喜美子が語る深野の半生 / スカーレット 第41話

2019年11月15日(金)第7週「弟子にしてください!」

あらすじ

喜美子は、火鉢の絵付けの修行を常治に許してもらうことに失敗してしまいました。マツが水で薄めた酒を飲ませたことで常治を怒らせてしまったのです。その翌日、喜美子はマツと二人の妹に、絵付け師・深野から聞いた話を語って聞かせました。

深野は日本画家でした。そして、戦時中に従軍画家として戦地に赴きました。その体験を通して深野は絵が描けなくなってしまいました。そんな中、火鉢に絵を描くその贅沢さに感激し、絵付け師になりました。

暖をとるだけの道具に過ぎない火鉢に絵付けすることに喜びに目覚めた深野は、絵付けに没頭すると嬉しさのあまり満面の笑顔になってしまう。その話を聞かされた喜美子は感激し、深野について行きたいと心に決めました。

喜美子は、マツが見つけてきた絵付けを教わる話に違和感を感じていました。そして、喜美子には、深野に弟子入りする以外の道は考えられませんでした。同じ頃、常治は飲み屋で出会った男と意気投合していました。その男は、深野でした。

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予習レビュー

お父ちゃんが持ってきた縁談は破談に終わり、その一方で火鉢の絵付けを学ぶことの了承をお父ちゃんに取り付けることには失敗してしまいました。

いつもはお父ちゃんに何も言わないお母ちゃんも、この時ばかりは喜美子ちゃんが絵付けを学べるよう応援するものの、お母ちゃんの応援も失敗。

お父ちゃんに了承を取り付けることに失敗した絵付けの修行というのは、お母ちゃんがどこかで見つけてきた丸熊陶業以外でのことなのでしょうか。

お父ちゃんに猛反対されることで絵付けの修行は断念することになりますが、このことが喜美子ちゃんと深野師匠の師弟の縁のきっかけになるのかもしれません。

お父ちゃんが、家族の困窮もかえりみずに連れてきた草間さんは、その後、喜美子ちゃんの人生の師匠の一人になりました。

お父ちゃんが、喜美子ちゃんの意に反して大阪で働かせたことで、大阪でも人生の師匠の一人である大久保さんと出会ることができました。

また、生涯の友になるかもしれないちや子ちゃんとも出会いました。

喜美子ちゃんの人生など認めないお父ちゃんの身勝手な行動が、結果として喜美子ちゃんの師匠や友人とのご縁のきっかになっている。

今回のドラマの中で描かれる絵付けの修行の了承取り付け失敗も、これまでと同様、災転じて福となりますように。

感想

喜美子ちゃんの人生がはじまる瞬間

絵付け師のフカ先生は、草間さんや大久保さんにつぐ喜美子ちゃんの人生の師匠になるに違いないとは思っていました。

しかし、「草間さんや大久保さんにつぐ」ではなく「草間さんや大久保さんを超える」人生の師匠になるかもしれない。

そんな気がしてきました。

事前にアナウンスされていたフカ先生は、絵付けに没頭する時は満面の笑みを浮かべながら作業する、とのことでした。

ところが、フカ先生が絵付けに没頭するときは、奇声を発している。苦しそうな奇声を発している。

事前のアナウンスとずいぶん違うなと思っていたら、まさかの笑顔。

絵付けをするときに笑ってしまうその理由もまた心に沁みます。ただの道具に絵付けするその豊かさが嬉しくてならないなんて。

フカ先生の絵付けへの愛情を知った喜美子ちゃんは涙を流しました。

このときの感激の涙が、これからの喜美子ちゃんの仕事の原動力になって行くのかもしれません。

これまでお父ちゃんに人生を振り回されてきた喜美子ちゃんでしたが、今回ついに喜美子ちゃんが自分で切り開く人生が始まる瞬間を見たような気がします。

・・・

そんな気がした直後に、なんとお父ちゃんはフカ先生と意気投合。しかも、フカ先生が丸熊陶業の絵付けの先生と知って顔色を変える。

喜美子ちゃんがこれ以上、お父ちゃんに振り回されませんように。

コメントへの返信 by 朝蔵

母1人、娘3人で、おはぎ(オペラ座の怪人さん:40話)
荒木荘で働いている頃の喜美子ちゃんはおはぎをいっぱい作って、圭介くんは好きなだけおはぎを食べていました。

でも、川原家ではたった一つのおはぎを4人で仲良く食べるのが精いっぱい。喜美子ちゃんの実家の経済事情がよくあらわれていますね。

喜美子ちゃんが自分の家で、おはぎをいっぱい作れる日はやって来るのでしょうか。

お母ちゃんと三人の娘がおはぎを分けて食べる場面。微笑ましいながらも、あまりにもつつまし過ぎて泣けました。

『ひよっこ』で、乙女ちゃんたちが銭湯帰りに瓶入りのラムネを割り勘で飲む場面を思い出してしまいました。

喜美子ちゃんが照子ちゃんの力になるエピソードが、ぜひとも見て見たいと思いました(ずんこさん:40話)
きっとそんな日がいつか来るでしょうね。

裕福な家に生まれ育ち、戦時中のお兄ちゃんの戦死などを除けば、不自由なく暮らしてきたに違いない照子ちゃん。

逆境には弱いことが考えられます。

一方で、喜美子ちゃんは逆境に対しては強い。歴代の朝ドラヒロインの中でも最強レベルと言っても差し支えないのではないでしょうか。

照子ちゃんが困難に直面したとき、真っ先に助けてくれるのは喜美子ちゃん以外には考えられません。

ところで、喜美子ちゃんと照子ちゃん、そしてもう一人の幼なじみの信作くん。

最近、すっかりプレイボーイになってしまった(またはプレイボーイになったと思い込んでいる)信作くんが、幼なじみの力になってくれる日はあるのでしょうか。

信作くんの将来が、ちかごろ見えなくなってきました(笑)

喜美子姉ちゃんはさすがに常治父ちゃんの手の内を読み切っていた(よるは去ったさん:40話)
しばらく前までは、お父ちゃんの好き勝手な振る舞いの前で、喜美子ちゃんはただただ気の毒にしか見えませんでした。

喜美子ちゃんのこれまで数年間の人生。お父ちゃんにどれほどふりまわされてきたことか。喜美子ちゃんは自分では何も決められずにいました。

でも、ちゃぶ台返しを力づくで防いだ喜美子ちゃん。この行動がフラグだと嬉しいです。

フラグとは、お父ちゃんが喜美子ちゃんの人生をふりまわすことを、喜美子ちゃんが力づくで防ぐことができるようになるフラグです。

ちゃぶ台返しストップを機に、喜美子ちゃんが自分の人生を自分で決めることができますように。

追伸:これまでお父ちゃんに対して何ひとつ言い返せなかったマツさんも、意を決して自分の言いたいことを言いましたね。

喜美子ちゃんに絵付けを習わせてあげたいって。

川原家の風向きが変わってきたのでしょうか。そうあってほしいです。そして、風向きが変わる中で、お父ちゃんにはもう少しマシになってもらいたいです。

戸田恵梨香ちゃんと住田萌乃ちゃんは役離れても実姉妹じゃないかと思い兼ねないくらいそっくりな笑顔(よるは去ったさん:40話)
この二人が姉妹だというのは説得力がありますね。笑顔、本当によく似てました。

ところで、直子ちゃんは、空襲のトラウマを抱えていたり、お父ちゃんに対して猛烈な反発心を持っているので、この先で何か面倒なことを起こすことが予想できます。

一方の百合子ちゃん。まだ子供だからしかたないですが、今のところキャラが見えません。

ドラマの中で時間があと十年もすすめば、百合子ちゃんの子役時代も終わるはず。そのころに、どんな女の子になっているのか。とっても楽しみにしています。

家の中でお酒を飲むときはすでに酔っ払っている時だと判断が裏目に(丹善人さん:40話)
酒を水でうすめる作戦。お母ちゃんを巻き込んでおかなかったは失敗でしたね。

もっとも、お母ちゃんがお父ちゃんの説得を試みることなど、もしかするとこれが初めてのこと。

喜美子ちゃんとしても、お母ちゃんの行動は完全な想定外だったろうと思います。

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コメント

  1. はまま より:

    大地主のお嬢さまなのに商家の奉公人と駆け落ち。
    炎を上げる窯に向かって「火 消すでえ!」と叫ぶ姿(1話オープニング)。
    そんなマツさんに抱いていた当初のイメージは、とても激しくて強い女性でした。
    最近まで、そんなイメージは崩壊しきったというか、ちょっと何考えてるのか
    わからないお母ちゃんでしたが、少~しずつ変わりつつもあるようです。
    やっぱり実はとんでもなく激しい気性の持ち主で、ゆくゆくは常治さんと立場が
    逆転してふんぞり返ってるくらいになってもらいたい・・・
    それは期待しすぎでしょうかね?

  2. ひるたま より:

    “フカ先生”=イッセー尾形さんの一人芝居に思わずこちらも見入った今日の回でした。言わずと知れた一人芝居の手練れでもあるベテラン俳優のキャスティングが絶妙としか言い様が無いです。
    イッセー尾形さんといえば、前々作(BK制作としては前作)『まんぷく』でも萬平さんが出会う人相見の占い師:剛田さん役を好演されていましたが、率直に申し上げて…剛田さん役はイッセーさん以外の俳優さんでも置換え可能だったかな?とも感じています。(ひょっとしたら、今作のための伏線だったのかも?^^;)
    対して、今回のフカ先生はイッセー尾形さんにしか演じられない役であり、別の俳優さんには置換えが先ず不可能では?とさえ感じられます。

    そしてフカ先生の独白(語り)に目と耳を傾ける喜美ちゃんが…いつしか私達視聴者と同じ目線でフ
    カ先生=イッセーさんの一人芝居に見入る戸田恵梨香さんその人なのでは?とさえ感じられました。(つまり戸田さんは私達視聴者の代表でもあった、という事で…)
    既に完全に「喜美子」役になり切っている戸田恵梨香さんに敢えて「素」を出させる今作の演出…なかなか粋なのでは?(荒木荘時代に、雄太郎さんに家賃を催促する場面を思い出しました)
    これも、制作&演出陣が「女優:戸田恵梨香」を完全に信頼している(視聴者の1人としても安心して見ていられる)からこそ初めて出来るのでしょうね…きっと。(上手く言い表せない事が大変もどかしいのですが)

  3. みいちゃん命 より:

    人生の中で師匠と呼べる人に、やはり出会うんですよね。尊敬する人とは別に、その人の人間性とか仕事に対する姿勢に共感し信頼できる人、絶対に裏切りたくない人、そしてその人の様でありたいと思える人に。前作のなつちゃんにとっては仲さんだろうし、喜美子ちゃんにとっては深先生になるんでしょうね。私にもいました。会社の先輩でも上司でもなく、親しく付き合わせていただきながら、時には厳しい指導を受けた同業他社の先輩でありましたけれど。。。。朝蔵さんには師匠と呼べる人はいらしゃいますか。

  4. ともあき より:

    思いがけずの号泣会でした、やられました!
    フカ先生の語り、良いですね~ジンワリと効きました。
    草間さんもでしたが、喜美ちゃんの人生に所々で寄り添う人たちは厳しくも温かいですね。
    「これが、戦争が終わったということ」
    自分は密かに直ちゃんも応援しているので、
    直ちゃんもいつか空襲の怖い夢を見なくなると良いと思いました。
    喜美ちゃんのそばにいれば大丈夫かな?

  5. 丹善人 より:

    しかし師匠になり損ねた西川君かわいそうですね。

  6. 丹善人 より:

    自分が選んだ先生、ジョージ富士川ではなく、アホなお父ちゃんに無理矢理押しつけられた形の草間さん、大久保さん、そしてフカ先生と、喜美子の人生の大切な師匠との出会いは皮肉な物になりましたね。しかし良い出会いですね、またしても。

  7. オペラ座の怪人 より:

    今日も緩い、緩~い展開でしたなあ。
    大丈夫か!?スカーレット。

    まあ、イッセー尾形さんが、
    人生の師匠になる、ということで。

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    おしまい

  8. ゆきこ より:

    ふふっ見られたくなかったんですね(灬º 艸º灬)だけど色んな苦労されていたんですね色んな苦労があったからできる笑顔だと思います戦場で流れ弾に当たってお亡くなりになられた方もきっといらしたと思いますその中で無事に怪我も無く生きて帰って来れたって有難いことだと思います色んな苦労を知ってるからきみこちゃんが師匠にしたいって気持ちもうなずけます気に食わんかったらあかんコールして突っ撥ねる父ちゃんがどさくさに紛れていいよって言ったら儲けもんですね

  9. よるは去った より:

    心仙「これが戦争終わったちゅうことや・・・・・。」
    絵付け師として深先生や城崎親方のように、以前の回の信作君のセリフを借りるなら「高級品として売れてる」という「絵付け火鉢」から同じ事を感じた人たちが大部分なんですかね。