信楽で初の女性絵付け師 / スカーレット 第47話

2019年11月22日(金)第8週「心ゆれる夏」

あらすじ

照子の働きかけが功を奏し、喜美子が考案したデザインが、火鉢に採用されることになりました。敏春は、良いデザインであれば誰のものであれこれからは積極的に採用すると宣言。喜美子、そして深野の二人の弟子たちは大いに発奮しました。

そんな中で敏春は、新しい火鉢の販売促進のために、喜美子を「信楽初の女性絵付け師」として売り出そうと活動を開始。しかし、喜美子をマスコットガールで売り出そうとする敏春の考えを喜美子は拒否しました。

照子の説得によって、喜美子は敏春の求めを受け入れることにしました。そして、陽子たちの協力で着飾った喜美子の姿を見たマツは、感極まって涙を流しました。照子の頼みとマツの涙に背中を押された喜美子は、不本意ながらも取材と撮影に応じました。

その数日後、喜美子のことが新聞の記事になりました。敏春の狙い通り、喜美子は「丸熊陶業のマスコットガール」として紹介されました。その新聞の記事を、八郎は複雑な思いでながめるのでした。

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予習レビュー

喜美子ちゃんが取材を受けることに。そして取材当日、これまで見たことがないほど可愛く着飾った喜美子ちゃんが登場するのだとか。

しかも、そんな喜美子ちゃんを、敏春さんはマスコットガールのように売り出して、自社製品を売り出そうと画策。

マスコットガール。今で言うご当地アイドルみたいなものでしょうか。

マスコットガールの名前も付けられます。その名はミッコー。

当時、今の上皇后さまの御成婚により、空前のミッチーブームが沸き起こり、「美智子さま=ミッチー」に対して「喜美子=ミッコー」なのだそうです。

というわけで今回は、マスコットガールにまつりあげられた喜美子ちゃんが、自分の意思とは無関係に騒ぎの渦中に巻き込まれるさまが見どころです。

子供の頃からこれまでずっと、これ以上ないくらい地味な人生を歩んできた喜美子ちゃんが一躍注目を集めることになってしまいました。

喜美子ちゃんはこれからどこへ向かって行くのでしょうか。

感想

照子ちゃんは愛する夫のためならここまでできるのか!

先週土曜日の予告映像でも紹介されたマスコットガール・喜美子ちゃん。楽しみにしていたその姿がついに登場しました。

かわいくて新鮮です。

その姿を見て感極まって涙を流したマツさんの気持ち。よくわかります。ここでマツさんに涙を流させた脚本家の先生の母親の気持ちへの洞察力。さすがです。

そして、このタイミングでお父ちゃんが直子ちゃんと一緒に東京に行っていてよかった。百合子ちゃんの言う通り、お父ちゃんがいたら、また騒ぎが起こっていたかと。

一方、敏春さんの顔を立てて欲しいと喜美子ちゃんに懇願する照子ちゃんの姿もまた新鮮でした。驚きました。照子ちゃん、愛する夫のためにはここまでできるんだと。

女王様キャラの照子ちゃんにあそこまで言われてしまっては、喜美子ちゃんとしても断るわけにはゆきませんね。

かくして、喜美子ちゃんは不本意な取材に応じることになったわけですが、八郎くんが暗い目をして喜美子ちゃんが紹介された新聞記事を眺める姿が気になります。

コメントへの返信 by 朝蔵

きみちゃんが認められたことが、我がことのように嬉しくて(オペラ座の怪人さん:46話)
大島優子さんが、ご自身が演じている照子ちゃんのことを「喜美子ちゃんの大ファン」という言葉で表現していたのを覚えています。

喜美子ちゃんが絵付けをできるようになったのも、ある程度は照子ちゃんによるお父上への働きかけがあってのことです。

その働きかけが功を奏して喜美子ちゃんは念願の絵付けができるようになり、そしてその仕事が今度はお父上にも認められた。

照子ちゃんにとってはこの上ないよろこびに違いありません。

その上さらに、喜美子ちゃんのデザインが採用されたということは、照子ちゃんの愛するご主人のアイデアが採用されたことも意味します。

二重で嬉しかったのではないかと思います。

お父ちゃんが東京で見てきたこと。それは確実に火鉢の時代が終わるということじゃないでしょうか。(ときわごぜんさん:48話)
火鉢の時代の終わりのはじまり。お父ちゃんがもしそれを東京で見たとしたら、反応しないわけがないですね。

