常治に結婚の許しを乞う / スカーレット 第64話

2019年12月12日(木)第11週「夢は一緒に」

あらすじ

照子が目の前で産気づいたため、お産に立ち会うことになった喜美子は帰宅するのが遅くなってしまいました。一方の川原家では、喜美子が遅くなっても帰宅しないため、喜美子は八郎と駆け落ちしてしまったのではないかと常治が気をもんでいました。

いら立つ常治はついにマツと口げんかに発展。言い争いの末に、話題が常治とマツが駆け落ちした二人の過去に及ぶと、そのことを初めて知った百合子は常治に対して嫌悪感を感じずにはいられません。

川原家の騒動の渦中に、喜美子が八郎にともなわれて帰ってきました。これまで常治から会うことをこばみつづけられていた八郎は、ようやく常治と対面することができました。常治は、意外にも八郎を家の中に招いたのです。

八郎はあらためて常治に挨拶しました。一方の常治はマツと結婚して以来、マツに苦労のかけ通しだった日々を語りました。そして、喜美子に苦労させたくない一心から、陶芸家になる夢をあきらめて欲しいと、常治は八郎に頭を下げ流のでした。

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予習レビュー

八郎くんと常治さんの対面がようやく実現しました。

お産の立ち合いで帰宅が遅くなった喜美子ちゃんを川原家に送ってきたことで、常治さんから見たら不意打ちのような八郎くんの来訪。

これまで八郎くんと対面することから逃げ回っていた常治さんが、ついに八郎くんと真正面から話をすることになってしまいました。

さて、詳しくはここでは伏せておきますが、今回は常治さんがマツさんとの馴れ初めを語ることになるのだそうです。

しかも珍しく大真面目になって過去を語ることになりそうです。

いつだったか、常治さんが喜美子ちゃんに対して、自分の好きなことを仕事にしている人だけが立派な人だと思うなと真顔で言ったことがありました。

そのときの常治さんの意外なほどに真面目で真っ当な考え方にブログ主は驚かされたものです。もちろんいつもの甘い考え方もありましたが。

今回の常治さんの姿にもまた新鮮な驚きを感じることができるかもしれません。

感想

「失敗ばっかりの人生や」

お父ちゃんに泣かされました。そして、回を経るほどにお父ちゃんが劣化をつづけている理由がわかったような気がします。

そしてお父ちゃんの、後悔ばかりの人生を語る言葉の数々が胸に刺さります。

若い頃のお父ちゃんは夢をいっぱい持った情熱的な青年だったのでしょう。お父ちゃんの言葉が過去のお父ちゃんの姿をこれでもかというくらいに語っています。

「幸せにさせようと思った」
「幸せにできると思った」
「夢もいっぱいあった」

お母ちゃんがお父ちゃんに惚れた理由も理解できました。お父ちゃんはお母ちゃんを幸せにしようと真剣そのものだったことは間違いありません。

そして、その気持ちは今になってもいささかのブレがないこともわかりました。

前回だったか前々回だったか、喜美子ちゃんが八郎くんに言いました。お父ちゃんとお母ちゃんはとても仲が良い。言い争いしているところを見たことがないと。

お父ちゃんは今でもお母ちゃんを幸せにしたい気持ちを持ち続け、お母ちゃんもその気持ちを信じているのでしょう。

でも・・・

「なんも叶えてやれなかった」
「失敗ばっかりの人生や」

どれほどあがいても、どうにもならない自分の人生。こんなはずではなかった。幸せになれるはずだった。

幸せにしてあげたいと願っていたのは、もちろん三人の娘たちもその対象です。でも、娘たちにすら苦労をかけることしかできなかった。

そんな気持ちをコントロールできなくなっていたのですね。お父ちゃんは。

敏春社長が男泣き

話が前後しますが、照子ちゃんの出産で、敏春社長が男泣きしたと喜美子ちゃんが一言。やっぱり敏春社長、素敵な男性です。

照子ちゃん、ええのつかまえたの〜。

コメントへの返信 by 朝蔵

遅くきみ子を心配するあたり、まあ、いい人なんだな、じょうじ父さん。(オペラ座の怪人さん:63話)
喜美子ちゃんの帰りが遅いことを心配するお父ちゃん。なんと八郎くんが来ないことまで気にしてましたね。

