結婚後の夢を語る喜美子 / スカーレット 第69話

2019年12月18日(水)第12週「幸せの大きな一歩」

あらすじ

夜を徹した作業を経て、喜美子は10個のコーヒーカップを仕上げることができました。はじめて経験する作陶の作業に喜美子は心からの満足を覚えました。そして喜美子は、八郎が仕上げたコーヒーカップとともに、最後に工程に入りました。

釉薬をかけたコーヒーカップを窯に入れる直前。八郎はあることに気がつきました。喜美子がつくったコーヒーカップの一部が割れてしまうかもしれないことに気づいたのです。喜美子はそのことを陽子に伝えました。

コーヒーカップが20個揃わないかもしれないと告げられた陽子たち大野一家は、コーヒーカップをただでもらうわけには行かないと喜美子に言いました。大野一家を立てるため、喜美子は自分がつくったコーヒーカップの分だけお金をもらうことにしました。

コーヒーカップが焼き上がるのを待っている間、喜美子と八郎は結婚の夢を語り合いました。結婚した後の計画をノートに書き留めていると、八郎は思いがけない質問を喜美子にしました。「キスはいつ?」

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予習レビュー

喜美子ちゃんが仕事として取り組むはじめての作陶の作業を終えました。そしてその作業に喜美子ちゃんは心からの喜びを感じることができたようです。

喜美子ちゃんが生涯をかける仕事に目覚めた瞬間。記念すべき瞬間です。

喜美子ちゃん自身は、陶芸が自分の一生涯の仕事になるとは、今回はまだ想像もしないかもしれません。

しかし、絵付けに出会ったとき以上の喜びを感じることになるのでしょうか。

喜美子ちゃんと作陶の作業との出会いがどのように描かれるのか。今週の見どころの一つかもしれません。

ところで、今週から来週にかけて、嬉しいことやつらいことも含めて、物語前半のピークのような場面が描かれるのだそうです。

演歌でいう「サビ」の部分に当たる展開が用意されているのだとか。

喜美子ちゃんと生涯の仕事との出会いのよろこびも、消えてしまうほどのインパクトが強い場面があるかもしれません。

話変わって、あの話題が八郎くんの口から出てしまいました。

あの話題とはファーストキスのことです。喜美子ちゃんが忘れてしまいたいファーストキスの思い出のことです。

八郎くんの口から出た意外な問いかけ。「はじめてのキスはいつ?」

喜美子ちゃんはどのような反応を示すのでしょうか。

感想

喜美子ちゃんと八郎くんの未来は明るいのか?

喜美子ちゃんと八郎くんの数年後の姿を暗示するような描写でいっぱいの回でした。夢を語り合いながらも、不吉な予感でいっぱいの喜美子ちゃんと八郎くんの会話でした。

喜美子ちゃんが手がけたコーヒーカップは焼いたら割れるかもしれない。

コーヒーカップを窯に入れる段になって、いきなり八郎くんはそんなことを言い出し、当然のことながら喜美子ちゃんは不安にかられる。

動揺する喜美子ちゃんに八郎くんは言いました。

「焼いてみないことにはわからない、それが陶芸」

それは夫婦関係も同じこと。実際に夫婦になってみないことにはわからない。それが結婚。そんな風にとらえずにはいられない八郎くんの言葉。

そして、結婚したあとの5年後の暮らしの様子を思い浮かべる喜美子ちゃんと八郎くん。

八郎くんが言いました。

「5年後は僕の作品で生活できている」

ここまでは良かった。この言葉までは夢がいっぱいです。しかし、この言葉の後に八郎くんは一言付け加えました。

「予定通りだったら」

この一言が付け加えられたことで、八郎くんが思い描く5年後の暮らしの姿は一瞬にして確信のないものになってしまいました。

割れるかもしれないコーヒーカップ。予定通りであるならば実現する暮らし。

八郎くんの言葉が、喜美子ちゃんと八郎くんの未来に暗い影を落とした。そんな気がする『スカーレット』第69回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

八郎くんより強い喜美ちゃん(ちーぼーさん:68話)
逆境は人をきたえ強くすると言いますが、喜美子ちゃんは生まれ育った家庭環境そのものが逆境と言っても差し支えないレベルでした。

お父ちゃんがおこした事業の倒産によって極貧生活を強いられる中、住み慣れた大阪から信楽へ移住。

信楽に友達ができてすっかり土地に慣れ親しんだと思ったら、これまたお父ちゃんの都合により信楽を離れて見ず知らずの人ばかりの大阪へ。

大阪で夢を見つけたと思ったら信楽に連れ戻され、信楽ではますます貧乏になった実家と、ますます分からず屋になったお父ちゃんのちゃぶ台返しとたたかう日々。

一方で八郎くんは、戦後の食糧難のころにおじいちゃんが大事にしていたフカ先生の日本画を手放してしまったという苦い経験を持っていますが、逆境と呼べるレベルの経験はもしかするとそれくらい。

八人兄姉の末っ子にして大学を出ている。しかも普通の大学よりもお金がかかる美大を卒業している。

逆境とは正反対の環境で育ちました。

この二人の生い立ちの差が、これから拡大してしまうのかもしれません。

史実にのっとり、八郎くんは喜美子ちゃんのもとを去ってゆく可能性が濃厚になってきましたが、丸熊陶業をやめて喜美子ちゃんに支えられていた八郎くん。

一人で生きてゆくことができるのでしょうか。

まったく同じ形にはならないけれど、それこそが手作りの味ですね(丹善人さん:68話)
喜美子ちゃんが仕上げたちょっと不器用な珈琲茶碗が、信作くんの実家の喫茶店にやってきたお客さんがたいそう気に入ってしまうようなのですが、一体全体、どこを気に入ってしまうのかがブログ主は気になっています。

不慣れな作業の末に出来上がっただけのこともあり、見た目は不細工です。八郎くんがつくった形と容量が整った珈琲茶碗一式とは雲泥の差があります。

それなのにどういうわけか、お客さんは喜美子ちゃんの珈琲茶碗を気に入ってしまう。

八郎くんは釉薬の色が思うように出ないことに焦りを感じています。

偶然の要素が多い釉薬の色合いの問題を、火の使い方が上手な喜美子ちゃんがいとも簡単に解決してしまうのか。

それとも、上手につくろう。形をすべて整えようと考えなかった喜美子ちゃんの無心の作業が、使い手に伝わったのか。

喜美子ちゃんの仕事が評価される瞬間の、喜美子ちゃんと八郎くんの反応が今からとっても楽しみです。

「パーマネント」が贅沢とされたのが戦時中(よるは去ったさん:68話)
『わろてんか』では、パーマネントの機械で荒稼ぎするという儲け話にだまされて、ヒロインの相手役が大損する。それで実家の土地家屋を手放さずを得なくなる。

そんなエピソードがありましたね。

たしかあのエピソードの時代は戦前でした。その頃から「憧れ」だったからこそ、あやしい儲け話も出てきたのでしょう。

流行に乗っているようなものでなければ、儲け話も信憑性がなくなりますからね。

ジョージ富士川の再登場はいつなんだろうか?(文月さん:12週)
もうすでにお気づきと思いますが、第13週でついにジョージ富士川が再登場します。やっぱり一度だけの登場ではありませんでしたね。

ジョージ富士川が信楽で講演会する。そこに喜美子ちゃんが参加する。そして、ジョージ富士川の芸術への情熱に触れて喜美子ちゃんが創作意欲をかきたてられる。

今のところジョージ富士川の再登場場面で分かっていることは以上の通りです。

かつて、大阪で喜美子ちゃんジョージ富士川に会ったときは、喜美子ちゃんはまだ画学生にもなっていない状態でした。

だからジョージ富士川にとって、喜美子ちゃんは存在しないに等しい。

でも、信楽で再会する喜美子ちゃんは駆け出しの陶芸家。または陶芸職人。美しいものをつくることを生業としているのはジョージ富士川と一緒です。

なのでジョージ富士川にとっても喜美子ちゃんは自分に近い存在です。

ここから喜美子ちゃんとジョージ富士川との交流が始まるのかどうか。始まるとした、どのような交流になるのか。楽しみが増えましたね。

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コメント

  1. はまま より:

    2人芝居楽しめました。
    いつも2度目からは字幕付きで観返していますが、八郎くんが言ったのは、
    「予定通りだったら」ではなくて「予定どおりやったる」でしたね。
    それでも5年後の未来への不安は禁じえませんが。
    喜美ちゃんがひとりぼっちになって泣く、といったひとり芝居の回が無いことを
    祈りたくもあり、逆に期待していたり・・・

  2. みぃちゃん より:

    朝蔵様。
    初めてコメントさせて頂きます。
    みぃちゃんと申します。
    いつもこちらのコメント、楽しく拝見させて頂いてます。
    今朝のスカーレットは登場人物が、きみちゃんと八のみ。
    先週の朝イチで、二人だけの芝居が有ると言っていたのが今日だったのですね。
    今まで、36年間朝ドラを見ていて、15分間二人での芝居は初めてかと思います。
    二人だけでも15分が持つことにびっくり。
    これから先は二人の悲しい物語が始まるかもと思うと、今日の二人芝居はお互いを思う最高になるのでしょうか。

  3. 文月 より:

    タイトルの4人は,予想外の4人なのかもしれません。
    今週は,珈琲茶碗を気に入るのは,ひろ恵という女性のようです。(NHKのHP情報で・)
    どうもこの方,窯業研究所の職員ということのようで,のちに喜美子が緋色を追う(古代信楽焼に傾倒する)ときに力になってくれそうな人になりそうです。
    それと,ジョージ富士川については,今回もあまり出番がなさそうな登場です。
    こう考えると,タイトルの4人は,喜美子,ひろ恵,武志(子供),ジョージ富士川なのかもしれません。
    ひろ恵と喜美子を結び付けるのが,ちや子の記事でしょうか
    なお,史実では,神山清子の夫の浮気は,美術商がついて,金回りがよくなってということになっています。どうも,草間は浮気のきっかけとなる美術商の役回りなのかもしれません。
    つまり,東京から連れてくる意外な人は,(本来,八郎が面識ない)草間なのでしょう。

  4. HiyoccoFan より:

    朝蔵さん、こんにちは♪♪
    今日は戸田恵梨香さんも予告していた、2人っきりの「神回」でしたね。
    朝蔵さんもおっしゃる通り、どうなるか焼いてみないと解らない陶芸の世界で5年後を計画する2人に、これは将来の悲劇に繋がる伏線なのかなと思いながら視聴しました。
    最後の寸止め、これはもう次のあさイチに繋げる終わり方にも思えて、NHKも攻めるなあ(笑)
    史実をなぞる展開でも、まったくオリジナルな展開でも、ワタシは楽しく面白く視聴出来たら満足です。
    それより、あまりの鬱展開で、登場人物の中の人達にまで評価が影響する事がないよう願っています。
    せっかく下積みを経て知名度が爆上がりな松下さんの人気が、浮気→駆け落ちでダダ下がりになりませんように←これはワタシの妄想ですが、視聴者が「八郎酷い!見損なった!嫌い!」にならぬよう、
    「あれじゃあ、八郎さんも駆け落ちってなるよねえ・・・喜美子それはダメだよ・・・」みたいな、喜美子側にも責任の一端があるような描かれ方じゃないかなあ。でないと、八郎さん株大暴落ですよね(^◇^;)

  5. 丹善人 より:

    ここ数日川原家+八郎のみの出演者の回が多かったのに、今日はとうとう二人だけ。
    いいところで終わって、明日の一番目には突然邪魔がやって来そうな予感が。

    ちゃんと取っ手がついていましたね。取っ手をくっつけるのは結構難しいんだけど。
    (まあ完全アマチュアの僕でも取っ手付きコーヒーカップ作って持ってますが)

  6. オペラ座の怪人 より:

    今日は、ふたり芝居ですか。
    なんだか、冗長でしたなあ。
    3月、4月、5年後の予定、
    を聞いていて、

    ふと、
    「予定通りいくのか?」
    「ん?結婚するのか?」
    「悲劇が襲うんじゃないのか?」

    私、予習は全くしないので、
    先の展開は全く知りませんが、
    なんとなく、悲劇の予感がしました。

    で、キス、ですか?

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    おしまい

  7. よるは去った より:

    八郎「予定通りじゃつまらん・・・・・・僕も男やで・・・・・・。」

    ってところへ「『ガラガラガラッ・・・・・』と戸が開いて・・・・・。」なんて展開になってもおかしくないのが今回のドラマな気がするんですよね。

    入ってくるのはTお嬢(いや若奥)か、Sボンかそれはどうでも良いけど。