね。

ただし、照子ちゃんと違ってあき子さんは都会のお金持ちのお嬢様。その分だけ、お嬢様臭さが強くなってしまうのかもしれません。

直子ちゃんがお父さんに反抗してるのも今までの積み重ねだと思います(ゆきこさん:32話)
直子ちゃんがお父ちゃんに反抗するようになったのは、お父ちゃん自身が原因。責任は自分にあるのだから、大人として責任を引き受けなければならない。

ところが、自分の責任は果たさず、喜美子ちゃんに頼ろうとする。

ちょっとひどすぎますね。

そんなのに骨抜きにされているより、ちゃんと勉強しーやー!(きゅうぽんさん:26話)
コミュニケーションを重ねた末に恋心が芽生えたのなら相手のことをよく知っているのでしょうが、圭介くんの場合は一目惚れ。

相手のことを名前すら知らない状態で、すっかりのぼせあがってしまったのが、後々になって悲劇の始まりと認識されることになるのかもしれません。

圭介くんの人生に「後悔」という文字が生じませんように。

圭介は、喜美子のことは可愛い妹としか考えていないんですね(アーモンドさん:26話)
圭介くんにとって、喜美子ちゃんは妹以上でも以下でもないみたいですね。はっきりと、そう口にもしてますしね。

これまで圭介くんは、喜美子ちゃんのことを二度までも「妹」と言いました。

その度に、心がチクリと痛むらしい喜美子ちゃんのことが気の毒で気の毒で。でも、このタイミングで恋が実らなかったことが、喜美子ちゃんのその後の人生にとって幸運ということになるのかもしれません。

これから切ない思いするだろうに可愛く見えちゃいました(笑)(Anneさん:26話)
切ない思いを乗り越えて大人に成長してゆく喜美子ちゃんの、子供らしさを残した最後の瞬間だったのかもしれませんね。

これからはじまる切ない展開。つらくなりそうです。

いきなりハグするなんて!圭介、予行演習か!(みいちゃん命さん:26話)
酔った勢いとはいえ、いつも圭介くんらしからぬ大胆な行動に出ましたね。いきなりのハグには驚かされました。

「その気持ちの名を、めゐ子はまだ、言葉にできぬのでございました」(璃織さん:26話)
『ごちそうさん』にもよく似た場面がありましたね。

自分の気持ちが「恋」という名のものだと気がつかないまま、大切な人が自分のもとから離れてしまう。

そんな切ない場面、朝ドラヒロインの若い頃の定番の体験ですね。

大家のさださんが、羽野晶紀さん(みいちゃん命さん:5週)
普段の馴染みのある姿をまったく変わってますね。よ〜く見ると羽野晶紀さん以外の何者でもないですが、パッと見だとわからない。さすがの役作りです。

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コメント

  1. ひるたま より:

    「犬のゴンはもう、荒木荘の前を通りません」
    喜美ちゃんのみならず、視聴者の1人としてもあまりにも寂しい…率直に申し上げて、個人的に“ゴンちゃんロス”に陥ってしまったようです。(^^;)

    チャウチャウ犬を見たのは随分久しぶりでした…犬種の選択がなかなか粋だったのでは?(^^)
    ある程度資産家であろう泉田家…雑種でも土着の日本犬(秋田犬や柴犬等含めた…もっとも現在ではこれら日本犬も血統書付きの個体は珍しくないでしょうね…きっと^^)でもなく、舶来種をチョイス。その中でも大型犬のドーベルマンやセントバーナードでもなく、どことなく愛嬌さえ感じさせるチャウチャウとは…!
    犬を飼った経験が無いので実際には???ですが、ネット等で調べてみた所、チャウチャウ犬に関しては概して飼いならす事が難しい&初心者向けの犬種とは言い難いようです。その分、一旦打ち解けられれば生涯の素晴らしい伴侶となってくれるとか。(仲良くなれれば…という点に関しては人間同士でも一緒ですし、犬や猫ならば人間とある程度意思疎通が出来るのでは?…あくまでも私見です)

    基本的には猫派の私ですが…ゴンちゃん、カムバック~!(^o^;)

  2. はまま より:

    地味な展開が話題になっているようですが、私は久しぶりに大阪制作の朝ドラで
    ハマりそうな予感があります。
    観ていて思い出すのは「なつぞら」でのイッキュウさんのセリフ(141回)。
    『今回は もっと日常的な人間の表情を捉えたいんです。大げさに喜怒哀楽を
    表現したり過剰なドラマ主義に走らなくても、ちゃんとドラマが見えてくる
    ような、人間が生活するうえでの細かい心の動きを一番大切に表現したいんです』
    そんな「スカーレット」になるはず、と期待しています。

  3. 1013 より:

    来年後期の朝ドラヒロイン、杉咲花さんに決まりましたね。

  4. 文月 より:

    佐津川さんうまいですね。
    登場の第一声の甲高い声にその性格が如実にでてました。
    佐津川さんは,時代劇にもよくでていて,甲高い地声というわけでもなく,今回の役用の声色に感じています。
    大島さんのだみ声気味のお嬢様に比べるとたしかに都会のお嬢様っぽく感じさせるものがあります。

    追伸:ちや子の部屋にはダネンホンがおいてあるとのNHKの番組HPでスタッフのこだわりとして紹介されているのですが,(放送の中では)わたしには未だ確認できていません。おいている場所が,喜美子の部屋から死角になっているようなのですが,信楽に帰るまでにダネンホン登場するでしょうか?

  5. オペラ座の怪人 より:

    あき子さん、
    「女中、女中」って、
    嫌な奴だなあ!

    ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ

    と思ったら、
    「やきもちや」

    可愛いところ、あるじゃない!

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    おしまい

  6. よるは去った より:

    あき子「ごめんなさい・・・・・・焼きもちです・・・・・・・。」
    悲しげな表情で自分の気持ち打ち明ける姿が何か、しおらしいというか可愛らしいというか・・・・・・。
    信楽の照子お嬢様と変わらないくらいの可愛らしさあリですね。
    圭介「悲しい顔見たない・・・・・・。」という気持ちもわかります。
    喜美ちゃんの淡き初恋は健気だけれど悲しく・・・・・ってところですか。