松永三津が弟子入り希望 / スカーレット 第81話

2020年1月8日(水)第14週「新しい風が吹いて」

あらすじ

喜美子と八郎は、二人の弟子を辞めさせることに決めました。そのことを本人たちに告げたのは喜美子でした。二人の弟子がかわはら工房を去ってからほどなくして、深野の弟子だった池ノ内と磯貝が喜美子のもとにやってきました。

池ノ内と磯貝はそのとき、見知らぬ若い女性を連れてきました。その女性の名は松永三津。三津は美大出身で、八郎の弟子入りを希望していたのです。池ノ内と磯貝は頼み込むものの、喜美子と八郎はその頼みを断りました。

しかし、三津は弟子入りをあきらめようとはしませんでした。三津は自分の口から弟子入りを懇願しました。日本各地で集めた釉薬の原料を披露しながら食い下がるものの、八郎は三津の願いを聞き入れませんでした。

三津が弟子入りをあきらめて川原家を去ろうとするそのとき、川原家に何者かが侵入していました。喜美子と八郎が辞めさせた二人の弟子でした。しかし、喜美子と八郎はそのことに気がつかないのでした。

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予習レビュー

川原家に嵐を呼ぶ(らしい)キャラクターが登場する回をついに迎えました。松永三津の登場です。

三津ちゃんが弟子入りを希望して川原家にやってきたのは、八郎くんの二人の弟子を辞めさせた直後でした。

喜美子ちゃんと八郎くんが二人の弟子を辞めさせた理由は今のところ明らかになってはいません。

川原家の経済的な理由から養うことができなかったのか、それとも創作の行き詰まりから八郎くんが面倒みきれなくなったのか。

理由はいろいろと考えられますが、まだその理由は明らかにされていません。

ただ一つだけ言えること。二人の弟子はケンカばかりしていましたが、しかし本人たちには問題はなさそうです。

なぜなら、そんな中で弟子入りを希望してきた三津ちゃんの願いも一蹴しているからです。

喜美子ちゃんと八郎くんは三津ちゃんの弟子入りを断りました。もう弟子をとるつもりはないと三津ちゃんに告げました。

三津ちゃんがここであきらめてさえいれば、喜美子ちゃんと八郎くんの今後の人生は大きく変わっていたのかもしれません。

しかし、弟子入りを断られた三津ちゃんは決してあきらめはしませんでした。

感想

エグいドラマのはじまり?

今回のお話はドラマの重要な転換点のような気がします。

八郎くんは創作に行き詰まっていましたが、ドラマの中でそのことに気がついているのは八郎くん本人と喜美子ちゃんの二人だけでした。

しかし今回は、第三者からはっきりと才能の行き詰まりを指摘されてしまいました。

「前衛的な作風から進化すればよかった。しかし、落ち着いてしまった。奥さんに才能があるなんて言っている暇があったらもっと気張り」

ここまで言われてしまったら、もう八郎くんの才能は見限られたに等しい。

一方で、喜美子ちゃんの才能がさりげなく認められました。八郎くんも喜美子ちゃんの才能を認めてはいますが、八郎くん以上に喜美子ちゃんの才能が認められました。

次のセリフがそのことを表しています。

「豊富な知識に裏打ちされた自由奔放な作品ほど怖いものはない」

八郎くん、かなり焦ったのではないでしょうか。

才能を見限られるような言葉を投げかけられた上に、喜美子ちゃんの才能がどれほどのものかまで言われてしまいました。

しかも、喜美子ちゃんはすでに「豊富な知識」がある。すでに怖い存在です。

そして、八郎くんがすみっこに追い詰められたその時に、三津ちゃんが登場。ついにエグいドラマが始まってしまうのでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

この徹底したリアリティは、特に女性の共感に訴えるものなんでしょうね(偽君子さん:79話)
初コメントありがとうございます!

ご高察のとおり、女性が「あるある!」と共感する場面が満載ですね。

喜美子ちゃんと八郎くんのすれ違い。八郎くんは妻が何に苛立っているのかがわからない。当の貴美子ちゃんも、夫が理解してくれないと苛立つ。

夫婦のリアルすぎるすれ違いの描写など、自分ごとみたいに感じている既婚女性が大勢いるような気がします。

(リーゼントの人)は、まんぷく塩軍団の赤津(きりあすさん:79話)
はい。赤津でした!

『まんぷく』の赤津、いい味出してました。名字を呼び捨てで呼ばれるのが実に似合っているおもしろいキャラでした。

喜美子が作ったとして出て来る作品は、すべて喜美子のモデルとなっている方が実際に作られた物(丹善人さん:79話)
そこまでこだわり抜いているんですか!?

コストを考えたら、陶芸家を目指している美大あたりの学生さんをアルバイトに使えば、圧倒的に安くあがるはずです。

そんな安易な道を選ばないつくり手の方々の本気の仕事。尊敬せずにはいられません。

過ごす相手が喜美子から美津へと変わっていく予感が・・・これは伏線なんでしょうか?(つい しょうこさん:79話)
ちょっとばかりネタバレになってしまいますが、八郎くんが夫婦水入らずの時間を「この時間を取り上げられたら生きていけない」という言葉で言いあらわしたひと時。

貴美子ちゃんと一緒にいる時間が、近いうちに八郎くんにとっては苦痛でしかなくなるときが来てしまうみたいです。

そのときの伏線ともいえるかもしれません。

予習はしない主義だけど、どうも、目に入るのが、夫婦の危機的予想、かしら?(オペラ座の怪人さん:80話)
自分のずっと後ろにいると思い込んでいた貴美子ちゃんが、自分に追いつくか、ともすれば肩を並べるところにまで来ていることを知った八郎くんの衝撃。

はじめのうちこそ、さすがは貴美子ちゃんみたいなことを言って無邪気に喜んでいましたが、その表情はまたたく間に真剣さを帯びてくる・・・

八郎くん、あっという間に追い越される恐怖を感じたのかもしれません。

うちの可愛い可愛い妹と(よるは去ったさん:80話)
サイドキャラクターの恋の展開は視聴者の見えないところでひそかに進展させ、一体、どうやって距離を縮めていったのかと視聴者の好奇心をあおりにあおる。

そして本編の放送が終わってからスピンオフで回収。そんな策略が見え隠れします。ゆりこちゃんと信作くんのまさかの展開の描写は。

百合子ちゃんはお姉ちゃんの後押しをしたいと思いながら・・・(丹善人さん:80話)
百合子ちゃんは子供の頃からのあこがれのお姉ちゃんのことがよっぽど心配だったんでしょうね。

お父ちゃんの理不尽さに苦しみながらも、自分のやりたいことを必死になって見つけようとしていたお姉ちゃんが、百合子ちゃんにはどれだけ頼もしく見えたことか。

そんなお姉ちゃんが自分を押し殺して内助の功なんてあり得ない。まして、創作に行き詰まってちょっと残念な夫の「奥さん」なんて、百合子ちゃんは我慢できないのでしょう。

そんな気持ちを信作君に切々と訴えたんでしょうね。きっと。

信作くんが、喜美子ちゃんの生き様に珍しく真剣になる姿を見ていて思いました。百合子ちゃんの心からの訴えに胸を打たれたに違いない。信作くんは、と。

自分より上(才能も含めて)だと思った瞬間、優しくていい人では居られなくなる(宵待草さん:80話)
はじめまして!初コメントありがとうございます。

宵待草さんのおっしゃる「自分より上(才能も含めて)だと思った瞬間」。それが、八郎くんが喜美子ちゃんの釉薬の知識の豊かさに驚いた場面だったのかもしれませんね。

はじめは素直に感激していた八郎くんが数分後には、明らかに喜美子ちゃんに対して脅威を感じる表情の変わる。

あの場面の八郎くんの複雑な演技。名演でした。

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コメント

  1. つい しょうこ より:

    オペラ座の怪人さん、同感です。私も佐久間さん大好きです。
    と、同時に「美術商もきっと楽な商売じゃないんだろうな」と思ってしまいます。
    思うに八郎さんは、彼が相手にする陶芸家、芸術家のなかでは、恐ろしく「まとも」なのではないでしょうか?佐久間さんとしては、扱いにくいタイプかもしれないです。大抵はきっともっと偏屈だとか、自己チューとか、彼は、そっちの方がよほど扱いなれているんじゃないでしょうか?
    批判が過ぎれば大きくへこむし、かといって持ち上げてばかりでは相手は成長しない。
    相手に入れ込み過ぎても、突き放し過ぎてもダメ。
    前衛を狙いすぎるのもだめ、売れ線を外してもダメ。
    そうやって稼いで、自分も食っていかなきゃいかないわけです。
    でも、こういう方こそが、今後の喜美子の創作活動を支えてくれるといいな、と願っています。

  2. ともあき より:

    今のきみちゃんは、自分のしていることに納得した上で八郎さんの後ろを歩いているように見えていました。
    これから三津さんが関わり、八郎さんの葛藤や苦悩をきみちゃんが目の前で直に感じ『これは自分のせいだ』と思い悩む姿をドラマでじわじわと毎日見せられるのは,視聴者の自分にとってキツいですね。
    お父ちゃんがアホだったことは生まれた環境で選べないことだし、きみちゃんもお父ちゃんは大好きだったしお父ちゃんもきみちゃんが大好きでした、そんなドラマの描写はまだいい。
    しかし、きみちゃんの陶芸に対する情熱やセンスや才能は他人にどうこうできることではなく、ましてやそれを理由に苦しむ相手が、きみちゃんが一番信頼をし愛情をもって自分の人生の伴侶として選んだ夫の八郎さんの底なし沼のようなマイナス感情からの泥沼不倫展開は…。
    予告やこちらで、誰かが亡くなるとき「涙ながらに見られない一週間だなぁ」とは思うのですが、胃がキリキリする一週間は本当に初めてです…ままままさか来週も!?
    だからと言って、見なくなるわけではないのですが、ツライ。この展開がきみちゃんの作品に変化をもたらす必要なことだとしても、小さいころから可愛がっていた親戚のおじちゃんおばちゃんの心境です、ツライです(号泣.)

  3. アーモンド より:

    ダメ弟子をクビにして、代わりに女の子が弟子入り志願に来ましたね。懐かしいフカ先生の弟子だった二人が連れて来ました。
    この子が、後にとんでもない騒動を起こすのですよね。
    黒島結菜。あのアシガールという時代劇と現代劇を組合せたドラマで、タイムマシンで、時空を行ったり来たりしたのが懐かしい。

  4. きゅうぽん より:

    今年も朝蔵さんよろしくお願いします。
    NHKの狙い通り八郎役の俳優さんが良すぎるし、夫婦となっても恋愛みたいなキュンキュンというかうまいなーと思わせてくれているドラマの作りなのですが、

    その後何もなければですが、ね、分かっているだけに、もう年が明けてから、八郎め!って感じで、全国嫁の敵みたいな感じで八郎を見ています(笑)

  5. 丹善人 より:

    八郎君がどんどん「残念な夫」になっていく。金賞取って「自由」になったのに、同時に不自由になった。このドラマ通じてのテーマなんですね。外からの新しい素材が示されているのに信楽の土のみにこだわる不自由さ。そして、八郎君が不自由さを抜け出して自由を手に入れる時が、実は川原家の崩壊という、この先の展開。

    対して喜美ちゃんは、「女性」というその時代の枠さえなければすでに世に出ていたはずなのに、そのことを周囲の誰もが認めている。周囲の人間も枠に縛られる不自由さ。その枠を取り払って自由を得た瞬間、夫婦関係の崩壊という。これもまた厳しい現実が待っている。

  6. 偽君子 より:

    ベクトルが違いますから、単純に比較はできないと思いますが、あえて申しますと・・・。
    例えば「まんぷく」の福ちゃんの場合、末っ子だからか、あんまり「甘える」ということに抵抗がないんですよね。だから、「こうこう、こういう気がして悲しかった」という風な、本当の意味での「本音」を旦那さんに言うことが多い。だから一方的にどなったりする必要もないので、なんとかかんとか円滑に進む。ところが、喜美ちゃんの場合、良くも悪くも長女タイプで、自立心が人一倍旺盛だから、これまでの事情もあって、「甘える」ということが苦手。だから「本音」がなかなか言えず、お互いイライラを募らせてしまう。まぁ、こういうことなんでしょうかね。

  7. よるは去った より:

    三津「新しいものを取り入れることで先生の作品も変わります・・・・・。」

    黒島結菜ちゃんは朝ドラは「マッサン」以来でしょうか?
    私的には土曜時代劇「アシガール」のイメージが強いですね。
    「マッサン」では主人公(玉山鉄二)の経営するウイスキー製造所に母親(堀内敬子)と共に働く少女デコちゃんの役でしたが。
     進行中のドラマに違和感なく「新しい風」を運んでくるキャラかな?と思えますね。
     「アシガール」なんかモロにそんな話でしたからね。
     「平成時代」の女子高生が「戦国時代」にタイムスリップしてしまい、その地の領主(石黒賢)の若君(健太郎)と「フォーリンラブ」してしまい・・・・・。
     今回の登場も「新しい風」という感じがしましたが、記事を読む限り「新しい風」というより「エグい風」ですか・・・・・・・?

  8. オペラ座の怪人 より:

    男弟子2人、仲が悪くて、
    さっそく、クビ、
    なんなんだ!?
    と思ったら、
    女弟子への前振りでしたか!?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    予習はしない主義なので、
    今後の展開は、全くの、私の予想ですが、
    八郎さんは、この女弟子さんと
    ラブラブになっちゃうのかしら?

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    あと、美術商役の飯田きすけさん、
    私は大好きです。

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    おしまい

  9. 璃織 より:

    10日(金)13時05分からNHK総合「ごごナマ、おいしい金曜日」で、 草間さん、ちや子さん、そして!お父ちゃんがゲストです!