喜美子が八郎に進言する / スカーレット 第85話

2020年1月13日(月)第15週「優しさが交差して」

あらすじ

八郎は東京銀座での個展の日が近づいてくるものの、個展に出品する作品づくりが思うように進まず悩んでいました。そんな八郎が前向きになるよう、弟子の三津は八郎のことを励ましました。

そんな中、喜美子に大量の注文が入りました。注文の主は、かつての喜美子に珈琲茶碗を注文した窯業研究所のひろ恵でした。喜美子は、その注文を受けて稼ぐ決意を固めました。そしてその決意を八郎に告げました。

収入のメドが立ったことで、悩む八郎を気づかい喜美子は言いました。自分が稼ぐから個展をやめてしまってはどうかと。八郎は喜美子の気づかいに礼を述べるものの、はっきりとした答えは口にはしませんでした。

一方、酔っぱらった百合子が上機嫌で帰ってきました。百合子は上機嫌になっている理由を喜美子と八郎には言いませんでした。しかし、床に入った百合子は、三津だけには上機嫌の理由を打ち明けました。百合子は結婚の気持ちを固めていたのです。

<<前回84話 | 次回86話>>

第15週 | 第16週

Sponsored Link

予習レビュー

八郎くんが、引き続き創作に行き詰まっています。

そんな八郎くんのことを喜美子ちゃんも三津ちゃんも気づかいました。しかし、気づかい方が見事なまでに対照的です。

喜美子ちゃんは個展をやめることを八郎くんにアドバイス。

喜美子ちゃんが大量の注文を受けたことでしばらくはこれで家計も安泰。だから、無理して個展を開かなくてもなんとかなる。それが喜美子ちゃんのアドバイスでした。

一方の三津ちゃんは、川原家の家計の事情も知らなければ、尊敬する師匠がどれほど深く悩んでいるかなど想像ができません。

だから三津ちゃんは八郎くんを前向きに励ますのみ。

第三者から見れば、妻の喜美子ちゃんの方が八郎くんを取り巻く状況を理解した上での、考えぬかれたアドバイスをしているようにも見えます。

三津ちゃんの態度はあまりにも無邪気すぎる。三津ちゃんがどのような言葉を八郎くんにかけるのか、それについてはまだ判明していませんが。

でもきっと、当事者である八郎くんは、喜美子ちゃんと三津ちゃんのアドバイスを、第三者とは逆の受け取り方をするのかもしれません。

喜美子ちゃんの気づかいを余計なお世話と考え、一方の三津ちゃんの無邪気なアドバイスが今の八郎くんの心には響くような気がします。

喜美子ちゃんと三津ちゃん。二人の対照的なアドバイスが、今後のつらくなりそうな展開のフラグなのかもしれません。

感想

サブタイトルが「優しさが交差して」である理由

今週のサブタイトルが「優しさが交差して」である理由。サブタイトルに「優しさ」という言葉が入っている理由がわかったような気がしました。

実を言うと、今回のエピソードが事前に発表されたとき、個展をやめることを八郎くんに提案する喜美子ちゃんに違和感を感じていました。

行き詰まっているならやめてしまえみたいな言い方。ずいぶんと上から視線だなって。

でも、喜美子ちゃんが八郎くんが個展をやめることをすすめた理由がやさしさにもとずいたものであることがわかり、心から安心できました。

八郎くんが個展を開いて稼いでくれたので、これまで経験したことがないような豊かな暮らしができるようになったことを喜美子ちゃんは心から感謝しました。

その恩返しとして、今度は自分が稼ぐから、八郎くんは無理して個展で稼ぐことを考えるのはやめて、元気を取り戻してほしい。

そんな気遣いに泣けました。

八郎くんは喜美子ちゃんの優しい気持ちをしっかりと受け止めたはずです。

だからこそ八郎くんは喜美子ちゃんの優しさに対して、無理をしてでも個展を開くことで応えてしまうのかもしれません。

百合子ちゃんや武志くんからの励ましの言葉も、八郎くんを個展開催へと向かわせることが考えられます。

喜美子ちゃんの優しさ。その優しさに応えようとする八郎くんの誠実さ。この二つの気持ちが、これから空回りしてしまうのでしょうか。

喜美子ちゃんと八郎くんのこれからが心配です。

コメントへの返信 by 朝蔵

信作が現実逃避をしないことを願います(丹善人さん:84話)
信作くんと百合子ちゃん。スムーズにゴールインできそうもないみたいです。周囲は二人の結婚について異論はまったくない絶好の環境なのに。

異論はないのにすんなりとは結婚できない。ここでも「自由は不自由だ!」ですね(笑)

丹善人さんが心配されている信作くんの現実逃避が実際にはじまってしまうのかもしれません。

人口増大に貢献してもええよ(よるは去ったさん:84話)
マクロの視点からの分析から自分の将来を語り出す信作くんと百合子ちゃんの会話。『ひよっこ2』のちよ子ちゃんを思い出しました。

日本の経済動向から谷田部家の農業の悲観的な将来を予想し、それを理由に大学進学を断念すると決めたときのちよ子ちゃんの発言のことです。

川原家を崩壊させたら、全国の主婦から嫌われる(丹善人さん:84話)
おっしゃるとおり、三津ちゃんは全国の主婦から嫌われてしまうリスクがある役ですね。

ということは、そんな残念なことにならない展開が用意されているので、黒島結菜ちゃん、または彼女の事務所は安心して仕事を引き受けたということも考えられます。

駆け落ちしないで下さい(はるみさん:16週)
ブログ主もはるみさんと同じ気持ちです。

仮に、八郎さんが喜美子ちゃんのもとを去ってゆく展開になってしまったとしても、駆け落ちではなく、たった一人で川原家を去ってゆく。

そして三津ちゃんは喜美子ちゃんの弟子でありつづける。そんな展開になってほしいです。

そのような展開であれば、立ち直ることができた八郎くんが喜美子ちゃんのもとに戻ってくるという展開も考えられますからね。

忠実に再現しなくていいです(佐野初世さん:16週)
これまでのブログ主が知るかぎりの朝ドラのパターンから考えて、史実がエグい展開の場合でもドラマはそうはならないことばかりでした。

今回もきっとそうなるに違いない。ブログ主はそう信じています。

朝ドラだからドロドロな別れ方はしないだろう(清水亜希子さん:79話)
朝ドラなのでドロドロの別れ方はしないとは思いますが、ドロドロではない悲しい別れはあるかもしれませんね。

自分の才能の限界を感じて、ひとり寂しく去ってゆくとか。

喜美子31歳、恵梨香31歳(さん:話)
年齢が同じになって、やっと安心して見ることができるようになりましたね。

喜美子ちゃんが中学生のころから、大阪での就職を経て信楽に戻ってきたころまで。違和感の大きさは、朝ドラ史上トップクラスでした。

信作の奥さんになったら・・・百合ちゃんは、呼び方を変えるんでしょうか?(つい しょうこついさん:84話)
結婚したあとも呼び名が「信にい」のままなのはたしかに変ですね。

しかし、百合子ちゃんが「信作さん」とか「あなた」と言ったら、きっと信作くんが違和感を感じることになり「信にい」のままでいい!と言い出しかねない。

そんな気がしています。

スゴイ大胆で意味有り気な会話(みいちゃん命(欅の)さん:84話)
百合子ちゃんと信作くん。本人たちが、その大胆で意味ありげな言葉にドキドキしていたのではないでしょうか。

そのドキドキ感。たくさんの人たちにも伝わったはずです。

浮気だとか裏切りのドラマは朝ドラでは止めて下さい(豊島圭子さん:16週)
これはブログ主の予想というか期待なのですが、八郎くんが三津ちゃんと駆け落ちという最悪の展開はないかなという気がしてきています。

史実はどうあれ八郎くんはそんな性格ではないので。

一度は三津ちゃんと急接近するのかもしれません。でも、一瞬だけとはいえ心がよろめいたことを恥じる八郎くんは、創作への行き詰まりと相まって深い自己嫌悪におちいり、喜美子ちゃんのもとを去ってしまう。

ブログ主が予想しているのはそんな展開です。

<<前回84話 | 次回86話>>

第15週 | 第16週

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ひるたま より:

    「チミツ、チミツ。…」百合子ちゃんの可愛らしい酔いっぷりを見ながら…彼女も常治さんの娘なんだよな~と、ふと思い出しました。「チミツ」に“ハ”が付けば「ハチミツ」八郎さんと三津ちゃんで「ハチミツ」となるのは偶然でしょうか。まぁ既に朝蔵さんもレビューで指摘されているように、三津ちゃんが八郎さんにとって甘い蜜…となる展開は無さそうですが。(^^;)

  2. よるは去った より:

    今からここに記するのも、どうかとは思いましたが、次々回作で杉咲花ちゃんが演じるヒロインのモデルさんについてネットで調べてみたら、どうもあの方も「・・・・・・・」らしいんです。
    子供の時に某外用薬のTVCMや看板で見た印象は「明るいおばあちゃん」だったんですがね。
     人間どこででどんな「憂き目」「苦労」を見ているかわかりませんな。

  3. ときわごぜん より:

    貴美ちゃんの私が稼ぐから個展やらずに休んで。というのは八郎さんにとっては酷な言葉じゃないのかなぁ。貴美子は優しいなと口では言ってましたけど浮かない表情でしたね。お父ちゃんが聞いたら、貴美子それ言ったらあかんで!と、怒るんじゃないかな。貴美ちゃんに才能では越えられたと自覚している八郎さんにとっては、むしろ無邪気に励ましてくれる三津の言葉の方が嬉しいような気がします。
    この二人は恐らく別れるとは思いますが、これは不倫とか言うより創作の方向性が相入れないで距離を置くような気がしますね。

  4. 丹善人 より:

    訂正
    ウェディングドレスじゃなくて文金高島田だったかな。とにかく結婚衣裳のまま

  5. 丹善人 より:

    朝ドラで、「主人公の彼氏が別の女性と駆け落ち」。過去にありましたね。
    しかも物語の初回、結婚式当日、花婿が別の女性と駆け落ちで大間から船に
    乗って行ってしまうのを、主人公はウエディングドレスで追いかけるという。
    そのとき主人公は彼氏の子どもを身ごもっていて、いきなりシングルマザーに
    という展開。
    田畑智子主演、朝ドラ第62作の「私の青空」でした。

  6. 丹善人 より:

    酔っ払った百合子とふだんの三津のテンション、似てますね。
    さすがは唯一の戦後生まれ同士。逆に言えば、三津のテンションは
    ふだんから酔っている状態とか。

  7. よるは去った より:

    百合子「橘さんいう人に会うたよ~・・・・・。」
    どこで会ったか?は、ひょっとして聞くだけ無粋?

    三津「個展成功させましょう・・・・・・先生!絶対成功させましょう・・・・・・。」
    喜美子「今は休んで・・・・・・銀座の個展やらんでもええ・・・・・・。」

    どっちの姿勢が現在の八郎君のためなんですかねえ。