喜美子の八郎への気持ち / スカーレット 第61話

2019年12月9日(月)第11週「夢は一緒に」

あらすじ

「お見合い大作戦」の会場に向かった八郎に追いついた喜美子は八郎への気持ちを告白し、八郎は喜美子を抱き寄せました。そんな二人の姿を目撃した人物がいました。常治です。怒り心頭の常治は八郎をその場で殴打してしまいました。

家に帰ってから、喜美子は八郎と結婚したいという自分の気持ちを常治に訴えました。しかし、常治は喜美子の結婚に猛反対しました。常治は喜美子が嫁に出ることに寂しさを感じていました。そのため混乱してしまったのです。

八郎が常治に殴打される現場を信作も目撃していました。そして、信作のはからいによって、喜美子は八郎が暮らす部屋を訪ねることになりました。しかし喜美子は、喜美子を案じる八郎の気持ちを誤解し、喜美子と八郎は言い争いをはじめました。

喜美子の気持ちを八郎もはかりかねていました。そのため八郎は、喜美子を家に帰るよう告げました。しかし、家に帰るように言われた喜美子は八郎に言葉を返しました。家に帰りたくない。家に帰さないで欲しいと。

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予習レビュー

喜美子ちゃんと八郎くん。恋バナを飛び越えて「結婚」の二文字が喜美子ちゃんの口から飛び出しました。

しかしお父ちゃんは喜美子ちゃんの結婚を猛反対。

反対する理由はとってもシンプル。これまで朝ドラの中で繰り返し描かれてきた朝ドラ定番の、娘を手放しくないお父ちゃんの悲哀が理由。

決して乗り越えられない理由ではありません。

乗り越えるための最大の障壁は、ヘソを曲げると面倒くさいお父ちゃんのキャラクターだけ、と言ったところでしょうか(笑)

さて、今週のサブタイトルは「夢は一緒に」です。

夢とは陶芸のことでしょう。そして「一緒に」とは言うまでもなく喜美子ちゃんと八郎くんの二人のことです。

喜美子ちゃんの人生にとって大切な二つのこと。一生涯をかける仕事と、その仕事を一緒にやってゆく伴侶を喜美子ちゃんは見つけました。

二人の結婚に反対するお父ちゃんの気持ちが変われば、ようやく喜美子ちゃんはお父ちゃんから自由になり、自分の人生を生きることができるのかもしれません。

喜美子ちゃんが自分の人生を生きる姿を一日も早く見ることができますように。

感想

3歳の喜美子のままでいたらええ

ハレンチさん。じゃなかった。八郎くんと結婚したいと言い出す喜美子ちゃんの言葉を聞いて困惑するお父ちゃん。忘れがたい名演でした。泣かされました。

お父ちゃんはもともと喜美子ちゃんが結婚することを望んでいました。見合い相手を連れてきたくらい。お見合い大作戦への参加を推していたくらいですから。

しかし、喜美子ちゃんの本人の口から「結婚」の二文字の言葉を聞かされた瞬間、嬉しさとそれ以上の寂しさが心の中から湧き上がってくるお父ちゃん。

3歳の喜美子のままでいたらええ。自分のことを「おとうたん」と呼んでいた頃の可愛い喜美子のままでいたらええ。

そんな言葉を連発するお父ちゃん。

亡くなる間際の人の脳裏に、人生の様々な場面が走馬燈のようにかけめぐると言いますが、お父ちゃんの脳裏には幼い頃の喜美子ちゃんの姿が走馬燈のようにかけめぐっていたのだと思います。

嬉しい。けれど寂しい。

結婚という事実が目の前にリアルにあらわれてしまい、自分でもどうしたら良いのか、まったくわからなくなるお父ちゃんの姿。本当に名演でした。

アリが右から左に歩くのを見ている

いつの間にかすっかり仲良しになった信作くんと八郎くんの二人の場面も新鮮でした。

喜美子ちゃん、照子ちゃん、信作くん。

信楽の幼なじみ三人に八郎くんも加わり、四人が信楽でいつまでも仲良く暮らしてほしい。

そう思わずにはいられないような、信作くんと八郎くんの姿でした。

そして、同性の友達がいなかった信作くんが八郎くんという無二の親友を得た理由もよ〜くわかりました。

信作くんと八郎くん。同じタイプだったんですね。

アリが右から左に歩くのをじ〜っと見ているような・・・(笑)

コメントへの返信 by 朝蔵

本当にとんでもないことになりましたね(丹善人さん:60話)
八郎くんが川原家にやってきたとき、お父ちゃんと百合子ちゃんは留守中でした。なぜ、このタイミングでわざわざ留守の設定にするの?と疑問に感じていました。

これから娘を嫁に出す父親の悲哀の物語がはじまるというのに、その物語の「主人公」であるお父ちゃんが不在であることに違和感を感じたのです。

お父ちゃんが留守だった理由は単純明快でしたね(笑)

そして喜美子ちゃんと八郎くんもあまりにも無防備でした。いくら通行人がほとんどいない山道とは言っても川原家に通じる道です。

でも、人生がかかっているような瞬間を体験し感情のたががはずれてしまって、お父ちゃんのことを警戒する心のゆとりを失ってしまったのかもしれませんね。

松の木の灰が作品に吹き付けられて高熱で溶けて「釉薬」代わりになり(よるは去ったさん:60話)
古い信楽焼も備前焼とほぼほぼ同じようです。「自然灰窯変」と名付けられた古信楽焼があるくらいです。

それにしても八郎くん。陶片を観察しただけで釉薬を使っていないことを見抜いてしまうなんてさすがはプロです。

そして、そんなプロである八郎くんを観劇させるほどの美しい陶片に心をつかまれた、喜美子ちゃんの天性といっても差し支えないレベルの審美眼もたいしたものですね。

前作『なつぞら』のなっちゃんといっきゅうさんのように、喜美子ちゃんと八郎くんも夫婦で力を合わせて素晴らしい作品を生み出してほしいものです。

ご主人の死亡により独り身になる展開(文月さん:14週以降)
八郎くんの死というのはまったく考えませんでした。ヒロインの夫が不倫、という展開はブログ主もないかなと、そんな気がしています。

八郎くんがもし仮に亡くなったとしたら、前作『なつぞら』の中で若くして亡くなった芸術家・天陽くんに通じるものがありますね。

秘める喜美子と開けっぴろげな直子(文月さん:59話)
喜美子ちゃんと直子ちゃんの性格の対比にはっとさせられました。おっしゃるとおり、喜美子ちゃんがこれまで経験してきた「恋」に関する出来事は家族には一切知られていません。

お母ちゃんですら知らない。

喜美子ちゃんはあけっぴろげのうように見えて、実は自分の秘密を口にしないタイプ。直子ちゃんはあけっぴろげでないように見えて、お母ちゃんにだけは打ち明ける。

おもしろいギャップですね。

その作品を一瞬で潰した八郎さん。ドキッと、というか、ギョッとしました(まめしばさん:60話)
ブログ主もあれには驚きました。あれをやった人が八郎くんでなかったら、単なるいじめに見えていたかもしれません。

ブログ主も陶芸家の修行の方法はよく知りません。なので、こんな風に造形の量稽古を積むのかなと想像しながら観ていました。

「好きだ」という言葉は、少なくとも今日の八郎さんからは、聞けませんでした(まめしばさん:60話)
前作『なつぞら』で、ヒロインのなっちゃんがプロポーズされた場面でも、相手役のいっきゅうさんの口からは「好きだ」という言葉は出てきませんでした。

たしか、アニメを一緒につくり続けたいみたいな言葉だっと記憶しています。

『なつぞら』のなっちゃんといっきゅうさんみたいな夫婦になってほしいですね。喜美子ちゃんと八郎くんは。

喜美子が大切にしていた焼き物のかけら(みいちゃん命さん:60話)
陶芸のことをよく知らないけれど、たしかな審美眼がある喜美子ちゃんは、信楽焼のかけらの美しい緋色を発見しました。

そして、その緋色が釉薬も使われずにいる技法であることを八郎くんは気づきました。

この二人の感性が融合した作品ができたらどれほど素敵だろうとブログ主はそんな展開を願っています。

前作『なつぞら』の、なっちゃんといっきゅうさんの合作とでもいうべき『大草原の少女ソラ』のような作品が、喜美子ちゃんと八郎くんによって生み出されますように。

お母ちゃんがさりげなくきみちゃんの背中を押してくれたシーン(ましずさん:60話)
あの場面。ブログ主も大好きです。お母ちゃんは喜美子ちゃんの気持ちを察したはずなのに、どうして川原家を出て行った八郎くんを追いなさい!と言わないのかなと疑問に感じていました。はじめのうちは。

