雑誌記者になったちや子 / スカーレット 第39話

2019年11月13日(水)第7週「弟子にしてください!」

あらすじ

喜美子が家に戻ると、喜美子を訪ねて川原家に来ていたちや子が待ち構えていました。その頃、ちや子は転職して婦人雑誌の雑誌記者になっていました。そして、新しい仕事に熱中し充実した日々を送っていました。

ちや子の話を聞かされた喜美子は、いつも夢をあきらめなければならない境遇を嘆き、大泣きをはじめました。喜美子は絵付けをしたかったこと。しかし、何年も修行しなければならない絵付けをあきらめた悔しさを口にしました。

喜美子が大泣きする姿を見た直子は心を動かされました。これまで、喜美子の立場を考えたことがなかった直子は、喜美子がやりたいことをあきらめていたことを知りショックを受けたのです。直子は、率先して家事をするようになりました。

一方の喜美子は、絵付けのことを忘れようとしていました。直子から絵付けのことを尋ねられても、もう絵付けは忘れたと告げました。会社に出社しても絵付けの仕事にはもう関心がないフリをするのでした。

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予習レビュー

意に反して故郷の信楽を離れ、大阪で就職。大阪で働きながらようやく見つけた自分のやりたいことを、喜美子ちゃんは泣く泣くあきらめました。

自分のやりたいこと=美術学校への通学をあきらめた喜美子ちゃんは、信楽に戻り、就職先で再び、自分のやりたいこと=火鉢の絵付けという仕事を見つけました。

しかし、それも無理な相談であることが判明。

そんな中、喜美子ちゃんを訪ねて信楽までやって来たちや子ちゃんは、新聞社を辞めた失意を経て雑誌記者に転身していました。

やりたいことを常に続けるちや子ちゃん。その一方でやりたいことにいつも超えられない壁が立ちはだかる喜美子ちゃん。

そのギャップが今回のお題です。

しかも、そんな喜美子ちゃんの気持ちには一切関心を持たず、お父ちゃんは・・・お父ちゃんのことはしばらく触れまいと決めたので、スルーさせてもらいます。

さて、再び夢を断念せざるを得ない喜美子ちゃんの次なる展開はどうなるのでしょうか。

感想

喜美子ちゃんの大泣きに対する直子ちゃんの反応

新しい仕事がいかに楽しいかを夢中になって話すちや子ちゃん。

そのちや子ちゃんの話を聞いていた喜美子ちゃんが大泣きしはじめました。この場面で喜美子ちゃんが泣くことは知っていましたが、あそこまで大泣きするとは・・・

しかし、それ以上に驚いたのは、喜美子ちゃんの大泣きに対する直子ちゃんの反応です。

直子ちゃんの立場からすれば、自分ばかりお父ちゃんに苦労させられて、お姉ちゃんは大阪で好き勝手に暮らしていた、くらいに思っていたのでしょう。

ところが、お姉ちゃんも自分のやりたいことをあきらめていた。お父ちゃんが不甲斐ないばかりに、お姉ちゃんも苦しんでいた。決して楽をしていたわけではなかった。

この事実を初めて知った直子ちゃんが心を動かされ、急にお姉ちゃんの家事に協力的になる場面。感動しました。

ちょっとネタバレになりますが、直子ちゃんはこれから先も問題をいろいろと起こすようです。

でも、今回の直子ちゃんを見て、直子ちゃんなら道を大きく踏み外すことがないなと確信できました。

大人になって落ち着いたときの直子ちゃんを見るのが今から楽しみです。

追伸:照子ちゃんの、いかにも照子ちゃんらしい言葉を久しぶりに聞きました。照子ちゃんはいつまで経っても照子ちゃんですね。

ただし、これから京都の短大で寮生活をはじめるのだとか。

しばらく照子ちゃんには会えないのでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

絵付けの先生とその弟子(1号、2号)だけど、きみちゃんのこと、遊びと思っていたかあ!?(オペラ座の怪人さん:38話)
喜美子ちゃんお気の毒でした。本人はいたって真剣なのに、フカ先生と二人のお弟子さんは喜美子ちゃんが真剣であることを察していなかったなんて。

フカ先生は、創作以外のことは可能な限り関心を持たないよう、日々つとめているみたいなので止むを得ないとしても、二人のお弟子さんのせめてどちらか一方には気がついて欲しかった。喜美子ちゃんが絵付けに対して真剣であることを。

やっとやりたいことを見つけ、夜も眠れないほどだった喜美子ちゃん。そこから一気にトーンダウンしてしまい、痛々しいほどでした。

そういう点でも前作『なつぞら』のヒロインは恵まれていましたね。

自分のやりたいことをはばむ人の環境も、ほぼほぼありませんでしたから。幼少時はとっても気の毒でしたが。

お姉ちゃんが帰って来るまでこんなことがずっと続いてたんだね(ゆきこさん:38話)
お姉ちゃんが実家に帰って来るまで、ずっとこんなだったか、あるいはもっとひどいことになっていたのかもしれないですね。

