新しい絵付け職人が入社 / スカーレット 第36話

2019年11月9日(土)第6週「自分で決めた道」

あらすじ

働きはじめた丸熊陶業でたまたま見かけた火鉢の絵付けのことが忘れられなくなった喜美子は、その日の夜に眠れなくなってしまいました。久しぶりに悪夢にうなされて目覚めた直子が再び眠りについた後も、喜美子は眠ることができませんでした。

その翌日の朝。喜美子は照子に頼んで立ち入り禁止の作業場に入ることができました。照子、信作とともに喜美子が作業場で絵付けされた火鉢を眺めていると、そこに絵付け職人の親方がやってきました。

立ち入り禁止の作業城に入ったことを怒られる。喜美子は覚悟しましたが、意外にも親方は喜美子たちに無関心でした。何故なら親方は丸熊陶業の社長と対立し、辞めて出て行くところだったのです。

絵付け職人が丸熊陶業からいなくなったことを知った喜美子は、自分が絵付け職人になりたいと心に決めました。そして、その翌日。喜美子が出社すると、作業場には新しい絵付け職人の姿があるのでした。

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予習レビュー

喜美子ちゃんが信楽に戻って来て早々、新しい道。自分が歩みたい道を見つける瞬間が描かれます。

そして、その道は喜美子ちゃんのライフワークへとつながっています。

独立した陶芸家になるのはまだ先の話です。しかし、絵付け職人に始まり陶芸職人を経て陶芸家へ。もう道は、ほぼまっすぐです。

ですが、これまでの喜美子ちゃんが歩んできた、一見するとまっすぐに見えない道も、実は陶芸家へのゴールにまっすぐつながっていたような気がします。

リトル喜美子ちゃん時代、お風呂を炊くことが日課になったことが、女中の仕事で、火加減ははじめから上手だったと大久保さんに言わしめるほどに。

その火加減が上手だったことは、きっと陶芸家になった時の窯の火力をコントロールするスキルに直結するのでしょう。

また、女中という誰にでもできるようで、実は複雑な気づかいが必要な仕事をマスターしたことで、丸熊陶業の仕事に物足りなさを感じることができました。

この物足りなさ。心の余裕が絵付けという新しい道に喜美子ちゃんを導きました。

人生にムダはないと言いますが、これまで描かれて来た様々な喜美子ちゃんのエピソードも、これからムダなく回収されてゆくのかもしれません。

感想

キラキラと輝く道

信楽の実家に戻って早々に、喜美子ちゃんが自分の新しい道を見つけました。

ナレーションの言葉を借りるなら、キラキラと輝いているような道です。よっぽど輝いて見えたのでしょうか。

お父ちゃんが泥酔して帰っても、そのことがまったく気にならない様子。

酔いつぶれて動けなくなったお父ちゃんを介抱するのを、満面の笑顔でまるで楽しんでいるかのようでした。

喜美子ちゃんは大阪で美術学校に通うという道を見つけたときですら、ここまで喜びをあらわしてはいませんでした。

ライフワークにつながる道。だからここまで喜びを感じることができたのでしょうか。キラキラと輝いて見えたのでしょうか。

大阪での圭介くんへの失恋以来、喜美子ちゃんと喜美子ちゃんの周辺では切ないエピソードがずっと続いてきました。

なので、今回のドラマの中で描かれた喜美子ちゃんが、新しい道を見つけて喜ぶ姿のまぶしいことと言ったら・・・

さて、絵付け職人としてライフワークにつながる道を歩み始める喜美子ちゃんですが、次週はその道の入り口に立つまでの、ちょっと困難な日々が描かれるようです。

でも、新しい絵付けの親方が「ええよ〜」と言い、「やった〜!」と喜ぶ喜美子ちゃんの姿が次週の予告映像の中に含まれていました。

だから、次週の最後はハッピーエンドなのかな?

というわけで、第6週が終わりました。

ブログ主が大好きだった荒木荘の心優しい人たちとお別れし、寂しくなるな、荒木荘ロスが怖いなと思っていましたが、その不安は消えてなくなりました。

次週から、キラキラと輝く道を歩み始める喜美子ちゃんの姿を観ることができそうだからです。

照子ちゃんや信作くんたちとふたたび毎日のように顔を合わせることができ、新しい絵付けの親方も、草間さんや大久保さんみたいな素敵な人物である予感でいっぱいです。

というわけで、大阪編が終わり信楽編となった今週も、当ブログとお付き合いくださりありがとうございました。

次週も引き続き一緒に『スカーレット』を楽しんでいただければ幸いです。

どうぞ良い週末をお過ごしください。

コメントへの返信 by 朝蔵

何かいろいろなつぞらと共通点が(アーモンドさん:35話)
喜美子ちゃんが火鉢の絵付けに心を奪われる場面。『なつぞら』にもよく似た場面が二つほどありましたね。

一つは、なっちゃんが天陽くんと『ファンタジア』を観に行って、色彩豊かなアニメーションに心を奪われる場面。

もう一つは、咲太郎くんの消息を確かめるためになっちゃんが上京した折、東洋動画に案内されて、アニメーションが自分の夢となる場面。

『スカーレット』と『なつぞら』。共通点がいろいろとありますね。

やり直しはきかない。失敗は許されない(よるは去ったさん:35話)
やり直しがきかない上に、立体、しかも局面に絵を描くという高度な技術と集中力が必要とされそうな作業。

職人さんたちが極度の緊張を強いられる中、立ち入り禁止というのは仕事の質を保つためには必要ですね。

うれしくて、満面の笑顔、なのを見て、私、涙が出ました(オペラ座の怪人さん:35話)
お父ちゃんが娘のことがどれほど大好きかがよくわかる笑顔でしたね。娘の人生も、自分の人生と同じくらい大好きになってくれると、素敵なお父ちゃんになれるのに。

というのがブログ主の本日の感想です。

直子ちゃん(中略)たしかまだ中学生のはずですよね(丹善人さん:35話)
そもそも喜美子ちゃんと同学年の照子ちゃんや信作くんがまだ高校を卒業していないのに、直子ちゃんが高校卒業後を視野に入れるというのはあり得ない話ですね。

ご指摘いただきましてありがとうございます。

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コメント

  1. ぱぽりん より:

    今週(もう日曜の夜だけれど)の、ナンダコリャ

    <カワハラ運送のトラック荷台>

    仕事を終え、帰宅したトラックの荷台に輸送を請け負った商品が載っていないのは当然として、何でロープの一本すらない!!!???

    パレットに火鉢専用のボックスをフォークリストでヨイショ、ならまだ解らんでもないけれど、この時期の丸熊陶業、そんなもの使ってないでしょうに。

    ムシロ敷いて火鉢をひっくり返して並べて間に緩衝用の多分これもムシロ挟む。
    上にムシロ敷いて板敷いて更にムシロ敷いて2段目の火鉢並べる。
    更に同様にして3段目。
    そしてまたまたムシロで全体を包んでロープでギュギューッ

    そんな運送の光景を想像するのだけれど、ロープもムシロもソレらしいものが何もない三輪トラック荷台。
    常治は一体何をしている???

    (例によって)それにしても、荷をギュギュッと締めるトラッカーズヒッチ(口の悪い人は、キ○○マヨイショ、等と言ったりする結び方)、自分、覚えられません。
    何も考えることも無く当たり前に結ぶ方々の、なんとマブシイこと!
    ボーッと生きてきてしまいました。

  2. 丹善人 より:

    大阪編が終わって,猫が出なくなってさびしい。

  3. よるは去った より:

    信作「今、信楽焼の絵付けの火鉢は高級品として売れてる・・・・・・。」
    戦後日本がそれだけ復興してきた証の一つなんですかね。
    しかし、「床暖房」なるものまで普及し始めようとしている令和の今日において、「火鉢」なるアイテムをホームセンターで見るなんてことはあるのでしょうか。一度ホームセンターで以前は各家庭に当たり前にあった「鰹節削り箱」が無かったのには呆れたことがありましたが。
    「火鉢」も今や「骨董屋」さんにあるかどうか、「通販」では間違いなくあるようですが・・・・・・・。
    しかし、今年の夏に京都であんな痛ましい事件があり、また前の年には大量飲んだスプレー缶を一度に処理しようとして火災を起こすという与太をやらかす人はいるし、どこかのお寺の和尚さんが蝋燭の灯で探し物をして火災を起こすなんて事件もあったりで、間違いなく消防法はより厳しくなり、下手したら「火鉢」も「危険物」の一つになりかねませんな。
    現に「『消防法』が厳しくて『炭火』が使えず昔のような『餡』が作れない。」と嘆いている京都の「和菓子屋」さんもいるようですし。
    「火鉢」の「灰」は各家庭で「薪」を燃やしたものなのかなと思いきや、昔は「荒物屋」さんで売っていたとか。
     この間、ネットを見ていて通販で「灰」を売っていたのにはワロタ。