自分自身の仕事でもあり、また家計を支えるもうひとつの柱である喜美子ちゃんの仕事でもありますからね。

喜美子ちゃんはきっとどこかのタイミングで絵付け師から陶芸家に転身しますが、お父ちゃんは新しい仕事=火鉢に代わって運べるものを見つける必要に迫られますね。

ときわごぜんさんのおっしゃるとおり、またしても川原家の家計が火の車に。そんな展開は十分に考えられますが、そうならないことを祈るばかりです。

もしそんなことになったら、再び三人の娘のうちの誰かがふり回されることになりかねませんから。

信楽の土っていいですよね(丹善人さん:46話)
焼く前の信楽の土は手で触れた経験はありませんが、信楽焼の料理皿など器は実際に普段から使っています。

本作のタイトルにもなっているスカーレット=緋色のあたたかみ。見ていて飽きません。特に古い時代の信楽焼の表情に富んだスカーレットはみごとです。

喜美子ちゃんが大阪で働く直前に信楽焼の破片を拾い上げ見惚れる場面がありましたが、あの気持ち、とってもよくわかります。

喜美子ちゃんが絵付け師を経て陶芸家になったとき、きっと信楽焼のスカーレットが画面に繰り返し登場するのでしょう。

その日が来るのが今から楽しみでなりません。

もし直子が就職した工場が電気ストーブや電気こたつを生産していたら凄い皮肉(みいちゃん命さん:46話)
みいちゃん命さんにちょうだいしたコメントを拝見するまで気がつきませんでした。喜美子ちゃんと直子ちゃん、就職した先が正反対の方向にむいている業界だということを。

直子ちゃんの就職した家電製品の工場が何を作っているのか定かではありませんが、これからますます伸びて行く業界です。

一方の喜美子ちゃんの就職した会社は、決断をひとつ間違えたら滅びゆく領域に残されたままになってしまいます。

その点でお婿さんである敏春さんの将来を見据えた慧眼は素晴らしいですね。

義理の両親からは亡くなった長男の代わりくらいにしかみなされていませんが、いつか丸熊陶業の中興の祖みたいな存在になるのかもしれません。

照子ちゃんが惚れるだけのことはあります。

各ドラマの年表を作って比べながら見てみるのも楽しい(みいちゃん命さん:46話)
先の大戦が終わって日本が焼け跡の中から復興する朝ドラはここ数年だけでもたくさんありますので、年表をつくるのは楽しいかもしれませんね。

ところで1958年は前々作『まんぷく』にとっても、とても重要な年です。

萬平さんが池田信用組合の会長職を辞任したのが1957年の暮れ。住み慣れた家を離れ、手狭な借家で迎えた正月が1958年。

そして、その年に萬平さんはインスタントラーメンの開発を始めています。

信作くんがお父ちゃんをおんぶした話にホロっと涙しました(ともあきさん:46話)
『スカーレット』では、心を激しく揺さぶられるような号泣場面は少ないですが、地味に涙腺を刺激してくる、心をあたたかく包み込んでくれるような場面が多いですね。

信作くんがお父ちゃんことを背負ったことで思い出した子供の頃の思い出。

その思い出話を通じて、お父ちゃんが信作くんのことをどれくらい可愛がっていたかが伝わってくる心に沁みる場面でした。

神山清子さんは骨髄バンクの創設を訴えた方(ふーさん:12週)
喜美子ちゃんの実在モデルの女性はそんなことをされていたんですか!?

神山清子さんの人生は波乱に富んだものだったようなので、きっとそのあたりのことがドラマで描かれるものと思われます。

そして前半の2019年放送分がゆるい展開に終始しているのは、後半の怒涛の展開を際立たせるためではないか。

そんな気がしています。

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コメント

  1. アーモンド より:

    もし、取材の記者がちや子だったら、どんな要求も嬉しく受けたのではないでしょうか?
    普段はあまりはかないスカート、それもアイドルみたいな出で立ち、普段はあまりしない化粧と派手に着飾って、色んなポーズとらされて。そらに女性絵付け師や、師匠のことは、ほとんど触れず、マスコットガール扱い。おもちゃにされるのはいやだったんでしょうね。照子らの強い要望に断れず。

  2. みいちゃん命 より:

    「キチンとすれば、美しい子や~」って普段の喜美子は、周りからどう思われていたのか。
    それよりも若旦那「その格好でマスコットガールは」と言うならば、照子の服を貸すなり、前もってお金出して準備させるなりしろよ。ボンボンは自分のことばかりで、気が利かないヤツなのか……って、それ言ったら近所中がバタバタしたくだりや、お母さんが綺麗になった喜美子の姿見て泣くシーンも無くなちゃうか…

  3. 丹善人 より:

    アイドルはこのようにして捏造された。という皮肉は、現代マスコミも同じ事をやっているということへの警鐘でしょうか。
    いやいや、お父ちゃんがこの場に居なくて大正解でしたね。しかし、衣裳くらいなら照子が貸してくれてもいいのではと思ったり。

  4. よるは去った より:

    新聞記事を読んでため息をつく八郎君の眉は明らかに「八の字」でしたね。
    一体何のフラグでしょう?

  5. オペラ座の怪人 より:

    マスコットガールですか!?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    ま~た、本筋と関係ないお話で
    時間を使っていますが、

    まあ、照子の「うちの顔、立てて」と、
    母の涙に免じて、許してあげますか!?

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    おしまい