昨日まで毎日来ていたのに今日はまだ来てないじゃないかって。

本当はお父ちゃん、八郎くんが毎日せっせと自分のところに通ってくれることを嬉しく思ってるんでしょうね。

かわいい娘のために努力を惜しまない姿に満足しているはず。

でも、あの性格なので喜びを素直にあらわせない。喜美子ちゃんと八郎くんの結婚を認めるタイミングを失ってしまって、もうどうしたら良いのかわからなくなっている。

迷いに迷っているお父ちゃんの本心が見え隠れしてました。

喜美子ちゃんの生涯のパートナーになる人には、「好きや」という言葉で、喜美子ちゃんの心を満たしてあげてほしい(まめしばさん:63話)
「好きや」という言葉を、もし仮に情熱を込めて口にしたら、少なくとも朝ドラの世界ではあつくるしくなりかねません。

でも八郎くんが口にする「好きや」という言葉は、自然体のまま出てた来た言葉です。

そして喜美子ちゃんもまた、その八郎くんの「好きや」という言葉を自然体のまま受け入れました。

自然体のまま「好きの大安売り」と、いかにも喜美子ちゃんらしく混ぜ返しました。

喜美子ちゃんと八郎くんの二人の人となりがよくわかる場面でした。

電話をまだ敷いていないので、遅くなる理由を伝えられない(丹善人さん:63話)
直子ちゃんからの電報を受け取った喜美子ちゃんが、敏春社長の部下の男性(お名前を忘れました)から、まだ電話を敷いてないのかと突っ込まれてました。

どうして、ここで電話の話が蒸し返されるのと思っていたのですが、照子ちゃんのお産に立ち会うために帰りが遅くなることを自宅に伝えられない。

そんな状況を印象づけるためだったんですね。

ちょうだいしたコメントでようやくクリアになりました。

電話がないことで喜美子ちゃんは帰宅が遅くなることを伝えられない。だからお父ちゃんは喜美子ちゃんのことが心配でならない。

そして、八郎くんを無視しつづけたことをお父ちゃんは後悔しはじめるのかなと、ブログ主は予想してみました。

このレビューを投稿する頃には、もうすでにお父ちゃんの本心や心の動きは明らかになっているかと思うのですが・・・

電報じゃなく、手紙にすればいいのに(丹善人さん:63話)
おっしゃる通りですね。手紙で十分かと思います。それなのに、直子ちゃんが電報ではなく手紙を選んだ理由を考えてみました。

【1】ピンチにおちいったときに生まれてはじめて電報というものを使い、たった一言だけでメッセージを素早く伝えられるその便利さが忘れられないため。

【2】お父ちゃんが八郎くんと会うことを拒み続けていることを知り、困っているかもしれないお姉ちゃんを一刻も早く励ますには電報のスピードが必要だと考えたため。

【3】文章を書くことが苦手なので、何度も何度も手紙を書き直した末に、手紙をそれ以上書くことが面倒になり、電報でさっさと済ませることにしたため。

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コメント

  1. ひるたま より:

    コメントを差し上げたいと思う事が多々あるのですが…個人的に諸事情あり、なかなか録画等をゆっくりと見る時間が取れていないのが現状です…。

    今日の、常治 vs 喜美子&八郎のちゃぶ台バトル(コント?^^;)に朝から笑わせてもらいました。
    あの場面、ひょっとしたら北村一輝さんがアドリブを入れていたのでは?とさえ感じました。「常治」北村さんががひっくり返そうとする仕草を見せる度にいちいち「八郎」松下洸平さんが反応してちゃぶ台を抑える仕草が何だか面白可笑しくて…!(^o^;)
    また本放送の時には分からなかったのですが録画を見直した時に、常治さんがちゃぶ台返しをしようとする直前にマツさんが置いたばかりの2人分の湯飲み茶碗を引き上げて(避難させて?)いて、これまた思わず笑っちゃいました(本放送で気が付かれた方達も複数いらっしゃったようです)。何十年も夫婦で一緒に暮らしていると、さすがに相手の行動パターンはすぐに分かるというものでしょうね…殊に常治さんはかなり分り易そう(単純?^^;)ですし。

  2. よるは去った より:

    喜美子「言うたやんかあ。」
    常治「言うてへん!」
    常治「もうええ、もうええ・・・・・・。」
    この間の返されるか否かの「ちゃぶ台」を巡っての喜美ちゃん、常治父ちゃん、八郎君の無言のやり取りが最高に笑えました。八郎君の表情がマジになればなるほど笑えて。
    まさか「ちゃぶ台」の場面で阿連だけバカウケするとは思わなかった。

  3. はまま より:

    今回を境にして、お父ちゃんが明らかにキャラ変していくのでは?と思いました。
    おじいちゃんになった常治さん、孫を猫可愛がり・・・
    そんな風景が、川原家に訪れる幸せの一旦のピークとして描かれるのではないか?
    などと勝手に予想しています。

  4. ココノコ より:

    こんにちは。いつも欠かさず拝見しております。お父さんの発言や行動には、酷いなと思う事が多々ありました。でも、それは、お父さんの夢と挫折から、自分の娘も同じ様になって欲しくないという気持ちが強くあったんだなぁと。私自身も親になって、自分と同じ失敗や後悔をして欲しくないと、子どもに色々言ってしまう事もあります。だんだん、親近感がわいてきました。それにしても、なんて酷いお父ちゃん!と思わせて、こういう所でホロッとさせる俳優の北村一輝さんの演技はスゴイです。

  5. リキちゃんママ より:

    もしかすると、常治お父ちゃんは自分以外家族は女性ばかりなので、娘の結婚相手とはいえ、息子が初めてできるということが嬉しいのではないでしょうか?

  6. HiyoccoFan より:

    朝蔵さん、こんにちは!
    本日12日のジョージパパが喜美子&八郎カップルに自分の情けなさを吐露するシーンは色々と考えさせられましたね。
    でも、その一方で、夢が叶わない事を紛らわせたいのか、酒にばかり逃げるジョージはやっぱり典型的昭和のダメ父だと思います。ハイキングくらい行けただろうに、どうせ酒呑んで二日酔いでダラダラしてたんだろうな。自分がダメだったからって、夢を見るなとか、娘と未来の婿に押しつけるんじゃない!
    ・・・と、ここは厳しめに(笑)
    Twitterでは「八郎沼」のハッシュタグが出来るほど、松下洸平さんがブレイクしてますね♪
    皆様、沼に足を取られてズブズブ沈んで行かれたご様子、破壊力ありますな、松下さん(笑)

    このサイトでは、後半の展開も予測されているので、ハッチー&ミッコーの若い2人を待ち受ける運命についても、ある程度(心の準備)が出来ているから、割と冷静にこの先も視聴出来そうです。
    そういう意味では朝蔵さんにはとても感謝しています。この先の展開でTwitterの朝ドラクラスタの皆様が哀しみのあまりアンチクラスタに移行しませぬよう、生温かく見守って行きたいと思いますです。

  7. 丹善人 より:

    お父ちゃん、本当にお母ちゃんのこと大好きなんだよね。幸せにしてやりたいのにできないジレンマ。そのイライラを理解しているからこそ、黙って見守っているお母ちゃん。素敵な夫婦ですね。よく考えれば。
    子どもの前では絶対に本気で夫婦喧嘩している姿を見せたくない。そんな両親の元で育った3人娘は「家庭」というものにマイナスイメージを持たずにいられますね。

    両親が激情のままで駆け落ちしたことを知った百合子の反応が笑えました。

  8. 文月 より:

    直子の電報,私の感想です。
    直子は信楽に帰ってマツに洗いざらい話したことで,元気になり仕事に精を出していることと思います。
    今は切手も売っているコンビニが24時間開いていますが,当時はポストの近くのタバコ屋のようなところしか切手を売っていません。そんな店の当時の営業も今の便利さに比べると早店じまい,夜は飲み屋ぐらいしか開いていない。メールと違って,手紙は切手が必要です。葉書は仕事に追われていると備蓄しているとは限りません。
    工場の仕事を終わってから行っても店が開いていない。週休1日の時代だと次の日曜日の休みと思うけど,店が日曜日休みだったりする・・
    そんな中で,数日中には喜美子に一言伝えたいと思ったとき,24時間電話で受け付けてくれる電報は有力な選択肢だったと思います。
    また,手紙(郵便)も,今のように日本中2日程度で届くなるようになるのは,もう少し時間を待たないといけない時代ですから1週間後に伝わるかどうか,電話(当時は,市外通話がバカ高い時代ですから,電話を借りるなどもってのほかです)より電報だったと思います。
    ウナ電(大至急の電報,24時間いつでも届けられる)ではなく,電報(昼の時間に手紙のように配達する)を普通に使う人は意外に多かった時代です。
    東京オリンピックより前の時代だと,電報は普段使いのツールと思った方がいいと思います。

  9. オペラ座の怪人 より:

    今日は北村一輝さんに尽きますね。
    1つだけの約束が、
    八郎君の夢を壊しかねないけど、
    八郎君、なんて答えるのかしら?

    じょうじ父さんの言わんとすることも
    大いに頷けます。

    それにしても、考えてみれば、
    北村さんは演技力がすごいですなあ。

    さて、明日、どうなる?
    八郎君は、どう答える?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい