作品づくりが進まぬ八郎 / スカーレット 第67話

2019年12月16日(月)第12週「幸せの大きな一歩」

あらすじ

昭和35年(1960年)正月。東京で働いている直子が正月休みを利用して実家に帰ってきました。帰省した直子が驚くことを常治は準備していました。常治はついに川原家に電話を設置したのです。

直子が帰ってきたものの、喜美子には直子との再会を喜んでいるヒマはありませんでした。喜美子と八郎は、信作の実家から注文を受けた20個の珈琲茶碗づくりに、正月も返上して励んでいたのです。

その頃、八郎は作品づくりに行き詰まっていました。しかも、出品の期限が刻一刻と近づいてくる中で焦りを募らせていました。見るに見かねた喜美子は、自分が代わりに珈琲茶碗をつくると言いだしました。

しかし八郎は喜美子の申し出を断りました。ろくろを使う珈琲茶碗づくりは簡単ではない。だから基本ができていない喜美子には無理だと八郎は考えていたのです。そんな中で喜美子は、困難を一緒に乗り越えたかったと泣き出すのでした。

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予習レビュー

喜美子ちゃんと八郎くんの結婚がかかった、八郎くんの陶芸展での入選への挑戦の物語。前の週からの続きです。

前の週の土曜日の回にも、八郎くんの創作ははかどっていませんでした。

時間さえかければ出来上がるという性質のものではない創作活動です。しかも、締め切りがせまってきて、かける時間も十分にない。

八郎くんの焦り。喜美子ちゃんの焦り。ただごとではないはずです。なにしろ結婚がかかっています。人生がかかっています。

二人の焦りはそれだけではありません。

信作くんのご実家の喫茶店ではもともと八郎くんがつくったコーヒーカップが使われていました。

そしてそれがお客さんの評判もよく、陽子さんもそのコーヒーカップがたいそうのお気に入りでした。

そんな経緯から八郎くんは信作くんのご実家で営む喫茶店で使うコーヒーカップの注文を受けていて、そちらの制作も遅れ気味なのです。

喜美子ちゃんと八郎くんの結婚がかかった作品づくりとコーヒーカップの行方はどうなるのでしょうか。

余談ですが、八郎くんのコーヒーカップの評判が上々であることを大野夫妻から聞かされた常治さん。

八郎くんが有名になったらそのコーヒーカップは高く売れるのではないか。そんな軽口をたたくのだそうです。

お父ちゃん、ひそかに八郎くんの将来に期待しているみたいです。

感想

八郎くんの不安定なところが見え隠れ

年明けの放送での八郎くんの今後の展開が少しづつ見えてくる中、八郎くんの頼りなげなところが見え隠れしはじめる回でした。

信作くんの実家の珈琲茶碗を引き受けてしまったのも、八郎くんの人のよさということもありますが、それよりも無計画な性格ゆえなのかなという気がしてなりません。

代金をもらえないという気持ちはわかります。珈琲茶碗をつくる土のお金は自腹を切っているのでしょう。

でも電気代と設備は丸熊陶業のもののはず。

お人よしゆえの脇の甘さ。八郎くんの今後が見えてきたところなので、ブログ主の目にフィルターがかかり、八郎くんのあぶなっかしさが目についてしまうのかもしれません。

でも、八郎くんのことが心配になる『スカーレット』第67回でした。

お父ちゃんの新展開

直子ちゃんが帰省しましたが、お父ちゃんとのバトルはなし。安心しました。正月早々、さすがにケンカはしないということなのかもしれません。

それにしても先週あたりからお父ちゃんが安定してきました。

このお父ちゃんの安定感もまた心配です。八郎くんとは真逆ですね(笑)

そんなお父ちゃんの安定感が何かのフラグであるような気がします。一週間後の月曜日。お父ちゃんの新展開がはじまる予感でいっぱいです。

第73話 12月23日(月) かわはら工房を設立する

コメントへの返信 by 朝蔵

巨匠マルク・シャガール(よるは去ったさん:65話)
シャガールが八郎くんと同じ立場にあったんですか!?結婚というエサに釣られて画家の才能に磨きをかけていたなんてことがあったとはじめて知りました。

シャガールと同様に八郎くんも陶芸家としての才能が磨かれるといいのですが、陶芸展で入選をはたしたあとの八郎くんは、さらに才能を伸ばすことができるのでしょうか。

『なつぞら』のなっちゃんといっきゅうさんみたいに、最後は夫婦揃って陶芸家として未来に進んでもらいたいと切に願っています。

私も、常治は亡くなってしまってると思います(どんギツネ。さん:14週)
喜美子ちゃんと八郎くんが結婚するのを祈念して、川原一家が家族揃って記念撮影をするらしいのですが、この場面がお父ちゃんの死を暗示しているような気がします。

家族が揃った思い出の一枚になってしまうのかもしれません。家族写真が。

本年の最後の二週間の『スカーレット』は、それまでにないほどの変化が生じて、その変化は嬉しいこととつらいことがある。

そんなことがある雑誌で紹介されていました。この雑誌に紹介されていた「つらい変化」。それがお父ちゃんの死かもしれません。

「好きな人が出来ると、世界が広がるよ」草間さんのこのセリフ(ひるたまさん:59話)
草間さんの言葉はいつも深い深い意味を秘めていますが、直子ちゃんを信楽に連れ帰ってきたときの草間さんの言葉はいつにもまして深いものがありましたね。

好きな人が出来ると世界が広がるという言葉が喜美子ちゃんの背中を押すことになり、それが結婚の決断につながったのはほぼ間違いないでしょう。

草間さんの言葉またしても喜美子ちゃんの人生を動かしました。

しかし、ひるたまさんのおっしゃるとおり、草間さんがこの直前に口にした言葉。たしか、別れても後悔はしていないみたいなことを口にしたと記憶しています。

喜美子ちゃんは草間さんの「後悔はしていない」言葉のとおりの人生を歩むことになってしまうのでしょうか。

せめて最後の方でも良いですので、八郎さんにも救いが用意されていますように(ひるたまさんさん:65話)
八郎くんを演じる松下洸平さんをダークサイドに落としたままで終わらせることは、松下洸平さんが所属する事務所としても受け入れがたいことかと思います。

そんな大人の事情からも、八郎くんが喜美子ちゃんのもとから去ったままで終わることはないだろうと希望的観測を持っているのですが・・・

しかし、八郎くんが視聴者に歓迎されながら復活できる状況というものがブログ主には想像ができません。

なつぞらと同じくヒロインは、同級生とは結ばれす、会社の同僚と結ばれることが確実(アーモンドさん:66話)
これまで、朝ドラヒロインと結ばれなかった幼なじみや同級生は何人もいました。でも、幼なじみや同級生たちはヒロインが結婚した後も、ヒロインの支えになっていました。

ところが・・・

信作くんは今のところ喜美子ちゃんの支えになっているかといえばそれほどでもない。そして、今後は喜美子ちゃんの支えになってくれそうかといえば、そんなふうに思えない。

照子ちゃんが結婚し喜美子ちゃんも結婚し、幼なじみが次々と身を固めてゆく中で、たった一人浮ついている信作くん。

彼はこの先、どこに向かって行くのでしょうか。最近、信作くんのことが心配になってきました。

自分でこの色でええと思ってるんか・・・・・・・?(よるは去ったさん:66話)
最近の敏春社長。愛する照子ちゃんと一緒にいる場面ばかりで、しかもそのときの敏春社長はいつも笑顔。

敏春社長の厳しい顔。久しぶりに見たような気がします。

それにしても敏春社長。会社の経営だけでなく、焼き物の目利きまで出来るなんて幅広い才能の持ち主ですね。

照子ちゃん、ええのをつかまえたのお〜(笑)

