喜美子が丸熊陶業に就職 / スカーレット 第35話

2019年11月8日(金)第6週「自分で決めた道」

あらすじ

喜美子が大阪を去り、信楽の実家に帰ってきました。喜美子が信楽の実家に戻り常治とも仲直りするその一方で、常治と対立していた直子は、中学校を卒業したら東京に行きたいと言い出しました。

喜美子が信楽に帰ってからしばらくして、喜美子は照子の実家の丸熊陶業で働き始めることになりました。喜美子にまかされた仕事は、社員食堂で職人たちに昼食とお茶の準備をすることでした。

喜美子が丸熊陶業で働きはじめた初日。喜美子は工場の中で偶然に絵付けされた火鉢を目にしました。その火鉢の美しい絵付けに心を奪われた喜美子は、立ち入り禁止にされている作業場に入ってしまいました。

喜美子は、作業場から追い出されてしまうものの、職人たちが火鉢に絵付けしている様子は、喜美子に強い印象を残しました。そして、その日の夜。床に入った喜美子は、絵付け作業の光景を思い出し、眠れなくなってしまうのでした。

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予習レビュー

喜美子ちゃんが故郷の実家に戻り、信楽編が再び始まりました。

川原一家が信楽の地に移り住んできた頃に比べて、喜美子ちゃんも、直子ちゃんも、そして百合子ちゃんも、ずいぶんと成長しました。

しかしその一方で常治さんは、どれだけ成長したのでしょうか?

それはさておき、信楽に戻った喜美子ちゃんは今度こそ照子ちゃんのお父上が経営する丸熊陶業に就職しました。

丸熊陶業に入社した喜美子ちゃんの仕事は社員食堂のお手伝い。

荒木荘で、住人一人ひとりの好みや生活習慣を把握し、それらに応じながらきめ細やかな仕事をしていた喜美子ちゃん。

そんな仕事に比べたら、おそらく社員食堂の仕事はあまりにも単純で物足りなさすら感じる模様。

でも、このヒマを感じるほどの余裕が良い方向に働くのでしょうか。

丸熊陶業に入社して早々。喜美子ちゃんは火鉢に描かれた美しい絵付けに心を奪われ、導かれるように絵付けの作業場へ。

もし、新しい仕事が難しくて心の余裕を失っていたら、絵付けに心を惹かれるようなこともなかったかもしれません。

というわけで、大阪で美術学校に通うという夢を諦めた喜美子ちゃんでしたが、新しい夢の入り口。ライフワークの入り口についに立つことができました。

感想

喜美子ちゃんのライフワークのはじまり?

今回から再び信楽編。

お父ちゃんの日頃の様子がそれほど描かれることがなかった大阪編では、お父ちゃんの残念な面だけが際立っていました。

お父ちゃんが残念なキャラであることは信楽編になっても変わりありませんが、その一方で喜美子ちゃんの帰りを無邪気に喜ぶ姿が可愛い。

喜美子ちゃんとお父ちゃん。いったい、どっちが親なのかと思わずにはいられないでもないですが(笑)

そんな残念なお父ちゃんに翻弄される中で、喜美子ちゃんはついに何かに心を奪われる体験をしました。

喜美子ちゃんの心を奪ったものは火鉢の絵付け。

何かに心を奪われる喜美子ちゃんのあんな表情を見るのははじめてのこと。あの表情は、喜美子ちゃんの覚醒の瞬間だったのでしょうか。

喜美子ちゃんがついにライフワークにつづく道の入り口に立ったのかもしれません。

コメントへの返信 by 朝蔵

父親はもちろん貴美子の母親は、子どもたちの人生をどう考えているのでしょうか?(ともきさん:31話)
喜美子ちゃんはこの何年かで身長もそうですが、それ以上に心が成長し続けています。すっかり大人になりました。

そんな喜美子ちゃんの心の成長と反比例するかのように、お父ちゃんとお母ちゃんは退化し続けているような気がします。

後半であっと驚くような回収場面があって、そこから逆算しての両親の退化に違いない。ブログ主はそう言い聞かせるようにしています。

そう思い込むようにしないと喜美子ちゃんが不憫で不憫で・・・

当時はこういった親の姿もあったのかなと思ったりもします(はままさん:33話)
はままさんのご高察のとおり、子供の立場を尊重するとか、子供は褒めてこそ伸びるみたいな考え方はなかったでしょうからね。

ブログ主が子供だった時代ですら、そんな考え方はなかったか、あっても希薄だったという記憶しか残っていません。

そういう意味では、時代考証がしっかりしているドラマなのかもしれませんね。当時の価値観をドラマの中に忠実に再現しているという意味で、です。

ちや子さんは転んでもただ起きない女性かも(よるは去ったさん:34話)
失意の中、涙を一切流さず、大酒を飲んでストレスを全力で発散した挙句に、二日酔いのはずなのにあり得ない量のやけ食い。

おっしゃる通り、ちや子ちゃんは転んでもただでは起きないキャラです。

そして、転んでもただでは起きないこの強靭な性格が、喜美子ちゃんに大きな影響を与えて欲しいと思わずにはいられません。

喜美子ちゃんも、自分の意思とは無関係に転ぶことが多い人生になりそうですからね。

しかし、ジョージ富士川はどうなるんだ!?(オペラ座の怪人さん:34話)
ブログ主もジョージ富士川のことが気になってしかたありません。

コテコテの大阪弁で喜美子ちゃんを驚かせ、強烈な存在感で視聴者を圧倒したキャラクターなのにたった1回か2回の出演場面で終わりなのかなって?