にもかかわらず、直子ちゃんも百合子ちゃんも、まっすぐに育ってますね。

とは言っても、百合子ちゃんはもちろんのこと、直子ちゃんもまだまだ子供です。この先、これまでの苦しかった体験が、二人を苦しめることだって考えられます。

そうならないよう、喜美子ちゃんの妹への深い愛情に期待しています。

そういう当たり前なことを丁寧に描くドラマ作りなんだと(丹善人さん:38話)
自分の特技や才能がすぐにお金になるわけではない厳しい現実。

この厳しい現実を無視して、いきなり才能が認められてデビューなんていう展開をたまに見かけます。

それはそれで非日常を楽しめていいですが、喜美子ちゃんのように見通しの甘さを痛い思いをして初めて知るリアルな姿。共感を持てます。

こうした小さな失敗が積みかねられた将来、喜美子ちゃんは安定感のある、誰からも頼られる経験豊富な大人になるんでしょうね。

梶原一騎先生の「巨人の星」の主人公の父親(よるは去ったさん:38話)
昭和40年代くらいまでは短気な親父のちゃぶ台返しはドラマや映画、漫画の中では定番中の定番でしたからね。

『巨人の星』の一徹お父ちゃんを見慣れた目には、今回の常治さんのちゃぶ台返し場面は、なつかしさすら感じました。

しかも、見事なまでのひっくり返しぶり。あそこまでキレイにちゃぶ台を反転するためにはそれなりの訓練をしたのではないでしょうか。

アニメの中でのちゃぶ台返しよりも見事に決まっていました。(笑)

もっとも、ちゃぶ台返しが姿を決してしまった昨今のドラマや映画に親しんでいる人たちには衝撃が強すぎる場面だったかもしれません。

追記:日本のドラマや映画の中では絶滅に近いちゃぶ台返しですが、欧米の映画ではテーブルクロスを引っ張って食事を台無しにする場面は今もなお健在。

コーヒーの入ったカップを放り投げる場面など、当たり前のように登場しますが、逆に往年のハリウッドの名作にはそんな激しい場面は少なかったと記憶しています。

だからかな~ダメダメな常治さんも憎めないんですよね(笑)(izu3さん:38話)
上にも記しましたが、良い悪いは脇に置いておいて、お父ちゃん=一家の主のわがままが通用してしまう時代が間違いなくありましたね。

また「偉人」として尊敬されているような立派な仕事を成し遂げた近代の人物でも、仕事以外の部分では破天荒だった、なんていう人も少なくありません。

名前は伏せておきますが、子供向けの偉人伝などでも必ず取り上げられるある学者は、国費を遊びで使い切ってしまったという、今ならあり得ない武勇伝があったりします。

常治さんは、そんなヤンチャな男たちの最後の世代なのかもしれませんね。

深野先生大好き、が、とても伝わってきます(ずんこさん:38話)
1号くんと2号くん。チャーミングなお二人のお弟子さんが大好きなフカ先生です。きっと喜美子ちゃんもフカ先生のことが大好きになるんでしょうね。

草間さん、大久保さんにつぐ、喜美子ちゃんにとっての第三の人生の師匠となりそうな予感でいっぱいのフカ先生。

喜美子ちゃんがフカ先生が大好きになる日が今から待ち遠しいです。

1番さん役の方はべっぴんさんの大急百貨店の小山さんの役(リキちゃんママさん:38話)
のちに大急の社長になり、『べっぴんさん』の女王様キャラ・悦子さまと結婚した「大急ですから!」の小山さんですね!

情報提供ありがとうございます!

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コメント

  1. よるは去った より:

    直子「ばれるで~。」
    喜美子「ばれへん、ばれへん。」
    娘たちの密かな「イケズ」か「反撃」か。
    ニ、三滴の「酒」に五合以上の「水」を加えら、落語の方では「水臭い酒?」「いや、酒臭い水。」ってやり取りになるんですがね。
    「酒臭い水」を呑まされてだいぶ後になって、常治「そう言えば、この間の『酒』は馬鹿に「水」臭かったなあ。」なんて場面があったら爆笑モンかも。
    常治父ちゃん、呑まされるのが「酒臭い水」で良かったなあ・・・・・・・。
    民話に出てくる狐や狸が化かすみたいに、あまり飲むべきものではないものを呑まされたら・・・・・・・((( ;゚Д゚)))

  2. 丹善人 より:

    妹たちの前で初めて大泣きする姿を見せたお姉ちゃんを見て、姉妹の絆が強まればいいですね。

    関係ないけれど、叔母が堅田で長らく薬局をやっていたので、家の真裏が琵琶湖なので夏には毎年のように訪れていたので、琵琶湖大橋はできる様子をずっと見ていました。

  3. オペラ座の怪人 より:

    前にも書いた(と思う)けど、
    ちや子さんというのは、
    年上なんだろうけど、
    上から目線ではなくて、
    同じ目線で、きみ子と接してくれて、
    うんうん、親友ですなあ。

    大島さんも、まあ、親友なんだろうけど、
    ちと、ノリの親友、みたいな。

    で、ちや子さん役の女優さんは、
    かなり美しい人なんだろうけど、
    眼鏡で美しさを封印して、
    演技力だけで勝負!かしら?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい