常治と深野が偶然に会う / スカーレット 第42話

2019年11月16日(土)第7週「弟子にしてください!」

あらすじ

喜美子は、絵付けの修行に猛反対する常治を説得しようと心に決めました。なぜなら喜美子は、絵付けという仕事を心から愛している深野の姿に感激し、深野の弟子になることを心から願っていたからです。

一方、常治は行きつけの飲み屋で偶然に深野と出会い、意気投合しました。常治と深野の会話が盛り上がる中、常治が喜美子の父親であることを知らない深野は、弟子りを希望している女性社員がいるが、すぐにあきらめるだろうと笑い飛ばしました。

その深野の言葉を聞いた常治は、そんな根性なしではないと思わず叫んでしまいました。その翌日。喜美子が常治を説得しようと声をかけると、常治は意外な反応を示しました。丸熊陶業で絵付けを習えと言い出したのです。

常治に認めてもらった喜美子は、絵付けの作業場に足を運び改めて深野に弟子入りさせてほしいと頼み込みました。深野は喜美子の弟子入りを受け入れました。月日は流れ、喜美子は21歳の夏を迎えるのでした。

<<前回41話 | 次回43話>>

第7週 | 第8週 | 第9週 第10週 | 第11週

Sponsored Link

予習レビュー

絵付けの修行をするという望みに対して、一度はお父ちゃんから猛反対を食らった喜美子ちゃんですが、あきらめきれずにお父ちゃんの説得を試みます。

一方、お父ちゃんは絵付け師の深野さんと飲み屋で遭遇し意気投合。

目の前にいる男が喜美子ちゃんの父親だと知らない深野さんは、絵付けの弟子入りを望んでいる喜美子ちゃんは、すぐにあきらめるだろうと笑い飛ばす。

その深野さんの言葉を聞かされたお父ちゃんは頭に血がのぼり・・・

こんな展開、似たようなことがリトル喜美子ちゃん時代にもあったようななかったような。

以下、ちょっとネタバレです。

喜美子ちゃんは深野さんに弟子入りすることになり、深野さんは、草間さん、大久保さんにつぐ喜美子ちゃんの師匠となります。

喜美子ちゃんと師匠との出会い。

今回も、そのきっかけをつくったのは喜美子ちゃんの人生をふりまわすお父ちゃんでした。

感想

お父ちゃんの残念な性格が喜美子ちゃんを良い方向に導く

「近道はない。あってもオススメはせえへん」
「歩いた方が力がつく、しっかり力をつけておけ」

フカ先生の言葉がいちいち深い!一つの道を貫き通してきた人物の、ものごとの本質を洞察した重たい言葉。

『ちりとてちん』のおじいちゃんの言葉を思い出さずにはいられません。

喜美子ちゃん、草間さん、大久保さんについで、素晴らしい師匠にめぐり合うことができました。

ところで何回か書きましたが、喜美子ちゃんの人生の師匠とのご縁はすべて、あのわからんちんのお父ちゃんが運んできているという事実があります。

家族が食べるものすら満足にない中、草間さんを家に連れてきたのもお父ちゃん。大久保さんと出会ったのも、お父ちゃんが見つけてきた就職先でのこと。

お父ちゃん都合信楽に戻らされたら、今度はフカ先生と出会いました。

そして、フカ先生の弟子入りのきっかけをつくってしまったのまでお父ちゃんです。お父ちゃんがフカ先生の前で激怒したことで、フカ先生は考え直したのだと思います。喜美子ちゃんの弟子入りを。

さらに、フカ先生への弟子入りをすすめる形になってしまったのもお父ちゃんです。

お父ちゃんの残念な性格が、ことごとく喜美子ちゃんの人生を良い方向に導いているこの皮肉。

お父ちゃんのわからんちんの行動は見ているのはつらいけれど、結果として喜美子ちゃんの人生が良い方向に向かって行くのは大歓迎。

お父ちゃんにはまだしばらくは、わからんちんのままでいてもらってもいいかなと思います。

次週予告

次週、21歳になった喜美子ちゃんがまさかの可愛らしい姿で予告編の中に登場しました。

喜美子ちゃんだけでなく、次週にはいろいろなことが起こりそうです。いつになくにぎやかな予告映像でした。

というわけで、今週も一週間、当ブログにお付き合いくださりありがとうございました。

どうぞ良い週末をお過ごしください。

コメントへの返信 by 朝蔵

「ごちそうさん」の民ちゃんこと宮嶋麻衣さん(璃織さん:40話)
ブログ主も宮嶋麻衣さんが大好きです!大阪の朝ドラの常連さん。彼女もいましたね!

『ごちそうさん』の民ちゃん。ヒロインのめ以子とはすべてが正反対のキャラが可愛らしくて忘れられません。

宮嶋麻衣さんの仕事でブログ主が大好きなのは『ちりとてちん』で演じたヒロインの幼なじみにして親友の順子ちゃんです。

ヒロインがとにかくネガティブ思考で残念な性格なのに対して、宮嶋麻衣さんが演じた順子ちゃんは同い年ながらお姉さんに見えるほど。

お姉さんというより、ときにもっと年配、この子は僧侶か仙人か!?と思わずにはいられないほどに人生を達観した人物像が強く印象に残っています。

そんな達観した彼女も、年齢相応に逆境に立たされたりするなど『ちりとてちん』では、出演場面がたくさんありましたよ。

宮嶋麻衣さんの最高傑作だと思います。

これが戦争終わったちゅうことや・・・・・(よるは去ったさん:41話)
戦争と比べるような話ではないのかもしれませんがフカ先生の「これが戦争終わったちゅうことや・・・・・」の言葉を聞いてある感情を思い出しました。

東日本大震災のときのこと。計画停電のために都内の地下鉄は照明を落としていたので、駅構内や地下通路は薄暗いところばかりでした。

鉄道も間引き運転されていました。

そんな状態が何日も続き、平常通りに戻ったとき。地下鉄の駅構内が明るさを取り戻したとき。うれしくて涙目になってしまった、その時の感情を思い出しました。

フカ先生の喜びは、きっとそれを超えるものなのでしょう。

そして、先の大戦が終わって数年が経過したころ。フカ先生みたいな喜びを感じた人は数多くいたのでしょうね。

自分が感じた感情を思い出したことで、フカ先生の笑顔の理由がよ〜く理解できました。

そして、そんなフカ先生に弟子入りしよう。弟子入りするのはフカ先生をおいて他にはいないと心に決めた喜美子ちゃんの気持ちもよくわかります。

色んな苦労があったからできる笑顔だと思います(ゆきこさん:41話)
いつもひょうひょうとしていて、近くにいたらまるで春風に吹かれるような心地になりそうなフカ先生。

過去にそんなご苦労をされていたなんで見えないですね。

でも、その苦労があったからこそ、過去の苦労をみじんも感じさせないほどなのかもしれません。

草間さんや大久保さんを超える人生の師匠に、喜美子ちゃんはついに出会うことができましたね。

これから喜美子ちゃんとフカ先生の師弟関係を見るのがとても楽しみです。

ブログ主は、師弟関係の描写がことのほか好きなんです。なので『スカーレット』を見る楽しみが増えました。

残念なお父ちゃん問題も消えてしまうほど楽しみです(笑)

イッセー尾形さんが、人生の師匠になる(オペラ座の怪人さん:41話)
キャスティングから言っても、喜美子ちゃんの歴代人生の師匠の中でも最強の師匠になりそうですね。イッセー尾形さん演じるフカ先生。

これからはじまる師匠と弟子の新しい物語。期待に胸が高鳴ります。

喜美子の人生の大切な師匠との出会いは皮肉な物になりましたね(丹善人さん:41話)
アホなお父ちゃんのアホさ加減が、実は喜美子ちゃんにとって大切な出会いになっているところに人生の不思議さを感じずにはいられません。