草間さんや大久保さんみたいに、喜美子ちゃんの人生の節目でもう一度、登場して欲しいです。名前が、喜美子ちゃんの残念なお父ちゃんと同じジョージ富士川に。

ギター弾けますか?と聞かれて、弾けないのに、出来ますと答えて役を貰った(丹善人さん:34話)
木本さん、本当はギター弾けないんですか!?それなのにあのレベルの演奏。どれだけ稽古したんでしょうか。

そして、そんな大胆な嘘をついてしまうほどに朝ドラに出たかったんですね。雄太郎役を勝ち取った喜びが演技から伝わってくる理由が、丹善人さんにちょうだいしたコメントによってよくわかりました。ありがとうございました。

マツも全く同じ、ダメオフクロ、ということなのでしょう(ぱぽりんさん:34話)
薬は必要だが、薬代が払えない。大人が行くと薬代を督促されるだけで薬を渡してもらえない。だから子供を使って泣き落とし作戦。

この悪だくみを考えたのはおそらくお父ちゃんでしょう。

でも、この事実はお母ちゃんも知っているはずです。まして、その薬は岡ちゃんが飲むためのもの。

にもかかわらず、自分が飲む薬のために子供に、しかもまだ幼い末っ子にそんなみじめな思いをさせながら、そのことに気が咎める様子がないお母ちゃん。

朝ドラでは極めて珍しいダメオフクロ確定ですね。

世の中は正論通りにはいかない、ということを長い人生経験から学んでいるであろう大人な3人だけが荒木荘に残ったわけです(あさのあさみさん:34話)
ブログ主も、なぜ喜美子ちゃんが荒木荘を去る重要な場面で、喜美子ちゃんの一番の仲良しであるちや子ちゃんがいない理由が何だろうと考えました。

でも答えを見出すことはできませんでした。

それが、あさのあさみさんにちょうだいしたコメントでハッキリとわかりました。おっしゃるとおりですね。ちや子ちゃんだったら間違いなく美術学校に通うことを強く勧めたはず。

大人の三人が、喜美子ちゃんの気持ちを汲みつつ、喜美子ちゃんの家庭の事情も察し、喜美子ちゃんにとって最適な道を示したのでしょうね。

こんな素敵な大人たちと過ごした時間。本当に喜美子ちゃんにとって一生の宝ですね。

きみちゃんのレシピ(みいちゃん命さん:34話)
『ごちそうさん』のレシピ集は出版されましたが、喜美子ちゃんの女中時代がもっと長く描かれれば、もしかすると『きみちゃんのレシピ』の出版もあったかもしれませんね。

圭介くんの大好物だった思い出のおはぎ。喜美子ちゃんが書き残したレシピを使ってちや子ちゃんが自分で作ったお茶漬け。

それらのレシピが気になります。

信楽から離れて大阪の荒木荘の大人に色々なことを教えて貰えて見聞き出来たきみこちゃんは幸せだったと思います(ゆきこさん:34話)
喜美子ちゃんは、家族との縁は残念なところが多々ありますが、家族以外の縁には恵まれてますね。

草間さん、そして大久保さんはじめ荒木荘の面々。素敵な大人たちとの出会いが喜美子ちゃんを成長させるところを見るのが、ブログ主は大好きです。

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コメント

  1. 丹善人 より:

    あの~~、直子ちゃん、上のあらすじでは「高校を卒業したら」とありますが、たしかまだ中学生のはずですよね。喜美子より5歳くらい年下ですから。それに高校行けるほどの経済的余裕もないし。

  2. オペラ座の怪人 より:

    じょうじ父さんは、全くしょうもない父親だ!
    と思っていたんだけど、

    今日、主題歌直前、
    きみ子が帰ってきて、
    うれしくて、満面の笑顔、
    なのを見て、私、涙が出ました。

    許す、じょうじ父さん。
    元々イケメンだけど、
    満面の笑みがとっても素敵。

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    これから、口喧嘩しながら、
    きみ子と仲良くね。

    で、終わる直前、
    3姉妹のお布団の狭いこと。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  3. よるは去った より:

    城崎「聞こえんかったか・・・・・・?関係者以外立ち入り禁止や・・・・・。」
    改めて思いましたけど別の職人さんたちが熱い熱い窯に向かって焼き上げた火鉢に絵付けするわけですから、それを考えてもやり直しはきかない。失敗は許されない。
    城崎親方の言うことも作業場内のあの緊張感も当然ですね。
    自分の大好きな「絵」があんな空気の中で描かれている光景は喜美ちゃんも初めて見るんじゃないかな。

  4. アーモンド より:

    陶器の絵付け係ですか?
    なつぞらのアニメにもありましたね。
    何かいろいろなつぞらと共通点が。
    社員の引き抜き、絵付け。
    同じ芸術の世界をライフワークとする女性の物語ですね。