そんな野暮なやり方を選ばなかったんですね。お母ちゃんは。本当に素敵な背中の押し方でした。

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コメント

  1. みかんの皮 より:

    お父ちゃんあるある❗️😁泣き笑いしました。
    それと、信作と八郎の仲良くなった理由、信作がなぜ変身したか、ちゃんと伏線を回収してくれた上に、だからこの役を林遣都くんが演じてる意味がわかりました❗️カメレオン俳優の面目躍如です。今日までジリジリしてたのが、すっとしました。大活躍やん‼️

    喜美子と八郎の会話におばちゃんでもキュンとなります。昭和の若者ですね✨

  2. よるは去った より:

    喜美子「帰りたくない・・・・・帰さんといて・・・・・。」
    この娘の本気な台詞を聞いたら、さすがの常治父ちゃんも「勝手にせえ!」と「ちゃぶ台」を引っくり返しながらも折れるでしょうか。
    喜美ちゃんが「武家の娘」なら「懐剣」で喉でも突き兼ねない形相に見えました。

  3. まめしば より:

    今日の常治父さんの混乱っぷり、もう何だか愛おしくさえ思えます。いきなりショックな場面に遭遇した上、喜美子ちゃんに、真剣に、八郎さんと結婚したいと告げられましたからね。どうにも、気持ちの持っていきようがないですよね。
    ても、常治父さんに対しては、これくらい爆発力のある展開で良かったかもしれませんね。認めてもらうまで、大変でしょうが、がんばれ、喜美子ちゃん!
    3歳の頃の我が子。かわいくてしょうがない時期です。そして、常治父さんにとっては、戦地に赴く直前の喜美子ちゃんが、もしかすると、3歳くらいだったかな?戦地で何度も何度も思い起こした我が子の
    姿が、3歳くらいだとしたら、尚更脳裏に焼きついて
    いることでしょう。
    いるのかもしれませんね。

  4. オペラ座の怪人 より:

    結婚するのかしら?
    きみ子と八郎?

    ヤフートピックスにも出ていたけど、
    歴代の朝ドラの「がんこ親父」って、
    がんこだけど、
    それなりの人物で、
    それなりに尊敬を、集めていたけど、

    じょうじ父さんは、飲んだくれで、
    とても支持できないけど、

    娘の結婚を前に、
    今度こそ、
    人格者になっておくれ~

    !( ̄- ̄)ゞ (ロ_ロ)ゞ (`◇´)ゞ

    おしまい

  5. ゆきこ より:

    お父ちゃんが子供っぽいのはわかりましたでもだからといって大阪に居た頃にきみこちゃんが送ってくれていたお金を食い潰して家族を苦しめたり気に入らなかったらちゃぶ台をひっくり返したりしたりなんかしていいわけないでしょ!お母ちゃんがもうちょっとビシッと言えるようになってくれさえしたら全然違ったと思いますよ直子ちゃんはハッキリウザいって言ってましたね直子ちゃんが言っちゃったから角が立ったのかなって思いますよ気に入らなかったらちゃぶ台返してるお父ちゃんが一番悪いんですけどね

  6. 丹善人 より:

    またまた感想欄、「貴美子」と「喜美子」が何度も両立してますね。辞書登録しては?

    初めての作品を握りつぶしたのはよくわかります。観光客だったら、そのまま焼いて
    記念品にすれば良いけれど、本職としてやっていこうという立場なら、手取り足取り
    教えてもらってできた作品は初作品でも何でもなく、記念にしてはいけないものでしょう。
    すべて最初から自分一人で作った物でないと意味がない。

    八郎さんの部屋で、とうとう見つけてしまいました。2つの絵。並べられては恥ずかしくて
    しかたないでしょうね。

    陶芸をやっていた義父も、幼少時代は登校途中で蟻を見ていたという田舎育ちでした。
    何でそのエピソード知ってるの?と思わずつぶやいてしまった。