そして、自分で選んだ道の中で出会った先生には縁がないという点もまた不思議です。

でも、できることなら、いつか喜美子ちゃん自身が選んだ道の中で、大切な人を見つけてほしいものですね。

師匠になり損ねた西川君(丹善人さん:41話)
地味なキャラクターが多い本作の中にあって、もっともインパクトの強い登場のしかたをしながら、2回か3回の登場で終わってしまいましたね。

別の機会で喜美子ちゃんとのご縁がありますように。

直ちゃんもいつか空襲の怖い夢を見なくなると良いと思いました(ともあきさん:41話)
直子ちゃんにも、心の傷を癒してくれるような人生の師匠との出会いがあるといいですね。

ところで喜美子ちゃんの人生の師匠とのご縁はすべて、お父ちゃんのアホな行動がきっかけになっています。

喜美子ちゃんと同様、お父ちゃんに振り回されている直子ちゃんにも、人生を変えるようなご縁があるといいんですが・・・

<<前回41話 | 次回43話>>

第7週 | 第8週 | 第9週 第10週 | 第11週

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ぱぽりん より:

    今週の納得
    <喜美子>

    喜美子が戸田さんになってから、

    「どう見たって10代に見えないよなー」
    「顔つきなどはさておいても、あの手、あの仕草、やっぱり30だよなー」

    と、マイナスな感想をまず持っていたのですが、常治のちゃぶ台返しを阻止するシーンを見て、ギャグになり過ぎない微妙なバランス、あれれ、戸田さん、いーじゃん!!

    スカーレットを見続ける気持ちになった点は、戸田さんの喜美子が
    「10代のような演技をしなかった」
    からだと自分は感じています。
    年齢が高い人が若い役を演じるにあたってそれっぽいことをすると、正直な感想、とっても嫌らしく不快なものになってしまいます。
    それらしく見えないけれどそうしなかった点、戸田さんの判断なのか制作側の指示だったのかはわかりませんが、正解だったのではないか、そう思っています。

    これから実年齢と大差ない状況を演じる中でどういう喜美子を見せてくれるのか、先への期待が高まったところです。

  2. tonko より:

    短い大阪編を経て
    新しい夢を見つけて、歩き出しましたね
    今週は、何だか「ちりとてちん」を彷彿とさせる
    と言うか、似ているな…と感じました

    主人公のキャラは大分違いますが
    男の世界に飛び込み
    生涯の師匠に出逢う
    兄弟子が優しそうなのも似ています(笑)

    最初は大反対のお父ちゃんも
    結局、賛成し許してくれる
    すぐに大きな声を出すところも
    ちょっと似ています

    大阪でお世話になるお姉さんも
    記者(ライター)ですしね

    これから、どのような割合で
    滋賀と大阪が出てくるのかは
    分かりませんが
    きっと大阪の皆さんも再登場するでしょう
    と言うか、じゃないと勿体無いですよね!?

  3. いち より:

    おはぎ、1個単位で作れるものではないから、しんさくくんの卒業祝の残りですよね。それなら1個を4つに分けて食べてても、あり得るのかなと。もちろん自分ちの分を含めて倍量こしらえられない経済状況なのでしょうが。

  4. ずんこ より:

    フカ先生の九番弟子、キューちゃん。
    相変わらずフカ先生は、お弟子さんの名前を覚える気がないようですね。
    絵付けの基本中の基本、線を引くこと。真っ直ぐな線を。
    その練習に一心に励む喜美子ちゃんの姿が、素敵でした。

    恐らく草間流柔道でも、基本の型をきちんと学ぶ大切さを教わり、
    大久保さんからも、基本を大切にすることを徹底的に教え込まれ、
    もしかするとジョージ・富士川先生のサイン会で、富士川先生から「基本を学ぶことは大事」と言われた言葉が耳に残っていたのかもしれません。
    基本の大切さを身を以て知っているからこそ、素直にフカ先生からの課題を受け入れて、投げ出さずに地道にただひたすら線を引く練習に耐えられたのかもしれませんね。
    「寄り道はいいけど、近道はよくない。」
    いい言葉ですね。
    基本を大切に学ぶことが、実は一番の近道なのかもしれないと思いました。

    ところで西川ジョージ・富士川先生の決め台詞、「自由は、不自由やでぇ!」は、「芸術は爆発だ!」なのかしら?

  5. 璃織 より:

    朝蔵様ご推薦の、宮嶋麻衣さんの当り役「ちりとてちん」の順子ちゃん、見てみたくなりました!「ちりとてちん」は、当時朝ドラを見る習慣が、一度ダウンしてしまった時期で、BSの再放送もアンテナの不具合から見られず、落語大好きな私は、その後のヒロインの活躍からも、大変に後悔したものでした。宮嶋麻衣さんだけでなく、また見る機会があると嬉しいです。 ところで、百合子ちゃん役の住田萌乃ちゃんが、戸田恵梨香さんにそっくりで、本当の姉妹みたい、とどなたか書いていらっしゃいましたが、福田麻由子さんともそっくり!つまり、住田萌乃ちゃんが成長したら福田麻由子さんの顔になって、全く不自然ではなくないですか?もちろん顔だけで選ぶわけではないし、よく、このような上手いキャスティングが出来ると思います。

  6. よるは去った より:

    直子「ちゃぶ台かて、姉ちゃんが居いへん時、どんだけやられたか・・・・・・・。」
    百合子「慣れてるよ。平気・・・・・・。」
    なんて逞しい妹君たちか。(@ ̄□ ̄@;)!!
    心仙「三年も辛抱でけるわけないわ。男でも、な、よう続かんことを何で女の子が・・・・・・力も無さそうやし、絶対弱音吐くで・・・・・・。」
    常治「吐くかいな!そんな根性なしちやう・・・・・・。」
    常治父ちゃんの株上がるかな?
    常治「丸熊陶業やないとあかんねん!!」
    喜美子「?」
    マツ「?」
    明かりが灯ったような瞬間でしたね。

  7. みいちゃん命 より:

    朝ドラからまたお宝のようなセリフをもらった。「近道はないねん、あっても近道はお薦めせいへん。なるべく時間をかけて歩く方が力がつく、歩く力は大変な道の方がようつく。よう力つけとけ、いましかできひんことや」…こんな言葉、自分が若い時に言ってもらいたかった。メモしておいて今度若いやつに言ってあげよう。
    ちなみに以前、朝ドラからいただいたお宝にしているセリフは「ごちそうさん」で近藤正臣さんが杏さんに言ったもの。「できる、できへんの問題ちゃうねん。やるねん。大切なのはその覚悟や」…いい言葉でしょう。スマホにメモしたこの言葉に、いまでも勇気をもらっている。

  8. にゃんこ より:

    絵付けの基本は直線の線引きからですね。イラストやさし絵の基本を学ぶ時もやはり直線の線引きからでした。師匠も「近道はない」とおっしゃってましたが、ここをおろそかにすると同じものをいくつも描くことができないし、線がぶれたり思うように描けなかったりするから師匠のおっしゃることはもっともですね。
    でもフカ先生のウレシイところは単調な基本の特訓の合間に「寄り道でこれ描いてみぃ」とみかんを持ってきてくれたところです。正直、いくら修行と言っても線引きばっかりでは飽きてきます。そんな絶妙のタイミングで少しモチベーションの上がる休憩モードの練習をさせてくれるところ、素敵だなと思いました。しかもそれを「寄り道」と表現されたところも素敵です。
    今回いきなり3年スキップしちゃいましたが、もうちょっとだけ修行のところも見てみたかったような気もします。

  9. リキちゃんママ より:

    喜美ちゃんがフカ先生の弟子になって最初の練習シーンを見て、なつぞらのなっちゃんが東洋動画に入った時の線を書く練習をするシーンを思い出しました。

  10. 23号 より:

    3人の最後の小学生に戻った様なじゃれあい。
    幼なじみっていいですね。

  11. 丹善人 より:

    今日で子役の百合子ちゃんはおしまい。紅白出場が決まって忙しいし。
    来週から心待ちにしていた福田麻由子ちゃんの登場。「日本沈没」からずっと注目していて、朝ドラ出ると聞いたのが「スカーレット」見ようという気になった一番の理由だから。