社長にダメ出し(アーモンドさん:66話)
八郎くんは敏春社長から作品づくりに対して妥協しないストイックな姿勢を学び、信作くんのご両親からは希望をもらいました。

喜美子ちゃんと同様に八郎くんも素敵な人たちから導いてもらえるタイプのようですね。

いいの見つけた照ちゃんのお父上のお手柄だと思います!(あさのあさみさん:66話)
そうでした!敏春社長を見つけてきたのは照子ちゃんのお父上でしたね。フカ先生という日本画の巨匠をスカウトすることに成功したのもお父上でした。

丸熊陶業が信楽でナンバーワンの陶器製造会社のポジションをとることに成功したのも、きっとお父上の手腕によるものなのでしょう。

そう考えると照子ちゃんのお父上の描写がドラマの中にもっと欲しかったですね。

社長にダメと言われて、あんなにめげる八郎く(ちーぼーさん:66話)
少しばかりネタバレになりますが、八郎くんは創作活動に行き詰まるスランプのときがやってくるのだとか。

そのときを暗示する小さなフラグなのかもしれませんね。敏春社長に手厳しく論評されてへこむ姿は。

八郎は彼女を捨てるわけにはいかず、喜美子と別れることになった(つい しょうこさん:17週以降)
深く何度もうなずいてしまうような予想コメントありがとうございます!

喜美子ちゃんのうつわの大きさ。八郎くんの迷いと誠実さ。すげてをしっかりと押さえた見事な予想だと思います。

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コメント

  1. 丹善人 より:

    同じ量の土でも、同じ形でほとんど容量も同じコーヒーカップを
    10個20個作るのは、プロでないとなかなか出来ない物。
    まだ作ったことのない喜美子に、八郎さんが首をたてにふらないのは
    仕方がないこと。やってみたいという気持ちは理解しても、
    自分で使うならまだしも、他人から注文を受けてのプレゼントでは
    簡単に認めてしまえば、ああ、やっぱりドラマだと思われるだけ。

    あの時代の電話は、まだハンドルで回すタイプなんですね。
    我が家に電話がついたのはあの時代からさらに10年後なので、
    一般家庭での普及率はわからないのですが。相当に高かったと
    思います。

  2. ゆきこ より:

    八郎の無計画な所が川原姉妹の父親の無頓着な所にダブって見えてかなり心配なんですが…結婚辞めた方がいいんじゃね?とか思ってしまいます別の女に走って父ちゃん曰く熱情が迸って駆け落ちしたはいいけど落ち着いたら浮気相手の悪い所が鼻についてやっぱりヨリ戻したいとかやりそうで心配ですね

  3. よるは去った より:

    八郎「人前に出る茶碗・・・・・・。」
    喜美子「無茶したかった・・・・・。」
    八郎くんの「プロ意識」と喜美ちゃんの「挑戦魂」のかち合い・・・・・・・?
    しかし、喜美ちゃんの「挑戦魂」は実父から「ダメ」を出されると「ちゃぶ台返し」を懸命に抑えながら喰ってかかり、「愛する男性」から「ダメ」を出されると「涙」してしまうほど、熱いものなんですね。
    何か今日のラストは視てて私的には可愛いかったです。

  4. オペラ座の怪人 より:

    今日も2部構成。
    前半、直子ちゃんも帰郷して、
    父+母+娘3人=家族5人
    勢ぞろい。
    じょうじ父さんが
    何か隠しているのは明らかで、
    テレビかなあ?と思ったら、
    電話でした。

    後半、きみ子ちゃんと八郎君。
    こっちは相変わらず、
    ぐずぐず、
    ぐだぐだ、しておりますなあ。

    コーヒー茶碗、15個?20個?
    コーヒー茶碗、代金を取る?取らない?
    コーヒー茶碗、きみ子が作る?作らない?

    「やれやれ」┐(´~`;)┌

    おしまい